それは一人の漢による逆恨みから始まった事件だった。
裏社会では知らないものはいないと言われる【嶋野の狂犬・真島吾朗】、【東城会六代目会長・堂島大吾】、【冴島組組長・冴島大河】、【元近江連合郷龍会二代目会長・郷田竜司】。
多くの漢たちが戦乙女と異世界の戦士と共にケジメをつけようと動く中、神室町に一人の伝説の漢が戻ってきていた。
自らの大切な者を助け出すために…。
神室町秦平通り前。
蛇竜率いる怪人軍団もしくは、オンラキがいつ襲撃してくるか分からないとして、自衛隊と警官たちが警備に当たっていた。
記者「責任者出てきてくださいよー!」
記者「こんな封鎖、違法でしょうがー!」
記者「あんたら分かってんのかー!」
記者「街がゾンビに襲われてるって真実なんでしょう!?」
記者「噂ではゾンビ以外にも怪人が暗躍しているとは本当なんですか!」
記者「許されないぞ、こんなことー!」
記者「日本は法治国家だぞ!」
自衛隊と警官に向かって、集まっていた記者やカメラマンやテレビ記者たちが言う。
記者「ん?おい、あの男」
質問攻めにしていた記者の1人が向かって来るの男を発見し、隣にいたカメラマンに言う。
記者「東城会の…」
記者「でも、たしか街を出たんじゃ…」
それに釣られて次々に記者たちは男を見つけると驚愕した顔になり、道を空けていく。
その男…いや、漢は彫りが深く、それでいて威圧的な鋭い目元が印象的な精悍な顔立ち、髪型は短髪を逆立てたオールバック風で、顎に薄っすらと髭が蓄え、襟を立てたワインレッドのシャツの上にライトグレーのスーツ、白い蛇柄のエナメル靴を着用しており、体格はスーツの上からでも分かる常人より比較的長身で非常に筋肉質であった。
若い警官「おい、そこの!止まれ!」
向かって来る漢に若い警官が呼び止めるが、漢は無視して進んでいく。
ベテラン警官「よすんだ。やめとけ」
再度呼び止めようとした若い警官をベテラン警官が止めに入る。
若い「は?なんなんです?」
止められたことに不服な若い警官は聞く。
ベテラン警官「あいつが、堂島の龍だ」
漢を知っているのか、ベテラン警官は【堂島の龍】と呼んだ。
若い警官「え!?」
堂島の龍と聞いて若い警官は驚く。
ベテラン警官「神室町の伝説の極道……桐生一馬」
そう、この漢こそ【元東城会四代目会長】【堂島の龍・桐生一馬】その人である。
桐生「……」
立ち入り禁止のテープ前まで来た桐生は感染エリアを隔てる壁を見上げ、携帯を取り出すとどこかに連絡を入れる。
すると2台のトラックが猛スピードで走ってきていた。
記者「おいどけ!早く!」
猛スピードで走って来るトラックに驚いて記者たちはその場を離れる。
警官「た、退避!退避ぃー!!」
警官と自衛官たちも猛スピードで突っ込んでくるトラックにぶつかる前に退避する。
邪魔が居なくなったトラックは柵を破壊して壁に激突、人一人が入れる隙間を作り上げた。
ヤクザ「よ、四代目…神室町を、頼んます………」
突撃したトラックの運転席から頭に血を流しているヤクザの一人が弱弱しく桐生に言う。
桐生「ご苦労だった」
下手すれば死んでしまう役割をこなしたヤクザに桐生は言う。
若い警官「貴様ぁ!こんなでたらめ……」
壁を破壊するように指示を出した桐生に、若い警官が掴みかかったが桐生はその腕を掴んだ。
桐生「今の俺に触るな」
若い警官の腕を掴んだ桐生はそう言って静かなる怒りを向ける。
桐生「なにをするか、わからねえぜ」
そう言って桐生は若い警官の腕を掴む自身の手に力を入れて突き放して、感染エリアへ入っていった。
中にはすでにゾンビが何体もいたが、桐生は気にせず進んでいくと1体のゾンビに肩がぶつかった。
桐生「おい。どこに目ぇつけてんだ?うおらあ!!」
なんの戸惑いもなく桐生はゾンビを殴り飛ばした。
それを近くのゾンビたちが見ており、桐生に集中する。
桐生「かかってこいや。まとめて面倒見てやるぜ」
今回の首謀者への怒りを露にしながら桐生は拳を握り、ゾンビたちに立ち向かう。
そんな桐生の姿を見る小さな蜂がいた。
蜂は素手でゾンビに立ち向かう桐生を見てどこかへ飛び去っていく。
飛び去った蜂がたどり着いたのはビーザックの手であった。
ビーザック「なるほど、伝説の極道が来たか。ご苦労だった。引き続き見張りをしろ」
桐生が来たことを蜂から聞き取ったビーザックはそう言うと蜂を再度離した。
ビーザック「デスコーピオンに報告しないとな。堂島の龍が帰ってきたってな」
蜂を再度離したビーザックは桐生が来たことを報告するために消えるのだった。
バイオハザード5篇について!
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明日からでもいいからOTE篇と交互に!
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OTE篇のあとでいいよ!