戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「シン・ゴジラ編開始~!!」

クリス「今回は話が話だけに纏まんなかったらしいからいくつかに分けてるみたいだぞ」

翼「シン・ゴジラ編だけは毎日投稿ではないがよろしく頼む」

響「それではシン・ゴジラ編をどうぞ!!」


シン・ゴジラ篇
第109話 未確認巨大生物


その日は来るべくして来たのかもしれない…。

 

その日、東京湾羽田沖で大量の水蒸気が噴出、同時に海底を通る東京湾アクアラインでもトンネル崩落事故が発生してS.O.N.G.は救助活動をしていた。

 

クリス「ったく、なんでこうも連続で事件事故が起きるんだよ!」

 

水蒸気大量噴出に続いてアクアラインのトンネル崩落事故が起きて瓦礫で塞がったトンネルをアームドギアで破壊しながら掘削していた。

 

本来なら今日は完全に非番のはずなんだが緊急出動がかかってしまい不機嫌なのだ。

 

マリア「ぼやかない!」

 

翼「そんな暇があるなら早く瓦礫を退かすんだ!」

 

クリス「分かってるって!」

 

マリアと翼に言われて続ける。

 

 

 

切歌「およ~…完全に塞がっちゃってるデス」

 

調「近くに脱出用の滑り台がある区画は良かったけどそうじゃない所はまだ人が取り残されてるみたい」

 

本部にてアクアライン内にあった監視カメラのモニターを見ていた切歌と調は言う。

 

響「やっぱり怪獣の仕業かな?」

 

エルフナイン「ですが地下やその上空、海域には怪獣ほどの生命反応は検知されてません」

 

弦十郎「それにそのような巨大生物が通ったらアクアラインは完全に破壊されているハズだからな」

 

八紘『弦、状況はどうだ?』

 

弦十郎「いま装者たちによる救助活動が進められているところだ」

 

八紘『ゴジラ亡き今、世界中で怪獣たちによる災害が頻発している。今回も可能性は低いだろうが注意してくれ』

 

ゴジラが反応兵器を蒸発させるために最期の力を振り絞り命を失って数週間、世界中で怪獣たちによる災害が頻発していた。

 

アフリカでは伝説とされていた水牛たちの王にして古代水牛の生き残り『水牛怪獣 オクスター』による地下水の増水、イギリスでは海底火山の活動で目を覚ました親子怪獣『ゴルゴ』によるロンドン蹂躙、日本ではマタマタガメの怪獣『大ガメ怪獣 カメーバ』、カミナリイカ(別名:モンゴウイカ)の怪獣『大イカ怪獣 ゲゾラ』、カルイシガニの怪獣『大ガニ怪獣 ガニメ』の3大怪獣による襲撃、一番被害が大きかったのはアメリカで巨大ゴリラの怪獣『キングコング』、太平洋上のイグアナが変化した怪獣『ジラ』、古生代ペルム紀に生息していた怪獣『ムートー』などの多くの怪獣たちの襲撃を受けていた。

 

しかしその大半はモスラ、アンギラス、ファイヤーラドンなどのシンフォギアと戦った怪獣たちにより撃退されている。

 

緒川「やはり今まで怪獣たちが人類に攻撃を仕掛けなかったのはガウくんによる絶対的なパワーバランスがあったのですね」

 

藤尭「そのバランスが崩れてガウくんに抑えられていた怪獣たちが一斉に襲撃してきたわけか…」

 

友里「もしかして怪獣たちはガウくんの願いを叶えようとしているんじゃ…」

 

弦十郎「人類の抹殺か…」

 

かつてゴジラことガウが目論んだ人類の抹殺を思い出す。

 

藤尭「司令!大変です!!」

 

弦十郎「どうした!?」

 

藤尭「東京湾羽田沖で巨大生物の尻尾と思われる物体が出現しました!!」

 

弦十郎「なんだとぉ!?」

 

 

 

東京湾羽田沖では水蒸気の煙に紛れて巨大な尻尾が海面から上空に伸びていた。

 

尻尾がでている部分の海面はかなり高温なのかプランクトンが死滅して赤潮になっていた。

 

「すげー…なんだよアレ?」

 

「また怪獣なんじゃ…」

 

巨大な尻尾の部分を見て観光客はスマホで撮影をしていた。

 

そんな上空をS.O.N.G.のヘリが接近していた。

 

切歌「お、大っきいデス…」

 

調「尻尾がアレだけなら本体はどれだけ…」

 

響「師匠、どうしたら良いですか?」

 

弦十郎『今のところ被害は無い、政府も学者たちの意見を聞いて上陸の恐れはなく例え上陸しても自重で即死すると言っているがしばらくは監視を…』

 

切歌「あーっ!!」

 

弦十郎から指示を仰いでいた時、切歌が大声を上げた。

 

響「どうしたの?」

 

切歌「あ、アレ!」

 

切歌が指差した先を見ると巨大な尻尾の本体と思われる怪獣の姿があった、しかも蒲田に上陸しようと接近していた。

 

体全体は薄茶色で頭部は深海魚のラブカに似ており、首元には水生生物の名残りであるエラが見受けられる姿をした怪獣だった。

 

エラからは赤い体液が時たま流れ出ていた。

 

 

 

友里「怪獣、蒲田に上陸!品川方面に向かっています!!」

 

藤尭「上陸したら自重で死ぬんじゃなかったのか!?」

 

エルフナイン「僅かな時間で陸地への適用と自重を支えられるように進化した!?」

 

あまりにも進化が早い怪獣に驚く。

 

 

 

怪獣は地を這う様に鎌田を歩いていた。

 

止まっていた車を押し退ける様に怪獣は進む。

 

切歌「ひ、被害が甚大じゃないデース!!」

 

響「師匠!」

 

弦十郎『仕方あるまい、出撃してくれ!!』

 

調「了解です!!」

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron…」

 

切歌「Zeios igalima raizen tron…」

 

調「Various shul shagana tron…」

 

起動詠唱を歌いギアを纏う3人。

 

切歌「デェス!!」

 

ギアを纏いヘリから飛び出したのと同時に切歌は鎌の刃部分を分裂させブーメランのように投擲して左右から挟撃する『切・呪りeッTぉ』を繰り出す。

 

切・呪りeッTぉにより怪獣の皮膚を切り裂くと辺りに赤い血のような液体が飛び散る。

 

調「はぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ヘッドギアの左右のホルダーから小型の丸ノコを連続で放つ『α式・百輪廻』を繰り出しさらに怪獣を切り刻む。

 

 

 

エルフナイン「あの液体は…」

 

怪獣の体から撒き散らされた液体を見てエルフナインは調べ始める。

 

 

 

響「よし、私も…」

 

エルフナイン『待ってください!!』

 

響「え!?」

 

切歌と調に続こうとした響をエルフナインが止めに入った。

 

エルフナイン『あの怪獣を攻撃しないでください!怪獣の体には放射能物質が多量に含まれています!』

 

響「っと言うことは…」

 

調「私たちが攻撃してあの怪獣を攻撃すればするほど汚染物質を撒き散らしちゃうの!?」

 

切歌「なんデスとぉー!?」

 

 

 

「総理、蒲田に未確認巨大生物が上陸。シンフォギア装者と交戦中とのことです」

 

内閣にて秘書が総理大臣『大河内 清次』に言う。

 

大河内「未確認巨大生物?怪獣か?」

 

「恐らく。すでにシンフォギア装者と交戦していますが…かなり苦戦しています」

 

矢口「総理、自衛隊を出撃させて装者と共同戦線を組むべきです」

 

内閣官房副長官『矢口 蘭堂』が進言する。

 

大河内「ふむ。だが避難はまだ完了していないのだろ?」

 

花森「しかし総理、このまま装者たちが負ければ怪獣に我が国の蹂躙を許すことに…」

 

防衛大臣の『花森 麗子』が言う。

 

大河内「分かっている。だが国民に自衛隊の武器を向けるわけにはいかん」

 

国平「でしたら米国に怪獣駆除を依頼しては…」

 

花森「その米国が余計なことをしたせいで世界中に怪獣たちが襲撃するようになったのではないんでか!」

 

副総理兼外務大臣の『国平 秀一』が米国に怪獣駆除の要請をしようと提案すると花森が数週間前の反応兵器によりゴジラが死んだ原因を怒鳴るように言う。

 

「大変です、怪獣が!」

 

職員が慌てたようすで入ってきた。

 

 

 

蒲田に上陸した怪獣は変化をしていた。

 

前肢から小さいながらも腕が生え、表皮も焼けただれたような茶褐色へと黒みを増し、内皮も熱を帯びて赤熱化して二足歩行の姿に進化した。

 

?「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

立ち上がった怪獣は雄叫びを上げる。

 

切歌「ま、また変化したのデスって…」

 

調「あの姿は…!?」

 

響「ゴジラ!?」

 

変化した怪獣の姿は数週間前に死んだゴジラに類似していた。

 

響たちが怪獣の姿に驚いていると自衛隊の『AH-1S対戦車ヘリコプター』が現れた。

 

 

 

友里「怪獣に前に自衛隊の対戦車ヘリが現着!」

 

藤尭「指令!響さんたちからの報告!怪獣の形状が…ゴジラに類似していると…」

 

弦十郎「なんだと!?」

 

藤尭の報告を聞いて驚く弦十郎。

 

 

 

「こちらアタッカー1!目標の形状が報告と違う!指示を乞う!このまま攻撃していいか!?繰り返す!目標の形状が報告と違う!」

 

怪獣の姿を確認した自衛隊員たちは戸惑う。

 

『アタッカー1CP、攻撃は続行!繰り返す!攻撃は続行!!』

 

返事を聞いて自衛隊員は配置につく。

 

『攻撃待て!攻撃待て!目標の近くに人影を発見!射線上に住民がいる!』

 

戦果確認を行う『OH-1観測ヘリコプター』が部隊に言う。

 

確かに下には逃げ遅れた老夫婦が歩いていた。

 

財前「目標の前に人がいます。攻撃してもよろしいですか?」

 

木更津駐屯地第4対戦車ヘリコプター隊本部から朝霞駐屯地総合任務部隊司令部から防衛省本省庁舎中央指揮所から届けられた射撃の可否を統合幕僚長『財前 正夫』が花森に確認した。

 

花森「総理!攻撃を開始してよろしいですか!?」

 

大河内「ならん!自衛隊の弾を国民に向けるわけにはいかん!!」

 

花森「では作戦はどうなるのですか!?」

 

大河内「作戦は…中止だ!」

 

花森「そんな…」

 

 

 

『アタッカー1CP、攻撃中止、攻撃中止!待機せよ!』

 

『了解、待機する!』

 

攻撃中止の指示を聞いて全機、引き上げてしまった。

 

響「自衛隊が…」

 

引き上げていく自衛隊機を見て呟く。

 

?「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

怪獣は雄たけびを上げるとUターンしてに移動し始めた。

 

 

 

藤尭「怪獣は天王洲運河より離岸、首都高羽田線を破断、京浜運河より東京湾に移動!」

 

友里「怪獣の反応途絶しました!」

 

弦十郎「ゴジラに似た怪獣か…」

 

東京湾に消えた怪獣を見て弦十郎は呟くのだった。




未来「では次回をお楽しみに」

セレナ「いつ投稿するかは不明ですけどね」
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