戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第946話 逆襲の雷獣(前編)

ポポカリム「クワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

爪攻撃を尻尾の甲殻で弾いたポポカリムは頭突きでホロボロスを岩壁に叩き付けた後、飛翔して上昇すると尻尾からマリアたちの動きを封じ込めた糸を噴射して磔にした。

 

ホロボロス「ガルルルル!ガルルルル!!」

 

岩壁に貼り付けられたホロボロスは何とか糸を引き千切ろうとするのだが、全く引き千切れる様子はなかった。

 

ポポカリム「クワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ホロボロスが糸が引き千切れないことを確認したポポカリムは着地するとマリアたちの方を見た。

 

マリアたちは未だにポポカリムが噴射して絡め取られて動きが封じられていた。

 

ポポカリム「クワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

マリアたちが糸で動きを封じられていることを確認したポポカリムは突進する。

 

マリア「くっ、このままじゃ…」

 

突進して来るポポカリムを避けようとするが、糸に絡め取られてしまい動きが封じられてしまい、避けられなかった。

 

このままではポポカリムの突進に3人は吹き飛ばされてしまう。

 

その時だった。

 

ポポカリムの足元の地面に亀裂が走ると巨大な影が大量の水と共に出現し、ポポカリムを吹き飛ばした。

 

レッドフィールド「なんだ!?」

 

シェバ「あれは!!」

 

突然、ポポカリムの足元から巨大な影が大量の水と共に出現したことに驚いていると、シェバが指差した。

 

?「ヴモオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

白い体色に、2本の赤い角と牙があり、茶色い毛がある牛のような姿をした手の無い二足歩行の怪獣【水牛怪獣オクスター】が雄叫びと共に姿を現した。

 

オクスター「ヴモオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

出現したオクスターは吹き飛ばしたポポカリムの方を向いて威嚇の咆哮を上げる。

 

ポポカリム「クワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

吹き飛ばされたポポカリムは上空で体勢を整えるとオクスターにお返しとばかりに尻尾から糸を噴射する。

 

オクスター「ヴモオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

対するオクスターは舌を伸ばしてポポカリムの糸に向かって放った。

 

糸に舌が当たった瞬間、ポポカリムの噴射した糸が溶けてしまった。

 

ポポカリム「クワアァァァァ!?」

 

糸が溶けたことにポポカリムは驚く。

 

オクスターの持つ白い唾液は何でも溶かす溶解液になっており、20Mまで伸縮自在な舌に大量に含ませることでポポカリムの糸を溶かして無力化したのだ。

 

マリア「アフリカを根城にしてる怪獣!?」

 

レッドフィールド「あのB.O.W.を驚異と見なしたのか?」

 

ポポカリムと戦っているオクスターを見て、地球怪獣もウィルスによって産み出されたB.O.W.を驚異と見なしていると考えていた。

 

実際にその通りであり、B.O.W.という自然から逸脱した化け物たちを地球怪獣たちは決してその存在を許すことはないのだ。

 

ポポカリム「クワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

糸を溶かされたポポカリムは上昇すると勢いをつけて突進してきた。

 

オクスター「ヴモオォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

突進してきたポポカリムに向かってオクスターは体を一回転させて唾液を放った。

 

放たれた唾液をポポカリムは体を捻って回避するとオクスターに突進を叩き込んだ。

 

オクスター「ヴモオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

突進を喰らったオクスターは水浸しになった地から押し出されてしまった。

 

するとオクスターは苦しみ始めた。

 

実はオクスターは地殻変動により絶滅したと考えられていた古代水牛の生き残りが怪獣へと進化しており、その際に水中に適し過ぎた進化の結果、水から10分以上離れてしまうと死んでしまう。

 

その為にオクスターは常に水と共に移動するようになっているのだ。

 

ポポカリム「クワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

苦しみ始めたオクスターにポポカリムは追撃しようと再度突進を繰り出す。

 

しかし、ポポカリムは気付いていなかった。

 

オクスターが体を一回転させてまで唾液を放った理由はすぐにポポカリムに知らしめた。

 

ホロボロス「ガルウォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

怒りの雄叫びと共にホロボロスがポポカリムの後ろから鉤爪を叩き付けた。

 

ポポカリム「!?」

 

動きを封じたはずのホロボロスが自身の後ろから攻撃を仕掛けてきたことにポポカリムは驚きと共に地面に叩き付けられた。

 

オクスターが体を一回転させて唾液を放った理由、それは岩壁に磔にされたホロボロスを解放するためだったのだ。

 

唾液が掛かった糸は溶けて自由になったホロボロスは怒りのままにポポカリムの後ろから鉤爪を叩き付けたのだ。

 

オクスター「ヴオ…ヴモオォォォォォォォォ……」

 

ホロボロスに助けられたオクスターは急いで水に体をつけて命拾いする。

 

ホロボロス「グルルルル」

 

オクスターが水に浸かったのを見て、ホロボロスは喉を鳴らして礼を言うとポポカリムの方を向いた。

 

ホロボロス「ガルウォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ちょうど起き上がったポポカリムに向かってホロボロスは怒りの雄叫びを上げるのだった。

クリス・レッドフィールドの表記について!

  • クリスのままでいい!
  • 雪音と被るからレッドフィールドで!
  • どっちでもいい
  • ゴリス(レッドフィールド)
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