戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

1281 / 1283
蛇竜が新たに手を組んだ悪の組織【ショッカー】が生み出した仮面ライダー1号そっくりの6人【ショッカーライダー】と戦っていたマリアとホロ。

1号には無い特殊能力に苦戦を強いられながらもNo.1、No.4、No.6の3人を倒すことに成功したマリア。

残りの3人の内、ホロを毒霧で封じ込めているNo.2を除くNo.3、No.5の2人がマリアに向かっていく。

しかし空から放たれた光にNo.3が飲み込まれて消滅、その後に三ツ首を持った四足獣型のロボットが現れたのだった。


第954話 新たな戦地へ

マリア「なにあれ!?」

 

突然空から降り立った見たことの無い三ツ首の四足獣型のロボットにマリアは驚く。

 

No.5「な、なんだ、あの巨大メカは!?」

 

マリアと同じくNo.5もロボットに驚いていた。

 

2人が驚いている中でロボットは三ツ首の内、中央の顔が2人の姿をそれぞれ捉えると、No.5に向かって行く。

 

No.5「向かってくるか!これでも喰らえ!!」

 

自身に向かってくるロボットにNo.5は両腕から巻いているマフラーと同じ色合いをした紫色の放電を繰り出した。

 

ロボットは18Mという巨体に対して、等身大であるNo.5が放つ放電では大したダメージは与えられないと思うだろうが、No.5の繰り出す放電は精密機器に深刻なダメージを与えることが可能である。

 

このままではロボットは精密機器を構成する部品が破壊されて機能を停止してしまう。

 

しかしロボットは跳躍すると立ち上がり、前肢の先が開き5本の指を持つマニピュレーターが現れ、中央の首が外れると下から人型の顔が現れて額にV字の角が展開し、外れていた中央の首が持ち手武器となった人型へと変形した。

 

No.5「変形しただと!?」

 

四足獣だった姿から人型へと変形したロボットにNo.5は再度驚いてしまう。

 

変形したロボットは放電を回避して着地すると持ち手武器となった中央の首からNo.3を消滅させた光ことビームを発射した。

 

No.5「ぐおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………!!」

 

ロボットの放ったビームにNo.5は飲み込まれて消滅したのだった。

 

No.2「No.5!!」

 

No.5が消滅したのを見てNo.2は毒霧を止めてしまう。

 

ホロ「ガルルルルル!!」

 

毒霧が止まってホロは酸素を吸うとNo.2に向かっていくと噛みつこうと飛び掛かる。

 

No.2「しまった!?」

 

噛みつかれそうになったNo.2は体を捻ってなんとか回避する。

 

No.2「おのれ、もう一度毒を…」

 

攻撃を回避したNo.2はもう一度ホロに毒霧を浴びせようと構える。

 

マリア「させるもんですか!」

 

毒霧を再度出そうとするNo.2にマリアが短剣型のアームドギアを投擲する。

 

投擲された短剣型のアームドギアはNo.2の二の腕に刺さった。

 

No.2「ぐおわっ!!」

 

二の腕にアームドギアが刺さりNo.2は怯む。

 

マリア「ホロ、今よ!!」

 

ホロ「ガルウォオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

怯んだNo.2を見てマリアが言うとホロは雷撃を繰り出した。

 

No.2「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ホロが放った雷撃はNo.2の二の腕に刺さったアームドギアを経由して体内に入り、感電させ、体を真っ黒にして倒れた。

 

マリア「ふう、これで全員ね。それにしても…」

 

ショッカーライダー全員を倒したマリアは誉めてもらおうと近寄ってきたホロの頭を撫でながらロボットを見た。

 

マリア「あれはいったい…」

 

四足獣型から人型へと変形したロボットが何者かと考えていると、ロボットの方からマリアたちに近づいてきた。

 

近づいてきたロボットに最初は警戒したが、すぐに警戒を解いた。

 

ユウコ「無事ですか、マリアさん!」

 

機体の中央部のハッチが開いて、コックピットにいた緑のパイロットスーツを着た【ユウコ・タニ】がいた。

 

マリア「ユウコさん!?」

 

機体に乗っていたパイロットがユウコであることにマリアは驚く。

 

マリア「貴女がどうして!?それに、この機体は!?」

 

ユウコ「それは道中にでも!乗ってください!」

 

マリアに聞かれたユウコはコックピットに乗るように言いながら、機体を姿勢を低くして右手を差し出したのだった。

 

 

 

マリア「スペースがこれを?」

 

四足獣型に戻った機体のコックピット内にてマリアはユウコからことの顛末を聴きながら言う。

 

ユウコ「はい。神室町でのバイオテロの対応に追われていた所で急に呼び出しがかかりまして…」

 

関西一大勢力を誇る極道組織【近江連合】の直系【郷龍会】で三代目会長にいる【二階堂哲夫】が引き起こした【神室町バイオテロ】の対応をしていた時、突然スペースから月面基地へ向かうように言われたとのこと。

 

最初はそれどころではないと断ったのだが、ユウコの代わりになる戦力をすでに増援として送っていること、そしてアフリカで起きているバイオテロに対する戦力を与えるとして、弦十郎の判断により宇宙大怪獣帝国軍月面基地へ赴くことになったのだ。

 

そこで譲渡されたのがこの可変型のSBF【ナベリウス】であると話す。

 

マリア「スペースが貴女に用意した専用機ってことね」

 

ナベリウスがユウコ専用の機体であると察して言う。

 

ユウコ「はい。それと部隊を連れて月面から大気圏突破用カプセルで来ていたんですけど、自治区内で大型のB.O.W.が確認されたので、僚機2機は先に行ってもらってます」

 

マリア「そう。助かったわ」

 

他にも2機の僚機がおり、自治区内に現れた大型B.O.W.の対処に向かったと聞いてマリアは言う。

 

No.1の言葉を聞いて気が気ではなかったのだ。

 

ユウコ「いえ、間に合ってよかったですよ」

 

間に合ってよかったことをユウコは言う。

 

マリア「それにしても日本の方のバイオテロも苦戦しているみたいね」

 

ユウコ「はい。鼠算式に数を増やしているだけじゃなくて、蛇竜が蘇らせた怪人たちの妨害も激しく…」

 

マリア「蛇竜…二ヵ国同時にバイオテロを引き起こすだなんて……」

 

話を聞いてマリアはリルや翼たちですら苦戦を強いられる程のバイオハザードをアフリカだけで無く日本でも引き起こした蛇竜たちに恐ろしさを感じていた。

 

ユウコ「大丈夫ですよ。どんな困難も胸の歌を信じて、僅かな勝機をつかんできたみなさんなら」

 

蛇竜たちに恐怖を感じるマリアにユウコは言う。

 

マリア「そうね」

 

ユウコに言われてマリアは肯定する。

 

すると前方に見えてきたキジュジュの町で爆発が起きた。

 

マリア「なに!?」

 

爆発を見てマリアが驚いていると、爆炎から巨人の影が見えたかと思うとその姿が見えた。

 

体格は肩幅の比率が大きくなり、足はやや短足だが、大きさは2階建ての家屋ほどもあった。

 

背中は隆起しており、猫背の姿勢も相まって全体像は人間というよりゴリラなどの類人猿を思わせる姿で、腰にはBSAAのデルタチーム隊員や市民、牛の遺体や頭蓋骨が吊るされている巨人の怪物だった。

 

マリア「アイツは確か、エルヒガンテ!!」

 

現れた巨人を見てマリアは【勇者警察ジェイデッカーの世界】で遭遇したプラーガ系統の巨人型B.O.W.【エルヒガンテ】である言うが瞬間、巨人型のB.O.W.の胸部を後ろからビームで貫かれた。

 

胸部を貫かれた巨人は膝から崩れ落ちるようにして倒れると、後ろから2機のロボットがいた。

 

内1機は丁度巨人型B.O.W.の後ろにライフルを向けている身体中に装甲が追加されて巨漢で、両足部分が膨らんでおり、右肩に超砲身の大砲を背負っている機体であった。

 

もう1機は最初てて真逆にスラリとしており、両腕には先端に尖ったスパイクのついたシールドを持った機体であった。

 

体は逆であるが、共通点はユウコ機であるナベリウスと同じデュアルアイを持つ顔であった。

 

マリア「あれは…」

 

ユウコ「部隊の人たちです!」

 

巨人型B.O.W.を倒した2機のロボットを見て警戒しているとユウコが言う。

 

マリア「ってことは仲間ね」

 

ユウコが仲間だと言うとコックピットの画面の右側にパイロットの青年が映し出された。

 

青年『隊長。敵大型種は全て仕留めました』

 

映し出された青年は好青年と言った印象で、青いパイロットスーツを着ており、ユウコにウインクと笑顔を見せながら報告する。

 

ユウコ「ありがとうございます。それで被害の方は?」

 

女性『対バイオテロ部隊が壊滅しましたが、ハンヴィーの3名は無事です』

 

報告を聞いてユウコは味方側の被害を聞くと青年と反対側の画面に女性が映し出されて報告してきた。

 

女性は褐色の肌をした凛々しい顔をしており、赤いパイロットスーツを着ていた。

 

ユウコ「分かりました。それでその人たちはどこに?」

 

女性からの報告を聞いてユウコは3人の居場所を聞く。

 

青年『海岸側で待っていますよ』

 

ユウコ「了解です。マリアさん、私たちはここで残りのB.O.W.掃討に当たります」

 

青年から報告を聞いてユウコはマリアたちにそう言いながら機体の姿勢を低くしてコックピットのハッチを開ける。

 

マリア「えぇ、ここまで送ってくれてありがとう。気をつけてね」

 

ユウコにそう言って開いたハッチからマリアは飛び降りるとホロも続く。

 

ホロも降りたのを確認したマリアは海岸側へ急ぐのだった。

 

ユウコ「はい。マリアさんたちも」

 

マリアたちが飛び降りて海岸側へ向かって行くのを見送りながら機体を立ち上がらせながらハッチを閉める。

 

青年「地球人にしては、結構良いスタイルしてるじゃないですか」

 

マリアたちを見送りながら青年は言う。

 

女性「エルヴィン少尉、今のは同盟国の相手に失礼だぞ」

 

【エルヴィン】と言う青年に女性は注意する。

 

エルヴィン「いいじゃないですか、サフィアさん」

 

注意されたエルヴィンは、注意してきた女性【サフィア】に言う。

 

サフィア「サフィア大尉と呼べ、馬鹿者」

 

階級が上であるサフィアは馴れ馴れしく言うエルヴィンに言う。

 

ユウコ「ふふふ。仲がいいですね、お二人とも」

 

2人のやり取りを通信越しに聞いていたユウコは笑って言う。

 

サフィア「冗談はよしてください、ユウコ少佐(・・)

 

言われたサフィアはユウコに階級込みで言う。

 

ユウコ「それは失礼しました」

 

サフィアに言われてユウコは謝罪しているとレーダーに反応が出る。

 

ユウコ「さて、どうやら雑談もここまでのようですね」

 

レーダーの反応を見てユウコは言うと2人もそれぞれのコックピットで出ている反応を確認する。

 

建物の陰から武装したマジニたちや新たな巨人型B.O.W.の一種で、エルヒガンテの改良個体【ンデス】が現れていた。

 

サフィア「サフィア・リーフ、アンドレアルス。行くわよ!」

 

エルヴィン「エルヴィン・ハードランド、アンドロマリ。出撃()るぜ!」

 

ユウコ「ユウコ・タニ、ナベリウス。行きます!」

 

現れたマジニたちとンデスに向かってユウコのナベリウスを先頭に、サフィアのアンドレアルス、エルヴィンのアンドロマリの3機が向かうのだった。

 

 

 

ユウコたちが戦闘を再開した少し後、マリアとホロは海岸にてBSAAのロゴが書かれたボートの前にレッドフィールド、シェバ、デイブたちがいた。

 

レッドフィールド「無事だったか」

 

マリア「貴方たちもね」

 

お互いに無事を確認しあう。

 

デイブ「あのロボットたちが来なかったらかなり危なかったぜ」

 

ユウコたちの乗るSBFとはまだ知らないらしくデイブは言う。

 

マリア「一応共有しておくけど、あのロボットは帝国軍のSBFよ」

 

シェバ「新型ってこと?」

 

ユウコたちの乗る機体が宇宙大怪獣帝国の主力兵器であるSBFであると言うとシェバが聞くとマリアは頷く。

 

マリア「蛇竜に対抗する為の戦力ってことみたよ。それでここで何をしているの?」

 

蛇竜に対抗する新型であるとマリアは言いながらレッドフィールドたちに何をしているのかと聞く。

 

レッドフィールド「デルタチームが使っていたコイツ(ボート)でアーヴィングが逃げ込んだ油田へ向かう」

 

デイブ「だが、本部から帰還命令が出てるんだぞ」

 

レッドフィールドがデルタチームが使っていたボートを使ってアーヴィングが逃げ込んだ油田へ向かうのだが、本部から帰還命令が来ていると言う。

 

マリア「どういうこと?」

 

シェバ「実はデルタチームが大型B.O.W.に襲撃されて、壊滅したからって理由で本部から一時帰還するように指令が来たの」

 

なぜ帰還命令が出たのかと聞くとシェバは少し心配した口調で言う。

 

理由としてはデルタチームはシェバが訓練生だった時から世話になっているだけでなく、実の兄たちのように慕っていた。

 

デルタチームはンデスにより壊滅させられたが、ジョッシュや一部の隊員はまだ生死不明であり、心配していたのだ。

 

レッドフィールド「俺たちの任務は終わっていない。アーヴィングを捕まえて、この事件の裏にいる黒幕を見つけ出す」

 

マリア「要するに命令無視って訳ね。いいじゃない」

 

レッドフィールドは本部から帰還命令を無視してアーヴィングを追いかけると言うとマリアは笑いながらボートに乗り込む。

 

それを見たホロもボートに乗り込んだ。

 

レッドフィールド「良いのか?」

 

乗り込んだマリアにレッドフィールドは言う。

 

マリア「同じ国連でも、私は超異常災害対策部隊のS.O.N.G.に所属している。BSAA本部が帰還命令を出しても指揮系統が違うから応える義務はないわよ。それに例え来たとしても、横紙破りはしょっちゅうなのよ」

 

同じ国連直轄部隊とは言え、S.O.N.G.とBSAAは元々の指揮系統や対応する事件が違うことを理由に着いていくと言うとシェバも乗り込んだ。

 

レッドフィールド「シェバ…」

 

シェバ「私は貴方の相棒よ。置いていくなんて言わないわよね」

 

レッドフィールドが行くなら相棒となる自分も命令無視してアーヴィングを追いかけると言う。

 

それに対してレッドフィールドは何も言えなかった。

 

デイブ「そういう事なら俺も行くぜ。仲間を殺られたんだ、アーヴィングに一発入れてやらないとな」

 

レッドフィールド「お前まで…わかった。行くぞ!」

 

シェバに続いてデイブもボートに乗り込んでしまい、レッドフィールドは呆れてしまい操縦席に座ってボートのエンジンを始動させてアーヴィングが逃げ込んだ油田へ向かうのだった。

 

 




翼「あれ、今日私の日では!?」

ダラケー「わり、忘れてた」

翼「何故だぁ!!」

ダラケー「ん?ちとデカイ買い物しまして…来週にでもXにあがるかも?」

翼「なんだと!?」

クリス・レッドフィールドの表記について!

  • クリスのままでいい!
  • 雪音と被るからレッドフィールドで!
  • どっちでもいい
  • ゴリス(レッドフィールド)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。