戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「さて、今日も気合いを入れていこーう!」

ガウ「がうー!」

クリス「それじゃ、見てくれよ?」


第120話 復活のデーボス軍

やる気が無くなって謎の光の手によって連れ去られたガウを追ってギャラルホルンのゲートを通って並行世界に着いた響、未来、切歌、調の4人。

 

未来「ここが並行世界…」

 

切歌「すごい未来的デース…」

 

着いて彼女たちが見たのはフォログラムみたいに会話している人や宣伝などの映像が流れているモバイルが空を飛んでいた。

 

ここは建物や通信機器が響たちがいる世界より少し進んでいる世界のようだ。

 

響「この世界のどこかにガウくんがいるんのかな?」

 

調「心配しているのはみんな同じですよ、響さん」

 

切歌「そうデスよ!ここはまず手がかりを探すデース!」

 

響「そうだね」

 

この世界にいるであろうガウを探そうとした時だった。

 

空の一角に黒い穴が開いたかと思いきやそこから緑色の光弾が雨のように降り注いで町を破壊し始めた。

 

『ヌルヌル~~!!』

 

さらに穴からは大量のゾーリ魔たちが飛来した。

 

未来「あれって!?」

 

響「ゾーリ魔!?」

 

切歌「人が襲われてるデスよ!」

 

調「助けないと!」

 

響「Balwisyall Nescell gungnir tron…」

 

切歌「Zeios igalima raizen tron…」

 

調「Various shul shagana tron…」

 

未来「Rei shen shou jing rei zizz…」

 

起動詠唱を歌いギアを纏う。

 

響「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~~……』

 

ギアを纏ってゾーリ魔たちをぶん殴って吹き飛ばす。

 

切歌「行くデスよ、調!!」

 

調「うん、切ちゃん!!」

 

切歌・調「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~~……』

 

互いの歌を重ね合わせてユニゾンさせてゾーリ魔たちをなぎ倒していく。

 

未来「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゾーリ魔『ヌルヌル~~……』

 

未来はまだ戦闘は扇子の先端から光線を放ってゾーリ魔たちを倒していく。

 

切歌「やっぱり大したことないデース!」

 

調「確かに大したことないけど数が多い!!」

 

未来「こんなに多いなんて…」

 

響「でもゾーリ魔がいるならきっとあの人たちが…」

 

響は戦っている中で待っていた…あの戦士たちが来るのを…。

 

?「そらっ!!」

 

?「ぬりゃあっ!!」

 

「「「「!?」」」」

 

4人の前に光線が飛んできて火花が散った。

 

光線が来た方を見るとそこにはゾーリ魔とは違う4体の怪人薄い緑色で両肩のこいのぼりがついて三味線を持った怪人、枯葉色をして餅つきに使われるキネを持った怪人、クリスマスツリーのような槍を持ってパッと見サンタクロースに見受けられる怪人、水色でカニみたいな姿をした怪人がいた。

 

?「そこまでだぞ、小娘ども!」

 

?「ゾーリ魔を倒すとはなかなかではないか」

 

響「あなた達はまさかデーボモンスター!?」

 

ハルダモンネ「ほう、我らのことを知っているとは。その通り、我はデーボ・ハルダモンネ!」

 

アキダモンネ「そしてデーボ・アキダモンネ!」

 

フユダモンネ「デーボ・フユダモンネ!」

 

ナツダモンネ「デーボ・ナツダモンネ!」

 

「「「「我ら、デーボス軍 攻撃団・四季!!」」」」

 

デーボス軍 攻撃団・四季と名乗る『デーボ・ハルダモンネ』、『デーボ・アキダモンネ』、『デーボ・フユダモンネ』、『デーボ・ナツダモンネ』。

 

調「こ、攻撃団・四季って…」

 

切歌「そのまんまのネイミングデース…」

 

そのまんまのネーミングである攻撃団・四季に呆れてしまう調と切歌。

 

まあ、確かに春、秋、冬、夏って四季であるからだ。

 

未来「ねえ、響。聞いてたのと違うんだけど…アレがデーボス軍?」

 

響「なーんか違う気がする…」

 

未来に聞かれて響は少し不安になっていた。

 

フユダモンネ「何をごちゃごちゃいてるのよ、これでもあ、くらくら喰らえ~!!」

 

ナツダモンネ「ひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

フユダモンネとナツダモンネは槍とハサミから光線を放つ。

 

響たちは跳躍して回避する。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「「「「なっ!?」」」」

 

爆煙を突き破って現れた響に驚いるとハルダモンネの腹部に展開したアームドギアの叩き込む技―『我流・撃槍烈破』を繰り出して吹き飛ばした。

 

アキダモンネ「は、ハルダモンネ!?」

 

未来「余所見は禁物なんだから!!」

 

アキダモンネ「うおあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ハルダモンネが吹き飛ばされたのに驚いているアキダモンネを未来が扇で殴り飛ばした。

 

フユダモンネ「あぁもう、役立たず!」

 

ナツダモンネ「だが我らはそう簡単には…」

 

調「私たちを忘れてもらったら…」

 

切歌「困るデース!!」

 

「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

響と未来を攻撃しようとしたフユダモンネとナツダモンネを調と切歌が攻撃して吹き飛ばす。

 

ハルダモンネ「な、なんて強さだ!?」

 

アキダモンネ「この強さに歌いながらの戦い方…まさか異世界から来た伝説の戦士 シンフォギアか!?」

 

響「伝説って……」

 

切歌「なんだが恥ずかしいデース」

 

伝説と言われて少し恥ずかしがる。

 

フユダモンネ「し、しかしシンフォギアは100年前に存在していたハズだぞ!!」

 

響「ん?100年前?」

 

未来「どうかしたの、響?」

 

響「え、うん…ちょっとね」

 

響がフユダモンネの言葉に引っ掛かっていると…。

 

?「そこまでだ、デーボス軍!」

 

「「「「なに!?」」」」

 

響「このパターンは!」

 

戦士がよく言うセリフが聞こえて見ると濃紺、水色、灰色、銀色、青、紫のジャケットを着た6人の若者がいた。

 

響「あれ?ダイゴさん?」

 

ジャケットを着た若者たちはかつて響たちが出会ったブレイブチーム『獣電戦隊 キョウリュウジャー』の『桐生 ダイゴ』、『イアン・ヨークランド』、『有働 ノブハル』、『立風館 ソウジ』、『アミィ・結月』、『空蝉丸』に似ていた。

 

ダイゴ?「こ、今度は僕たちが相手だ!」

 

ダイゴに似た濃紺のジャケットを着た若者が指を指して言う。

 

響たちに。

 

「「「「え!?」」」」

 

これに響たちは驚くしかなかったのだった。




マリア「心配だわ…調と切歌…」

翼「何を言っている?あの2人なら心配無用だ」

弦十郎「そうだ。調くんも切歌くんもちゃんとしてくれるハズだ」

クリス「むしろ心配なのは…」

マリア「えぇ…そうね」

((((響と未来/立花と小日向/響くんと未来くんがちゃんと自嘲してくれればいいんだけど…))))

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