二階堂を止めるために感染区域に近い三ヵ所の東城会系の組事務所を見張っていた面々。
その中でパーカーたちが見張っていた組事務所に謎の人物が襲撃する。
先に組事務所に来ていた郷田と突入したレイモンド、響、切歌はその組の組長と組員たちと襲撃に備えるも、組長と組員は謎の人物に噛まれてしまう。
それでも迎撃するのだが、その正体はクリーチャー化した五代目近江連合舎弟頭補佐【林 弘】だった。
意味深な言葉を残し、林は逃走してしまう。
そして噛まれた組長と組員はゾンビ化してしまった。
切歌「ぞ、ぞぞ、ゾンビになってるデス!?」
ゾンビ化して起き上がった組長と組員たちに驚く。
レイモンド「奴が今回の感染源か!」
これまで発生していたゾンビの原因が林であり、それがねずみ算式に増殖して現状の地獄を生み出していたのだ。
組長ゾンビ「ガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゾンビ化した組長が切歌に向かって襲い掛かってきた。
リル「がうがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
しかしそこへリルが窓ガラスを割って乱入、同時に尻尾を組長ゾンビの首に巻き付けてへし折って倒した。
リル「ぐるがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
さらに倒した組長ゾンビを離さず、それをハンマーのように振り回して組員ゾンビに叩き付けて吹き飛ばした。
切歌「リルくん!」
助けに来たリルに切歌は叫ぶ。
パーカー「おい、大丈夫か!」
すると後ろからパーカーの声がして振り向くとロケットに乗ったクリスとパーカーがいた。
レイモンド「パーカー!」
響「クリスちゃんも!」
クリス「さっさとそこから逃げろ!」
パーカー「すでに周辺はゾンビだらけだ!そのままだと取り囲まれるぞ!」
レイモンド「くそ!奴め、見境なく襲って混乱させる気だな!」
林が今度は神室町の住人たちを無差別に襲ってはゾンビ化させ、混乱状態に陥れていると察してレイモンドは言う。
クリス「一旦こっから脱出するぞ!急げ!」
新たに移動用のロケットを出そうとした時、郷田は1人で離れて行こうとする。
クリス「お、おい!どこに行くんだよ!」
どこかへ行こうとする郷田をクリスは呼び止めた。
郷田「これはわしがケジメを付けなアカンことや。邪魔するなや」
そう言って郷田は混乱状態に陥っている神室町の外へ出て行った。
パーカー「ったく、ジャパニーズマフィアはどうして単独で動くんだよ!」
レイモンド「もう奴のことは放っておけ!壁が設置される前に未感染者を出来るだけ救助するぞ!」
言っても止まらない郷田を放置して面々はクリスが出した移動用のロケットに乗り込んだ。
クリーチャー化した林によるパンデミックが起きた頃、ビーザックはとある場所に来ていた。
ビーザック「ったくよぉ!折角良い感じだったのによくも邪魔してくれたな、デスコーピオン!」
怒りを露にしたビーザックはデスコーピオンに文句を言いながら近寄って行く。
デスコーピオン「我らの王である蛇竜様の命令だ。従ってもらう」
文句を言うビーザックにデスコーピオンは淡々と答える。
ビーザック「お前、なんか変だぞ」
淡々と答えるデスコーピオンにビーザックは言う。
デスコーピオン「何がだ?」
ビーザックに言われてデスコーピオンは何のことか分からないのか首をかしげる。
ビーザック「
デスコーピオン「何を言っている。我々を生み出した挙げ句、捨て駒の様に捨てた奴など、復活させて何になる!」
ビーザックに本来の目的を言われて、今度はデスコーピオンが怒りを露にして言う。
ビーザック「で、デスコーピオン?」
いつもと違うデスコーピオンの反応にビーザックは驚く。
デスコーピオン「そんな奴を甦らせるくらないなら…俺を復活させてくださった蛇竜様に忠誠を誓うまでだ!」
そう言ってデスコーピオンはその場を離れて行くのだった。
ビーザック「デスコーピオン…どうしたんだ、お前……」
離れて行くデスコーピオンにビーザックは唖然として見送るしかなかった。
バイオハザード5篇について!
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明日からでもいいからOTE篇と交互に!
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OTE篇のあとでいいよ!