戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「今日でこの小説も200話目かぁ…」

クリス「まぁ、話が長いから分割したけどな…」

翼「では200回記念の前編を見てくれ」

ガウ「がうー!」


総数話200話記念特別回
総数話200回記念!貫くぜ、信念!!(前編)


ホイッスルの音ともに響は台の上に立つ。

 

サイドには未来たちが見守っていた。

 

再びホイッスルがなると響は目の前の水―プールに飛び込んだ。

 

今は2回ある出校日で水泳の授業があっていた。

 

響(よーし、今日こそ100Mはいく…)

 

目指せ100Mと意気込んでクロールで泳ぐ響だったが…。

 

響(ん?)

 

ふとプールの床を見るとヒビが入っていた。

 

ヒビは段々広がっていき穴が開くと勢い良く温かい水が噴水のように噴き出してきた。

 

響「がぼぼぼぼぼぼ!?」

 

何が何だか分からず響の体は噴き出てきた水に押されてプールから飛び出し、投げ出されてしまった。

 

響「あーれー…ほっ!!」

 

投げ出された響は持ち前の高い身体能力で着地した。

 

未来「響~!」

 

そこへ未来たちかわ駆け寄ってきた。

 

創世「ビッキー、大丈夫?」

 

響「うん、何とか…」

 

詩織「この水はいったい…」

 

響「分かんな…ん!?」

 

言いかけていると噴き上がる水の中から時折、見たことある背鰭が上がってきたのが見えて響は驚く。

 

そしてその正体が放り出された。

 

響「が、ガウくぅぅぅーーーーーーーーーーん!?」

 

放り出されたガウを見て慌てて響はキャッチする。

 

ガウ「きゅうぅ~……」

 

キャッチされたガウは目を回していた。

 

響「な、なんでガウくんが…」

 

ガウが現れたことに驚いているとS.O.N.G.のロゴが入ったヘリが窓越しにだが見えた。

 

ガウ「がう!?」

 

立ち直ったガウはヘリの音を聞くなり立ち上がってダッシュで逃げ始めた。

 

マリア「待ちなさい、ガウ!」

 

翼「逃がさん!」

 

ヘリからマリアと翼の声が聞こえて逃げるガウを追いかける。

 

響「な、何なの…今の…」

 

嵐のように去っていったマリアと翼、そしてガウを見て響だけでなく周りの生徒たちは唖然とした。

 

 

 

ガウ「がう、がう、がう!」

 

プールから抜け出したガウはリディアン校内を疾走していた。

 

後ろからくるマリアと翼から逃れるために…。

 

マリア「見つけたわよ!」

 

前方の角からマリアが現れた。

 

慌ててブレーキを掛けて後ろへ逃げようとするが…。

 

翼「逃がさんぞ、ガウ!」

 

後ろの角から翼が現れて道を防いだ。

 

追い詰めた…ジリジリとガウとの間合いを詰める2人。

 

ガウ「がう!!」

 

間合いを詰められ追い詰められたガウは後ろの教室の窓ガラスを割って教室に逃げ込んだ。

 

切歌「デデデ!?」

 

調「な、なに!?」

 

ガウが逃げ込んだ教室はどうやら切歌と調のクラスのようでいきなり窓ガラスを割って入ってきたガウに驚いていた。

 

マリア「切歌、調!ガウを捕まえて!!」

 

調「ま、マリア!?」

 

切歌「なにがどうなっちゃってるデス!?」

 

マリア「良いから早く!!」

 

調・切歌「「は、はい!!」」

 

いつものマリアらしくない厳しい声に調と切歌はガウを囲む。

 

調「なんだか良く分かんないけど…」

 

切歌「大人しくするデス!」

 

ガウ「がう…が…が…」

 

調と切歌に囲まれたガウだったが急に痙攣的な吸気をし始めた。

 

翼「ま、まずい!」

 

マリア「2人とも、ガウから離れて!!」

 

調・切歌「「え?」」

 

ガウ「がうっきしっ!!」

 

ガウの痙攣的な吸気を見て慌てて言うが時すでに遅くガウはくしゃみをしてしまった。

 

ガウがくしゃみをした瞬間、調と切歌を中心に辺りの足元が凍りついてしまった。

 

切歌「な、何なんデスかぁ~!?」

 

調「あ、足元が凍って動けない!?」

 

足元が凍ってしまい驚く。

 

マリア「あちゃ~…」

 

翼「遅かったか…」

 

ガウ「がう…がう?がうー!!」

 

何が起きたのか分からないが逃げるならチャンスと言わんばかりにガウは中庭が見える窓ガラスを割って外へ逃げていった。

 

翼「し、しまった!?」

 

マリア「あぁもう!あと少しだったのに!!」

 

ガウが逃げ出した後を見て翼とマリアは言うのだった。

 

 

 

響「い、いったい何があったんですか?」

 

授業が終わってS.O.N.G.本部へ来た響は弦十郎たちに聞いてきた。

 

弦十郎「実はガウの様子がここ3日ばかりおかしかったからな。メディカルチェックを受けさせようとしたんだが…」

 

翼「どういう訳か嫌がってな」

 

マリア「海に潜られた挙げ句に海底数百Mの壁に大穴を開けて地中を掘っていたら地下温泉の源泉に当たったらしくて…」

 

クリス「それがリディアンの真下だったから吹き上がったってことか…」

 

切歌「そ…それはそうと…」

 

調「が、ガウくんの…あの…現象は…いったい…」

 

タライに入ったお湯に足を浸けて、毛布にくるまって座ってガタガタと震えている切歌と調が言う。

 

あの後、何とか凍りついてしまった足元から解放されたが完全に体が冷えきってしまい暖まっていたのだ。

 

友里「それがガウくんの様子がおかしい原因よ」

 

藤尭「昨日は手から火炎、2日前には黒い光、そして3日前には背中から謎の発光と手から熱を発してましたからね」

 

エルフナイン「普段ならメディカルチェックをちゃんと受けてくれるのに…」

 

未来「何でだろう…」

 

ガウの異変に疑問に思っているとアラートが鳴り響いた。

 

友里「ポイントAに怪獣が出現!」

 

藤尭「自衛隊が出動していますが避難が追い付いていないようです!」

 

弦十郎「出動要請は?」

 

藤尭「まだ出ていません!」

 

弦十郎「なんだとぉ!?」

 

 

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

町を破壊するのはゴジラやゴモラと同じくオーソドックスな恐竜タイプで、両肩から長大な剣が伸び両腕にも鋭利な剣のような部位が付いた怪獣―『熔鉄怪獣 ツルギデマーガ』だ。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ツルギデマーガは腕に付いた剣て建物を切り裂いていく。

 

町を破壊するツルギデマーガに自衛隊が攻撃を仕掛ける。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だがツルギデマーガは自衛隊の攻撃など意に返さずに自衛隊に襲い掛かった。

 

戦闘機を剣で両断し、口から『熔鉄光線』を吐いて地上の戦車を溶かし破壊する。

 

「隊長!部隊の損害率80%を越えています!!」

 

隊長「くそ、これでは全滅してしまうぞ!S.O.N.G.はまだなのか!?」

 

「それが謎の電波障害でS.O.N.G.と通信が出来ません!!」

 

隊長「なんだと!?」

 

「隊長!怪獣が!!」

 

隊長「なっ!?」

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ツルギデマーガが熔鉄光線を放とうとしていた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

熔鉄光線を放とうとするツルギデマーガの真横からゴジラが突進して吹き飛ばした。

 

「ゴジラ!」

 

隊長「今のうちだ!全隊、全速で現場から離脱せよ!」

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

自衛隊が退がっていくをチラ見で見るとゴジラはツルギデマーガに向いた。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラを吹き飛ばされたツルギデマーガは立ち上がって咆哮を上げる。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

ゴジラとツルギデマーガが放射火炎と熔鉄光線を同時に発射した。

 

だがゴジラの放射火炎はいつもより威力も太さも小さかった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

いつもより威力も太さも小さい放射火炎は簡単に熔鉄光線に弾き返されてダメージを追ってしまう。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラに接近したツルギデマーガは両腕の剣で斬り付けた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ツルギデマーガに斬られ後退するゴジラ。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

後退したゴジラにツルギデマーガはさらに斬り付けた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

さらにツルギデマーガに斬られゴジラは倒れてしまう。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

倒れたゴジラにツルギデマーガは至近距離で熔鉄光線を発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァ!!ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

普段なら火山のマグマの熱やノイズ、アルカ・ノイズの分解能力ですら効かないハズのゴジラの皮膚が焼け始め、悲鳴を上げる。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

悲鳴を上げるゴジラは苦し紛れに威力、太さが小さくなっている放射火炎を発射した。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラが発射した放射火炎をツルギデマーガは易々と弾き飛ばした。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

放射火炎を易々と弾き飛ばしたツルギデマーガはゴジラに熔鉄光線を浴びせ続けた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

熔鉄光線を浴びせられ続けられてゴジラの体が燃え始めた。

 

 

 

響「ガウくん!!」

 

クリス「どうなってやがるんだよ!?」

 

切歌「ガウくんの体が溶けて燃え始めたデス!?」

 

調「熱線の威力とかもかなり下がってる!!」

 

現場近くの監視カメラから戦いを見ていた響たちはゴジラの異常に驚いていた。

 

翼「叔父様!」

 

マリア「これでもまだ出動出来ないの!?」

 

弦十郎「俺たちは国連直轄のタスクフォースだ。国連もしくはその国の政府の要請が無ければ迂闊には動けん!」

 

クリス「んな悠長なこと言ってたらガウが死んじまう!!」

 

響「私、ガウくんを助けに行きます!!」

 

出動出来ずに苛立っているクリスの言葉に反応して響は発令室を飛び出した。

 

切歌「アタシも行くデス!」

 

調「私も!」

 

響に続いて切歌と調も発令室を飛び出して行った。

 

翼「立花!」

 

マリア「調、切歌!」

 

クリス「あのバカども!!」

 

飛び出して行った響たち3人を見て翼、マリア、クリスも飛び出して行った。

 

弦十郎「お前たち!?」

 

飛び出して行った装者たち全員を見て驚いていた弦十郎だったが内心は響たちが無事にゴジラを救うことを願っていた。

 

 

 

ゴジラ「ゴ…ゴガ…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ………」

 

倒れてしまっているゴジラの皮膚は大きく焼け落ち、体からは大量の赤い血が道路やビルを汚していた。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

そんなゴジラにツルギデマーガは止めを刺そうと右腕の剣を振り上げた。

 

その時だった。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ツルギデマーガに響がブーストして現れるとパイルバンカーパンチを叩き込んだ。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響のパイルバンカーパンチを喰らいツルギデマーガは大きく後退した。

 

響「ガウくん!」

 

近くのビルに着地してゴジラの方を見る。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

立ち上がろうとするゴジラだがダメージが大き過ぎているのか立ち上がれずガウに戻ってしまった。

 

響「ガウくん!」

 

ビルから飛び降りてガウを抱える。

 

再生が始まっているが傷は酷い状態だった。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

パイルバンカーパンチを喰らって後退していたツルギデマーガは響に向かって熔鉄光線を発射した。

 

ガウを抱えている状態で響は跳躍して回避する。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だがツルギデマーガは響の行動を予想していたのか両腕の剣で斬りかかった。

 

響「しまった!?」

 

空中にいる響にツルギデマーガの剣を避ける術がない。

 

その時だった。

 

?「融合!」

 

ウルトラマン『シュワッ!』

 

?「アイ、ゴー!」

 

ベリアル『ジェアッ!』

 

?「ヒアウィー、ゴー!」

 

フュージョンライズ!

 

?「見せるぜ、覚悟!ジイィィィィィィィィィィーーーーーーーード!!」

 

ウルトラマン!ウルトラマンベリアル!ウルトラマンジード プリミティブ!!

 

ジード「シュワッ!!」

 

響とガウに迫るツルギデマーガの剣を白羽取りで取り、防ぐ巨人―銀色の体に赤いラインがアクセントとしているカラーリングで、目は鮮やかな青だが目付きが悪いのが特徴の巨人は『ウルトラマンジード』だ。

 

ジードがツルギデマーガの剣を防いだ隙に響は地上に着地した。

 

ジード「ハアァァァァァァァァァァッ!!」

 

響が着地したのを見てジードはツルギデマーガの剣を弾くとツルギデマーガを響たちの元から引き離した。

 

響「あの巨人は味方…?」

 

ツルギデマーガから助けてくれジードを見て響は言う。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

引き離されてジードに熔鉄光線を発射するツルギデマーガ。

 

ジード「ジードバリア!!」

 

前面に円状のバリアを展開して敵の攻撃を防ぐ『ジードバリア』を展開して熔鉄光線を防ぐ。

 

ジード「レッキングリッパー!!」

 

ジードバリアで熔鉄光線を防いだジードはツルギデマーガに腕を水平に広げて放つ波状光線―『レッキングリッパー』を発射する。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

レッキングリッパーを喰らいツルギデマーガは怯む。

 

ジード「ハアァァァァァァァァァァ…レッキングバーストォォォォォォォォォォ!!」

 

両腕にエネルギーをチャージした後、両腕を十字に組んでエネルギーをスパークさせることで放つジードの必殺技―『レッキングバースト』が炸裂した。

 

ツルギデマーガ「ゴルギュガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

レッキングバーストを喰らいツルギデマーガは断末魔を上げながら爆散した。

 

ジード「シュワッチ!!」

 

ツルギデマーガを倒したジードは空高く飛翔してどこかへ翔んでいってしまった。

 

 

 

響「ガウくん…」

 

ツルギデマーガがジードに倒されたあと急いで本部へ戻った響はベッドの上で眠っているガウを心配して見ていた。

 

ガウの体は火傷が酷く火傷治しの薬が塗られた箇所には厚めのガーゼが貼られていた。

 

クリス「くそっ、電波障害なんざ起きなきゃ…ガウを助けられたのによ!」

 

壁を殴ってクリスは言う。

 

自衛隊がS.O.N.G.に救援を要請していたが謎の電波障害により通信不能に陥っていたことが分かったのだ。

 

調「それにしても何でガウくんの力が急に弱まったのかな?」

 

マリア「確かに。いつものガウならあの怪獣の熱線くらい効かないハズだけど」

 

翼「これもガウの身に起きていることが原因なんだろうか?」

 

マリア「そうね。でも今のガウは戦えないわ。それにあの巨人のことも気になる」

 

切歌「あの巨人、目付きが滅茶苦茶悪かったデス!」

 

ジードのことを言うマリアと切歌。

 

すると全員の通信端末に呼び出し音がした。

 

弦十郎『至急全員、発令室に集まってくれ』

 

 

 

弦十郎に呼び出された響たちは発令室に集まっていた。

 

響「師匠、何かあったんですか?」

 

弦十郎「あぁ。実は先ほどS.O.N.G.宛に未知の通信が入った」

 

翼「未知の通信となると宇宙人?」

 

弦十郎「いやまだ分からん。とにかくこれを聞いてくれ」

 

『町を破壊する怪獣を退けたのはウルトラマンジード。彼は敵ではありません。彼は運命を変え、宿命を乗り越えた光の超人です』

 

合成音に似た女性の声が流れる。

 

マリア「ジード?あの巨人のことかしら?」

 

クリス「だろうな。しかしこんなのを送ってきて何がしたいんだ?」

 

弦十郎「まだ続きがある」

 

『今、あなた方の仲間に起きていることを我々は知っています。知りたかったら今から指定するポイントまで来て下さい』

 

メッセージがそこまで行くと地図が表示され星マークの印が付いている箇所があった。

 

響「私たちの仲間に起きていることって…まさかガウくんの変調を知っているの!?」

 

弦十郎「メッセージを聞く限りそうだろう。だが信用していいものか…」

 

響「私…行きます」

 

クリス「はぁ!?何言ってんだよ!?」

 

マリア「まだこれが宇宙人の罠かどうかも分からないのよ!?」

 

響の発言にクリスとマリアが反対する。

 

響「分かってます。でもこうしてる間にもガウくんの力はどんどん弱ってるんです。例え罠でもガウくんの身に何が起きているのかが分かるなら…」

 

翼「どうやら言っても聞かないようだな。司令、私も立花に同行します」

 

クリス「先輩!?」

 

マリア「ちょっと本気なの!?」

 

翼「あぁ。立花1人で行かせるより私も行った方が少しは安全になるハズだ」

 

クリス「そうかもしれねぇけど…」

 

反対するクリスの肩にマリアは手を置いた。

 

マリア「無駄よクリス。こう言い出したら2人を止められないわ」

 

クリス「そうだが…」

 

マリア「翼が行くなら私も行くわ。クリスたちは留守をお願い」

 

切歌「なんデスと!?」

 

調「マリアが行くなら私と切ちゃんも!」

 

マリア「ダメよ。ここをがら空きには出来ないわ。私たちに何かあったら貴女たちがガウや皆を守って、お願いね」

 

切歌・調「「………」」

 

マリアに言われて切歌と調は黙って頷くしかなかった。

 

弦十郎「よし。響くん、翼、マリアくんの3人はメッセージにあった場所に急行してくれ」

 

響「はい!」

 

翼「分かりました」

 

マリア「分かったわ」

 

3人はメッセージに印された場所に向かうために発令室を出た。




調「ジードの正体や色々と分かるなる方がいたら言わないでください」

マリア「ネタバレになるからね」

切歌「それでは次回をお楽しみにデース!」

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