戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「XD編突入ー!!」

クリス「今回はどこに行くことやらか」

マリア「では見てちょうだい」


XD・帰って来た!史上最強のブレイブチーム!篇
第119話 やる気のないガウ


その日、艦内に警報音が鳴り響いていた。

 

響「師匠、何があったんですか?」

 

弦十郎「実はそれがギャラルホルンがまた起動した」

 

クリス「はぁ!?またかよ!?」

 

翼「シン・ゴジラ事変からまだそんなに経っていないのに今度は並行世界か…」

 

弦十郎「あぁ。だから至急調査チームを…」

 

弦十郎がそう言っていると警報音が再び鳴り響いた。

 

藤尭「大変です!ギャラルホルンの保管区に謎の怪人たちが突如出現しました!」

 

友里「映像出します!」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~!!』

 

友里が出した映像にはゾウリムシのような柄をしてトンファーを持った怪人たち―デーボス軍の『ゾーリ魔』だった。

 

クリス「アイツらは!?」

 

マリア「知ってるの?」

 

響「はい、ダイゴさんたちの世界にいたデーボス軍とかいう悪の軍団の戦闘員で確か名前は…」

 

翼「ゾーリ魔!」

 

出現したゾーリ魔たちに驚く。

 

藤尭「出現した怪人たちが移動を開始しました!」

 

弦十郎「装者たちは直ぐに迎撃に向かってくれ!」

 

調「はい!」

 

切歌「了解デース!」

 

ゾーリ魔迎撃に響たちは発令室を出た。

 

 

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~!』

 

響「これ以上先へは…」

 

クリス「行かせるかよ!!」

 

全員がギアを出した。

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron…」

 

クリス「Killter Ichaival tron…」

 

翼「Imyuteus amenohabakiri tron…」

 

マリア「Seilien coffin airget-lamh tron…」

 

切歌「Zeios igalima raizen tron…」

 

調「Various shul shagana tron…」

 

それぞれの起動詠唱を歌いギアを纏う。

 

翼「行くぞ!!」

 

一斉にゾーリ魔たちに向かって行く。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~……』

 

響のパイルバンカーの要領の攻撃にゾーリ魔たちは吹き飛ばされる。

 

クリス「オラオラオラー!!」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~……』

 

クリスは連射型のボウガンでゾーリ魔たちを貫く。

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~…… 』

 

翼は刀でゾーリ魔たちを次々と切り捨てて行く。

 

マリア「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~……』

 

マリアは 蛇腹状に変化させたアームドギアを振るいゾーリ魔を切り捨てる。

 

切歌「行くデスよ、調!」

 

調「うん。切ちゃん!」

 

「「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~……』

 

切歌と調は互いの歌を重ねてユニゾンし、コンビネーションでゾーリ魔たちを一網打尽にする。

 

順調にゾーリ魔たちを倒して撃退した響たち。

 

クリス「楽勝だったな」

 

切歌「見た目のわりには弱かったデス!」

 

調「うん、そうだね」

 

マリア「ところで…さっきから気になっていたんだけど…」

 

マリアがある方向を指差した。

 

ガウ「くあ~…がうー…」

 

そこには全くやる気がなく、体を丸めて眠っているガウがいた。

 

響「あぁ、ガウくーん!床で寝ちゃダメだってば!」

 

ガウ「がう…がう…」

 

響の言葉を無視してガウは眠っていた。

 

クリス「どうしちまったんだよガウの奴?」

 

響「分かんない…朝からずっとこんな感じで…」

 

切歌「何か変なものでも食べたんデスかね?」

 

翼「いや、もしかしたら今回はガウに何か関わりがあるのやもしれんな」

 

調「響さんが前に並行世界の響さんと共鳴したみたいな?」

 

マリア「確かにそれなら可能性が高いわね」

 

弦十郎「それならば響くんは絶対に行かねばなるまい」

 

話していると弦十郎たちが入ってきた。

 

クリス「じゃあ、あとのメンバーはどうすんだ?」

 

未来「それなら私も手伝うよ」

 

響「未来!?」

 

弦十郎たちのあとから現れた未来に驚く。

 

未来「ガウくんは響や私、皆のために体を張ってノイズたちと戦っている…なら私も何か出来たらなって」

 

響「未来…ありがとう!」

 

未来の両手を持って言う。

 

翼「ではあとは誰が行くか…」

 

切歌「はいはい!私と調も行くデース!!」

 

元気良く手を上げる切歌。

 

調「是非、行かせてください」

 

弦十郎「しかし4人も行くとなると…」

 

クリス「大丈夫だよ、あとはアタシらがいるからな」

 

マリア「そうね」

 

翼「あぁ。小日向はまだ戦いに慣れていないから月読や暁と共に後方支援に回った方がいいやもしれんな」

 

弦十郎「お前たちがいうなら仕方あるまい」

 

そう言って弦十郎は承諾する。

 

その時だった…ギャラルホルンが輝いたかと思いきや手の形をした白い光がガウ目掛けてきていた。

 

ガウ「くあ~…」

 

眠っていて欠伸をしているガウは全く動かず手に掴まれてしまい、ギャラルホルンに吸い込まれてしまった。

 

響「が、ガウくーん!!」

 

クリス「やる気ないのにもほどがあんだろ!?」

 

これには全員が驚いてしまった。

 

弦十郎「兎に角、響くんたちは直ぐに並行世界に向かってくれ!!」

 

「「「「はい!/デース!」」」」




響「あわわわ…ガウくんが拐われちゃったよー!!」

切歌「急いで助けに向かうのデス!」

調「でも並行世界にいったいなにが…」

未来「またキョウリュウジャーって世界だといいけど…」

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