戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

197 / 1218
響「久しぶりのガウくんといろんな人篇だよ~♪」

ガウ「がう~♪」

クリス「頼むからモノを壊すなよ?」

響「努力します…」

ガウ「がう?がう~♪」


幕間短編5
番外編 ガウといろいろな人(EX2)1


?「やっと追い詰めたぞ!さあ、俺のモンになれ!!」

 

?「嫌よ!誰が貴方のような方のモノになるもんですか!!」

 

月の上で一体の宇宙人と一体の怪獣が言い争っていた。

 

宇宙人の名は『サーベル暴君 マグマ星人』で、怪獣は『宇宙鳩 ローラン』だ。

 

マグマ「ぬう…どうしてもならないって言うのならばここで殺してやる!!」

 

そう言ってマグマ星人はサーベルを出した。

 

ローラン「ひっ!?」

 

サーベルを出したマグマ星人を見てローランは逃げる。

 

マグマ「逃がすか!!」

 

逃げるローランを見たマグマ星人はサーベルから針を放った。

 

ローラン「うっ!!」

 

針がローラン足に刺さる。

 

しかしローランは飛んでいく。

 

マグマ「逃がす…」

 

?「待て!!」

 

ローランを追いかけようとしたマグマ星人の前に赤い光の玉が現れて人型になると行く手を阻んだ。

 

マグマ「げげっ、貴様はウルトラマンレオ!?」

 

現れた人型ー『しし座L77星雲』の王子にしてウルトラセブンの弟子『拳法使い ウルトラマンレオ』に驚く。

 

レオ「これ以上の悪行は許さんぞ、マグマ星人!!」

 

マグマ「お、おのれ~…ここは一旦退かせてもらう!!」

 

現れたウルトラマンレオを見て逃げ始めた。

 

レオ「逃がすか!!」

 

逃げるマグマ星人を追いかける。

 

 

 

マグマ星人が赤い玉に追いかけられている時にローランは地球の引力圏により落下していた。

 

ローラン(うぅ…あの針には毒が…まずい…意識が…)

 

針に仕込まれていた毒で意識が遠のいてしまいローランは動けなかった。

 

ローラン(おかあ…さん…)

 

意識を失ったローランは墜落してしまった。

 

大気圏を超えたローランの姿は光り輝いて姿を変えた。

 

 

 

ガウ「くあ~…」

 

その日のガウは寒い日が続く中では珍しい暖かな太陽の日を浴びてお昼寝していた。

 

ガウ「がう?」

 

何かの気配を感じてガウは空を見上げた。

 

ガウ「ぎゃう!!?」

 

寝ぼけていたので落ちてくる何かに反応出来ず潰されてしまった。

 

ガウ「がうぅ~…」

 

潰されたガウは何とか上に乗ってるのから這い出てくる。

 

ガウ「がう!?」

 

落ちてきた何かを見てガウは驚いた。

 

頭の冠や両腕の翼の羽根などが鶴のようにも見て取れる外見で水着を連想させるような非常に露出の多い衣装にピンヒールのロングブーツをしていた少女だった。

 

 

 

友里「目立った外傷は特にありません。ただ少し足に針のようなのが刺さっていましたから抜いて置きました…って聞いてます?」

 

弦十郎「あ…あぁ、聞いている…」

 

友里の言葉にそう言う弦十郎だが真面目に聞いていないのか少女の方に視線をやっていた。

 

弦十郎だけではない、緒川と藤尭も少女の方を見ているのだった。

 

響「し、師匠…」

 

エルフナイン「藤尭さん…」

 

翼「緒川さんまで…」

 

少女の方に視線を向けている男性陣に響たちは少し引いていた。

 

?「うっ…ん…ここは…」

 

目を覚ました少女は辺りを見回す。

 

友里「大丈夫ですか?」

 

?「ここはどこですか?」

 

友里「ここは国連直轄機動超常災害対策機動タスクフォースS.O.N.G.の潜水艦の医務室です」

 

?(あ、そうか…私、マグマ星人に襲われて…意識を失って…)

 

弦十郎「んん!!細かい話は後にしてここでは何ですが私の執務室に…」

 

クリス「おっさん!?」

 

らしく無いことを言う弦十郎に驚く面々。

 

緒川「いえいえ、司令では心配なのでここは私が…」

 

藤尭「いやいや、ここは僕が!」

 

何やら男性陣の様子がおかしかった。

 

?(やっぱり…私のせいで…)

 

ガウ「がう?」

 

様子がおかしい男性陣を見て少女は悲しくなっているとひょっこりとガウが現れてた。

 

?「あなたは?」

 

響「この子はガウくんって言うんです」

 

ガウ「がうがう~!」

 

響に紹介されてガウは尻尾を振りながら言う。

 

?「その背鰭に…尻尾…あなたがまさかゴジラ?」

 

響「えぇ!?何で知ってるんですか!?」

 

ガウがゴジラだというのは極秘中の極秘だ。

 

それを知っている少女に響たちは驚きながらも警戒する。

 

ローラン「ま、待って。確かに私は地球人じゃないわ。でも宇宙人でもない。私はローラン、宇宙鶴 ローランよ」

 

マリア「宇宙鶴ってことは…」

 

翼「宇宙怪獣か?」

 

ローラン「はい。私の友人が彼のことを教えてくれたので…」

 

切歌「友人デスか?」

 

響「あ!もしかして…」

 

クリス「あの宇宙猫か!!」

 

ローラン「はい、そうです」

 

響とクリスが言う宇宙猫とはガウのことが大好きになった『宇宙化け猫 ミー』でガウをさr…ではなくデートに誘って響の建造物破壊を引き起こすきっかけを作った張本人である。

 

ローラン「ミーからガウくんのことを聞きました。優しくて強く逞しい子だと」

 

ガウ「がう~」

 

ミーから聞いたこと言うローランにガウは照れる。

 

ローラン「そこでお願いがあります。彼と…ガウくんとお付き合いさせてください!!」

 

「「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」」

 

ローランの発言に全員が驚いたのだった。




クリス「おいぃぃぃぃぃぃぃぃ!?完全に響がモノを壊すフラグじゃねぇかぁ!!」

翼「ここは小日向に頼むしか…」

切歌「そ、それがデスね…」

調「未来さん。おばあちゃんが怪我して入院したらしいからそのお見舞いに…」

マリア「バッドエンドなタイミング!!?」

響「………」

(((((な、何とか次回で被害を抑えないと…いろいろとヤバイ/デース!!)))))

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。