戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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トモミ「みなさ~ん、戦姫絶唱シンフォギアPROJECT Gが始まりますよ~♪」

ミカヅキ「怪獣の王様か~、どれだけ強いかな。ね、レイお兄ちゃん」

レイモン「そうだな…ってゴモラアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」


第153話 過去での戦い

ガウ「がうぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーー!?」

 

空から川に落ちるガウ。

 

ガウ「がう!」

 

水面から顔を出して辺りをキョロキョロする。

 

辺りはジダ植物が生い茂り、人の気配はせず代わりに昔感じた恐竜だった頃の自分に似た気配を感じていた。

 

ガウ「がう~♪」

 

懐かしい景色に、懐かしい匂いや感じにガウは懐かしんでいた。

 

ヒオ「大丈夫ですか、ガウ」

 

フェアリー「きゅうー」

 

ガウが懐かしんでいるとヒオとフェアリーが現れた。

 

ガウ「がう」

 

心配しないでと言うように鳴く。

 

?「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

「「「!?」」」

 

耳に突き刺さるような鳴き声が轟いた。

 

ヒオ「今の鳴き声は!?」

 

ガウ「がう!」

 

鳴き声を聞いてヒオはフェアリーと共に空から、ガウは川から岸に上がって陸から鳴き声の主に向かっていく。

 

 

 

?「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ティラノサウルス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

三つ首の赤い怪獣が逃げ惑う恐竜たちを襲い食らいつく。

 

恐竜を襲って食らっている首、胴体、足も現代型と比べ細くて華奢な体型をした赤いギドラ。

 

キングギドラの1億3000万年前の姿、幼体のキングギドラこと『ヤングギドラ』だ。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ヤングギドラは三つ首の口から火球を繰り出して恐竜たちの逃げ道を炎で阻んだ。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

炎で逃げ道を防いだヤングギドラは恐竜たちを食らい始めた。

 

ヒオ「やはりアレは若い頃のキングギドラ…」

 

フェアリー「きゅうー」

 

ヤングギドラを見てヒオは確信する。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ヒオとフェアリーに気付いたヤングギドラは火球を発射する。

 

ヒオ「避けて、フェアリー!」

 

フェアリー「きゅうー!」

 

ヒオの指示を聞いてフェアリーはヤングギドラの火球を避ける。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

火球を避けられたヤングギドラはヒオとフェアリーを追いかける。

 

現代の時代にいるキングギドラと違いヤングギドラは体が小さいため走ることができるのだ。

 

ガウ「がう!がうぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

追われているヒオとフェアリーに気付いたガウは雄叫び上げてゴジラになりヤングギドラの前に立ちはだかった。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!?」

 

突然現れたゴジラにヤングギドラは驚いて転倒してしまった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

転倒したヤングギドラにゴジラは放射火炎を発射する。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

放射火炎を喰らいヤングギドラは大ダメージを負う。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ヤングギドラの尾を掴み上げて投げ飛ばす。

 

投げられたヤングギドラは地面に叩き付けられる。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォ~……」

 

地面に叩き付けられたヤングギドラはフラフラで立ち上がる。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

フラフラで立ち上がったヤングギドラは火球を発射する。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

ゴジラはわざとヤングギドラの火球を受け止めて効かないことをアピールする。

 

ヤングギドラ「キルルルル…キリャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

自身の火球が効かないと分かるとヤングギドラはゴジラに背中を向けて逃げ始めた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

逃げ始めたヤングギドラにゴジラは放射火炎を発射する。

 

ヤングギドラ「キリャオォォォォォォォォォォォォォ…………………」

 

放射火炎を背中に喰らいヤングギドラは断末魔を上げて爆散した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ヤングギドラを倒してゴジラは勝利の雄叫びを上げるのだった。

 

ヒオ(あのギドラを倒して未来は変わる…でもゴジラはもう響さんたちとは2度と会うことはできない…)

 

ヤングギドラを倒したゴジラを見てヒオはそう思う。

 

だがゴジラやヒオとフェアリーは気付いていなかった。

 

ヤングギドラは自身が爆散する前に尻尾を自切していたことに…。




唐突に思い付いたプチクロス回!!

アキ「怪獣王かぁ…怖い人じゃなきゃいいけど…」

扉を開けるアキこと『カプセル怪獣 アギラ』の魂を受け継ぐ少女『宮下 アキ』。

アキ「失礼しま~す…あれ?誰もいない…」

部屋に入るアキは辺りをキョロキョロする。

ガウ「くわあぁ~…がう?」

毛布にくるまって眠っていたが起き上がると部屋にいたアキに気付くガウ。

アキ「背鰭と尻尾…君が怪獣王 ゴジラ?」

ガウ「がう!」

アキ「何か…思ってたのと違う…」

ガウ「がう!?」ガビーン

続く…かな?

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