戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「シン・ゴジラ編第3話~!」

ゼロ「今回は少し前の話になるぜ!」

ヒカル「それじゃあ、見てくれよ」


第112話 矢口プラン(発案)

怪獣が上陸する昨夜のこと。

 

巨災対の会議室に集まっていた。

 

エルフナイン「現場で回収された怪獣の体から検出された放射能なのですがγ線が既存のそれと全く一致しませんでした」

 

弦十郎「つまり?」

 

エルフナイン「つまり、あの怪獣の体内には未知の新元素が含まれています」

 

弦十郎「米国が怪獣の体液を回収しようとしたのはそれが狙いか…」

 

米国の狙いが怪獣の体内にある未知の新元素だと分かり弦十郎は納得する。

 

森「しかしアレだな。ここまで来ると色々と手詰まり感が出てきたな」

 

安田「ですね。エルフナインさんの方もですが理研の報告にはインパクトありましたからね。まさか怪獣に人類の8倍もの遺伝子情報があるなんて」

 

理研から送られてきた怪獣の遺伝子情報を見て言う。

 

根岸「シークエンスだけで何年かかるか分からない情報量ですよ」

 

原子力規制庁監視情報課長『根岸 達也』が同感する。

 

尾頭「これであの怪獣がこの星で最も進化した生物だと確定しました」

 

間「あの怪獣は世代交代ではなく一個体だけで劇的な進化を遂げている。まさに人知を越えた完全生物だよ」

 

袖原「とは言えアレも怪獣なら生き物だ。ならば必ず倒せる」

 

間「だと良いんだが…」

 

森「それを探るのも我々巨災対の仕事ですよ。生態情報だけでなく行動情報にも何かヒントはないか?」

 

安田「とは言え歩くだけですよ?」

 

立川「そう言えば先の上陸時、何で急に東京湾に引き返したんだ?」

 

怪獣が最初の上陸時して第3形態になって直ぐに東京湾に引き返したのを疑問に思った。

 

エルフナイン「もしかして…冷えきっていないのでは?」

 

弦十郎「どういう意味だ?」

 

エルフナイン「前に切歌さんたちから聞いたのですがガウくんは体の体温が低く夏場は凄く気持ちがいいと言っていました。あの怪獣もかなりの体温があると考えられます、ですから…」

 

間「なるほど!そう言うことか!!」

 

エルフナインの言葉に間は何かに気づいた。

 

間「あの怪獣は恐らくゴジラと同じく体内には原子炉を持っている。それを背鰭などから常時放熱している。だがそれは余熱調整の補助でメインは血液流を冷却機能としているのが非常に高い!」

 

安田「だから最初の上陸の時の形状変体時はまだ冷却機能が上手く働かず体温調整が出来なくて一時的に退化して海に戻ったっと推測できます」

 

根岸「そっから考えらる素行可能な対象方が体内冷却機能の強制停止です」

 

尾頭「停止されるとあの怪獣は生命維持のために体内の原子炉の反応炉をスクラム状態にせざるをえなくなります。その過程で急速な冷却を必要とするので死に至るかは不明ですが少なくとも活動の凍結は可能です」

 

町田「そのための血液凝固促進剤を傾向投与する可能性を模索すべきと考えます」

 

エルフナインの言葉をヒントに間、安田、尾頭、そして経済産業省製造産業局長『町田 一晃』が言う。

 

矢口「あの怪獣は直立歩行形態になっている出来るのか?」

 

袖原「具体的な実行方法は朝霞で立案します。傾向投与には民間の高圧ポンプ車が使えます」

 

竹尾「必要な凝固剤や特殊車両等は厚労省、経産省、うちの役所で各自手配して全国からかき集めます」

 

森「これを矢口プランとして総理への提案をお願いします」

 

矢口「分かった。名前はともかく、進めてくれ。風鳴司令ももしものために別のプランをお願いします」

 

弦十郎「分かりました」

 

その日の夜、国会前に大勢のデモ隊が押し掛け怪獣を倒せという抗議が起きていた。

 

そして翌日の昼、矢口プランの準備に追われて仮眠していた矢口の部屋に志村が入ってこう言った。

 

志村「副長官!1分前に怪獣が佐上湾に出現、鎌倉に再上陸します!」




ショウ「次回はいつ更新するか分からんらしいが…必ず更新する」

ギンガ「それまで待っていてくれ」

エックス「それでは我々はゴモラを虐めているというサル退治に行ってくるぞ!」

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