戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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翼「作者…奏のカードが出ないんだ…力を貸してくれないか?」

はい、では本編をどうぞ!

また調子に乗って2話連続です!

翼「無視だと!?」

うるせー、黙ってろ(怒)


第11話 出現

響たちが通信を聞く少し前、未来たちは避難シェルターに向かって走っていた。

 

創世「ビッキーたち大丈夫かな?」

 

弓美「大丈夫だよ。アニメだとヒーローはどんな時でも負けないから!」

 

詩織「そうですよ。それに一番皆さんを信じているのは未来さんですからね」

 

未来「もー、変な話ししないでよ!」

 

少し恥ずかしがりながらも否定はしない未来。

 

隊員A「君たち!」

 

後ろから呼ばれてみると自衛隊の車が後ろから走ってきていた。

 

4人は止まるとその前に車が止まった。

 

隊員A「逃げ遅れた子たちがまだいたとは…君たち早く乗りなさい。シェルターまで送るよ」

 

未来「ありがとうございます!」

 

自衛官に言われて車に乗り込む4人。

 

4人が乗り込んだを確認すると発進した。

 

ものの数分でシェルターの前に着いた。

 

シェルターの入り口にはまだ入りきれていない人々と誘導している自衛隊でごった返していた。

 

隊員A「第4シェルターはまだ余裕があるからそっちに行くといい」

 

未来「はい。ありがとうございます」

 

自衛官に礼を言った未来たちはシェルターの入り口に向かった。

 

ここのシェルターは地下に作られており数は5つ、1つに付き数百人は収容出きるスペースがある。

 

未来たちはその第4シェルターに並んだ。

 

創世「うわー、結構並んでるねー」

 

弓美「これ私たち入れるかな?」

 

詩織「大丈夫ですよ、きっと」

 

未来「それに響やクリスたちが頑張ってるから大丈夫だよ」

 

そう話す未来たち。

 

すると…

 

避難民「おい、なんだよアレ」

 

誰がそう言って空を指差す。

 

大半の人々がそれに釣られて見た、もちろん未来たちも。

 

ギャオス『ギャアオォォォォォォォォォォォォォォ!!』

 

ギャオス『ギャオアァァァァァァァァァァァァァァ!!』

 

そこには空を覆い尽くさんばかりの数はいる小型のギャオスの大群だった。

 

避難民「か、怪物の大群だぁ!!」

 

誰かがそう叫ぶと人々はパニックになり慌ててシェルターに入ろうと走り出した。

 

ギャオス「ギャアオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

最初の1匹がシェルターに逃げる人々に向かって急降下した。

 

避難民A「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

避難民B「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

避難民C「助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

最初のギャオスに食わえられた人々は悲鳴を上げたり助けを求めるが直ぐに噛み砕かれ、飲み込まれた。

 

ギャオス『ギャアオォォォォォォォォォォォォォォ!!』

 

ギャオス『ギャオアァァァァァァァァァァァァァァ!!』

 

最初の1匹に続こうと一斉にギャオスたちが襲いかかった。

 

隊員A「民間人を守るんだぁ!!」

 

人々を守ろうと自衛官たちが『89式5.56mm小銃』を発砲してギャオスたちの注意を反らさせようとするがギャオスたちは気にせずに人々を食らう。

 

通信隊員「こちら避難誘導隊!避難シェルターがギャオスの大群に襲われている、至急応援を!!」

 

ギャオスに応戦しつつ無線機で応援を呼ぼうとする。

 

ギャオス「ギャアオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

隊員たち『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』

 

だが中には気に触る者もいたようで口からF-2Aを破壊したのと同じ黄色い光線のようなものを繰り出して自衛隊の車を切断して爆発させ自衛官たちを吹き飛ばした。

 

そんな中、未来は一人で人ごみの中を走っていたパニックになった人々に呑まれて創世たちとはぐれてしまったのだ。

 

未来「!」

 

人ごみの中、未来の目に座り込んでいる一人の子供の姿が写った。

 

子供「うわあぁぁぁぁぁん、ママー!どこー!」

 

未来「大丈夫?ママとはぐちゃった?」

 

子供に駆け寄って聞くと子供は泣きじゃくった顔で未来を見て頷いた。

 

未来「じゃあ、お姉ちゃんとシェルターに入ろう。きっとママもそこにいるよ」

 

子供「本当?」

 

未来「うん。だから泣かないで、ね?」

 

子供「うん」

 

未来に言われて子供は落ち着いてきて泣き止み頷いた。

 

未来「じゃあ、急ごうか」

 

そう言って未来は子供の手を握ってシェルターに走った。

 

ギャオス「クルルル…ギャアオォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

しかし直ぐ後ろからギャオスの1匹が迫ってきていた。

 

それでも未来は走った。

 

未来「きゃっ!!」

 

石に足が引っ掛かって倒れてしまった。

 

幸い咄嗟に手を離したので子供は倒れずにすんだ。

 

子供「お姉ちゃん!」

 

未来「私のことはいいから早く逃げて!!」

 

そう言った未来だがすでにギャオスが口を開いて目の前まで迫っていた。

 

ここまでかと思われたその時、丁度ギャオスの真下から蒼白い炎が火山の噴火の如く吹き上がってギャオスを吹き飛ばして爆散させた。

 

未来「え?」

 

何が起きたか分からない未来。

 

すると突如として地揺れが起き、蒼白い炎が吹き上がってきた場所の亀裂が増して、盛り上がって1匹の巨大な黒い怪物がその姿を現した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァ!!」

 

雄叫びを上げる怪物―ゴジラが現れたのだった。




ゴジラ、出現!

次回はゴジラVSギャオスになります!

ではまた次回にてお会いしましょう!

翼「絶唱して奏を…」

いや、どんだけ命かけてんの!?

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