戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「いやー、寒い日が続きますなぁ…」

マリア「日本の寒さにはやっぱりこたつよ!」

切歌「こたつは暖かいデース!」

調「もう出たくない…」

マリア「………やっぱり仕舞いましょう」

響・切歌・調「「「えぇ!?」」」


第125話 それぞれの思うこと

イッちゃん「なぁ、ウッピー。なんでウッピーはボウリングなんてのをやってるんだ?」

 

ボウリング場でイッちゃんはウッピーに聞く。

 

ウッピーは2114年に大流行中であるボウリングのプロなのだ。

 

ウッピー「それはこのレトロ感がしっくりくるんだ。そう言うイッちゃんはなんでミュージシャンなんてしてるんだ?」

 

イッちゃんはミュージシャンで先祖のイアン同様、女性にモテモテなのだ。

 

イッちゃん「俺も似たようなもんだ。なんだか音楽をしていると落ち着くんだ」

 

ウッピー「なるほど」

 

?「渇!!」

 

イッちゃん・ウッピー「「うわあぁぁぁっ!?」」

 

イッちゃんとウッピーの後ろから1人の木刀を持った老人が現れて渇を入れた。

 

ソウジロウ「き、きよつけろ!うちのひい祖父さん、元キョウリュウジャーだ!!」

 

イッちゃん・ウッピー「「いぃ!?」」

 

ボロボロのソウジロウが後から来て言う。

 

そうこの老人こそが唯一生き残っている100年前の獣電戦隊 キョウリュウジャーの1人『斬撃の勇者 キョウリュウグリーン』こと『立風館 ソウジ』その人なのだ。

 

ソウジ「貴様ら、それでもキョウリュウジャーか!こんなところで油を売っている暇があれば少しは鍛練でもしたらどうだ!!」

 

イッちゃんとウッピーの2人に詰め寄り言う。

 

ソウジ「ソウジロウ、行くぞ!!」

 

2人に言うとソウジはソウジロウの腕を掴んで連れ帰ろうとする。

 

店員「あ、あのお客様!」

 

ソウジ「支払いはします!!」

 

店員に呼ばれてソウジはカードで支払いをする。

 

 

 

ダイ「はぁ…僕って勇者じゃなかったのかな…」

 

その頃、公園のベンチにてダイは落ち込んでいた。

 

自分が伝説の勇者『キョウリュウジャー』だとキャンデリラとラッキューロから言われて冴えなかった自分を変えられると思っていたが勇者どころか異世界から来た戦士たちをデーボス軍と間違えてしまったり、いきなり転けたりしていいとこは全くなかった。

 

ダイ「はぁ…」

 

?「ギャアァァァァァァァァン!ギャアァァァァァァァァン!!」

 

ダイ「うわっ!?」

 

落ち込んでしまっているダイの後ろから白く小さいティラノに似た生き物―かつてキョウリュウレッドの相棒の獣電竜が小さくなった姿『ミニティラ』が現れて驚く。

 

ガウ「やっと見つけた」

 

その後ろから遅れてガウが現れた。

 

ダイ「君は確か…」

 

ガウ「ガウだよ。ねぇこの子、色は何に見える?」

 

ミニティラを見せながらガウはダイに聞く。

 

ダイ「え?白色じゃないの?」

 

ガウ「白か…」

 

ダイの発言に少しガウはガッカリしていた。

 

ミニティラ「ガルルルル……ギャアァァァァァァァァン!ギャアァァァァァァァァン!!」

 

ミニティラは怒った様子で鳴く。

 

ダイ「え?な、なに!?」

 

怒るミニティラに驚くダイ。

 

ガウ「おにーさんがウジウジしてるからミニティラが怒ったんだよ………」

 

クスッと笑って言うガウだが次第に顔色が悪くなり始めた。

 

ガウ「がはっ!!」

 

顔色が悪くなったかと思いきやガウは血を吐いて倒れた。

 

ダイ「ど、どうしたの!?」

 

血を吐いて倒れたガウに駆け寄るダイ。

 

?『やはり限界が来てしまったか…』

 

声と共にトリンが現れた。

 

ダイ「と、トリンさん!い、いったい何が…」

 

血を吐いて倒れたガウを目の当たりにして完全にテンパってしまっているダイ

 

トリン『詳しい話はスピリットベースで話そう』

 

ガウを抱えるとトリンはそう言ってダイとミニティラを連れて光となって飛んでいった。




切歌「さ、寒いデス!こたつが無いとやってけないデス!」

調「ま、マリア…こ、こたつを……」

マリア「………もう出しません!」

響「酷い!?」

未来「3人とも少しはガウくんを見習ったら?」

ガウ「くあぁ~…」←毛布にくるまってる子

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