アラハバキ最終形態金狼と銀狼の2体を撃破した桐生、郷田、リルの3人。
すると後ろから拍手のような手を叩く音が聞こえて振り向くと、そふぁに座っていた二階堂が拍手をしていた。
二階堂「お見事です。負けましたわ。完敗や」
切り札である金狼と銀狼が倒されながらも二階堂は慌てるどころか堂々とした態度で敗けを認めた上で、3人に賛辞を送る。
二階堂「せやけど……怪獣王は兎も角、あんたらはやっぱりそうやないとあかん」
例え人間に非ずの化け物が相手であっても圧倒するその強さこそが、堂島の龍と関西の龍と詠われた2人であると言う。
郷田「寝ぼけたこと言わんと…年貢の収め時や」
もはや堅気となった自身と桐生には、この強さは無用の長物であると言うとガトリングガンの銃口を向ける。
郷田「最期に言い残すことは?」
二階堂「わしに死ぬ覚悟がないとでも?ワレ、何年わしのこと見てきたんや?郷田!こっちはハナっから命がけや!命がけで……わしゃあ、あんたに惚れとったんや!」
命がけでバイオテロを引き起こしたのは全て、自身が惚れた【関西の龍・郷田龍司】を取り戻すためにしたことを言う。
郷田「とんだ迷惑や」
行きすぎた信奉をされて郷田は言う。
二階堂「撃てや。兄貴に撃たれるんなら本望ですわ」
郷田「テツ」
覚悟を決めている二階堂に郷田はそれに覚悟に答えるように発砲しようとする。
その時だ。
DD「あー、悪いけど……私の方にはまだ切り札があるんだ」
二階堂「なんやと?ワレ、そんなもん……」
知らされていないのか二階堂は詰め寄ろうとした矢先、DDは拳銃を取り出して発砲した。
二階堂「な、なんやこれは……?」
腹部に刺さった針から自身の身体に入ってくる異様な感覚に二階堂は聞く。
DD「タナトスだよ。新型のね」
二階堂に撃ち込んだのは新型のタナトスであるとDDは言うと止めを刺すように二階堂の頭を撃ち抜いた。
郷田「テツ!」
新型のタナトスを撃ち込まれ、頭を撃ち抜かれて倒れた二階堂を見て郷田は叫ぶ。
桐生「てめえ……!」
漢の、極道の覚悟を決めていた二階堂の思いを踏みにじる行為をしたDDに桐生は怒りを向ける。
遥「おじさん、あの人が……」
驚いている遥に言われて二階堂を見ると、頭を撃ち抜かれて即死したはずの二階堂が動き始めていた。
郷田「お前も……!?」
二階堂も林と同じくB.O.W.化し始めているのを見て郷田は驚く。
DD「よくやってくれたよ、二階堂は。彼のおかげでタナトスはまた改良された。この数日、貴重なデータが山ほど取れたからね」
起き上がる二階堂を見ながらDDは感謝を述べる。
桐生「てめえは何を……?」
二階堂とは全く違う目的を持っているDDに桐生はその目的を聞く。
DD「信じないだろうけどタナトスに感染するのは、T-ウィルスのような悪夢じゃない。むしろ最高に幸せなことなんだ」
聞かれたDDはそう言って、タナトスについて語りだした。
DD「タナトスの原種となった菌は動物の体液を媒介にして広がっていく。でも、その一番の特徴はね……宿主の脳内に大量のエンドルフィン、つまり脳内麻薬を分泌させることにあるんだ」
それを聞いて桐生、郷田、リルは東城会系組長と林のある言葉を思い出した。
組長『こいつは、気持ちいい……!』
林『なんやえろう気持ちええ……!』
噛みつかれたり、撃たれたりして痛いはずなのに気持ちいいと言っていたのは、タナトスによりエンドルフィンを大量に分泌して多幸感を味わっていたからだ。
DD「宿主はその身悶えするような幸福感と他の者と分かち合おうとするようになる。タナトスがそうさせるんだ、自分達の種を広く残すためにね。そしてそれはどこまで広がっていく、魅惑的で蜜のような甘美な死がね」
自身の目的、それはタナトスによる甘美な死を世界中に広げるためにあると語るDD。
DD「さあ二階堂、君の大好きなその2人に、そしてあのお方の邪魔をする怪獣王も甘美な死を与えてやるんだ」
二階堂「グオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
DDがタナトスによる目的をいい終えると元の体型を保っているが、両手が鋭く異形になり、赤い目、身体中に走るように浮かび上がる血管を持っている二階堂が雄叫びを上げる。
郷田「くっ!」
桐生「ちっ!」
リル「グルルルル!」
B.O.W.として起き上がった二階堂に構えると、二階堂は高速で移動すると噛みついた、DDに。
DD「は?」
噛みつかれたDDは訳が分からないでいるのだった。
バイオハザード5篇について!
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明日からでもいいからOTE篇と交互に!
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