戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「100年後のキョウリュウジャー編ももうすぐクライマックス!」

未来「それではどうぞ!」


第129話 大復活!史上最強のブレイブチーム!!

ガオス「調子に乗るのもここまでだ。キョウリュウジャー、シンフォギア。これを見るがいい」

 

容器に入った緑色の肉片を見せるガオス。

 

響「な、なにあれ?」

 

未来「何かの欠片?」

 

ガオス「これは100年前に倒されたデーボス様のお体の一部だ。これに今まで集めた卑屈、嫉妬、後悔、そして溜め込まれて残っていた喜び、怒り、哀しみの感情を注ぎ込み、デーボス様を復活させる」

 

ブラック「なに!?」

 

デーボスが復活すると聞いて驚く。

 

ガオス「さぁ、復活してくだされ!デーボス様ぁ!!」

 

容器を高く掲げ、容器に卑屈、嫉妬、後悔、喜び、怒り、哀しみの6つの感情が集まって………来なかった。

 

ガオス「な、何故だ!?何故デーボス様は復活されない!?」

 

何も起きないことにガオスは焦る。

 

アースレバン「それはそうですよ。何故ならそれだけではデーボス様は復活出来ません」

 

ガオス「どういうことだ、アースレ……」

 

聞いてきていたガオスにアースレバンは自身の長剣型の専用武器『アースレバヨ・カッター』で貫いた。

 

ガオス「な、何を……」

 

アースレバン「もう茶番は終わりです。ぬあぁぁ!!」

 

ガオス「くっ…う、うおあぁぁぁぁぁぁぁ………」

 

スネルド「な、なにを…ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」

 

ホシイガロン「え!?ちょっ…ヤダヤダ、ヤダァァァァァァァァ………」

 

フユダモンネ「あ、ちょっ、あーれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ………」

 

アキダモンネ「のあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」

 

ガオスを突き刺したアースレバンはガオス、スネルド、ホシイガロン、フユダモンネ、アキダモンネの5人を自身の体に吸収してしまった。

 

切歌「な、仲間を食べちゃったデス!?」

 

調「貴方はいったい…」

 

ガオス、スネルド、ホシイガロン、フユダモンネ、アキダモンネを吸収したアースレバンを見て聞く。

 

アースレバン「ふふふふふ…私はただのデーボス軍の幹部ではない!私は100年前に倒されたデーボス様の後悔から生まれた、云わばデーボス様の分身なのだ!」

 

キャンデリラ「あーっ!思い出したぁ!確かに貴方からデーボスの気配を感じてたわ!何で忘れてたのかしら?」

 

アースレバン「それは私が100年前のキョウリュウジャーとデーボス軍、そしてシンフォギア、ゴジラに関する記憶を奪った張本人だからですよ。まぁ、ゴジラがキョウリュウレッドになったのは誤算でしたがね」

 

調「じゃあ、ダイさんたちが本来の色と違ってたり…」

 

未来「ブレイブが微妙だったり…」

 

響「ガウくんがやる気がなかったりしたのって…」

 

切歌「貴方の仕業だったデスか!?」

 

ピンク「なんでそんなことを!?」

 

アースレバン「決まっている。今から100年前に遡り、デーボス様に加勢して歴史を変えるためだ!」

 

アースレバンはそう言って空に時空の穴を開けた。

 

アースレバン「それと…」

 

時空の穴を開けたアースレバンは何かを出現させた。

 

ラッキューロ「きゃ、キャンデリラ様~!」

 

出現させたのは縛られたラッキューロだった。

 

キャンデリラ「ラッキューロ!?何で!?」

 

アースレバン「スネルドたちに捕まえるように指示しといたんですよ。まぁ、裏切り者には用はありませんが…」

 

ラッキューロのお腹のがま口を探るとパンプキンのじょうろを出した。

 

アースレバン「これさえあれば良いので」

 

ラッキューロを蹴り飛ばしてじょうろを逆さまにして中に入っていた液体―デーボス細胞を活性化させる液体『復元水』を自身に掛ける。

 

アースレバン「うおぉぉぉぉぉあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

復元水を浴びてアースレバンは巨大化した。

 

ブラック「な、なんだよこれ!?」

 

ブルー「でっかくなっただ!?」

 

グリーン「そんなのありかよ!?」

 

巨大化したアースレバンを見て驚く。

 

アースレバン「喰らえ!!」

 

光線を発射するアースレバン。

 

「「「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」

 

「「「「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」

 

アースレバンの光線で響たちは吹き飛ばされてしまった。

 

しかもイッちゃんたちキョウリュウジャーは変身が解けてしまった。

 

アースレバン「さぁ、デーボス様!今、このアースレバンが助勢しに参り…」

 

?「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

時空の穴に入ろうとしたアースレバンに雄叫びと共に蒼白い炎が飛んで来て阻んだ。

 

アースレバン「な、何だ!?」

 

炎が飛んで来た方を見るとガブティラ、パラサガン、ステゴッチ、ザクトル、ドリケラ、プテラゴードン、アンキドン、ブンパッキー、プレズオン、ブラギガス、トバスピノたち獣電竜と共にゴジラがいた。

 

響「ガウくん!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響に呼ばれて雄叫びを上げるゴジラ。

 

するとブラギガスが頭の冠を光らせてダイを降ろした。

 

ダイ「みんな!」

 

ブラギガスから降りたダイは響たちに駆け寄る。

 

アミ「ダイくん!」

 

響「ダイさん!」

 

ダイ「ごめん…みんなが必死で戦ってるのに僕…怖くて逃げ出しちゃった…負けるのが怖くて、後悔もした。それはただ僕が弱虫だったってずっと思ってた。でも今なら分かる。誰だって負けるのが怖くて逃げ出したなるけど…勇気を振り絞ってみんなと戦えば絶対に負けないってガウくんやトリンさんから教えられて気づいたんだ!だからブレイブに戦おう!例え住んでる世界が違っても!」

 

体に害があると分かっていながら異世界の力を使い戦ったガウやトリンを思い出しながら響たちを見てダイは言う。

 

イッちゃん「ったく、弱虫がよく言うぜ」

 

ノブ太「でも言ってることは分かるだ」

 

ソウジロウ「どんなに強大でも…」

 

アミ「みんなといれば絶対に負けない!」

 

響「ダイさん…よし、だったら私たちだってまだ頑張れる!」

 

未来「うん、キョウリュウジャーじゃない私たちも力を貰いました」

 

切歌「いっちょやったるデス!」

 

調「ここからが反撃開始だよ!」

 

ダイに奮い立たされて立ち上がる響たち。

 

キャンデリラ「みんな~!受け取って~!!」

 

新たなジャケットを投げるキャンデリラ。

 

それは本当の色を取り戻したダイたちキョウリュウジャーと同じ色のジャケットだった。

 

ダイ「よし、行くよ!!」

 

「「「「「おう/えぇ!!」」」」」

 

ジャケットを着て気合いを入れるダイたち。

 

「「「「「「ブレイブ・イン!!」」」」」」

 

ガブリンチョ!ガブティ~ラ!!

 

ガブリンチョ!パラ~サガン!!

 

ガブリンチョ!ステゴッチ!!

 

ガブリンチョ!ザクト~ル!!

 

ガブリンチョ!ドリケ~ラ!!

 

ガブリンチョ!プテラゴ~ドン!!

 

「「「「「キョウリュウチェンジ!!」」」」」

 

全員が先代たちと同じステップを踏む。

 

「「「「「「ファイヤー!!」」」」」」

 

レッド「牙の勇者!キョウリュウレッド!!」

 

ブラック「弾丸の勇者!キョウリュウブラック!!」

 

ブルー「鎧の勇者!キョウリュウブルー!!」

 

グリーン「斬撃の勇者!キョウリュウグリーン!!」

 

ピンク「角の勇者!キョウリュウピンク!!」

 

ゴールド「雷鳴の勇者!キョウリュウゴールド!!」

 

「「「「「「史上最強のブレイブ!!」」」」」」

 

レッド「獣電戦隊!」

 

「「「「「「キョウリュウジャー!!」」」」」」

 

史上最強のブレイブチーム、獣電戦隊 キョウリュウジャーが今ここに復活を果たした。

 

アースレバン「お、おのれ~!コイツらの相手でもしていろ!!」

 

復活したキョウリュウジャーを見てアースレバンは袋を取り出すと袋を逆さまにして中に入っていたジェムをばら蒔きアルカ・ノイズを大量のゾーリ魔とカンブリ魔と共に出現させた。

 

レッド「シンフォギアのみんな、一緒に行きましょう!」

 

響「はい!思いっきり荒れちゃいましょう!!」

 

レッド「うん!」

 

一斉にアルカ・ノイズとゾーリ魔、カンブリ魔に向かっていく響たちシンフォギアとレッドたちキョウリュウジャー。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラは巨大化しているアースレバンに向かっていく。

 

最終決戦の幕が今、上がる。




次回!

復活を果たした史上最強のブレイブチーム、獣電戦隊キョウリュウジャー!

シンフォギアとゴジラと共に戦う中、黒い怪物が姿を現す!

どうなるキョウリュウジャー、どうなるシンフォギアとゴジラ!

次回『登場!黒い怪物!!』

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