戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第899話 呼ばれし者たち

桐生「静かだ…」

 

ミレニアムタワーに入った面々はゾンビのうめき声すらしない静かさがあった。

 

真島「なんや、外におった奴らだけかいな?」

 

迎撃のゾンビがいないことに真島は少し残念がって言う。

 

クリス「BSAAと自衛隊の陽動に引っかかってくれてるって考えたいんだけどな」

 

大半のゾンビやB.O.W.はBSAAと自衛隊による陽動攻撃に誘導されていると考えたいとクリスは言う。

 

するとタワーに設置されているエレベーターの一基のドアが開いた。

 

郷田「誘っとるようやな」

 

冴島「どうする?」

 

エレベーターが開いたのを見て、二階堂たちが誘っていると判断してそれを踏まえた上でどうするかと聞く。

 

キラメイレッド「例え罠でも行くしかないよ!」

 

罠でも行くしかないと決めて、キラメイレッドが言うとリルが先行してエレベーターを確認しに行く。

 

リル「かう?」

 

壁沿いになって、リルは恐る恐るエレベーター内部を確認する。

 

リル「かうかう」

 

エレベーター内部に入り、匂いや気配から安全だと判断したリルは大丈夫だと合図を送る。

 

キラメイイエロー「中に罠は無さそうだな」

 

桐生「行くぞ」

 

リルの合図を見て、罠がないことを確認した面々はエレベーターに乗ろうと向かう。

 

先行で入ったリルに続いて桐生と郷田が乗った瞬間、突如エレベーターが閉じてしまった。

 

キラメイグリーン「え、嘘!?」

 

切歌「リルくん!!」

 

エレベーターが閉じてしまったのを見て驚いた面々はドアを叩く。

 

キラメイブラック「いや、よく見ろ。上へ向かっている。どうやら中でどうこうするとは違うようだ」

 

エレベーターが今いる階層を示す数字が光り、登っていることをキラメイブラックが言う。

 

冴島「最初っから桐生と郷田、そして小僧だけを連れ去る気やったようやな」

 

真島「見事に分断されたようやな」

 

最初から桐生、郷田、リルが狙いであり、戦力の分断が狙いであったことを悟る。

 

キラメイイエロー「で、どうすんだ?」

 

真島「どうするってそらお前、歩いていくしかないやろ」

 

他のエレベーターは動いてないことをボタンを押しながら、聞かれた真島は非常用の階段を指差して言う。

 

クリス「いや待て待て!何十階ってあるこのタワーをまさか階段使って行く気か!?」

 

階段で追いかけようと言い出した真島にクリスが言う。

 

冴島「それしか方法はないやろうな」

 

クリス「無理に決まってんだろ!!」

 

真島「なんや、国連のタスクフォースのくせに体力ないんか?」

 

クリス「お前らやそこの特訓バカに比べたらアタシは普通だよ!!」

 

全60階という高層タワーであるミレニアムタワーを歩いていこうと提案する真島と冴島にクリスは響を指差して言う。

 

響「ちょっと、クリスちゃん?今のひどくない?」

 

特訓バカと言われて響はちょっとショックを受けているのか、悲しそうに言う。

 

キラメイレッド「あ、じゃあこうしようよ!」

 

埒が明かないと判断したキラメイレッドがある提案する。

 

 

 

その頃、分断された桐生、郷田、リルは……。

 

桐生「どうやら完全に分断されたみたいだな」

 

途中階層のボタンを押しているが、全く反応しないことに分断が目的であり、ミレニアムタワーのとある階層へ誘導されていることを察する。

 

郷田「テツのことや。ワシとお前だけを連れてくる気やったんやろうな」

 

リル「かう」

 

桐生「オマケつきだがな」

 

自分たち2人だけをつれてくるはずが、リルまでいることは予想だにしていないだろうと語る。

 

するとエレベーターは58階で止まり、ドアが開いた。

 

桐生「ここは…」

 

エレベーターから降りた桐生たちは辺りを見回すと近くにある部屋が明るくなった。

 

郷田「あそこがイベント会場のようやな」

 

明るくなった部屋を見て、そこがイベント会場だと郷田が皮肉ると向かっていく。

 

桐生「ん?」

 

イベント会場に近づいた桐生は入口付近であるものを見つけた。

 

スーツを着て、武装した男性たちの死体だった、それも1人や2人ではない、7~8人はいた。

 

桐生「こいつらは真島の兄さんのところの…」

 

死体を見て、桐生は彼らが真島組の組員であることを確認する。

 

郷田「一撃で首を噛み千切られとるな…向こうは相当な手練れのようやな」

 

自衛隊ではないにしろ、死線を潜り抜けてきた粒ぞろいの精鋭である真島組の組員たちが一撃で首を噛まれ、抵抗空しく倒されていることに郷田は相手が相当な手練れであることを察する。

 

桐生「なんであれ行くしかないようだな」

 

郷田「せやな」

 

リル「かう」

 

何が待っているか分からないが、向かうしかないと覚悟を決めて中へ入るのだった。

バイオハザード5篇について!

  • 明日からでもいいからOTE篇と交互に!
  • OTE篇のあとでいいよ!
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