マリア「戦姫絶唱シンフォギアAXZ PROJECT G記念すべき100回目は…」
クリス「リクエスト箱でリクエストしてくれた話だ!」
調「複数のゴジラシリーズからいろいろな怪獣が登場します」
切歌「ぜひ楽しんでほしいデース!!」
翼「少々リクエストと違ったり無理やりや展開が早かったりするが出来るだけ気にしないでほしい」
未来「あとこの話はAXZ編にはかかわりはありません」
奏「じゃ、戦姫絶唱シンフォギアAXZ PROJECT G総数100話目」
セレナ「ゴジラ・モスラ・キングギドラ・機龍 〜地球大怪獣総力戦〜をどうぞ!!」
国際超常現象観測基地 極東支部
芹沢「宇宙レーダーに異常物体!」
秋葉「高速で地球に向かって来ます!」
麻生「ついに来たか…」
世界中で起きている超常現象を観測及び調査する国際機関『国際超常現象観測基地 極東支部』の司令室にて宇宙レーダーを見ていた『芹沢』と『秋葉』が叫ぶと司令官である『麻生 孝昭』は呟く。
麻生「衛星ミサイル、発射準備!」
指示を出す麻生。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
宇宙では咆哮を上げながら西洋の悪魔のような姿をした二足歩行の怪獣で、大きな翼や頭部の角を持ち、色は黒をベースに赤色を織り交ぜた色をした1匹の怪獣が地球目指して接近していた。
秋葉「衛星ミサイルの発射準備完了!」
芹沢「異常物体、衛星ミサイルの射程内に入りました!」
麻生「衛星ミサイル発射!!」
麻生の合図と共に衛星ミサイルが怪獣に向けて放たれた。
ミサイルは怪獣に当たり爆発、爆煙が宇宙空間に広がった。
芹沢「ミサイル全弾命中!」
麻生「やったか!?」
秋葉「映像出ます!」
メインモニターに宇宙空間に広がった爆煙が映った。
?『グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!』
爆煙を突き破って無傷の怪獣が咆哮を上げながら姿を現した。
秋葉「ミサイルの効果ありません!」
麻生「ば、バカな…」
ミサイルが効かず無傷の姿を見せた怪獣に驚く。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
怪獣は自身を攻撃した衛星ミサイルに向いた。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
怪獣は衛星ミサイルに狙いを定めると口からゴジラに似た熱線を発射し、衛星ミサイルを全て破壊した。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
衛星ミサイルを破壊した怪獣は地球に向かって降下する。
芹沢「異常物体ポイント日本に向かって降下中!」
麻生「降下予想ポイントに緊急避難指示!自衛隊とS.O.N.Gに出動指令を出せ!!」
麻生はそう言って指示出した。
「「「「………」」」」
腕を組んで怒りが露にならないように少々我慢しているクリス、切歌、調、翼、マリアそして弦十郎の6人。
その前に正座させられている響とガウとエルフナインがいた。
弦十郎「何がどうしてこうなっている?」
辺りは焦げ、バチバチと火花を散らしている無惨に破壊された装者たち用に開発されたシュミレーションルームがあった。
エルフナイン「実は…ガウくんのデータを取ろうと響さんに模擬戦の相手をしてもらったんですが…」
響「ガウくんが想像以上に強かったのでこっちも本気を出したら…」
クリス「ガングニールとガウの力がぶつかって…」
調「そして誘爆して…」
弦十郎「シュミレーションルームがこの有り様か…」
ガウ「がう…」
しょんぼりと肯定するガウ。
切歌「いくらなんでもやり過ぎデース」
マリア「全く何をやってるのよ」
翼「これではシュミレーションルームはしばらく使えないな」
響・エルフナイン「「ご、ごめんなさい…」」
ガウ「がう…」
謝る3人。
弦十郎「仕方あるまい。シュミレーションルームの修理は他に任せる。エルフナインくんはシュミレーションのデータが消えてないか見てくれ、もちろん消えていたら復元だ」
エルフナイン「はい…」
弦十郎「……で二人だが…」
響・ガウ「「ごく…」」
弦十郎がそう言いかけた時だった、アラートが艦内に響いた。
藤尭『司令!こちらに向かってくる巨大生命体反応を検知!』
弦十郎「なんだと!?」
藤尭の知らせを聞いて弦十郎は驚く。
弦十郎「分かった!装者たちは直ぐに出撃準備!浮上し次第、甲板にて迎撃だ!」
「「「「「「はい!」」」」」」
弦十郎の指示で出撃準備を開始する。
ガウ「がうがう?」
自分に指示がないことにガウは聞いてくる。
弦十郎「ガウは俺と発令室まで来るんだ。事態によっては出撃してくれ」
ガウ「がう!」
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
飛来した怪獣は街のど真ん中に着地した。
響「怪獣!?」
クリス「飛来したって聞いたから宇宙船かと思ったら…」
翼「まさかの宇宙怪獣か…」
ギアを纏って駆け付けた響たちは怪獣を見て言う。
?「グルルルル……グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
響たちを見た怪獣は咆哮を上げてゴジラに似た熱線を繰り出した。
怪獣が繰り出した熱線は道路を破壊しながら迫ってくるが響たちはすぐさま回避した。
マリア「いきなりの攻撃!」
切歌「かなり凶暴な宇宙怪獣デース!」
調「攻撃してこなくても見た目から凶暴そうだよ」
翼「みんな行くぞ!」
着地して臨戦する響たち。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
着地した装者たちを見ると咆哮を上げて威嚇する。
藤尭「装者全員が怪獣とエンゲージ!」
友里「モニターに出します!」
中央のモニターに怪獣を映し出す。
ガウ「がう~…」
怪獣を見てガウは弦十郎の後ろに隠れた。
弦十郎「どうした?」
自身の後ろに隠れたガウを不思議に思う弦十郎。
エルフナイン「あの怪獣から何か感じているのではないのでしょうか?」
隠れたガウの姿を見てそう解釈するエルフナイン。
クリス「オラオラオラアァァァァーーーーーーー!!」
ガトリングガンでクリスは怪獣を攻撃するが怪獣の強靭な皮膚により弾かれてしまった。
調「うわっ!?」
切歌「デデデ!?」
弾かれた弾丸が調と切歌を襲う。
切歌「クリス先輩、危険度倍増してるデース!!」
クリス「仕方ねーだろ!死にたくなきゃ避け続けろ!!」
調「意外と酷い…」
弾き弾に襲われる切歌と調にそう言って打ち続ける。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ガトリングガンで攻撃し続けるクリスに怪獣は角から光線を発射した。
クリス「うあぁっ!!」
光線を見てクリスは回避するが地面に着弾した衝撃で吹き飛ばされてしまう。
翼「雪音!!」
マリア「翼!!」
翼「分かっている!!」
クリスがやられて翼とマリアが互いにアームドギアを構えて怪獣に向かっていく。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
翼とマリアが接近してくる中、怪獣は口からゴジラに似た熱線を発射した。
翼・マリア「「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
怪獣の熱線の威力が高かったのか着弾したのが二人の前辺りであったがその爆発の余波で吹き飛ばされてしまった。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
切歌・調「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
続けて怪獣は尻尾で切歌と調の二人を薙ぎ払った。
響「みんな!!」
全員がやられてしまって響は動きを止めてしまった。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
動きを止めた響に怪獣は熱線を吐いた。
響「しまっ…」
直撃コース、そう思った時だった。
怪獣の吐いた熱線に向かって蒼白い熱線が直撃した。
響「いまのは…」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
熱線が来た方向からはゴジラがいた。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ゴジラを見た怪獣は咆哮を上げる。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゴジラも負けじと咆哮を上げる。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ゴジラが咆哮を上げているときに怪獣は熱線を吐いた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
不意打ちの熱線を喰らってゴジラは後退する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
お返しとばかりに放射火炎を放ったが効かないのか怪獣は平気な顔をしていた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
放射火炎が通じないことにゴジラは驚く。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
怪獣は角からの光線と口からの熱線を同時に繰り出した。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
光線と熱線を同時に喰らってゴジラの体は吹き飛んでしまった。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
吹き飛んで倒れたゴジラに怪獣は容赦の無い尻尾攻撃を浴びせる。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
尻尾攻撃を浴びせられていたゴジラは怪獣の尻尾に噛み付いた。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
流石に尻尾を噛まれたのは効いたのか悲鳴のような声を上げる怪獣。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ゴジラに噛みつかれた怪獣はそのままゴジラを持ち上げて地面に叩きつけた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
地面に叩きつけられてゴジラは怪獣の尻尾を離してしまった。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
怪獣はゴジラに熱線を当てて吹き飛ばした。
響「ガウくん!!」
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
響「きゃっ!!」
ゴジラを吹き飛ばした怪獣は響にも熱線を吐いて吹き飛ばした。
響「くっ…」
ダメージが大きかったのか響は動けなかった。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
そんな響に怪獣は接近する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
鳴き声を聞いて怪獣が振り向いた瞬間、ゴジラがチャージした放射火炎を放ってきた。
チャージした放射火炎を喰らって怪獣の右側の角が破壊された。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
片方の角を破壊された怪獣はさっきとは比べ物にならない熱線を吐いた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
熱線を喰らってゴジラの姿が爆煙の中に消えてしまった。
?「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
翼を広げて飛翔した。
友里「怪獣、大気圏を越えて宇宙に逃げて行きます!」
藤尭「装者とガウくんの生命反応を検知、全員無事です!」
弦十郎「すぐに救護班と回収班を向かわせろ!!」
秋葉「支部長、宇宙怪獣とシンフォギア及びゴジラがエンゲージした模様です」
麻生「それでどうなった?」
秋葉「怪獣を撃退は成功しましたが敗北したと…」
麻生「くそ、シンフォギアとゴジラですらやつには勝てなかったか…バガン」
バガンと呼ぶ怪獣のことを思い出しながら麻生は机を殴った。
謎の宇宙怪獣との戦いから数日後、響たちはとある施設に来ていた。
国際超常現象観測基地 極東支部だ。
切歌「およ〜、大きな施設デース!!」
調「中も広い…」
マリア「国際超常現象観測基地…噂は聞いていたけどまさか日本にも支部があるなんて…」
弦十郎「ここは本来、UFOや異星人との交流を目的として組織されたのだがブラックホール第三惑星人の事件以来宇宙の現象を観測及び迎撃を行う施設になっている」
響「そんな組織がいったい私たちになんの用なんでしょうか?」
ガウ「がう」
弦十郎「さあな。俺も詳しくは聞かされてはいない」
クリス「おっさんたちも詳しくは聞かされてないのかよ」
翼「そいえばエルフナインもここにいるんですよね?」
響「ふえ?エルフナインちゃんが?なんで?」
クリス「知るかよ。おっさんはなんか知ってるかよ?」
弦十郎「それは…」
麻生「ようこそS.O.N.G.の皆さん」
弦十郎が話している途中で麻生が出迎えてきた。
麻生「国際超常現象観測基地 極東支部支部長兼迎撃司令官をしております麻生 孝昭です」
弦十郎「S.O.N.G.司令官風鳴 弦十郎です」
互いに握手をする麻生と弦十郎。
麻生「立ち話もなんですから応接室に案内します」
麻生の案内で応接室に案内された響たち。
麻生「さっそくですが数日前にあなたがたを襲った怪獣についてです」
翼「あの怪獣を知ってるんですか!?」
麻生「えぇ。あの怪獣は『魔獣 バガン』。数々の星々を壊滅させた悪魔の怪獣です」
響「魔獣…バガン…」
麻生「奴は降り立った星の生物を抹殺することを楽しんでいる。我々はある少女によりバガン接近を察知して迎撃態勢を整えました。しかしバガンには通用しなかった。そこで我々は新たな迎撃兵器を作ったのです」
そう麻生が言うと応接室の壁が左右に別れて地下ドックのような場所が出た。
そこには銀色をした機械のゴジラがあった。
クリス「なんだこれ!?」
マリア「ゴジラにそっくりだわ!?」
翼「メカゴジラか!?」
ガウ「がうがう!?」
エルフナイン「いえ、これはメカゴジラではありません」
機械のゴジラに驚いている面々にエルフナインが現れて言った。
調「メカゴジラじゃないって…」
切歌「どういうことデース?」
エルフナイン「かつて出現したメカゴジラを元にしたプロジェクトを考案したんです。そのプロジェクトの名は機龍プロジェクトです」
響「機龍?」
翼「機械の龍か?」
エルフナイン「はい。バガンに対抗するために日本政府の監修のもと製作しました」
麻生「エルフナインさんのお陰で最終段階にまでこぎ着けました」
弦十郎「それで我々を呼んだ理由は?」
麻生「機龍は凄まじいGを発生させるため搭乗しての操縦は不可能ですが…」
麻生がそう言葉を切ると画面に一機の戦闘機が映し出された。
麻生「この『支援用航空機 しらさぎ』にシンフォギア装者に乗って機龍を遠隔操作していただきたいのです」
響「ふえ!?私たちがこれに乗って…」
調「機龍を動かすんですか!?」
麻生の発言に全員が驚い。
麻生「バガンはいつまた地球に降り立つか分かりません。どうかお力をお貸しください」
そう言って麻生は頭を下げた。
弦十郎「頭を上げてください。わかりました力を貸しましょう」
麻生「そうですか。ありがとうございます」
弦十郎に協力の了承得て麻生は顔を上げて言う。
それからは響たち装者6人のしらさぎの訓練が行われた。
因みにガウが呼び出されたのは機龍の体型や戦闘データの収集による模擬相手などだった。
最初は響や切歌、調、クリスの4人がまともに機龍をコントロール出来ず違う方向に行ったりなど大変だった。
因みに響が間違えて脱出装置を起動させてしらさぎを墜落させかけたこともある。
ガウもガウで模擬相手など余りしたことがないため加減が出来ず一時、機龍の頭部を吹き飛ばしたり、腹部に大穴を開けたりと改修&修理の日々が続いたのだった。
響たちがしらさぎの特訓などを始めたころの夜中の鹿児島県池田湖では…
「ひゃっほー!」
「いえーい!」
池田湖にて複数の若者のグループが焚き火を囲んで花火をしたり、大声を上げたりして騒いでいた。
その中の半数が近くの店に行き扉のガラスを割り中に侵入、店の品物を持ち出していた。
「ワンワン!ワン!ワンワン!!」
そんな若者たちを近くの番犬が吠えていた。
「うっせーな。黙らせるぞ」
「あ?あぁ」
流石に騒がしいと思ったのか2人が店を出て池田湖のほとりで重りの石を探し始めた。
「おい、これなんかいんじゃね?」
地蔵を指差して言う。
「だな。せーの…おらっ!」
地蔵を蹴って地面から離すと持ち上げて運び始めた。
「遅いよー」
「何してんだよ?」
待っていたのか後のメンバーが犬を詰めた木箱の前にいた。
「今から目撃者を消すんだよ」
そう言って犬の上に地蔵を押し込んだ。
「じゃーねー」
「早く戻って来いよー」
そして近くにあったボートに乗り犬を沈めようとする乗り込んだ組とそれを見送る組に別れた。
「ねー、早く捨てちゃいなよー」
暫く進んで言う。
「そうだな。この辺りで…!?」
犬の入った木箱を沈めようとした時、突如ボートが転覆した。
「ぷはっ!テメェ、何して…うおっ!?」
浮き上がって文句を言っていると湖に引きずり込まれた。
「あはははは!ダイチ、何して…うぶっ!?」
笑っていた方も同じく湖に引きずり込まれた。
「おい、見ろよ。溺れてるぞ」
「え?あ、ホントだ~」
「何ふざけて…なんか変じゃね?」
最初笑っていた見送り組だったが様子がおかしいのに直ぐに気付く。
「た、たすけ…!!」
最後の1人が湖に引きずり込まれると湖が岸に波のように迫ってきた。
?「キュウ!キュウゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーー!!」
『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』
波の中から現れた何かを見たのを最後に若者たちの姿は跡形もなく消えてしまい、巨大な繭が姿を現した。
時を同じくして新潟県の妙高山の近くでは今時珍しい暴走族が夜の車道を走っていた。
「うおらっ!」
リーダーらしき男性が鉄パイプを振り回して車道の橋にあった池田湖と同じ地蔵を破壊した。
暫く走り続けて暴走族の一団は高速道路にてトラックを囲んでいた。
「おい、あぶねーだろ!!」
危険走行する暴走族を車内からそう叫ぶ運転手。
そして暴走族が全員トンネルに入った時だった。
巨大な地震が起こった。
「止まれ、止まれ!」
リーダーが止まるように指示をだして止まった瞬間だった。
トンネルの天井や壁が崩れ岩や砂が暴走族たちに降り注いだ。
「な、なにが…!?」
トンネル入り口前で中が崩落する様子を見ていた運転手は中で動くものが見えた。
?「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
角を生やした赤い何かの顔が見えたが直ぐに姿を隠した。
さらに同刻の富士樹海…
富士樹海の中にて1人の男性が首を吊って自殺しようとしていた。
ただ椅子の代わりになる丁度良い高さのものがなく罰当たりなのは分かっていたが近くにあった池田湖や妙高山にあったのと同じ地蔵を倒してその代わりにしていた。
ネクタイを外し木の枝に引っ掛け輪っかを作り首を掛けて吊ろうとした時、男性の足元が崩落した。
「うわあぁぁぁぁぁぁ!?」
男性は転がっていき地下洞のような場所に来てしまった。
「イッテテテ…何なんだよ…うわぁ!?」
起き上がった男性が見たのは氷の中に眠っている金色をした龍の首だった。
驚いて逃げようとしたがその先にもう1本の龍の首があった。
別の方に逃げようとしたが3本目の龍の首があった。
「ば、ばばばば、化け物だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
悲鳴を上げて転がってきた所から逃げる男性。
?「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
男性がいなくなったのを見計らったように3本の龍の首は目を開け、氷を砕き咆哮を上げていた。
「「「「はあぁぁぁぁぁぁ~~~」」」」
食堂にてため息を吐く響、切歌、調、クリスの4人。
翼「大丈夫か?」
マリア「かなりお疲れみたいね」
クリス「いや…アタシら戦闘機の操縦なんてしたことねーんだから…」
切歌「マリアと翼先輩はなんであんなに上手く動かせるんデスか…」
調「きっと車やバイクを動かせるからじゃないの?」
マリア「それは関係ないんじゃないかしら?」
翼「でもまあ、焦らなずすれば戦えるまではいけるのだから良いではないか」
響「それはそうですけど…」
ガウ「がう~…」
一方でガウもまたため息を吐いていた。
演習でまた機龍を破損させてしまい弦十郎にこっ酷く叱られてしまったのだ。
翼「ガウはもう少し加減を覚えた方が良いぞ」
ガウ「がう~…」
翼やマリアに言われて5人はガックリと首が垂れてしまった。
『次のニュースです。鹿児島県池田湖にてキャンプをしていた若者が消息を絶ち、謎の繭に包まれた状態で遺体が発見され、巨大な繭が姿を現した事件で木箱に詰め込まれた犬が救出されました』
食堂のテレビに池田湖で沈められそうになった犬が警察の船にて元気な姿を見せているのが映っていた。
翼「また怪事件か…」
マリア「確か妙高山の高速道路のトンネル崩落事件も怪事件になっていたわね」
テレビを見て翼とマリアは言う。
ガウ「がうがう!」
妙高山と聞いてガウは怒っていた。
実は妙高山のトンネル崩落事故は一時、ガウことゴジラが引き起こしたのではないかと言われてガウは有らぬ疑いをかけられてしまったのだ。
っというのも妙高山のトンネル前で目撃したトラックの運転手がゴジラがトンネルを崩落させたという目撃情報を出してきたのだ。
だがS.O.N.G.と自衛隊が調べたところゴジラが通ったにしては穴の幅が狭く、よくて約30~40Mくらいしかなかったのだ。
体長100Mを誇る怪獣であるゴジラが通ったにしては小さ過ぎるため疑いは晴れたのだが暫くは監禁されてしまっていたので不機嫌なのだ。
すると装者全員の通信端末が鳴り出した。
響「はい、響です」
弦十郎『全員ブリーフィングルームに集まってくれ』
弦十郎からの呼び出しだった。
弦十郎「全員集まったようだな。早速だがブリーフィングを始めるぞ」
装者とガウが全員集まったのを確認した弦十郎はそう言うとブリーフィングルームの中央の画面に池田湖と妙高山の画像が出た。
響「これって…」
弦十郎「みんなも知っているようにここ最近になって池田湖での繭、妙高山では謎の移動震源による崩落事故が起こっている」
切歌「これがどうかしたんデスか?」
緒川「妙高山の一件でガウくんが疑いをかけられたのをきっかけに調査部で動いてみたところ興味深い内容が記された古文書が発見されました」
緒川が言うと画面の真ん中にある古文書の画像が出た。
見出しの部分には『護国聖獣伝記』と書かれていた。
マリア「これは?」
緒川「これは古代王朝が残した古文書です。この中には古代の日本には
弦十郎「その封印された場所が今回起きている怪事件の場所と極めて近いというのが判明した」
翼「それで池田湖や妙高山の事件はこの怪獣たちが目を覚まし、このような事件を起こしていると?」
弦十郎「その可能性はある」
響「でもそれっておかしくないですか?」
切歌「何でデス?」
響「日本の神様なら何で人を襲ったりするのかな?」
弦十郎「それは聖獣たちが守るのは『クニ』だからだ」
調「クニって国家のことですか?」
緒川「そのクニではなく大和言葉の『クニ』です」
翼「山や川といった大自然を含んだ国土のこと…つまり聖獣たちはクニを荒らすものならば例えそこに暮らす人間でも容赦はせずに襲い掛かるということですか」
緒川「はい、その通りです」
護国三聖獣の話をしていると警報音が鳴り響いた。
弦十郎「何があった!?」
近くの通信機で状況を聞く。
友里『宇宙空間にいたバガンが降下を開始しました!』
藤尭『降下予想ポイントは品川埠頭です!』
弦十郎「機龍はどうした!?」
友里『まだ最終調整が済んでいません!!』
弦十郎「くっ、まだ機龍が出来ていないのか…ガウ!厳しい状況になるかもしれんが頼めるか?」
ガウ「がう!」
弦十郎に言われてガウは頷く。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
宇宙空間から降下してきたバガンは着地するなり熱線を吐いて街を破壊し始めた。
前の戦いで破壊された右側の角は再生していた。
「バガン、目視で確認!!」
隊長「全地上部隊、攻撃開始!!」
指揮車両からの隊長の指示を聞いて陸上自衛隊がバガンにメーサー隊のメーサー、迎撃ミサイルなどを放って命中させる。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
だがバガンは自衛隊の攻撃など気に止めず破壊を続けた。
「対象に全く効果ありません!!」
隊長「諦めるな!なんとしても食い止めるんだ!!」
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
だがそこへバガンが熱線を発射しメーサー部隊と迎撃ミサイルの車両を破壊する。
「隊長、地上部隊の損耗率60%を越えます!!」
隊長「くそっ!」
「隊長!バガンがこちらに!」
隊長「なに!?」
部下に言われて窓から外を見るとこちらに向かって来るバガンの姿があった。
隊長「下がれ、下がれ!」
隊長の指示で下がるがバガンは予想より早く迫ってくる。
バガンの足が指揮車両を踏み潰そうとした時だった。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゴジラがバガンの後ろから放射火炎を放って注意を自身に向けさせた。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
放射火炎を背中に喰らってバガンは狙いをゴジラに変えた。
その隙に指揮車両は離脱する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
リターンマッチでゴジラの気合いは十分で咆哮を上げる。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
現れたゴジラにバガンは熱線を繰り出す。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゴジラも放射火炎を繰り出して対抗する。
熱線と火炎がぶつかり合う。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
熱線だけではゴジラの火炎とは互角と判断したバガンは両側の角から光線を放った。
だがゴジラは放射火炎を放ちながら光線を回避した。
バガン「グアアァァァァァッ!?」
これにバガンは驚く。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
驚いているバガンにゴジラは放射火炎を叩き込む。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
放射火炎を喰らいバガンは後退する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
続け様に放射火炎を放ってバガンにダメージを与える。
藤尭「ガウくんが優勢です!」
バガンとゴジラの戦闘をモニターで見て優勢なのを言う。
友里「特訓の成果がだいぶ出ていますね」
そうガウは機龍の模擬相手をするのと同時に対バガン戦の特訓も積んでいたのだ。
弦十郎「このまま押し切れればいいんだが…」
心配そうに言う弦十郎。
するとアラームが鳴り響いた。
芹沢「大変です!宇宙レーダーが新たな生命体反応を検知!地球に向かっています!!」
弦十郎「なんだとぉ!?」
このままバガンを倒そうと口内にエネルギーをチャージしていた時、ゴジラの背中に光線が命中する。
ゴジラ「グルルルル……」
光線を喰らったゴジラが振り向くと空から二つの火に玉が落下してきていた。
二つの玉は品川埠頭に落ちた。
藤尭「品川埠頭に巨大生物が浮上します!!」
?「ゼットオォォォォォォォォォォォン!!」
?「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
品川埠頭から2体の宇宙怪獣が姿を現した。
非常にスタイリッシュで人間に近い姿をして両腕が鎌となっている怪獣と右手が鎌、左手が鉄球、五角形の模様のある腹、長い尻尾、背中の左右にはトゲが伸び、逞しい足に、デカイ耳と角を持った怪獣―『宇宙恐竜 ハイパーゼットンデスサイズ』と『暴君怪獣 タイラント』の宇宙怪獣だ。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォン!!」
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
2体の宇宙怪獣は上陸するとゴジラに向かってハイパーゼットンデスサイズは胸の発光器官から『暗黒火球』、タイラントは両耳から『アロー光線』を放った。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァ………」
暗黒火球とアロー光線を喰らってゴジラは倒れてしまう。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
そこへバガンが熱線を放って攻撃をしかける。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォン!!」
バガンに攻撃されて少し前に出たゴジラをハイパーゼットンデスサイズが鎌で斬る。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
斬られてしまったゴジラだが怯まずに放射火炎を放つがハイパーゼットンデスサイズはテレポート能力『ハイパーゼットンテレポート』で回避した。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
放射火炎は待ち構えていたタイラントが腹部の口で吸収し跳ね返した。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
跳ね返された放射火炎を喰らいゴジラは後退する。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォン!!」
さらにそこへバガンが光線と熱線、ハイパーゼットンデスサイズは暗黒火球を繰り出してゴジラを追い詰める。
響「ガウくん!?」
クリス「いくらガウでも宇宙怪獣3体じゃ無理があんだろ!?」
バガンに加えてハイパーゼットンデスサイズ、タイラントの2体の宇宙怪獣が加わった状態での戦いを見て言う。
「機龍はどうなっている!!」
そこへ3人の男性が入ってきた。
翼「あの人は…」
弦十郎「幕僚長…残念ながら機龍はまだ最終調整が終わっていません」
弦十郎は3人の男性『陸・海・空自衛隊幕僚長』に言う。
陸幕僚長「まだ出撃できないか!?」
空幕僚長「早くせねば…ゴジラが倒されれば世界は奴らの手に落ちるぞ!」
秋葉「大変です!」
弦十郎「今度は何だ!!」
秋葉「品川の地下と上空より高速で接近してくる生命反応があります!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァ…ゴガアァァァァ……」
バガンの光線と熱線、ハイパーゼットンデスサイズの暗黒火球、タイラントの跳ね返した放射火炎を喰らってゴジラはダウンしていた。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォォン!!」
ハイパーゼットンデスサイズがダウンしているゴジラの首に鎌を向け、止めを刺そうと振り上げた瞬間だった。
?「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーーー!!」
雄叫びのような声と共にハイパーゼットンデスサイズの左側の側頭部に無数の針が命中した。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォォン!?」
針を喰らいハイパーゼットンデスサイズは吹き飛び倒れる。
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
針が飛んで来た方の上空から巨大な蛾にも似た怪獣―護国三聖獣の1体『海の神 最珠羅』だ。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
最珠羅を見てタイラントは火炎放射を繰り出そうとするが突如、足場が崩れ転倒してしまった。
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
地面から現れたのは赤く巨大な耳と1本角を生やした30~40Mの小さな怪獣―最珠羅と同じく護国三聖獣の1体『地の神 婆羅護吽』だ。
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
現れた最珠羅と婆羅護吽はバガン、ハイパーゼットンデスサイズ、タイラントを威嚇するように鳴く。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
対するバガンは最珠羅と婆羅護吽を威嚇する。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォォン!!」
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
バガンが威嚇したのと同時にハイパーゼットンデスサイズとタイラントがバガンの左右に来る。
その時だった、ハイパーゼットンデスサイズとタイラントに向かって3本の稲妻のように波打つ電撃が飛んで来た。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォォン!?」
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!?」
電撃を喰らいハイパーゼットンデスサイズとタイラントは倒れる。
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
電撃が来た方から黄金に輝く三つ首で、尻尾が2本ある龍―護国三聖獣の1体で天の神にして最強の聖獣『千年龍王 魏怒羅』だ。
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
揃った三聖獣たちは互いに咆哮を上げる。
翼「護国三聖獣が…揃った…」
地の神 婆羅護吽、海の神 最珠羅、天の神 魏怒羅の護国三聖獣が揃ったのを見て驚いてしまっていた。
弦十郎「クニを守るために立ち上がったのか…」
エルフナイン『みなさん、機龍の最終調整が完了しました!いつでも出撃可能です!』
弦十郎「よし、機龍を出動させる!この戦いをバガンとの最終決戦とする!」
エルフナインから機龍が完成した報が入った。
「「「「「「はい/おう/了解/デース!」」」」」」
出動と聞かされて響たち装者はしらさぎに向かって行く。
藤尭「総員配置 機龍、発進、準備!」
友里「航空管制室 機龍の発進に備えよ!しらさぎ1、2、3号機発進準備!!」
装者たちが向かって行くのと同時に藤尭と友里が指示を出す。
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
電撃を放ちながらハイパーゼットンデスサイズとタイラントを牽制し、空中からバガンに迫る魏怒羅。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォォン!!」
だがハイパーゼットンデスサイズは電撃が直撃する前に『ハイパーゼットンテレポート』で回避すると魏怒羅の真上を取り斬りかかる。
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
ハイパーゼットンデスサイズが魏怒羅に斬りかかった時、最珠羅が無数の毒針を発射した。
毒針が飛んで来てハイパーゼットンデスサイズは魏怒羅への攻撃を中止してハイパーゼットンテレポートで回避する。
ハイパーゼットンテレポートで地上に戻ると暗黒火球を連射して魏怒羅と最珠羅に放つ。
暗黒火球を魏怒羅と最珠羅は縫うように回避する。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
口からの爆炎放射と腹からの冷凍ガスを合わせた『ハイブリッドヘルサイクロン』を婆羅護吽に放つタイラント。
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
対する婆羅護吽は素早く地中に潜り回避する。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン?グワアァァァァァァァァァァァァァァン!?」
地中に潜り姿を隠した婆羅護吽をタイラントは探していると足元が崩落して開いた穴に嵌まる形になった。
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
穴に嵌まったタイラントの近くから婆羅護吽が姿を現した。
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
穴から抜け出そうとするタイラントの腕に婆羅護吽は噛み付いた。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!?」
腕を噛まれたタイラントは婆羅護吽を引き剥がそうと振るうがなかなか剥がせなかった。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ハイパーゼットンデスサイズとタイラントが三聖獣の相手をしている隙にバガンは移動する。
その先には非難し終わっていない品川大病院があった。
藤尭『バガンが品川大病院に接近中、いぜん避難続行中!』
響「機龍を空中で切り離すよ」
しらさぎで機龍を輸送して響は藤尭の通信を聞いていう。
調「えっ!?」
クリス「本気かよ!?」
響の発言に調とクリスは驚く。
翼「だがこのまま奴の侵攻を許すわけにはいかない!!」
マリア「そうね。やるしかないわ、こっちでカウントをするからあなたが操縦しなさい!」
響「はい!!」
マリア「いくわよ!3…2…1…GO!!」
マリアの合図で機龍としらさぎを繋ぐ輸送ワイヤーが切り離されると機龍の背中に装備されているバックユニットと脹脛辺りからブースターが展開されて滑空するように飛行した。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
品川大病院に接近するバガン。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
だがそこへダウンから立ち直ったゴジラが立ちはだかる。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ゴジラに熱線と光線を放つバガン。
だがゴジラは避けようとしないどころか放射火炎を放たずに真っ向から受け止めた。
ゴジラの後ろにはいまだ病院から避難している人々の姿があった。
避けたり放射火炎を放てば後ろにいる人々が巻き込まれてしまうと判断して受け止めているのだ。
「ゴジラが庇っている今のうちに!!」
避難誘導していた自衛官が言う。
「ままー、ままー」
「真由美ちゃん!!」
女の子の声を聞いて一人のナースが病院に戻った。
「あ、おい!!」
戻ったナースを見て自衛官が叫ぶがすぐに女の子を抱えて戻って来た。
同時にゴジラが倒れてしまった。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
倒れたゴジラに止めを刺そうとバガンが熱線を口内にため込む。
「まずい!!」
そう判断した自衛官はナースと女の子を庇おうとした時だった。
?「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
機械的な鳴き声と共に何かがバガンに体当たりして吹き飛ばした。
バガンを吹き飛ばしたのは銀色の体色でゴジラに似た姿をした機体―『三式機龍』だ。
「あれって…」
「あぁ、三式機龍だ」
三式機龍を見て言う。
響「何とか間に合った…」
機龍を操作していた響は間に合ったことに安どする。
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
ゴジラに手を差し出す機龍。
ゴジラ「グルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
機龍の手を取り立ち上がるゴジラ。
響「いくよ、ガウくん!機龍!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
響の言葉に応えるようにゴジラと機龍は咆哮を上げる。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
吹き飛ばされたバガンは立ち上がって熱線を放つ。
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
バガンが放った熱線に機龍は口から口内に装備されている小型メーサー砲―『99式2連装メーサー砲』を放って対抗する。
だがメーサービームの共振作用によって90式メーサー車の240%の破壊力に達するとは言え威力の低い99式2連装メーサー砲ではバガンの熱線には敵わず押されてしまう。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
そこへゴジラが放射火炎で機龍に加勢する。
機龍のメーサーとゴジラの火炎の混合攻撃にバガンの熱線は弾き返されて直撃を喰らわせた。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
直撃を喰らいバガンは後退する。
翼「立花、奴を休ませるな!」
切歌「多連装ロケット弾を打ち込むデース!!」
響「はい!!」
翼と切歌に言われて響は機龍を動かす。
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
バックユニットに内蔵されている大型ロケット弾―MRL・2MkIVとも呼ばれる『680ミリロケット弾』を発射した。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
680ミリロケット弾を喰らいさらにバガンは後退する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
追い討ちをかけんとゴジラが放射火炎を放つ。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
放射火炎を喰らいバガンは倒れた。
クリス「このまま止めだ!!」
響「うん!」
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
機龍の胸部が展開されてある兵器が出た―機龍の最終兵器で-273.15℃という絶対零度の光弾を発射する3式絶対零度砲こと『アブソリュート・ゼロ』だ。
響「アブソリュート・ゼロ、発射まで3…2…」
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォォォォォォン!!」
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!?」
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!?」
アブソリュート・ゼロを放とうとする機龍を見てハイパーゼットンデスサイズはとを弾くとハイパーゼットンテレポートでバガンと機龍の間に現れ、アブソリュート・ゼロを代わりに受けた。
ハイパーゼットンデスサイズ「ゼットオォォォォォォォ………………」
アブソリュート・ゼロを喰らいハイパーゼットンデスサイズは分子レベルまで破砕された。
調「嘘!?」
切歌「アブゼロが外れたデース!?」
ハイパーゼットンデスサイズの予想外の行動に驚く。
クリス「くそっ、響!もう一度…」
響「無理だよ、もうエネルギーが…」
機龍の残りのエネルギー残量が二割を切っていた。
翼「飛行が仇となったか!」
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
ゴジラとエネルギーが足りず動けない機龍にバガンは熱線と光線を放った。
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
バガンの攻撃で機龍とゴジラは吹き飛ばされてしまう。
友里「機龍損傷!!」
弦十郎「早く立て直せ!!」
響『それが機龍が反応しません!!』
弦十郎「何!?」
響の報告に驚く。
藤尭「今の光線で、遠隔操作システムが破壊されたものかと」
弦十郎「なんとかしろ!」
エルフナイン「僕がいきます」
弦十郎がいてるとエルフナインが入ってきて言う。
弦十郎「君は戦闘要員ではない危険すぎる!」
エルフナイン「危険は覚悟しています。みなさんが命がけで戦っているんです。僕も自分の出来ることをしたいんです!」
弦十郎「だが…」
エルフナイン「僕だってS.O.N.G.の一員です!!」
弦十郎「……分かった。緒川、エルフナインくんの護衛を頼めるか」
緒川「分かりました」
弦十郎「機龍の失ったエネルギー急いで供給!あとは聞こえていたな!!」
クリス「聞こえてるって!」
切歌「絶対に機龍にバガンを近づけさせないのデース!」
調「うん!」
翼「防人の名に懸けてな!」
マリア「絶対に死なせない!」
響「機龍をお願い、エルフナインちゃん!」
エルフナイン『はい、任せてください!』
エルフナインが機龍の元へたどり着いて修理を終わらせるまでの間、響たちはバガンの足止めに向かう。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
案の定、バガンは動かない機龍に接近していた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
その前にゴジラが再び立ちはだかる。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
熱線と光線を放つバガン。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゴジラはバガンの放った熱線と光線を掻い潜るように接近する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
バガンの懐に潜り込んだゴジラはずっつきをかましつつ同時に尻尾を顔面に叩き込んだ。
ずっつきと尻尾の連続攻撃を受けながらもバガンは踏ん張って耐えた。
バガン「グアアァァァ……!?」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
反撃しようとするバガンだがゴジラはさせまいと放射火炎を放つ。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
放射火炎を受けながらもバガンは熱線を放つ。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
バガンの熱線を避けようとせずに受け止めながら放射火炎を放った。
放射火炎はバガンの両肩の角を破壊した。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
両肩を破壊されてバガンは怒り熱線を繰り出す。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
熱線の威力が上がっていたのかゴジラは数百Mほど吹き飛ばされてしまった。
ゴジラ「グルルルル……」
瓦礫を退かしながら立ち上がるゴジラ。
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
立ち上がったゴジラに婆羅護吽が投げ飛ばされて激突した。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
婆羅護吽を投げ飛ばしたのはタイラントで2体に接近していた。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
もたついて立ち上がれないゴジラと婆羅護吽にタイラントはハイブリットヘルサイクロンを放とうとする。
最珠羅「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
そこへ最珠羅が鋭い爪がある足でタイラントの後ろから耳を引っ搔いて攻撃する。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!?」
思わぬ攻撃に驚いたタイラントは怯んでしまいハイブリットヘルサイクロンを撃てなかった。
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
タイラントが怯んだ隙に婆羅護吽は立ち直るとジャンプして突進をかました。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァァァァァン!!」
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
婆羅護吽の突進がそこまで効かなかったのかタイラントは鎌と鉄球で婆羅護吽を掴むと放り投げた。
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
タイラントが婆羅護吽を放り投げたのと同時に魏怒羅の電撃とゴジラの放射火炎が炸裂した。
タイラント「グワアァァァァァァァァァァ………」
電撃と放射火炎を喰らいタイラントは断末魔を上げて爆散した。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
勝利の束の間、バガンがゴジラ、婆羅護吽、最珠羅、魏怒羅の4体に向かって熱線で攻撃する。
ゴジラは建物の陰に、婆羅護吽は地中に、最珠羅と魏怒羅は巧みに飛翔しながら回避する。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
だがバガンは攻撃の手を緩めず熱線を繰り出し続ける。
翼「雪音、マリア!ガウたちを援護するぞ!!」
クリス「分かってるって!!」
マリア「行くわよ!!」
バガンの頭上から翼と調が乗る1号機、マリアと切歌が乗る2号機、クリスと響が乗る3号機のしらさぎが攻撃する。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
頭を攻撃されたバガンは熱線を放とうとする。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
バガンが装者たちのしらさぎに気を取られている隙に建物の陰からでたゴジラは放射火炎を放った。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
不意打ちを喰らい仰け反るバガン。
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
ゴジラに続くように魏怒羅の電撃と最珠羅の毒針がバガンを強襲する。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
怒りが頂点に達したバガンは両肩の角を再生させると熱線と光線を乱れ撃ちのように放った。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
バガンの熱線と光線の乱れ撃ちを喰らいゴジラ、婆羅護吽、最珠羅、魏怒羅は吹き飛ばされたり、撃墜されてしまった。
マリア「うあっ!!」
翼「マリア…しまった!!」
バガンの光線に1号機と2号機は墜落してしまった。
クリス「先輩!マリア!」
響「調ちゃん!切歌ちゃん!」
クリス「くそ!おい、機龍はまだ動かせねーのかよ!!」
エルフナイン『もう少し待って下さい!!』
1号機と2号機が撃墜されたのを見てクリスは言うと現場にて他の自衛官たちと必死で機龍を修理しているエルフナインが言う。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
そんなエルフナインたちの姿を見たバガンは機龍に接近する。
クリス「まずい!!」
機龍に接近するバガンを見てクリスは注意を逸らさせようと攻撃する。
だがバガンはしらさぎなど眼中にないのか無視して機龍に接近する。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
射程に入ったのかバガンは熱線と光線を機龍に放った。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
そこへゴジラが割って入り機龍を庇った。
ゴジラ「グルルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
バガンの光線と熱線に耐えながらゴジラは放射火炎を放った。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
放射火炎を喰らいバガンは後退する。
エルフナイン『よし、修理完了です!!』
弦十郎『こっちも機龍のエネルギー補充完了した!!』
クリス「響!!」
響「うん!!」
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
修理とエネルギーを補給された機龍は立ち上がった。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
機龍が復活してゴジラは咆哮を上げる。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
5対1ではバガンが不利なのだがバガンは5体に攻撃する。
響「バックユニット切り離し!!」
前屈みになった機龍はバックユニットを噴射する。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」
熱線を発射してバックユニットを破棄する。
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?」
バガンの目の前が黒煙で見えなくなっていたがすぐに晴れた瞬間、胸部を展開した機龍がいた。
響「アブソリュート・ゼロ、発射!!」
バガン「グアアァァァァァァァァァァァァァァァッ………・……」
アブソリュート・ゼロを喰らいバガンの全身は凍り付いた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
凍ったバガンに止めでゴジラは放射火炎、婆羅護吽は火炎、最珠羅は『クロスヒートレーザー』、魏怒羅は『トリプルトルネード』、機龍は99式2連装メーサー砲を一斉に放ちバガンを木っ端微塵にした。
クリス「いよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
響「やったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
婆羅護吽「ガルピュリヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
最珠羅「キュオォォォォォォォォォォーーーーーーーー!!」
魏怒羅「リュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
機龍「ギグガオォォォォォォォォォォォォォ!!」
ゴジラ、婆羅護吽、最珠羅、魏怒羅、機龍は勝利の咆哮を上げるのだった。
響「はあ~、一時はどうなるかと思ったよー」
ガウ「がうー」
クリス「まあ、勝てたからよかっただろ?」
翼「あぁ、宇宙からの巨大な悪をまた一つ倒せたのだからな」
マリア「そうね」
調「聖獣さんたちもまた眠りに着いたみたいだし」
切歌「そうデスよ!」
戦いのあとそう話す装者たち。
だが新たな脅威が地球に迫っていることを彼女たちはまだ知らない…
?「ギオオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」
Continued on next time