未来「まだ予告していたのかは分かりませんよ?」
芳佳「それではどうぞ!」
響・未来「「誰!?」」
第148話 怪獣島の生存者
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
その日のゴジラはシン・ゴジラ襲撃時に壊滅した多々良島にいた。
バードンとファイヤーゴルザはシン・ゴジラ東京襲撃時に生存が確認されたがシン・ゴジラの放った放射流線により島にいた大半の怪獣の安否が不明であったので確かめに来たのだ。
最初に訪れた海中で確認できたのはエビラ、チタノザウルス、マンダで、ディプラスとレイロンスは海底で変わり果てた姿で見つかり、次に島に上陸した時に確認できたのはシルバゴンとゴルドラスだけで、シルドランやゾンネルは近くの海岸で息絶えていたのが見つかった。
今はアンギラスやクモンガ、カマキラスなどが縄張りにしている森の中心部を捜していた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
咆哮を上げて生き残っている怪獣たちに呼び掛ける。
その隣でフェアリーに乗ったヒオがいた。
安否が不明なのは島に住む怪獣だけでなくシン・ゴジラ襲撃時に島の怪獣たちを助けに来たモスラとヒオの片割れマナを捜しに来たのも目的だ。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゴモラ「ギイィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
レッドキング「ピギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ラゴラスエヴォ「ギルシャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
ゴジラの声を聞いて地面からゴモラとレッドキング、ラゴラスエヴォ、アンギラスが姿を現した。
クモンガ「ギギギイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!」
カマキラス「キュルガアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
森の方からはクモンガとカマキラスが現れた。
ゴジラ「グルルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ゴモラ、レッドキング、クモンガ、カマキラスの4体が出て来てゴジラは他の怪獣たちを呼び出そうと咆哮を上げる。
数時間後、島に生き残っている怪獣を見つけたガウは砂浜に来ていた。
目の前にはシン・ゴジラと戦いで命を散らしたファイヤーラドン、ゴロザウルス、ゾンネル、シルドランなどの怪獣たちが並んでいた。
ガウ「がうぅ~…」
自分がいない間に命を散った怪獣を見てガウは涙を流していた。
ヒオ「モスラ…マナ…」
死体すら見つからなかったモスラとマナのことを心配するヒオ。
ファイヤーゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
悲しむガウとヒオにファイヤーゴルザが現れて励ますように鳴く。
ガウ「がう~…がう!がう、がうがう~!」
ファイヤーゴルザの鳴き声を聞いてガウは少し元気が出たのかヒオに向かって言う。
ヒオ「ゴジラ…そうですね。モスラとマナもどこかに生きてるハズよね」
ガウに言われてヒオも少し元気が出る。
するとガウの背中から着信音かわ鳴った。
ガウ「がう?がーう?」
弦十郎『ガウか!まだ多々良島にいるのか!?』
ガウは着信音を聞いて背鰭に挟んでいた通信端末を出して応答すると慌てた様子の弦十郎が出た。
ガウ「がう!」
弦十郎の問いにガウは答える。
弦十郎『なら直ぐに帰還してくれ!宇宙怪獣が飛来した!今、響くんたちが迎撃に出たがかなり苦戦している!至急帰還してくれ!!』
ガウ「がう!」
弦十郎の言葉を聞いてガウは頷いて通信端末を切って背鰭に挟んだ。
ガウ「がうぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーー!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
雄叫びを上げてゴジラになると直ぐに海に潜り潜航した。
坂本「怪獣王か…1度手合わせしたいな」
ペリーヌ「そう思いまして連れてきましたわ!!」
ガウ「がう!?がうがう!?」
坂本「よくやったペリーヌ!よし、さっそく手合わせだ!!」
ミーナ「返して来なさい」