クリス「昨日より短いが楽しんでくれよ?」
ガウ「がうー!」
未来「因みにみなさんは活動報告、見てくれました?」
ギンガ「逃げたか…」
アグル「また…!」
ゴジラ「グルルルルル……」
魔王獣たちに逃げられて話しているゼロたちの前にダウンから立ち直ったゴジラが警戒しながら見ていた。
ゼロ「で、デケェ…」
体長100Mを有するゴジラに驚く。
ビクトリー「どうする?戦うか?」
ギンガ「いや、下を見てみろよ」
ゴジラに警戒していると響たちがゴジラの足元でゼロたちに構えていた。
アグル「あれは…」
ビクトリー「マリア!?」
マリアの姿を見てビクトリーは驚いていた。
ゼロ「待て、ビクトリー。ここは俺たちの世界じゃない…あのマリアは別世界のマリアだ」
ビクトリー「そう…か…」
ゼロに言われてビクトリーは冷静なる。
ギンガ「待ってくれ、俺たちはあんたらと戦う気はない」
構えているゴジラと響たちに言うとゼロたちの姿が光になって小さくなって人間の姿になった。
切歌「ひ、人になったデス!?」
調「でもあの姿って!?」
響「み、未来ぅ~!?」
マリア「翼!?」
人間の姿になったウルトラマンの内2人は未来と翼であった。
?「少しは信用してくれたか?」
1人の青年がゴジラに向かって言う。
ゴジラ「グルルルルル……」
人間の姿になったウルトラマンたちを見てゴジラは警戒しつつも体を光らせガウに戻った。
?「な、怪獣が人間に!?」
ゴジラが人間の姿であるガウに戻ったのを見て青年たちは驚いていた。
弦十郎『全員聞こえるか?』
響「師匠!」
弦十郎『詳しいことを聞きたい。彼らを本部へ案内してくれ』
クリス「良いのかよ、それ?」
弦十郎『緊急事態だから特例だ。頼んだぞ』
とある某所の空に穴が開き中からマガバッサー、マガグランドキング、マガジャッパ、マガパンドンの魔王獣たちが出現した。
?「やっと戻ったか…」
魔王獣たちが穴から現れたのと同時にローブを纏った1人の少女が現れた。
?「戻れ、魔王獣ども」
少女は黒く塗られ持ち手に、赤く輝いているリングが付いたモノを出すと魔王獣に向けた。
リングが赤く光ると魔王獣たちを取り込み4枚のカードにした。
?(しかし奴らがこの世界に来るとは…復活の儀を急がなければ…ん?)
気配を感じて少女は下を見るとリュックを背負ったエルフナインがいた。
?(奴は確か…これはいい)
魔王獣のカードを懐に直すと少女はエルフナインの方に向かった。
エルフナイン「長い時を生きてきた自然…錬金術では表せないモノ…キャロルにも見せられれば…」
?「ほう、この世界にもオレがいたみたいだな」
エルフナイン「え!?」
声に驚いて振り向いた瞬間、エルフナインの意識はそこで途切れてしまった。
キャロル「ふん…他愛もない」
エルフナインの意識を奪った張本人はエルフナインと同じ顔をもっている少女、かつて世界を解剖しようとした錬金術師で、オートスコアラーを響たちに差し向けた『キャロル・マールス・ディーンハイム』はそう言うとエルフナインを抱えて消えてしまった。
弦十郎「つまり君たちは並行世界のマリアくんと響くんの…」
ショウ「夫と…」
ヒカル「恋人だ」
発令室にて弦十郎の確認をウルトラマンギンガの変身者であり並行世界の響の恋人『礼堂 ヒカル』とウルトラマンビクトリーの変身者であり並行世界のマリアの夫であり地底世界『ビクトリアン』の戦士『ショウ・カデンツァヴナ・イヴ』は頷いて固定する。
響「わ、私とマリアさんの…」
マリア「彼氏と夫…」
並行世界ではあるが自身の恋人と夫と言われて困惑する2人。
翼(IF)「こちらも驚いている。私たちが戦っている怪獣たちが人類の味方で、この子が伝説の魔獣 ゴジラだとは…」
ガウを見ながらウルトラマンゼロの変身者である翼(IF)は言うが…。
ガウ「………」
当の本人であるゴジラは響の後ろに隠れていまだに警戒していた。
翼「伝説の魔獣っと言うことは並行世界にもガウ…ゴジラはいるのか?」
未来(IF)「いえ。伝説があるだけで本当にいるかは分からないんだよね。ゼロ」
ゼロ『あぁ。俺たちウルトラ警備隊ですら実体を掴めちゃいないさ。ただ親父曰く、戦うなら警備隊の精鋭が何千、何万と掛かっても勝てないほどらしい』
並行世界のゴジラのことを話すウルトラマンアグルの変身者である未来(IF)と翼(IF)と一体になっているM78星雲の若き戦士であり、ウルトラセブンの息子『ウルトラマンゼロ』。
友里「それでみなさんはどうしてこっちに来たんですか?」
ヒカル「それはある人物を追って来たんだ」
藤尭「ある人物?」
ショウ「奴は悠久の時を錬金術で生きてきた。手に入れたダークリングを使い4体の怪獣に哲学兵装を組み込んで、錬金術で並行世界に繋がるワームホールを作り送り込んだ奴の名はキャロル・マールス・ディーンハイムだ」
響「キャロルちゃん!?」
翼(IF)「知っているのか?」
翼「知っているもなにも…私たちの世界にもキャロルはいた」
弦十郎「世界解剖計画…『万象黙示録』を企てた。だがここにいる響くんたちが止めてくれた」
未来(IF)「そうだったんですか…」
クリス「それで並行世界のキャロルがなんでアタシらの世界に来たんだよ?しかも怪獣たちを放ってよ」
ゼロ『奴の狙いは恐らくゼガンの復活だ』
調「ゼガン?」
切歌「なんなんデスか、それ?」
ゼロ『別名『時空破壊神』。かつて俺の親父が倒した侵略宇宙人『宇宙ゲリラ シャドー星人』が長年の研究で誕生させた怪獣兵器だ』
ヒカル「それを知った俺たちは奴の計画をぶっ潰すためにアジトを攻撃して計画を止めようとしたんだが先行した…こっちのマリアと響が行方不明に、さらに…」
マリア「キャロルが怪獣たちとこの世界に来てゼガンを復活させようとしていると」
ショウ「そうだ」
響「そんなモノをキャロルちゃんは…」
クリス「そんなのが復活する前に何とかしないとな…」
切歌「でもどうやってキャロルたちの居場所を探すデス?」
調「キャロルのことだから多分みなさんのことも来ているのを知ってるハズだから完全に隠れる前に見つけないと…」
藤尭「怪獣ならレーダーで最後にあったポイントから居場所を割り出せますが錬金術となると割り出すのは…」
弦十郎「やはり難しいか…」
響「え?錬金術ならエルフナインちゃんに頼めばいいんじゃ…」
友里「そうもいかないの」
切歌「どうしてデス?」
弦十郎「エルフナインくんは今、休暇の続きを楽しんでいる頃だ」
マリア「あ、そうか。確か今日はエルフナインの休暇の日だったわね」
クリス「途中であの怪獣が現れたからちょっと休暇が削れてたのか」
ヒカル「エルフナイン?」
マリア「元はキャロルの仲間だったけど今は頼もしい私たちの仲間よ」
響「っていうかヒカルさんたちの世界にはエルフナインちゃんはいなかったんですか?」
未来(IF)「うん」
翼(IF)「エルフナインと言うのは私たちの世界にはいないな」
エルフナインがいないことを話す。
翼「とにかく今は彼らと協力してキャロルたちと並行世界のマリアと立花を探さねばなりません」
弦十郎「あぁ、そうだな。だが…時空破壊神 ゼガンか…また厄介なのが出てきたものだ」
まだ見ぬ
ガウ「がうー」←出番が少ない
ゼロ「まあ、気にすんなよ。忘れ去られた時に帰ってくればいいんだからよ」
ガウ「がぶ!」←ゼロの手に噛みつく
ゼロ「いってぇ!やめろ、こら!!」
ガウ「がうー!」←尻尾を叩き込む
ゼロ「へちまっ!?」←ブッ飛ばされる
ガウ「がう」←そっぽをむくのだった