戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「さぁ、最終決戦の始まりだよー!」

ガウ「がうー!」

クリス「ちゃんとみてくれよ?」


第105話 S2CA・ヘキサゴンバージョン

アダム「勝つ?ふざけるな。お前らに僕は倒せないよ!!」

 

一斉に装者たちに襲い掛かるアルカ・ノイズたち。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

襲い掛かってきたアルカ・ノイズを殴って貫く。

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

二刀を連結させ、青い焔を纏ったアームドギアを回転させての一閃―『風輪火斬・月煌』でアルカ・ノイズを一気に倒す。

 

クリス「おらおらおら!!」

 

二丁拳銃でアルカ・ノイズを次々に貫く。

 

マリア「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

左腕から短剣を円状に展開し高速回転させ竜巻を纏いながら対象に突撃し攻撃する『TORNADO†IMPACT』でアルカ・ノイズを撃破する。

 

切歌・調「「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

切歌と調は互いのアームドギアを合体させてコマのように高速回転してアルカ・ノイズを切り刻む。

 

響(IF)「邪魔…するなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

自身の前に立ちはだかるアルカ・ノイズを響(IF)は流星の如く貫いていく。

 

奏「わりいが一気に行かせてもらうぜ!!」

 

穂先を回転させた槍が生み出す竜巻で周囲の空間を吹き飛ばす『LAST∞METEOR』を繰り出してアルカ・ノイズを吹き飛ばす。

 

全員が歌ってフォニックゲインを上げているので威力がかなり上がっているが…。

 

 

 

友里「装者6人によるユニゾンでフォニックゲイン上昇!」

 

藤尭「だけどエクスドライブを起動させるにはまだほど遠く…」

 

上がっているがエクスドライブを起動させるにまではいかなかった。

 

 

 

アダム「使わないのかい?エクスドライブ。いいや使えない。ここにはないからね。奇跡を纏えるだけのフォニックゲインは!!」

 

自身の前に来た響の攻撃をかわしながらアダムは言う。

 

響「それでも!!」

 

両腕をドリルにして突っ込む。

 

アダム「あまい…!?」

 

シールドを展開しようとするアダムだが自身の腕が上がっていないことに驚いて見ると黒い何か―ゴジラの尻尾が絡まっていた。

 

ガウ「がう!」

 

意識を取り戻したガウがアダムのシールドを張るのを防いでいたのだ。

 

アダム「ゴジラ…まだ死んでいなかったのか!?」

 

まだ生きているゴジラに驚いているアダム。

 

響「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

アダム「!?」

 

響の拳がアダムを捉えて吹き飛ばした。

 

響「ガウくん!無茶して!!」

 

ガウ「がうがう~」

 

響に言われてガウは響自身も無茶してるっと言うように鳴く。

 

響「すぐそこで休んで」

 

近くの場所に休むように言うがガウは首を横に振って断った。

 

響「なら、まだいける?」

 

ガウ「がう!」

 

強く頷くガウ。

 

アダム「やってくれるね…君たち!!」

 

吹き飛ばされて瓦礫に埋もれていたアダムは邪魔な瓦礫を吹き飛ばして姿を現した。

 

響「まだ生きてる!?」

 

今ので倒したと思っていたが生きていることに驚く。

 

アダム「そうさ。でも力を失っているのさ僕は」

 

怪しく輝くアダムの目、そして失っている左腕が再生した。

 

アダム「だから保っていられないのさ僕は…僕の完成された美形をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーー!!」

 

アダムの姿が変わっていく。

 

ミノタウロスに似た巨漢の姿に、いくつもある目をしたその姿はもはや人間でも人形でもない…先史文明以前に『造物主』と呼ばれる存在によってヒトのプロトタイプとしてつくられたモノ…すなわち原初のアダム。

 

アダム「知られたくなかった人形だと。見せたくなかったこんな姿を。だけど頭に角を戴くしかないじゃないか!僕も同じさ負けられないのは!!」

 

そう言ってアダムは全体にエネルギー波を放った。

 

エネルギー波によりアルカ・ノイズは消滅するが装者たちは跳躍して回避しながら響たちの元に集った。

 

アダム「務まるものか。端末と創られた猿風情に。わからせてやる。より完全な僕こそ支配者だと。そのために必要だったのさ。彼らと並び立てる神の力を」

 

「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」

 

巨漢な体に似合わず一瞬で響たちの前に移動するアダム。

 

アダム「ぬあぁっ!!」

 

殴りかかってきたアダムに装者たちは一斉に散る。

 

アダム「逃がすものか!!」

 

翼「くっ!?」

 

殴りかかったアダムに翼は咄嗟にアームドギアを大きくしてガードする。

 

次に繰り出されたアダムの攻撃を跳躍してかわそうとするが…。

 

翼「なに!?」

 

跳躍した翼をアダムは尻尾を伸ばして捕らえると地面に叩き付けた。

 

奏「翼!!」

 

アダム「他人の…」

 

奏「な!?」

 

アダム「心配をしている暇があるのかぁ!!」

 

奏「ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

一緒んで背後を取られた奏はアダムの拳により吹き飛ばされてしまう。

 

調「切ちゃん!!」

 

切歌「分かってる…!?」

 

アダムに向かおうとした調と切歌は後ろから聞こえた音に反応して振り向くとそこには電話があった。

 

調「なんでこんな所に電話が!?」

 

調・切歌「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

電話があることに驚いているとアダムがラリアットをかまして2人を薙ぎ払う。

 

さっきの電話はアダムが作り出したものでよくサンジェルマンたちとの通信に使われていたが今回は囮に使用してきたのだ。

 

クリス「こんおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

二丁のガトリング砲でアダムを攻撃するが効いてはいない。

 

響(IF)「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

マリア「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

アダムの後ろから響(IF)とマリアが攻めかかるがアダムは察知して2人を掴むとクリスに向かって投げた。

 

クリス「だいじょう…!?」

 

2人をキャッチして言っているとアダムが目の前までに迫っていた。

 

アダム「ぬうらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」

 

アダムの攻撃で吹き飛ばされてしまう3人。

 

ガウ「がう!!」

 

響「みなさん!!」

 

アダム「遅い!!」

 

響「しまっ…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ガウ「ぐうわう!!」

 

アダムの攻撃に響とガウは投げ飛ばされて地面に叩き付けられてしまった。

 

響「力負けている…」

 

自分たちの力が負けている…それだけアダムのパワーが上なのだ。

 

サンジェルマン『まだだ!ゴジラ、立花響!!』

 

サンジェルマンの声が聞こえて見ると視線の先にサンジェルマンの銃があった。

 

響「イチかバチか!!」

 

ガウ「がう!」

 

サンジェルマンの銃に向かって駆け出す響とガウ。

 

アダム「何をするつもりだったのかな?サンジェルマンのスペルキャスターで!!」

 

響とガウより先にサンジェルマンの銃の前にアダムが現れて掴んで握り潰すとその手にエネルギーを出すと光線を発射した。

 

響「くっ…Gatrandis babel ziggurat edenal…」

 

アダムの光線を響とガウは受け止めると絶唱を始めた。

 

すると響とガウを支えるように翼たちが来た。

 

翼「S2CA・ヘキサゴンバージョンを!」

 

クリス「応用するってんなら!」

 

調「その賭けに!」

 

切歌「乗ってみる価値はあるのデス!」

 

奏「アタシと異世界の響のギアには翼たちみたいなのは無いがその賭けに乗るぜ!!」

 

響(IF)「やられっぱなしじゃつまんないから…」

 

S2CA・ヘキサゴンバージョン…かつてキャロルのフォニックゲインに異なるS2CAにて対峙した、それが

 

『S2CA・ヘキサコンバージョン』である。

 

そしてそれは、響が束ねた力をマリアが制御し、 負荷をイグナイトで抑えるだけでなく6人に再配置するという、 フロンティア事変の終局にやってのけた奇跡を、 コンビネーションアーツとして再現するという離れ業であ

 

今回はそれをサンジェルマンの銃のエネルギーで代替えしようとしていたのだ。

 

「「「「「「「「Gatrandis babel ziggurat edenal…Emustolronzen fine el baral zizzl…Gatrandis babel ziggurat edenal…Emustolronzen fine el zizzl…」」」」」」」」

 

8人同時に絶唱を歌う。

 

 

 

藤尭「無茶だ!フォニックゲイン由来のエネルギーじゃないんだぞ!!」

 

響たちの行動に藤尭は言う。

 

フォニックゲイン由来ではない錬金術で代替えなど無茶レベルではない、下手をすれば何が起きるか分からないのだ。

 

友里「このままではギアが耐えられず爆発しかねません!」

 

エルフナイン「その負荷はバイパスを繋いでダインスレイブに肩代わり!触媒として焼却させます!!」

 

藤尭「でも可能なのか!?」

 

友里「可能にする!それが宙具の守りよ!」

 

藤尭「四の五の言う余裕もなさそうだ…!」

 

ダインスレイブでギアにかかるギアの負担を減らそうと作業を始める。

 

エルフナイン「本部バックアップによるコンバートシステムを確立!響さん!!」

 

作業が終わり叫ぶエルフナイン。

 

 

 

響「バリアコーティング…リリース!!」

 

「「「「「「「「抜剣!ラストイグニッション!!」」」」」」」」

 

同時に『抜剣ライトニングにッション』を発動する。

 

アダム「程がある悪足掻きに…受け入れろ完全を!!」

 

あの黄金錬成を繰り出すアダム。

 

黄金錬成により全員の姿が消えてしまった。




マリア「それでは次回を…」

翼「お楽しみにな」

切歌「って今回は何もないんデスか!?」

調「ネタ切れかな?」

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