戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第915話 悪夢再び

クリス「俺たちはチームだ。側を離れるな」

 

レイナードから装備を受け取り、裏から肉屋を出るなりクリスはマリアたちに言う。

 

シェバ「了解。でも女だと思って甘く見ないでね」

 

女だから気遣っていると思っているとシェバは言い、マリアは同意するように頷く。

 

ホロ「ウォウ、ウォウ!」

 

いつの間にやら先に歩いていたホロが裏道の先で何かを見つけたらしく鳴いて3人を呼んだ。

 

マリア「どうしたの、ホロ?」

 

シェバ「なにか見つけたようね」

 

呼ばれた3人はホロの方へ向かうと、首を斬られ、カラスがつつき、ハエがたかっている動物の死体が転がっていた。

 

マリア「酷い…」

 

動物の死体を見てマリアは言う。

 

いくら発展途上国であっても事故死した動物の死体ならまだしも、明らかに人為的に、しかも首を斬って殺し、それを道端に放置していたら、いくらマリアでも僅かながらもショックを受けないはずがない。

 

クリス「まだ暖かい……どうしてこんな所で?」

 

死体を調べていたクリスは死体がまだ暖かく殺されて時間が経っていないことを言いながら、なぜこんな道端に放置されているか気にしていた。

 

すると3人が気づいていない隙に、死体の隣ある住宅から人影が去って行く。

 

ホロ「ウォウ!」

 

人影に気づいたホロは部屋に入ると奥へ単独で向かってしまった。

 

マリア「あ、ちょっと、ホロ!?」

 

クリス「追うぞ!」

 

単独で行ってしまったホロを追いかけ、住宅に入ると棚に蝋燭と頭蓋骨が飾られていたが、気にせずにホロが開けたであろう扉を進んで奥へ向かう。

 

シェバ「うっ!」

 

奥にある広めの部屋にはいると、3人は顔をしかめる。

 

右側の前と後ろの足を天井に片足を吊り上げられ、左側の両足を釘のようなものでテーブルに打ち付けられ、首元辺りを大きく斬られた獣の死体が置かれていた。

 

マリア「なにこれ、何かの儀式?」

 

さっきのより惨たらしく殺されている獣の死体を見て、儀式かなにかと言う。

 

あまりいいものでもなく、すぐに部屋を出た瞬間だった。

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

シェバ「今のは悲鳴?」

 

男性の悲鳴が響き渡り、声の主がいる場所を探す。

 

マリア「あの建物からだわ!」

 

再度聞こえてきた悲鳴で、目の前にあった建物だと分かり、急いで向かい階段を上るとクリスを先頭にドアを蹴破って部屋に突入した。

 

部屋に入ると3人の男性がおり、内2人が1人の男性を地面に押さえつけていた。

 

その内の1人が肉塊の様なものを取り出して、押さえつけられている男性の口を無理矢理開くと、肉塊を口にねじ込んだ。

 

クリス「何をしてる!?」

 

何かをねじ込んでいるのを見てクリスが制止するように言いながら銃を向ける。

 

一瞬だけ、人間ならざる何かが見えていたが、すぐに引っ込めて3人の方を向いて睨むと2人はさっさと退散していった。

 

マリア(なに、今の連中…どこかで感じたような薄気味悪さだった)

 

さっさと退散していった2人を見て、マリアはどこかで感じた薄気味悪さを感じ取っていた。

 

「うえ!おえ!」

 

解放された男性はねじ込まれた肉塊を吐き出そうと嘔吐していた。

 

クリス「大丈夫か?」

 

男性にクリスが駆け寄った瞬間に、男性は苦しみだして、目を見開いて上を見上げ、目から血が流れていく。

 

マリア(この感じ…まさか!)

 

マリア「離れて!」

 

男性の姿を見て、さっきから感じていた感覚が何かなのか思い出したマリアは銃を向けると呆気にとられてしまっているクリスとシェバを放置して発砲した。

 

放たれたハンドガンの弾が立ち上がっていた男性の胸部に命中して倒れた。

 

クリス「おい、なんで射った!」

 

マリア「よく見て!彼はもう人間じゃない!」

 

急に射ったことに詰め寄るクリスだったが、マリアに言われて見ると倒れていた男性が起き上がっていた。

 

「ウガアァァァァァァァァァ!!」

 

起き上がった男性は目が赤くなって猛獣のような声を上げて襲いかかってきた。

 

クリス「射て!」

 

襲いかかってきた男性にクリスはすぐに切り替えて発砲を指示する。

 

同時に3人は発砲する。

 

シェバの弾が右足、マリアの弾が左肩、クリスの弾が額に命中する。

 

「ウガ!」

 

3人の弾丸を受けて男性は怯む。

 

クリス「ふん!」

 

そこへクリスが右ストレートを男性の顔面に叩き込んで壁に叩きつけた。

 

叩きつけられた男性はピクリとも動かなくなった。

 

シェバ「これは一体?」

 

クリス「この動き…ゾンビじゃないようだな…」

 

いきなり様子がおかしくなった男性にシェバとクリスは驚いているとマリアの方を見た。

 

クリス「お前はなにかを知ってそうだが?」

 

最初に射ったマリアが何かしらの情報を持っているのかと思い聞いてきた。

 

マリア「前に一度だけ似たような奴らに遭遇したことがあるの」

 

シェバ「奴ら?」

 

マリア「寄生生物プラーガ…そして、プラーガに寄生された人間の成れの果て、ガナード!」

 

前にマリアが遭遇したクリーチャー【ガナード】とそれを生み出す寄生生物【プラーガ】の名を出しのだった。

クリス・レッドフィールドの表記について!

  • クリスのままでいい!
  • 雪音と被るからレッドフィールドで!
  • どっちでもいい
  • ゴリス(レッドフィールド)
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