戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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ウルトラマン「カルマツイフォン…かつて私が戦った時より強大になってしまっている…」

セブン「大丈夫だ、ウルトラマン。彼女たちならきっと勝てる」

ウルトラマン「あぁ。そうだな」


第144話 喪わせない

ゴジラ「ゴ…ゴガアァァァァ………」

 

カルマノイズと融合して復活したツイフォン、カルマツイフォンの放った光線によりゴジラは巨大なクレーターの中心に血まみれで横たわっていた。

 

カルマツイフォン「ヅウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥイヴォオォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

横たわっているゴジラに止めを刺そうと再び巨大な光弾を生成する。

 

マリア「させない!!」

 

セレナ「マリア姉さん!!」

 

ゴジラに止めの光線を発射したカルマツイフォンの前にマリアが割って入りシールドを展開した。

 

マリア「Gatrandis babel ziggurat edenal…Emustolronzen fine el baral zizzl…Gatrandis babel ziggurat edenal…Emustolronzen fine el zizzl…」

 

シールドを展開してカルマツイフォンの光線を受け止めたマリアは絶唱する。

 

 

 

友里「まさかあの光線を絶唱で受け止めようと!?」

 

藤尭「無茶だ!あの質量じゃ1人の絶唱で受けきれない!!」

 

 

 

カルマツイフォン「ヅウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥイヴォオォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

絶唱して受け止めるマリアにカルマツイフォンは光線の威力を上げる。

 

マリア「くっ…例え…」

 

アガートラームが軋み、ヒビが入る。

 

マリア「この身が…」

 

絶唱の影響でマリアの目から血が流れる。

 

マリア「砕けてもぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

マリアの叫びと共にカルマツイフォンの光線を防ぎきるが爆発が起きる。

 

セレナ「ま…」

 

爆発を見てセレナの中にあったマリアを喪った時の記憶が過る。

 

セレナ「マリア姉さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 

セレナが叫ぶとマリアが落下していた。

 

セレナ「マリア姉さん!!」

 

落下しているマリアの元へ向かって行くセレナ。

 

響たちもあとを追いかける。

 

マリアはゴジラが倒れている地面の隣に倒れていたがゴジラがクッションになっていたために絶唱と爆発以外のダメージは無かった。

 

セレナ「マリア姉さん!しっかりして!マリア姉さん!!」

 

マリアを抱えてセレナは呼び掛ける。

 

マリア「せ…セレ…ナ…」

 

セレナの呼び掛けにマリアは反応する。

 

マリア「に…にげ…な…さい…やつ…は…ただの…かい…じゅう…じゃない…」

 

弱々しくセレナに逃げるように言うマリア。

 

セレナ「いや!またマリア姉さんを喪いたくない!」

 

紛争に巻き込まれてしまった時、ミサイルからセレナを守るためにセレナを突き飛ばしたマリアの姿を思い出して涙を流して言う。

 

カルマツイフォン「ヅウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥイヴォオォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

止めの光線を防がれたカルマツイフォンはまた光線を発射しようと光弾を生成する。

 

セレナ「もう喪わせない…私の前で…マリア姉さんを喪わせない!!」

 

カルマツイフォンに向いてセレナは聖剣型のアームドキアを出して構える。

 

カルマツイフォン「ヅウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥイヴォオォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

構えたセレナにカルマツイフォンは光線を発射する。




ガイ「よう、皆。俺はクレナイ・ガイ、またの名をウルトラマンオーブ。実は最近になって人間を炭素に変えてしまう恐ろしい敵が現れたんだ。そんな中、歌を歌いながら戦う少女たちと見たことのない怪獣が現れた。果たして彼女たちは敵か味方か…じゃ、また会おうぜ」

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