響たちとキラメイジャーが二階堂確保作戦に乗り出した頃、神室町非感染区域に位置するピンク通り、そしてそこの地下に建てられているショーパフ【エイジア】の前に白いコートの男、郷田はいた。
それは東城会系組事務所から出た時の事、事務所から出てすぐに郷田の懐からアラームが鳴り響いた。
懐に手をやるとスマホを取り出すと通話相手の名前を確認してから通話を開いた。
二階堂『兄貴、ご無事で?』
スマホの向こうから二階堂が安否を確かめてきた。
郷田「……いらん世話や」
二階堂『フッフッ、失礼しましたわ』
郷田なら難なく乗り越えられるだろうと分かっていたのか、流石と言うように二階堂は言う。
郷田「ワレ……自分がなにしとるか、分かっとるんやろうな?」
林をクリーチャーにし、バイオテロを引き起こしている二階堂に事の重大さを問う。
二階堂『……もちろんですわ。兄貴にも手伝ってもらお思うとるんです』
悪びれもなく、二階堂は郷田に言う。
郷田「なら……顔を見せてもらわなアカンな」
二階堂『ピンク通りにエイジアいうショーパフがあります。そこでお見せしたいもんが』
郷田に言われて二階堂は次なる場所を教える。
郷田「お前もそこにおるんやろな?」
二階堂『当たり前ですわ。兄貴のお越しを首長ぉしてお待ちしとりますさかい……ほな』
自身もそこで待っていると言って二階堂は通話を切った。
二階堂との通話後、郷田は隔離地域になった地区を抜けるために襲い来るゾンビやB.O.W.たちを迎撃し、途中取り残された民間人や自衛隊隊員たちを助けながら何とか抜け出してエイジア前までたどり着いのだ。
店長「あんな、ウチの店に用かい?」
店の名前を確認したら郷田が入ろうとすると店前にいた店長らしき男性が聞いてきた。
店長「今、中に銃を持った連中が来てる。私なんか店長なのに追い出されたんだ」
そう言う店長はどうやら店を二階堂たちに占拠されてしまったことを嘆いていた。
店長「店に入ったら殺されるかもしれない。それでもいいのかい?思い残すことはないのかい?」
丸腰だろうと思って、心配して店長は郷田に聞く。
郷田「心配いらん。入らせてもらうで」
店長「そこまで言うならもう止めないけど……」
郷田の答えを聞いて店長はもう止めないと言う。
店長「あ、そうだ!あんなにこれを……自衛隊が店前に置きっぱなしにしてたんだ」
銃を持った二階堂たちに立ち向かえるように店長は自衛隊が店前に置きっぱなしにしていた手榴弾を渡した。
店長「戦争に行った祖父が言ってたんだ。"敵が見えない時は手榴弾を投げ込め"……と。言われる度に"手榴弾なんか持ってねーよ"って思ってたんだけど、まさかこんな日が来るとはね」
世界大戦時に祖父が言っていたことが現実になったことを皮肉るように店長は言う。
店長「まあ、役には立たないかもしれないけどもしもの時は、使ってくれ」
郷田「あぁ。おおきにな」
店長の気遣いに感謝しながら郷田はエイジア店内に入って行く。
その顔は事によっては自分がケジメをつける覚悟が滲み出ていた。
店長「大丈夫だろうけど、気をつけてくれよ。さて、次のお客を迎え入れなくてはな」
店内に入って行った郷田を見て店長は手品のように赤いバラを出すと向かってくるクリスたちを見て言うのだった。
バイオハザード5篇について!
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明日からでもいいからOTE篇と交互に!
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