戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第883話 襲撃(前編)

パーカー「ここだな」

 

感染区域から何個かの壁を挟んだ神室町の区域にある廃ビルの屋上にて、ブルーシートから望遠鏡で下にあるビルをパーカーは見ていた。

 

レイモンド『こちらレイモンド、目標地点を確認した。見張りは1人だけだ。これより潜入を試みる』

 

丁度そこへ建物の前にレイモンド、切歌、響が来て、レイモンドが通信で報告する。

 

パーカー「了解。気をつけてくれよ?東京湾に沈められたらたまったもんじゃないからな」

 

レイモンド『ふっ、任せておけ』

 

パーカーの冗談交じりの言葉を聞いて、レイモンドは分かっていて言うのだった。

 

パーカー「まさか奴らの次の狙いがこんなところにあるなんてな」

 

望遠鏡から目を離して、パーカーはコーヒーの入ったカップを持ちながら言う。

 

クリス「ぱっと見はただの金融業者にしか見えねぇけどな」

 

リル「かう~」

 

パーカーに変わって共にいたクリスが望遠鏡を覗き込んで、リルはビニールシートの隙間から建物の中を見ながら言う。

 

パーカー「そういうとこにこそに、バックが反社会勢力なんだよ」

 

そう話す2人にパーカーは言う。

 

実は見張っている場所は東城会配下の組の事務所であり、表では金融会社風に装っている。

 

そして東城会配下の組の事務所こそ、二階堂が狙っている場所なのである。

 

その情報は東城会六代目会長である堂島からで、バイオテロ発生した場所には必ず東城会系の組の事務所があり、そこからゾンビたちが発生しているとのこと。

 

そこで賽の河原から動けない堂島たちから神室町にある大小の組の事務所の場所を教えてもらい、比較的小さい事務所をキラメイジャーの3人とジェシカ、大きい事務所で狙われやすい場所を響たちとリル、そしてパーカーとレイモンドが見張りないし潜入調査する事になったのだ。

 

レイモンド『こちらレイモンド、緊急事態だ』

 

パーカー「んぐ…どうした?」

 

コーヒーを飲んでいたときにレイモンドからの通信が入り、パーカーはすぐにコーヒーを飲み干して返答した。

 

レイモンド『俺たちが来る数十分前に郷田が来て中に入っていったらしい』

 

郷田が建物に入ったとレイモンドは報告する。

 

パーカー「分かった、お前らも中に入ってくれ。多少手荒でも構わないぜ」

 

レイモンド『了解だ』

 

報告を聞いて、パーカーは指示を出すとレイモンドから返事が来て通信を切った。

 

パーカー(なんで郷田の奴が…)

 

なぜ自分達がようやく目星をつけた場所に郷田が先回りして現れたのかをパーカーは考えていた。

 

クリス「ん?お、おい、おっさん!」

 

パーカー「どうした、嬢ちゃん?有名イケメン俳優でも見つけたか?」

 

クリスに呼ばれてパーカーは冗談を言いながら聞いてきた。

 

クリス「冗談言ってる場合か!アイツを見てくれよ!」

 

パーカーの冗談にクリスはまともに突っ込みをいれながらパーカーにある人物を見るように言いながら望遠鏡の場所を譲った。

 

パーカー「ん?どいつだ?」

 

クリス「事務所から左に少し離れた場所だ」

 

望遠鏡を覗き込んで、言われた場所に動かすとそこには事務所へ真っ直ぐ向かう帽子を深く被った人物が歩いていた。

 

パーカー「アイツがどうかしたのか?」

 

言われた人物がパッと見は一般人にしか見えないパーカーはクリスに聞く。

 

クリス「よく見てくれよ。アイツの肌の色」

 

パーカー「んー…あっ!」

 

クリスに再度言われて人物の肌の色を見るとうっすらであるが明らかに人間の皮膚とは違っていた。

 

血の気が引き、まるで幽鬼のような色だった。

 

パーカー「でかしたぞ嬢ちゃん!こちらパーカー、レイモンド聞こえるか!」

 

確実にただの人間ではないと判断したパーカーは無線でレイモンドたちに知らせようとしたが、ノイズ音が聞こえていた。

 

パーカー「おい、レイモンド!応答しろ、おい!」

 

何度か連絡を入れようとするが、ノイズしか帰ってこなかった。

 

クリス「繋がらないのかよ?」

 

そのパーカーの様子から通信が出来ないことを悟って確認する。

 

パーカー「あぁ、そうみたいだ。くそ、こんな時に!すぐに俺らも向か…」

 

肯定して、パーカーは言うと直接知らせようと階段へ向か追うとした矢先だった。

 

リル「かう!かうかう!」

 

何かの気配を感じたリルが慌ててパーカーを蹴り飛ばした。

 

パーカー「うお!?」

 

蹴り飛ばされたパーカーだが、さっきまで居た場所に何かが突き刺さったのか、穴が空いた。

 

パーカー「なんだ!?」

 

?「チッ、バレちまったか。流石は怪獣王だぜ」

 

驚いているパーカーを他所に攻撃した正体が現れた。

 

クリス「てめえは、ビークラッシャーの!」

 

ビーザック「おうよ、ビーザックだ!」

 

現れたのはビークラッシャーの1人、ビーザックが名乗る。

 

ビーザック「悪いが実験の邪魔はさせないぜ」

 

左手のハチの腹を模した武器【ハードックショッカー】を構えながら言う。

 

パーカー「くそ、急いでるってのによ!」

 

起き上がりながらハンドガンを構えるのだった。

バイオハザード5篇について!

  • 明日からでもいいからOTE篇と交互に!
  • OTE篇のあとでいいよ!
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