戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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襲い来る住人たちからシンフォギア流の足止めで辛くも逃げきり、取引現場に先行していたアルファチームとの合流場所に辿り着いたマリアたち。


第925話 悲惨な合流場所

マリア流の足止め作戦で、襲い来る住人たちの追撃を絶ち、アルファチームとの合流場所に到達した。

 

取引現場であり、合流場所は半壊した建物で足元にはノネズミがチョロチョロ動き回り、薄暗かったが太陽光により何とか先が見えていた。

 

レッドフィールド「この上にアルファチームがいるはずだ。レイナード、民間人は頼むぞ」

 

レイナード「分かった」

 

保護した女性の護衛をレイナードに任せて、面々は合流するためにアルファチームがいると思われる場所に向かう。

 

「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

その時、2階から悲鳴が響いてきた。

 

シェバ「今のは!?」

 

レッドフィールド「アルファチームだ!急ぐぞ!!」

 

悲鳴がアルファチームのものだと判断して、ノネズミたちが這う道を走り抜けると黒い液体が流れ落ちている階段が見えた。

 

マリア「なにかしら、これ?」

 

レイナード「原油か?」

 

流れ落ちている黒い液体を見て原油かと推測する。

 

ホロ「ウォウ!」

 

推測しているとホロがまた何かを感じ取ったホロが一鳴きするなり階段を駆け上がった。

 

マリア「あ、ホロ!またなの!」

 

また独断先行したホロを見て、見失わないように黒い液体を避けて階段を上る。

 

階段を上がり、上階に辿り着くと何かの前にホロがいた。

 

その何かは人型で、肩にはBSAAのワッペンがあった。

 

レッドフィールド「アルファチーム!?」

 

人型がアルファチームの隊員だと分かり、面々は急いで駆け寄る。

 

レッドフィールド「すでに殺られている……」

 

駆け寄って倒れているアルファチームの隊員の安否を確認するが、すでに息は無く死亡していることを確認する。

 

隊員はさっき見かけた黒い液体まみれで、傷だらけであった。

 

死亡した隊員に黙祷を捧げて先へ行くと似たような傷で死亡している他の隊員の死体が転がっていた。

 

シェバ「重装備の隊員が……これ、銃弾による傷じゃないわ」

 

マリア「何かが無理矢理体に入り込んだような傷だったわね」

 

他の隊員たちの死体を確認したシェバとマリアは全員が似たような傷だったと報告する。

 

レッドフィールド「通信で襲ってきた奴に殺られたとみていいな」

 

シェバとマリアの報告を聞いて、合流場所に向かう途中で入ったアルファチームを襲ってきた奴だとレッドフィールドは推測する。

 

レッドフィールド「現場はこの上だな」

 

端末にある地図を確認しながら、取引現場が上にあり、アルファチームがかけたであろう梯子を上る。

 

そして上りきって辿り着いた通路の先にあった鉄製の扉をレッドフィールドが蹴り破って中に入ると外と同じように殺害されたアルファチームの隊員たちが倒れていた。

 

レッドフィールド「いったい何が…」

 

倒れているアルファチームを見ながら悲惨さを感じ取っていた。

 

マリア「全滅…みたいね」

 

倒れているアルファチームの隊員たちを見て、全滅してしまっているとマリアは言う。

 

?「う、うぐっ…」

 

レッドフィールド「デチャント!大丈夫か!」

 

一番奥で倒れていた白人の男性、アルファチーム隊長【ダン・デチャント】が動いたのを見て、レッドフィールドは駆け寄る。

 

デチャント「何かが俺達を……すまない、アーヴィングは取り逃がした…罠だったんだ」

 

弱々しく、デチャントはアーヴィングを取り逃がしてしまったこととこれが罠だったと言う。

 

レッドフィールド「罠だと……?」

 

どういうことかと聞き返すと、デチャントはポケットからディスクを取り出して渡してきた。

 

レッドフィールド「これは?」

 

デチャント「連中のPCにあった……取引のデータが中に……頼む、本部にこれを……」

 

アーヴィングを取り逃がしてしまったが、取引に関するデータを入手していたデチャントはそう言うと首ががくりとなってしまった。

 

レッドフィールド「おい!しっかりしろ!」

 

がくりとうなだれたデチャントにレッドフィールドは呼び掛けるが反応が無かった。

 

ホロ「……」

 

マリア「ホロ?」

 

するとホロが近づいていくと鼻先を近づけた瞬間、バチンっと音がした。

 

デチャント「ごほっ!ごほっ!」

 

瞬間に、デチャントが咳き込んで息を吹き返した。

 

レッドフィールド「デチャント!」

 

息を吹き返したデチャントにレッドフィールドは呼び掛けるが、重症なのかひゅー、ひゅーと言っていた。

 

シェバ「誰かいたようだけど、見失ったわ」

 

そう言って入り口を見張っていたシェバが言う。

 

レッドフィールド「カーク、データを入手したがアルファチームはほぼ全滅。アーヴィングは取り逃がした…デチャントが重症だ。レイナードと民間人の保護を頼む」

 

レッドフィールドからデチャントの移送とレイナードと民間人の保護をカークに要請する。

 

カーク『了解。データは倉庫の車両から送ってくれ』

 

レッドフィールド「分かった」

 

カークからの返答とデータの送り方を指示を聞いてレッドフィールドは通信を終わらせる。

 

シェバ「嫌な予感がするわ。急ぎましょう」

 

自分達より重装備のアルファチームが全滅してシェバが言う。

 

ホロ「ウォウ!ウォウ!」

 

マリア「危ない!」

 

先へ行こうとした矢先、ホロとマリアが叫ぶと、シェバとレッドフィールドは素早く離れるとさっきまでいた場所に手裏剣が刺さる。

 

?「ほう、今のを察知するとはな…流石はシンフォギアと蒼雷獣と言ったところか」

 

そう言う声が上から聞こえて見上げると、半壊した壁にサメのような形をした頭に、陣羽織や裃を思わせる鎧をまとった、如何にも武士らしい佇まいが特徴であり、左目はメカニカルな眼帯で隠されている怪人が立っていた。

 

レッドフィールド「何者だ!」

 

怪人を見てレッドフィールドは銃口を向ける。

 

サンダール「私は宇宙忍郡ジャカンジャ暗黒七本槍の1人、七之槍サンダール」

 

蛇竜により甦った【宇宙忍郡ジャカンジャ】の幹部【暗黒七本槍七之槍サンダール】は名乗る。

 

マリア「並行世界の怪人!?」

 

サンダール「いかにも。少し訳ありで蛇竜に協力している」

 

並行世界の怪人だとすぐさま見抜いたマリアが言うと、サンダールは言う。

 

マリア「蛇竜…ってことは今回の黒幕は蛇竜たちなのね!」

 

サンダール「さあな。それより、そのデータを渡して貰おうか」

 

蛇竜が黒幕だとマリアが言うとサンダールは降り立つとデチャントから受け取った取引データを渡すように言うのだった。

クリス・レッドフィールドの表記について!

  • クリスのままでいい!
  • 雪音と被るからレッドフィールドで!
  • どっちでもいい
  • ゴリス(レッドフィールド)
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