戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第884話 襲撃(中編)

ビーザック「うおらっ!!」

 

ハードックショッカーでパーカーを突き刺そうとビーザックは接近する。

 

パーカー「うおっと!」

 

自身を突き刺そうと突撃してきたビーザックを回避し、拳銃で射撃する。

 

ビーザック「くくく、そんなもの効くかよ」

 

拳銃の弾をビーザックは掴むと全て床に落とした。

 

パーカー「くそ、B.O.W.以上のバケモンじゃねーか!」

 

拳銃の弾を掴んで受け止めたビーザックにパーカーは言う。

 

クリス「離れてろ、おっさん!」

 

そこへクリスがコンバーターギアを出した。

 

クリス「Killter Ichaival tron……」

 

起動詠唱を唄い、ギアを纏う。

 

クリス「ばーん!」

 

変身完了の決め台詞を決めて臨戦する。

 

クリス「ほだえ…」

 

ニ連ガトリングガンを構えてビーザックを攻撃しようとする。

 

ビーザック「おいお、いいのか?そんな大火力な攻撃をこんな所で撃っちまってもよ」

 

バカにするようにビーザックはクリスに言う。

 

クリス「!?」

 

ビーザックに言われてクリスは気づいた。

 

ビーザック「今撃っちまえば、瓦礫が下の無関係の人間どもに降り注ぐんだぞ?」

 

クリス「くっ!」

 

ビーザックの言う通り、クリスのギア【イチイバル】は大火力を有する。

 

制圧面に関しては右に出る者はいない。

 

しかし今いる場所は廃ビルではあるが、人通りが多い場所にあり、イチイバルの大火力では破壊された瓦礫が周辺に降り注いで、被害が大きくなってしまうのだ。

 

近接戦闘が得意な響や切歌、小火力も出せるキラメイジャーならばまた違う戦いが出きるだろうが、クリスにはそれができなかった。

 

ビーザックはそれが分かった上で襲撃を仕掛けてきたのだ。

 

ビーザック「来ねぇならこっちから行くぜ!!」

 

攻撃できないクリスにビーザックはハードックショッカーを構えて突撃を仕掛ける。

 

リル「ガルガアァァァァッ!」

 

そこへリルがブルーシートを投げてきた。

 

ビーザック「ぬお!?なんだ!?」

 

ブルーシートが覆い被さったビーザックは慌ててしまい動きが止まってしまった。

 

リル「ガアァァァァァァァァァァァァァッ!」

 

ビーザック「ぬおおおおおおおおお!?」

 

ブルーシートを覆い被せたビーザックをリルは尻尾で上空へ打ち上げた。

 

クリス(今だ!)

 

クリス「鉛玉を、喰らいやがれ!!」

 

リルが上空へビーザックを打ち上げたのを見てクリスは二連ガトリングガンと小型ミサイルを発射した。

 

ビーザック「ぐおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

クリスの攻撃を受けたビーザックは爆炎に包み込まれた。

 

パーカー「相変わらずすげぇな。だがこれで…」

 

シンフォギアの威力を見てパーカーはビーザックが倒せたと思っていたが…。

 

ビーザック「チィ、やってくれるぜ」

 

ダメージが入ってはいるが、ほぼ無傷のビーザックが黒煙から現れた。

 

ビーザック「倍返しに…」

 

デスコーピオン『ビーザック』

 

やられた倍返ししようとしたビーザックをデスコーピオンが通信で呼び止めた。

 

ビーザック「なんだ、デスコーピオン!」

 

呼び止められたビーザックは不機嫌になって応答する。

 

デスコーピオン『すでにその区域に楔は打ち込めた。時間稼ぎは十分だ、引き上げろ』

 

ビーザック「これからだってのに。このカリ必ず返してやるからな!」

 

デスコーピオンに言われて、ビーザックはそう言い残して透明化して引き上げて行った。

 

パーカー「一応は助かったのか…」

 

引き上げて行ったビーザックを見て、少し安堵したパーカーだったが、次の瞬間に銃声が鳴り響いた。

 

銃声が聞こえて、聞こえた方向を見ると東城会の組事務所で銃声が鳴り響き、ガラスが弾丸によって割れていた。

 

クリス「遅かったか!」

 

ビーザックに気を取られている内に組事務所が襲撃されたのをみてクリスは言うのだった。

バイオハザード5篇について!

  • 明日からでもいいからOTE篇と交互に!
  • OTE篇のあとでいいよ!

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