戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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ガイ「ウルトラマンさん!」

ウルトラマン!

ウルトラマン『シュワッ!』

ガイ「ティガさん!」

ウルトラマンティガ!

ティガ『チェアッ!』

ガイ「光の力…お借りします!!」

フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオン!!

オーブ「俺はオーブ。ウルトラマンオーブ!闇を照らして悪を撃つ!!」


第155話 帰って来ない

響「………」ぼ~…

 

その日のリディアンへ通う響はぼ~っとしていた。

 

未来「……き…びき…響!」

 

響「ふえ!?」

 

未来に呼ばれて響は気付く。

 

未来「大丈夫?」

 

響「え?う、うん!大丈夫だよ!」

 

未来に聞かれて響は言う。

 

未来「そう?大丈夫ならいいけど…」

 

響の言葉を聞いて未来は言う。

 

だが未来は気付いていた。

 

大丈夫と口にはしているが実際はかなりまいっていることに…。

 

響だけではない…クリスや切歌、調に翼、マリアもかなり精神的にまいっていた。

 

それは昨日のことだ。

 

 

 

響「ガウくんがここにいないって…まさかどこか本当に怪我して…」

 

弦十郎「いや、正確にはこの時代にはいない」

 

クリス「どういう意味だよ?」

 

エルフナイン「ガウくんはキングギドラを倒すために1億3000万年前にヒオさんとタイムスリップしたんです」

 

藤尭「それでまだ若いキングギドラを倒すことで現代にいるキングギドラを倒すことは出来たけど…」

 

友里「過去へ行くのは片道切符…つまり…」

 

未来「ガウくんは2度と現代の…この時代に帰って来れないの…」

 

「「「「「「え…」」」」」」

 

ガウがこの現代の時代に帰って来れないと聞かされて響たちは言葉を失った。

 

響「な、なんで…なんでそんなことに!?」

 

しばらくの沈黙の後、響が聞いてくる。

 

エルフナイン「ですから…キングギドラを倒すために…」

 

響「聞きたいのはそれじゃないよ!なんで…なんでガウくんがそんなことになっちゃってるの!?なんで…なんでよ…」

 

泣き崩れる響。

 

翼たちも黙ってはいたが内心は泣きたいのを我慢していた。

 

弦十郎「響くん…」

 

泣き崩れる響を見て弦十郎や親友である未来ですらかけてあげられる言葉が見つからなかった。

 

 

 

それ以来、響はぼ~…っとすることが増えてきているのだ。

 

未来(響…私に…なにか出来ることはないのかな…)

 

ガウのことでショックを受けている響を見て未来はいたたまれなかった。

 

 

 

エルフナイン「大丈夫でしょうか…響さんたち…」

 

弦十郎「さぁな…だが精神的にはガウが帰って来られないと言う現実を受け止めきれてはいないハズだ」

 

藤尭「長く一緒に生活したり戦ったりしていましたからね…」

 

友里「キングギドラを倒すためとは言え自分が元の時代に帰って来れないのを分かった上での行動だったんでしょうけど…」

 

弦十郎「……」

 

響たちの様子に弦十郎たちもどうにかしてあげたがっていた。

 

そうしていると発令室に連絡が入った。

 

友里「はい、こちらS.O.N.G.。はい…はい…え!?」

 

連絡を取った友里は驚きの声を上げた。

 

弦十郎「どうした?」

 

友里「それが富士山麓の地下からキングギドラが出現!!現場の調査にあたっていた自衛隊が交戦中です!!」

 

弦十郎「なんだとぉ!?」

 

藤尭「キングギドラはガウくんが過去で倒したんじゃなかったのか!?」

 

確かにキングギドラは1億3000万年前の過去へ向かったガウによって過去の存在たるヤングギドラが倒され現代のキングギドラは消滅したのに富士山麓の地下からキングギドラが現れたという報告に驚きを隠せなかった。

 

弦十郎「とにかく響くんたちに連絡を入れるんだ!」

 

少し焦りを見せながらも弦十郎はそう指示を出すのだった。




リク「融合!」

ウルトラマン『シュワッ!』

リク「アイ、ゴー!」

ベリアル『シェアッ!』

リク「ヒアウィー、ゴー!」

フュージョンライズ!

リク「決めるぜ、覚悟!ジィィィィィィーーーーーーーーーーード!!」

ウルトラマン、ウルトラマンベリアル!ウルトラマンジード・プリミティブ!!

ジード「シュワッ!!」

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