戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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本編前にちょっと待って

ダラケー「どうも~、皆様。ダラケーでございマシュ。本日より本編を日曜日に更新します。理由は活動報告でも言いましたが、リアルの仕事が忙しくなりまして、今までみたいに金曜日投稿が難しくなりました。ご迷惑をおかけしますが、把握のほど、よろしくお願いいたします。では、本編をどうぞ!」






















第903話 憧れだった龍

ミレニアムタワー60階。

 

最上階となるこの階はスイートルームか、パーティー会場のよいな豪華さがある造りで、奥にある神室町一望できる部屋に人質になっている遥と、遥の頭に拳銃を突き付けた二階堂、後ろのソファーに座っているDDがいた。

 

そんな3人の前に58階からゾンビたちを蹴散らし、登ってきた桐生、郷田、リルたちが来ていた。

 

遥「おじさん!」

 

桐生を見て遥は叫ぶ。

 

桐生「遥……!」

 

人質となっている遥を見て、桐生はほんの刹那だが動揺する。

 

そんな桐生を見て、二階堂は短く笑う。

 

二階堂「そうですか。お三方が手組んではるんやったら、林なんぞには荷ぃ重過ぎますわな」

 

東と西の龍の異名を持つ漢と、二代目であるが地球最強の王が手を組んだことを察して言う。

 

桐生「二階堂」

 

遥に拳銃を突き付けている二階堂に桐生は視線を移す。

 

二階堂「桐生さん。こうして言葉を交わすんは初めてですわ。お顔はよくご存知ておりましたがね」

 

自身が憎んでいる相手である桐生に、二階堂は丁寧ながらも余裕のある態度でいう。

 

郷田「おう。その子ぉを離せや、テツ。そしたら……お仕置きやさかいな」

 

ガトリンガンを構えて郷田は、二階堂に遥を解放するように言う。

 

二階堂「ま、ええやろ」

 

郷田に言われた二階堂はドスを取り出すと、遥を縛っていた縄を切った。

 

解放した遥に二階堂は姿勢を低くし、視線を合わせる。

 

二階堂「ほれ、おっちゃんのとこ行き」

 

視線を合わせた二階堂は遥に言う。

 

言われた遥は少し不安になりながらも桐生たちの方へ歩んで行く。

 

郷田「えらい素直やな」

 

あっさりと遥を解放した二階堂に郷田は感心するように言う。

 

二階堂「そりゃま、あんたはわしの目標やったお人ですから。決して手の届かん目標やった。そらそうや、ただの人間が龍なんて化けモン相手にそんな大それた話ですわ。せやけで……今、目の前におるんはその脱け殻のただのボンクラや」

 

手の届かない雲の上の存在でありながらも目標とし、憧れた存在はかつて郷田であり、現在の郷田は脱け殻のボンクラと揶揄する。

 

郷田「今日はえらいおしゃべりやな、テツ」

 

自身を貶していながらもまだ憧れとしている二階堂に郷田は挑発するように言う。

 

二階堂「気安いで、郷田!」

 

かつての憧れだったという自身を呼び捨てにし、素を見せた二階堂を見て郷田はニヤリとする。

 

二階堂「わしは郷田龍司をこないにした東城会を……桐生一馬を見過ごせんかった。桐生さん、わしは話したこともないあんたを殺したいほど憎んどる。せやけど……」

 

リル「かう?」

 

喋っている二階堂の言葉を聴きながらリルは何かが屋根から気配を感じて見回す。

 

二階堂「殺すだけでは足りん。まずは……目の前で大事なもん奪ったる」

 

桐生「遥、走れ!」

 

ただで解放するはずがなく、何かあると警戒していた桐生は遥に言うと、自身も走り出す。

 

アラハバキ「グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

中央で2人が来た瞬間、屋根に張り付いていたアラハバキが降りて、2人に覆い被さろうとした。

 

リル「ガルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

そこへリルが跳んできて、覆い被さろうとしたアラハバキの顔面に蹴りを繰り出して、アラハバキを二階堂の方へ蹴り飛ばした。

 

蹴り飛ばされたアラハバキは二階堂のすぐ隣を通りすぎてガラスを突き破って約240m以上の高さから真っ逆さまに落ちていった。

 

しかし、遅れて新たに金、銀の体毛を持ったアラハバキが降り立った。

 

銀色のアラハバキ「グウォオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

降り立った2体の内、一番近くに降り立った銀色のアラハバキが爪で桐生と遥に襲いかかる。

 

郷田「桐生!」

 

援護が間に合わないと思った郷田が叫ぶ。

 

桐生「ぬ、く…うおぉら!!」

 

しかし桐生が素手で銀色のアラハバキの攻撃を受け止めるとそのまま投げ飛ばした。

 

投げ飛ばされた銀色のアラハバキは空中で一回転して体勢を整えてノーダメージで着地すると金色のアラハバキと合流する。

 

郷田「さすがや」

 

化け物相手にも怯まない桐生を見て、郷田は言う。

 

桐生「もう大丈夫だ、遥」

 

銀色のアラハバキを投げ飛ばした桐生は遥の方を見て言う。

 

遥「うん!」

 

無事な会えた桐生を見て遥は頷く。

 

桐生「よく頑張ったな」

 

怖い思いをした遥に桐生は、子供をあやす父親のように優しく言う。

 

桐生「二階堂。てめえは言葉で言ってわかる奴じゃねえ。それに俺ももう……言葉で済ますつもりはねえ!」

 

遥を後ろに行かせ、ショットガンを構えながら桐生は二階堂の方を見て睨み付ける。

 

金狼・銀狼「「ガルルルル…ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」」

 

構えた3人に【アラハバキ最終形態・金狼】と【アラハバキ最終形態・銀狼】が雄叫びを上げるのだった。

バイオハザード5篇について!

  • 明日からでもいいからOTE篇と交互に!
  • OTE篇のあとでいいよ!
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