戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「三部作最終部~!」

クリス「今回は超長いが確り見てくれよ?」

ガウ「がうがう~!」

訳:それではどうぞ~!

調「アニメ第5期『XV』楽しみだね」

切歌「こっちではやるんデスかね?」

翼「やるならやってほしいな」

マリア「また大変なことになりそう…」

セレナ「マリア姉さん!怪盗姉妹、出動だよ!」

奏「怪盗姉妹って…キャッ○アイかよ…」

ルパンレッド「怪盗ってことは俺たちのライバルか…」

パトレン1号「誰であれ怪盗は我々国際警察が捕まえる!!」

クリス「まだめんどくさいのが増えた…」


ゴジラVSウルトラ戦士 ~世界を越える絆~

エルフナイン「ん…うっ…ここは…?」

 

目を覚ましたエルフナインは自身が磔にされてどこかの部屋に閉じ込められていることに気づいた。

 

キャロル(IF)「目が覚めたようだな」

 

声の方を見るとキャロル(IF)が部屋に入ってきていた。

 

エルフナイン「キャロル!?なんで!?」

 

現れたキャロル(IF)を見て驚く。

 

キャロル(IF)「何を勘違いしている?オレはこの世界のキャロルじゃない」

 

エルフナイン「この世界の…じゃあ、君はまさか並行世界の!?」

 

キャロル(IF)「そうだ」

 

エルフナイン「何のために並行世界に!?」

 

キャロル(IF)「オレの目的はゼガンの復活だ」

 

エルフナイン「ゼガン?」

 

キャロル(IF)「時空破壊神…その名の通り時空を破壊するための怪獣兵器だ」

 

エルフナイン「そんなものを復活させてどうするつもりなの!?」

 

キャロル(IF)「決まっている、オレからパパを奪った世界を時空ごと破壊してくれる!お前はそのための生け贄になってもらうから覚悟しておけ!!」

 

そうエルフナインに言い放ったキャロル(IF)は部屋を出ていった。

 

キャロル(IF)の目的がゼガンを復活させ世界そのものを破壊することだと聞かされてエルフナインは驚愕した。

 

エルフナイン(なんとか…なんとかして響さんたちに知らせないと…キャロルを止めないと!)

 

どうにかしてキャロル(IF)を止めようと頭を回転させるエルフナイン。

 

エルフナイン(そうだ、確か休暇を貰うときに緒川さんから貰ったアレが!)

 

何かを思い出して口を動かして首元を漁る。

 

首元からチェーンを加えると中心にある丸いペンダントを手繰り寄せた。

 

手繰り寄せたペンダントをエルフナインは思いっきり噛んだ。

 

 

 

友里「ん?これは…司令、エルフナインちゃんからのSOS信号をキャッチしました!!」

 

弦十郎「SOS信号?なにかあったのか?」

 

友里「分かりません。起動救急警察に問い合わせましたがエルフナインちゃんからのSOS信号の範囲に災害情報はありません」

 

響「災害が無いのにSOS信号…」

 

ショウ「まさか、そこにキャロルが!?」

 

翼(IF)「可能性はあるな」

 

翼「司令」

 

弦十郎「分かった。あおいくん!」

 

友里「SOS信号の発信ポイントは…郊外の森林公園の地下です!」

 

弦十郎「よし、全員出動だ!!」

 

 

 

一方、キャロル(IF)は玉座に座って何かを弄っていた。

 

キャロル(IF)(もう少しだ…もう少しでゼガンは復活する。やつを生け贄に捧げてパパを奪った世界を…完全に破壊してやる!)

 

キャロル(IF)の父である『イザーク・マールス・ディーンハイム』は最も優れた錬金術師だった。

 

深山にて採取される仙草とも呼ばれる薬草『アルニム』を使った治療によって流行り病に苦しむ村人たちを数多く救うなど、人間の力で運命を打開しようと努力していた。

 

錬金術師としての誇りを持ち、世界のすべてを知り、人々が分かり合える世界を目標としていた。

 

キャロル(IF)もまたそんな父の助けになりたいと思っていた。

 

だがそんな思いは粉々に粉砕されてしまった。

 

イザークの功績を良しとしない者たちにより有らぬ罪をでっち上げられ、処刑されてしまった。

 

その有らぬ罪を民衆たちは信じてイザークを罵倒した。

 

そんな人々を見てキャロル(IF)は激しく怒り、憎んだ。

 

何百年の後に現れた宇宙人、シャドー星人の作り上げたゼガンのデータを奪い錬金術で強化・改造し、復活させる準備をしてきた。

 

そして今、ゼガン復活を目前にしていた。

 

キャロル(IF)「ん?」

 

色々な思いを巡らせていると鳴り響くアラートに気づいたキャロル(IF)は手を止めた。

 

キャロル(IF)「ほう、ここに気づいたか」

 

映像を出すと響たちS.O.N.G.とヒカルたちウルトラ戦士たちがいた。

 

キャロル(IF)「あと少しでゼガンが復活するからな…邪魔をされては困る」

 

響たちとヒカルたちを見たキャロル(IF)はダークリングと魔王獣のカードを取り出した。

 

キャロル(IF)「時間を稼げ、魔王獣ども」

 

ダークリングのリング部分にカードをリードした。

 

マガバッサー!

 

マガグランドキング!

 

マガジャッパ!

 

マガパンドン!

 

カードをリードした瞬間、魔王獣たちが光となって外に向かっていく。

 

 

 

マリア「この辺りにキャロルとエルフナイが…」

 

ヒカル「でも何もねーぞ。地下への入口とか」

 

クリス「いや、んな分かりやすくしてたらマズイだろ…」

 

エルフナインの出しているSOS信号の場所の地上まで来たは良いが入口すら見当たらなかった。

 

ガウ「……」くんくん

 

響たちとヒカルたちの入口捜査が難航している時にガウは地面を嗅いでいた。

 

響「何してるの?ガウくん」

 

ガウ「がう、がうがう」

 

響に聞かれてガウは下を指差した。

 

未来(IF)「下に何かあるの?」

 

ガウ「がう~!」

 

未来(IF)に言われてガウは地面を掘り始めた。

 

少し掘ると地面に扉のようはのが出てきた。

 

切歌「入口デース!?」

 

ヒカル「マジか!?」

 

響「お手柄だよ、ガウくーん」

 

ガウ「がう~♪」

 

ゼロ『犬みたいな奴だな』

 

ガウ「ガルルルルル!!」

 

犬みたいと言われてガウは怒って翼の手に付いたウルティメイトブレスレットに噛みついた。

 

翼(IF)・ゼロ「『イダダダダダダダダッ!!』」

 

ガウに噛みつかれて翼(IF)とゼロは声を上げる。

 

響「ガウくん、ステイ!ステイ!!」

 

噛みついているガウを離そうと響は諌める。

 

ヒカル「どうする?あれ」

 

ショウ「放置だ。今はマリアたちを助けに行くぞ」

 

調「放置するの!?」

 

翼「意外と場馴れしている…」

 

クリス「いや、違うだろ…」

 

地下への入口に入ろうとした時だった。

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガバッサーたち魔王獣が地面から出現した。

 

マリア「怪獣!?」

 

クリス「出てきたとこを見るとビンゴみたいだな!」

 

ギアを出して戦おうとするクリスたちをヒカルたちが前に出て止めに入った。

 

ショウ「ここは俺たちに任せろ」

 

ヒカル「怪獣相手なら俺たちウルトラマンの出番だからな!」

 

翼(IF)「防人の力、とくと見せてくれる!」

 

未来(IF)「響をお願いします」

 

響「で、でも…」

 

ヒカル「元はと言えば俺たちの世界で起きた問題だ」

 

ショウ「俺たちの問題は俺たちでかたをつける!」

 

マリア「分かったわ。私たちはエルフナインたちの救出に行くわよ!」

 

ガウ「がう、がう」

 

地下へ行こうとした時、ガウがヒカルたちの側に寄った。

 

響「ガウくん?」

 

翼「まさか彼らと共に戦うつもりか?」

 

ガウ「がう!」

 

ガウは1度魔王獣たちと戦っているが負けてしまっていたからリターンマッチをする気なのだ。

 

響「分かった。だけど無茶はしないでね」

 

ガウ「がう!」

 

響にそう言われてガウは頷いた。

 

頷いたガウを見て響たちは地下にいるキャロルとエルフナインの元へ向かっていった。

 

ショウ「よし、いくぞ!!」

 

ショウの号令でウルトラ戦士組はそれぞれの変身アイテムを出した。

 

ヒカルは短剣型のアイテム『ギンガスパーク』のスパークブレードを展開させるとウルトラマンの人形が現れると掴んでギンガスパークの先端を人形の左足裏にくっつけた。

 

ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!!

 

ヒカル「ギンガァァァァァーーーーーーーーーーーーーッ!!」

 

ギンガ「ショウラッ!!」

 

人形―ウルトラマンギンガの『スパークドールズ』をリードするとギンガスパークの柄部分にあるスパークフェイスカバーが展開しギンガの顔を模したスパークフェイスが出現してウルトラマンギンガに変身した。

 

ショウは槍の形状をした変身アイテム『ビクトリーランサー』からギンガスパークと同じくウルトラマンのスパークドールズを出すと掴んでスパークドールズの左足裏を柄部分にリードした。

 

ウルトライブ!ウルトラマンビクトリー!!

 

ビクトリー「ジィアッ!!」

 

ビクトリーのスパークドールズがリードされたのと同時にビクトリーランサーの先端部分にビクトリーの顔を模した金色の彫像が現れてビクトリーに変身した。

 

翼(IF)「行くぞ、ゼロ!」

 

ゼロ『おうよ、翼!』

 

翼はウルティメイトブレスレットからメガネ型の変身アイテム『ウルトラゼロアイ』を出した。

 

翼(IF)・ゼロ「『デュワッ!!』」

 

ウルトラゼロアイを装着すると翼の姿が変わりゼロに変身した。

 

未来(IF)「アグルゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

 

アグル「デュアッ!!」

 

未来(IF)は腕を垂直に手前に延ばすとブレスレット型の変身アイテム『アグレイター』の左右の翼が展開し、握り拳を握って胸の前に移動させると本体上部が回転し、翼の上部から青いエネルギー波が発生して未来(IF)を包み込むとアグルに変身した。

 

ガウ「がうぅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ガウは雄叫びを上げてゴジラになった。

 

ゼロ「さぁて、いくぜ!ギンガ、ビクトリー、アグル、ゴジラ!!」

 

ギンガ「おう!」

 

ビクトリー「あぁ!」

 

アグル「はい!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

4人のウルトラマンとゴジラはマガバッサーたち魔王獣に向かっていく。

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

向かってくる4人のウルトラマンとゴジラにマガバッサーたち魔王獣も迎え撃つ。

 

 

 

4人のウルトラマンとゴジラがマガバッサーたち魔王獣と戦い始めた時、キャロル(IF)はエルフナインを逃げられないように拘束して玉座に座らせていた。

 

エルフナイン「な、何をする気なの?」

 

キャロル(IF)「決まっているだろ…お前をゼガンの生け贄にするんだ」

 

キャロル(IF)はそう言うと魔方陣を展開すると真横にレーザー砲に似た装置が現れ、エルフナインの真上には巨大なカプセルが現れた。

 

中には青い液体が入っていて何か巨大な生き物が眠っていた。

 

キャロル(IF)「お前の生命エネルギーを奪いゼガンのエネルギーに変換する装置だ。その命、ゼガンに使わせてもらうぞ!!」

 

装置を起動させるキャロル(IF)。

 

起動した装置の先端から電撃が走りエルフナインに直撃した。

 

エルフナイン「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

電撃を喰らって悲鳴を上げるエルフナイン。

 

するとエルフナインの体から光の粒が出て来て真上にあるカプセルに吸い寄せられていく。

 

キャロル(IF)「もうすぐだ…もうすぐ…パパを奪った世界を壊せる!!」

 

クリス「そうは問屋が下ろさねぇんだよ!!」

 

キャロル(IF)「なに!?」

 

声に驚いて振り向いた瞬間、装置に向かっていく小型ミサイルがあった。

 

キャロル(IF)「邪魔はさせるか!!」

 

翼「それは…」

 

調「こっちの…」

 

切歌「台詞デース!!」

 

キャロル(IF)「チィ!!」

 

装置を守ろうと防御しようとしたキャロル(IF)だが翼、調、切歌の奇襲にあい回避に移った。

 

その隙に小型ミサイルが装置を破壊した。

 

エルフナイン「あぁぁぁぁぁ……はぁ…はぁ…はぁ…」

 

装置が破壊されてエルフナインの生命エネルギーの消失が止まり解放された。

 

マリア「エルフナイン!」

 

響「エルフナインちゃん、大丈夫!?」

 

エルフナインのいる玉座にマリアと響が来た。

 

エルフナイン「ま、マリアさん…響さん…」

 

2人の声に反応して確認する。

 

響「待ってて、直ぐに助けて上げる」

 

響とマリアはエルフナインの拘束を破壊して助け出す。

 

キャロル(IF)「貴様ら…良くも邪魔をしてくれたな…」

 

装置を破壊されてキャロル(IF)は怒りだした。

 

響「もう止めてキャロルちゃん。こんなことしても何もならないよ」

 

キャロル(IF)「貴様も奴と同じ事を言うか…」

 

マリア「奴?」

 

キャロル(IF)は指を鳴らすと2つの魔方陣が展開されて2体の巨人の石像が現れた。

 

クリス「コイツは!?」

 

キャロル(IF)「オレが本来いた世界の巨人たちだ。ゼガン復活を察知して来たみたいだが石化してやった」

 

響「これが並行世界の私とマリアさん…」

 

マリア「くっ、良くも!」

 

構えるマリアたち。

 

キャロル(IF)「ふん、計画の邪魔さえしなければいいものの…」

 

キャロル(IF)(仕方ないか…前からの予定をするしかあるまい)

 

翼「行くぞ!!」

 

一斉にキャロル(IF)に攻撃する。

 

だがキャロル(IF)は全て回避すると魔方陣を展開してカプセルの上に転移した。

 

キャロル(IF)「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

カプセルの上に転移したキャロル(IF)は魔方陣を展開した。

 

切歌「いったい何をやらかすつもりデスか!?」

 

エルフナイン「まさか!?」

 

キャロル(IF)「オレ自身の生命エネルギーを使ってゼガンを完全に復活させてくれる!!」

 

キャロル(IF)は展開した魔方陣で自身の生命エネルギーをカプセルに眠っているゼガンに与えているのだ。

 

ゼガン「グ…グル…グルルルルル……」

 

キャロル(IF)の生命エネルギーを受け取りゼガンが目を開け始めた。

 

クリス「や、やべぇぞ!!」

 

調「早く止めないとゼガンが復活しちゃう!!」

 

キャロル(IF)「もう遅い!ゼガンは…完全に復活したぁ!!」

 

止めようとした響たちをキャロル(IF)は嘲笑うように言うと光の粒となってゼガンに吸い込まれた。

 

ゼガン「グルルルルル……キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

キャロル(IF)を完全に吸収したゼガンは完全に目を覚まして雄叫びを上げた。

 

シャチや甲殻類などの水生生物が融合したような姿をしており、胸にはカラータイマーのような結晶体があり、背中には魚の鰭のような形状の翼を持つ姿―『時空破壊神 ゼガン』が完全復活したのだ。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

目を覚ましたゼガンは魔方陣を展開すると中に入っていくと姿を消した。

 

 

 

ゼロ「シェエェェェェリャアァァァァァァッ!!」

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゼロのウルトラゼロキックを繰り出してマガパンドンを蹴り飛ばす。

 

ゼロ「哲学兵装を使われる前にブッ倒してやるぜ!!」

 

必殺技のワイドゼロショットを放とうとするゼロ。

 

その時、ゼロの背後から赤い稲妻状の光線が強襲した。

 

ゼロ「うおっ!!」

 

光線を喰らって吹き飛ばされるゼロ。

 

ゼロ「なんだ!?」

 

光線が来た方を見ると魔方陣が現れて中からゼガンが姿を現した。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

出現したゼガンは鋏部分からゼロを吹き飛ばした赤い稲妻状の光線を発射した。

 

ギンガ「ぐあぁぁぁぁぁっ!!」

 

ビクトリー「うわあぁぁぁぁっ!!」

 

赤い稲妻の光線はマガバッサーとマガグランドキングと戦っていたギンガとビクトリーに命中、吹き飛ばした。

 

アグル「2人とも!この!!」

 

ギンガとビクトリーがやられたのを見てマガジャッパと戦っていたアグルはマガジャッパを蹴り飛ばしてブライトスポットから光の刃を垂直に伸ばしてから敵に向けて放つ必殺技『フォトンクラッシャー』を発射した。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼガンはフォトンクラッシャーを避けずに真っ向から受け止めた。

 

フォトンクラッシャーを喰らい爆煙がゼガンを包み込む。

 

アグル「やった…」

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼガンの雄叫びと共に赤い稲妻状の光線がアグルを強襲した。

 

アグル「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

赤い稲妻状の光線を喰らいアグルは倒れてしまう。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

アグルが倒れてしまってゴジラが放射火炎を発射する。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼガンは放射火炎を胸のカラータイマーの部分から魔方陣のバリアを作り出すと弾き返した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

放射火炎を弾き返されてゴジラは怯んでしまう。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

その隙にゼガンは赤い稲妻状の光線を発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

赤い稲妻状の光線を喰らいゴジラも倒れてしまう。

 

 

 

響「ガウくん!?」

 

切歌「な、なんてパワーをしてるデスか!?」

 

調「ウルトラマン4人とガウが圧倒されてる!」

 

ゼガンの圧倒的なパワーにゼロたちウルトラ戦士とゴジラが圧倒されるのをキャロル(IF)が吸収される直前に出したモニターから見て言う。

 

翼「ともかく、我々も急いで脱出して加勢せねば!」

 

クリス「あぁ、急ごうぜ!」

 

エルフナイン「待ってください!」

 

脱出しようとした時、エルフナインが響たちを止めた。

 

エルフナイン「僕はここに残ってやることがあります」

 

マリア「やること?」

 

エルフナイン「はい…並行世界の響さんとマリアさんの2人を蘇らせることです!」

 

並行世界の響とマリアが変身したウルトラマンの石像を見ながら言うエルフナイン。

 

クリス「蘇らせるってどうやってだよ?」

 

エルフナイン「並行世界のキャロルが使っていた生命エネルギー変換装置…アレの残骸を使用して光エネルギー発生装置を作ります」

 

響「そんなこと出来るの?」

 

エルフナイン「残骸でしかも速急なので不安ですが大丈夫です!」

 

響「私も何か手伝うよ!」

 

切歌「私もデース!」

 

調「私も!」

 

マリア「それなら私とクリス、翼の遠距離攻撃でガウたちを援護するわよ!」

 

翼「承知した!」

 

クリス「よっしゃあっ!行くぜ!」

 

エルフナインは残って2人のウルトラマンを復活させる装置の製作、響、調、切歌はその手伝い、翼、マリア、クリスはウルトラ戦士とガウの援護にそれぞれ向かっていく。

 

 

 

ゼロ「ワイドゼロショット!!」

 

ギンガ「ギンガクロスシュート!!」

 

ビクトリー「ビクトリウムシュート!!」

 

ゼロはL字の構えて放つ必殺光線『ワイドゼロショット』を発射。

 

ギンガはクリスタルを青く輝かせてL字に組んだ腕から必殺光線を放つ『ギンガクロスシュート』を発射。

 

ビクトリーはV字を描いて形成したエネルギーを右腕に集めてから両腕をL字型に組み、右腕の甲のVクリスタルを正面に向けて放つ、V字型の必殺光線『ビクトリウムシュート』をそれぞれ発射した。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼガンはワイドゼロショット、ギンガクロスシュート、ビクトリウムシュートを全て受け止めて見せる。

 

3人の必殺技を喰らいながらもゼガンの肉体には傷すら付いていなかった。

 

ビクトリー「ば、バカな!?」

 

ギンガ「傷すら付かないって…どんだけ堅いんだよ!?」

 

ゼロ「元からあった能力に、錬金術が混じってやがるのか…コイツは厄介だな…」

 

自分たちの必殺技が通用しないのを目の当たりにして驚く。

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゼロたちがゼガンに驚いているとマガバッサーたち魔王獣がそれぞれの哲学兵装で攻めかかろうとした。

 

クリス「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉらあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

哲学兵装で攻めかかった魔王獣たちにクリスが12機もの大型ミサイルを展開し発射する『MEGA DETH INFINITY』で攻撃する。

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

クリスのMEGA DETH INFINITYを喰らいマガバッサーたち魔王獣は怯む。

 

ゼロ「お前ら!」

 

翼「微々たるが加勢する!」

 

マリア「援護くらいなら出来るわよ!」

 

ギンガ「助かるぜ!」

 

ビクトリー「無茶はするなよ!」

 

マリア「大丈夫よ!」

 

クリス「行くぜ!!」

 

翼「押して参る!!」

 

ゼガンとマガバッサーたち魔王獣に向かっていく。

 

 

 

ゼガンとマガバッサーたち魔王と翼たち装者、ウルトラ戦士、ゴジラが戦っている時、それを遠くから見ている人物がいた。

 

一時、パヴァリア光明結社に手を貸して、ベリアル融合獣をゴジラにけしかけた人物―『伏井出 ケイ』であった。

 

ケイ「時空破壊神 ゼガンか…なかなか面白い怪獣を使うな。愚かな人類にしては…だがアレでは奴は覚醒しない。少し手を入れてやるか」

 

そう言ってケイは2つのカプセルを出した。

 

ケイ「マガゼットン…」

 

カプセルの1つを起動させ、専用の装填ナックルにカプセルを装填した。

 

マガゼットン!

 

カプセルを装填したナックルに赤と黒のアイテム―『ジードライザー』でリードした。

 

マガゼットン「ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

リードしたジードライザーから魔王獣の1体『光の魔王獣 マガゼットン』が姿を現した。

 

ケイ「もう1体…」

 

もう1つのカプセルを起動させ、ナックルに装填した。

 

ゼッパンドン!

 

ケイ「行け!」

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ケイが起動させ、ジードライザーでリードさせて現したのは胴体は黒い身体に胸部の発光体とゼットンそのものだが長い突起の伸びる両肩から脚部、側頭部にかけてはパンドンのような赤い体表で覆われており、頭部にはそのどちらとも違うサメや深海魚を思わせる顔付きの怪獣―『合体魔王獣 ゼッパンドン』だ。

 

ケイ「行け!マガゼットン、ゼッパンドン!」

 

マガゼットン「ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ケイの指示を聞いてマガゼットンとゼッパンドンが戦いの場に乱入する。

 

ゼロ「なに!?」

 

翼「こんな時に新手だと!?」

 

現れたマガゼットンとゼッパンドンに驚く。

 

マガゼットン「ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

マガゼットンは火球、ゼッパンドンは口から吐き出す超高温の火球『ゼッパンドン撃炎弾』をゴジラとアグルに向かって発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

アグル「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

マガゼットンの火球とゼッパンドンのゼッパンドン撃炎弾を喰らい倒れるゴジラとアグル。

 

翼「ガウ、小日向!」

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

倒れてしまったゴジラとアグルを助けようとした翼の前にマガバッサーが剣殺しで行く手を阻んだ。

 

クリス「先輩!」

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

翼にとって相性の悪い剣殺しを持ったマガバッサーに向かおうとしたクリスにマガグランドキングがコインを発射して行く手を阻んだ。

 

マリア「クリス、翼!!」

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

互いに相性の悪い相手同士に邪魔されて加勢しようとしたマリアにマガジャッパがマガ水流を発射、同時に凍らせて槍にした。

 

マリア「しまっ…!?」

 

完全に反応が遅れてしまうマリア。

 

ビクトリー「危ない!!」

 

氷の槍となったマガ水流からマリアをビクトリーが庇った。

 

ビクトリー「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

マリアを庇ったビクトリーの左肩にマガ水流が深々と刺さり、貫いている。

 

ギンガ「ショウ!!」

 

ゼロ「野郎!!」

 

ビクトリーを助けようと向かおうとしたギンガとゼロ。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

そんな2人の前にゼガンとマガパンドンが立ちはだかった。

 

マリア「どうして私を…」

 

ビクトリー「ふっ…並行世界とは言え…俺の妻をみすみす殺されるようでは…ビクトリアンとして…そして…向こうの切歌や調たちに申し訳がないからな…」

 

マリアを庇った理由を言うビクトリーだがカラータイマーが青から赤に変わり点滅を始めていた。

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

周りに水玉を展開し、鋭く凍てつかせ槍状にしたマガジャッパが接近していた。

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

止めとばかりに発射するマガジャッパ。

 

マリア「このっ!!」

 

ビクトリー「よせ、止めろ!!」

 

マガジャッパの氷の槍からビクトリーを守ろうとマリアはバリアを展開する。

 

いくらギアを纏っているからと言って人の何百倍もデカイ氷の槍を全て受け止めきれるわけがない。

 

バリアにヒビが入り始めたその時だった。

 

氷の槍を真横から来た光線が破壊した。

 

?「ジヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

光線が消えるとゼロ、ギンガ、アグル、ビクトリーとも違う1人の銀色のウルトラマンが現れてマガジャッパを蹴り飛ばし、ビクトリーとマリアの前に着地した。

 

マガゼットン「ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゴジラとアグルにマガゼットンとゼッパンドンが迫る。

 

?「ダアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガゼットンとゼッパンドンの後ろからまた新たなウルトラマンが蹴りを叩き込んだ。

 

体色が銀のウルトラマンは胸にはY字型のカラータイマーに似た光球―『エナジーコア』が着いたウルトラマン―マリア(IF)が変身する『絆の光 ウルトラマンネクサス』。

 

マガゼットンとゼッパンドンの後ろから蹴りを入れたウルトラマンは胸のプロテクター『ガイアブレスター』が黒く、カラーリング的に引き締まった印象となっているウルトラマン―響(IF)が変身する『大地の光 ウルトラマンガイア』。

 

キャロル(IF)により石像に変えられてしまった2人のウルトラマンが復活したのだ。

 

ガイア「未来、皆さん、無事ですか!?」

 

アグル「響!無事だったの!?」

 

ビクトリー「マリアも、無事だったのか!?」

 

ネクサス「えぇ。彼女たちのおかげよ」

 

ネクサスが空の一角を見ると響、切歌、調が来ていた。

 

翼「エルフナインがやってくれたか」

 

響たちを見てエルフナインが装置を作ってガイアとネクサスを復活させるのに成功したのを察する。

 

ネクサス「さぁ、反撃開始よ!!」

 

ネクサスの一言に奮い立たされてゼロ、ギンガ、アグル、ビクトリーたち4人のウルトラマンだけでなくゴジラも立ち上がった。

 

響「私たちも出来るだけ加勢するよ!」

 

「「「「「おう/はい/あぁ/えぇ/デース!!」」」」」

 

響たちもウルトラマンたちとゴジラの援護に向かう。

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガゼットン「ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

立ち上がったウルトラマンたちとゴジラを見てマガバッサーたち魔王獣とゼッパンドン、ゼガンが雄叫びを上げ迎え撃った。

 

 

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ビクトリー「ジィアッ!!」

 

剣殺しを持ったマガバッサーとビクトリーが空中戦てぶつかり合う。

 

ビクトリー「シェパードン、力を貸してくれ!」

 

ウルトランス!シェパードンセイバー!!

 

ビクトリーの能力でスパークドールズの力を使うことが出きる『ウルトランス』を発動させ1つの剣を出した。

 

剣はビクトリアンの命の源である鉱石『ビクトリウム』の守護神である聖獣『地底聖獣 シェパードン』のスパークドールズをビクトリーランサーでリードして現れるショウとシェパードンの絆の聖剣『シェパードンセイバー』を構える。

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だが剣殺しは剣を一方的に破壊する哲学兵装だ。

 

それを知っているマガバッサーはシェパードン・セイバーを出したビクトリーに向かっていく。

 

ビクトリー「俺とシェパードンの絆を嘗めるな!」

 

向かってくるマガバッサーにビクトリーはシェパードンセイバーを七色に輝かせる。

 

ビクトリー「シェパードンセイバーフラッシュ!!」

 

敵をVの字に切り裂く必殺技『シェパードンセイバーフラッシュ』がマガバッサーと剣殺しを斬り裂いた。

 

マガバッサー「クワアァァァァァァァァァァ…………」

 

断末魔を上げてマガバッサーは剣殺しと共に爆発した。

 

 

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

地底ではマガグランドキングがマガ穿孔を乱射しながらギンガを攻撃する。

 

ギンガ「ショウラッ!!」

 

マガグランドキングが繰り出すマガ穿孔を回避しながらギンガは接近する。

 

ギンガ「ギンガスパークランス!!」

 

ギンガスパークが変形した三又の槍『ギンガスパークランス』を出してギンガは跳躍、マガグランドキングの頭に叩き込む。

 

ギンガ「………イッテエェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

超が付くほど堅いマガグランドキングの体にギンガスパークランスは弾かれてしまった。

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ギンガスパークランスを弾いたマガグランドキングはマガ穿孔を発射する。

 

ギンガ「うおっと!!」

 

マガ穿孔をギリギリ回避するギンガ。

 

ギンガ「ファイブキングより堅てぇな…」

 

かつて戦ったファイブキングを思い出すギンガ。

 

ギンガ「堅い体に、強力な光線…だったら!」

 

ギンガスパークランスを消してギンガは動きを止めた。

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

動きを止めたギンガにマガグランドキングはマガ穿孔を発射する。

 

ギンガ「シェアッ!!」

 

マガグランドキングが放ったマガ穿孔をギンガは鏡のようなバリアを展開してマガ穿孔を反射した。

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

反射されたマガ穿孔を喰らってマガグランドキングの体に大穴が開いた。

 

最強の光線たるマガ穿孔と最強の防御であるマガグランドキングの体だが最強の矛と最強の盾は両立出来ない。

 

まさに矛盾が生み出した結果であった。

 

ギンガ「ハアァァァァァァァァァァァ………」

 

マガグランドキングの体に大穴が開いた瞬間、ギンガのクリスタルがピンクに発光する。

 

ギンガ「ギンガサンシャイン!!」

 

ギンガのクリスタルがピンクに光って両手を合わせ先端から破壊光線―『ギンガサンシャイン』を放った。

 

マガグランドキング「グオウォォォォォォォォォォォォォ………」

 

ギンガサンシャインを体内に叩き込まれマガグランドキングはうつ伏せになって爆散した。

 

 

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

アグル「ジィアッ!!」

 

アグルはマガジャッパと湖で戦っていた。

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガジャッパは周囲に舞い上がった水滴を凍らせて槍にすると一斉に発射する。

 

アグル「ジィアッ!!」

 

アグルは右手から光の剣―『アグルブレード』を展開しマガジャッパが繰り出した槍を破壊する。

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

槍を全て破壊されてマガジャッパはマガ水流を発射した。

 

アグル「ジィアッ!!」

 

マガ水流を飛翔して回避する。

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

飛翔したアグルにマガジャッパはマガ吸引でアグルを引き寄せようとする。

 

アグル「グッ…」

 

マガ吸引で吸い寄せられてしまうアグル。

 

アグル「デヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガ吸引で吸い寄せられるアグルはそれを利用して勢いを得てマガジャッパを蹴り飛ばした。

 

アグル「ディヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

蹴り飛ばしたマガジャッパにアグルはフォトンクラッシャーを発射した。

 

マガジャッパ「キュゴルガアァァァァァァァァ…………」

 

フォトンクラッシャーを喰らってマガジャッパは水しぶきと共に大爆発した。

 

 

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガ火球を放つマガパンドン。

 

ゼロ「デヤッ!!」

 

ゼロは頭に付いているスラッガー―『ゼロスラッガー』でマガ火球を斬り裂いた。

 

さらにゼロスラッガーはマガパンドンの体を少し斬り裂いた。

 

マガパンドン「キュゴルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

斬られたマガパンドンは後退するがバーニングハート・メカニクスを発動させた。

 

ゼロ「やっと本気か?おせぇんだよ!!」

 

バーニングハート・メカニクスを発動させたマガパンドンを見てゼロの姿がハープのような音と共に変わった。

 

赤と青のツートンカラーの体色から青系一色となった姿―『宇宙の光 ウルトラマンダイナ』のミラクルタイプと『慈愛の勇者 ウルトラマンコスモス』のルナモードの力を宿した『守り抜く力 ルナミラクルゼロ』だ。

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

バーニングハート・メカニクスでパワーアップしたマガパンドンは全方位の火炎弾―『マガ火玉火炎弾』を発射する。

 

ゼロ「ミラクルゼロスラッガー!!」

 

対するゼロは光のゼロスラッガーを展開し、それを発射する技―『ミラクルゼロスラッガー』でマガ火玉火炎弾を打ち落としつつマガパンドン自体にダメージを与えた。

 

ゼロ「次行くぜ!」

 

今度はエレキギターのような音と共に姿を変えた。

 

青から赤となったが下半身は銀色となり、ゼロスラッガーの色は金色になっている姿―ウルトラマンダイナのストロングタイプとウルトラマンコスモスのコロナモードの力を宿した『前に進む力 ストロングコロナゼロ』だ。

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガ火球を発射するマガパンドン。

 

ゼロ「んな火玉なんざ熱くもなんともないぜ!!」

 

バーニングハート・メカニクスで強化されているハズのマガ火球をゼロは悠々と掴むと握り潰して見せた。

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

強化されているハズの自身の技が握り潰されるのを見てマガパンドンは驚く。

 

ゼロ「今度はこっちから行くぜ!!」

 

そう言ってゼロはマガパンドンを掴んだ。

 

ゼロ「ウルトラハリケーン!!」

 

相手に回転を加えながら投げ飛ばす強力な力技―『ウルトラハリケーン』を繰り出してマガパンドンを投げ飛ばした。

 

ゼロ「ガルネイト…バス、タァァァァァァァァァァーーーーーーーーーー!!」

 

投げ飛ばしたマガパンドンに向かって腕から撃ち出す高熱エネルギー弾―『ガルネイトバスター』を発射した。

 

マガパンドン「ギャギャアァァァァァァァァァ…………」

 

ガルネイトバスターを喰らってマガパンドンは空中で大爆発して爆散した。

 

 

 

マガゼットン「ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

上空に向かって火球を発射するマガゼットン。

 

ガイア「ダアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガゼットンの火球を回避しながら上空からガイアが蹴りを叩き込んだ。

 

ガイア「デュワッ!!」

 

マガゼットンを蹴り飛ばしたガイアは姿を変えた。

 

V2より筋肉質な体型となり、体には青が追加され黒い部分の面積が増えている姿―V2の力を最大限に発揮するガイア最強の姿『スプリームヴァージョン』だ。

 

マガゼットン「ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン!!」

 

スプリームヴァージョンとなったガイアにマガゼットンは火球を再び発射する。

 

ガイア「デュアッ!」

 

マガゼットンの繰り出した火球をガイアは全て弾くとマガゼットンの前まで跳躍する。

 

ガイア「ダアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マガゼットンを掴むと投げ飛ばす。

 

ガイア「デュッ、ダアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

再び掴むと投げ飛ばす。

 

ガイアは掴んでは投げ飛ばす攻撃を何度も繰り返した。

 

マガゼットン「ゼ…ゼエェェェェェェェットオォォォォォォォォォォォォン………」

 

何度も投げ飛ばされて流石のマガゼットンでもフラフラになっていた。

 

ガイア「ダアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

フラフラになっているマガゼットンにガイアは合掌した状態から右手を下にずらして生まれた隙間から発射する光線―『フォトンストリーム』を繰り出した。

 

マガゼットン「ゼエェェェェェットオォォォォォォ…………」

 

フォトンストリームを喰らってマガゼットンは仰向けに倒れながら爆散した。

 

 

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ネクサス「ジェアッ!!」

 

ゼッパンドンと姿の変わったネクサスは異空間のような場所で戦っていた。

 

空間には赤土色の発行する物質が地面に存在していて空もオーロラのような光がある場所―ネクサスの『戦闘用不連続時空間』である『メタフィールド』だ。

 

メタフィールドを発動させるためにネクサスは銀一色の『アンファンス』から基本色が赤で、胸にはカラータイマーに似た形のコアゲージがある姿『ジェネッス』に変わっているのだ。

 

ネクサス「ゼヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ネクサスの飛び蹴りがゼッパンドンの頭部に向かっていく。

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

飛び蹴りに対してゼッパンドンは瞬間移動で回避する。

 

ネクサス「ゼヤアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

飛び蹴りを回避されたネクサスは振り向いて十字に両手を組んで『クロスレイ・シュトローム』を発射する。

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

クロスレイ・シュトロームが向かっていく先にはゼッパンドンがいたが顔の両側から前面に展開する六角形のバリア『ゼッパンドンシールド』を展開されて四散する。

 

ネクサス「ゼアッ!!」

 

クロスレイ・シュトロームを四散させたゼッパンドンシールドを見てネクサスは再び姿を変えた。

 

基本色は青で右腕の『アームドネクサス』が『アローアームドネクサス』に変化している姿―『ジェネッスブルー』だ。

 

ジェネッスブルーになったネクサスはアローアームドネクサスから光の弓を形成し、光の矢を構えた。

 

ネクサス「ジェアッ!!」

 

光の弓を形成し、光の矢を放つジェネッスブルーの必殺技『アローレイ・シュトローム』が炸裂した。

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

だがゼッパンドンは直ぐにゼッパンドンシールドを展開してアローレイ・シュトロームを防いだ。

 

ネクサス「ジェアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゼッパンドンがアローレイ・シュトロームを防いでいる隙にネクサスは跳躍してゼッパンドンの後ろを取ると光の剣―『シュトロームソード』で斬り付けた。

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!?」

 

後ろから斬り付けられてゼッパンドンは怯み、同時にゼッパンドンシールドが消えて防がれていたアローレイ・シュトロームを喰らい大ダメージを受ける。

 

ネクサス「ジェアッ!!」

 

大ダメージを与えたネクサスはジェネッスブルーからジェネッスに戻ると両腕をL字に組んで光線―ジェネッスの必殺技『オーバーレイ・シュトローム』を発射する。

 

ゼッパンドン「ギャギャアァァァァオォォォォォォォォォ……………」

 

オーバーレイ・シュトロームを喰らいゼッパンドンはシールドや瞬間移動を行えずに分子レベルにまで分解されて消滅した。

 

 

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゼガンは赤い稲妻状の光線、ゴジラは放射火炎を撃ち合っていた。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゴジラの放射火炎を回避したゼガンは胸のカラータイマーのような部分から青い破壊光線『ゼガントビーム』を発射する。

 

響「ガウくん、危ない!」

 

ゼガントビームからガウを庇う響。

 

響「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ゼガントビームを喰らい響は墜落してしまった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響が墜落してしまったのを見てゴジラは怒りゼガンに向かっていく。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

向かってくるゴジラにゼガンも向かっていく。

 

 

 

響「うっ…ったた…」

 

墜落した響はギアを纏っていたお陰で傷すら付いていなかったがギアは解けてしまっていた。

 

すると響の隣に1人の老人が現れた。

 

?「お困りのようだね」

 

響「え?あ、貴方は…いったい…誰ですか?」

 

?「誰でもない。ただの風来坊さ」

 

老人はそう響に言うとウルトラゼロアイに似た形のメガネを出した。

 

ダン「ジイィアッ!!」

 

メガネ―『ウルトラアイ』を装着すると老人―『モロボシ・ダン』の姿が変わった。

 

立体的・直線的な意匠が目立つ顔立ちに、真紅のボディにプロテクターという見た目、額には緑色に輝くビームランプ、そして頭にはスラッガーを付けた巨人になった。

 

かつてノイズネオパンドンとキングジョーが現れた時に劣勢にあったゴジラの加勢をしてくれたミラクルマンこと『ウルトラセブン』だ。

 

セブン「デュワッ!!」

 

ゴジラと取っ組み合いをするゼガンにセブンは額のビームランプから発射する光線―『エメリウム光線』を放った。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!?」

 

エメリウム光線を受けてゼガンは怯んだ。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

怯んだゼガンにゴジラは尻尾を叩き込んでダウンさせた。

 

セブン「行くぞ、ゴジラ!」

 

ゴジラの隣に行きセブンは言う。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラも「もちろんだとも!」と言わんばかりに鳴く。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

ゼガンはセブンとゴジラにゼガントビームを発射しようとする。

 

セブン「デュアッ!!」

 

ゼガントビームを発射しようとするゼガンにセブンは頭部のスラッガー―『アイスラッガー』を放った。

 

セブンの放ったアイスラッガーはゼガンの胸のカラータイマーのような部分を両断した。

 

セブン「今だ!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

セブンの合図でゴジラは背鰭を蒼白く光らせエネルギーを口にではなく右腕に集中させた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

エネルギーを集中させた右腕で放つ『獣王放火拳』でゼガンの胸にを貫いた。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン!?」

 

胸を貫かれて悲鳴を上げるゼガン。

 

ゼガンから拳を引き抜くゴジラ、その手には何か―気を失っているキャロル(IF)を優しく掴んでいた。

 

セブン「ジュワッ!!」

 

ゴジラが離れた瞬間にセブンは両腕をL字に組んで必殺技の『ワイドショット』を発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラもセブンのワイドショットに合わせて放射火炎を発射した。

 

ゼガン「キリャアァァァァァァァァシャオォォォォォォォォォォォォォォォン……………」

 

セブンのワイドショットとゴジラの放射火炎を喰らいゼガンは火花を散らしながら仰向けに倒れながら爆散した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラの勝利の雄叫びが辺りに轟いた。

 

 

 

マリア(IF)「これも貴女たちのお陰よ。ありがとう」

 

ショウ「俺からも礼を言わせてくれ。妻を助けてくれてありがとう」

 

響たちにお礼を言うマリア(IF)。

 

翼「私たちも助けられた部分が多い」

 

ゼロ『そうだろうな。ま、俺のお陰だがな』

 

翼(IF)「ゼロもゼガンにかなり苦戦していたハズだが?ゼロのお父様に伝えておこうか?」

 

ゼロ『そ、それだけは止めてくれ!!』

 

セブン(父親)に報告されそうになりゼロは慌てて言う。

 

響(IF)「可愛い~!この子、本当に可愛いよ!未来、ヒカル!」

 

ガウ「がう~、がうがう~♪」

 

響(IF)はガウを抱いてほっぺすりすりしていた。

 

未来(IF)「そうだね」

 

ヒカル「あ、あぁ…」

 

黒いオーラを出す未来(IF)と未来(IF)のオーラに少し引き気味で言うヒカル。

 

因みにこの後ろで響が響(IF)をぶん殴ろうとするのを切歌、調、クリス、マリアが止めている。

 

エルフナイン「キャロル…」

 

エルフナインは車椅子に乗っているキャロル(IF)に近寄る。

 

キャロル(IF)「なんだ?」

 

素っ気なくキャロル(IF)はエルフナインを見る。

 

エルフナイン「僕はこっちのキャロルに創られた存在で…パパとの想い出があるんだ。それでパパが僕たちに伝えたかったことが分かるんだ」

 

キャロル(IF)「………」

 

エルフナイン「パパは僕たちにこう伝えたかったんさじゃないかな…『世界を許せ。破壊からは何も生まれない…生まれるのは死と悲しみと憎悪しか生まれない…それが生まれれば世界は抗えない定めになってしまう』と」

 

キャロル(IF)「何が言いたい?」

 

エルフナイン「うまく言葉に出来ないけど…人々を破壊ではなく、パパのように助けてあげてほしいんじゃないのかなって…」

 

キャロル(IF)「そうか…そっちのパパも優しかったのか…」

 

エルフナイン「うん。やり方は間違えてしまったけど貴女は今、生きている。生きている限り何度でもやり直しは出来る。だから元の世界に帰れたらその力をそっちの響さんたちのために使ってください」

 

キャロル(IF)「世界を許せ、か…パパらしい…」

 

エルフナインとイザーク(パパ)の話をしてキャロル(IF)は自然と笑顔が溢れていたのだった。




並行世界の響たちが帰った後、ゼガンや魔王獣たちとウルトラ戦士たちやゴジラ、シンフォギアが戦った場所にケイはいた。

ケイは何も描かれていないカプセルを7つ出して起動させると何かを吸収した。

吸収し終えるとカプセルにはマガゼットンとゼッパンドンの他にマガバッサー、マガグランドキング、マガジャッパ、マガパンドン、ゼガンの絵が浮かび上がった。

ケイ「準備は整った。さぁ、エンドマークを打ってくれる!」

魔王獣たちとゼガンのカプセルを見てケイは言うのだった。

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