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竜を討つ魔剣イベント情報を見てる
竜を討つ魔剣イベント=竜を倒す=竜=恐竜=自分が狩られる対象!!?
ガウ「がう~!?」
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脳内で解釈して急いで身を隠す準備をする。
クリス「おーい」
調「ガウくん、なにして…る?」
ガウ「ガウルルルルル!!」
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2人を見て威嚇する。
クリス・調((なにかしたかな?))
フローレイティア「総員、第一級戦闘配置!もたもたするな、急げ!!」
クエンサーとヘイヴィアが走って山を下っている時、ベースゾーンではフローレイティアが自身の指揮下にある『正統王国軍 第37機動整備大隊』の隊員に指示を出していた。
フローレイティア「ミリンダ!ベイビーマグナムは直ぐに出られる!?」
ミリンダ『大丈夫。いつでも出られる』
第37機動整備大隊所属の『超大型兵器 オブジェクト』の第一世代『戦場制圧用兵器 ベイビーマグナム』のパイロット―『ミリンダ・ブランティーニ』は言う。
オブジェクトとは現存する戦車、戦闘機、軍艦など全ての兵器を時代遅れの豆鉄砲扱いや核兵器ですら破壊はおろか大したダメージすら与えることすらできない堅牢な装甲、実弾、光学、ビーム等様々な大小100門以上の砲門による圧倒的な攻撃力、総重量20万tを有する最強兵器である。
操縦するのは適性を持ったエリートと呼ばれる特別な訓練を受けた強化兵士である。
フローレイティア「なら直ぐに出撃して!昨日の奴が仲間を引き連れてリベンジマッチしに来たわ!」
ミリンダ『りょうかい』
ミリンダ「ベイビーマグナム、はっしんする」
ベースゾーンの中でも一際巨大な区画から直径約50m球形本体に副砲が針ネズミのように付いていて背部からは7門の主砲がある機体―ベイビーマグナムが出てきた。
ファイヤーゴルザ「ゴルルルル……」
昨日の倒し損ねた
ミリンダ「仲間を連れてきてのリベンジ…でも、きょうはきのうみたいにいかない」
ファイヤーゴルザと共に来た怪獣たちを見て呟くように言うミリンダは主砲の照準をファイヤーゴルザに合わせようする。
するとファイヤーゴルザたちは左右に別れて道を開けた。
ミリンダ「なに?」
道を開けたファイヤーゴルザたちを見てミリンダは警戒する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ファイヤーゴルザたちが開けた道からゴジラが姿を現してベイビーマグナムに咆哮を上げて威嚇した。
ミリンダ「!!」
咆哮を上げて威嚇するゴジラを見てミリンダは今までの戦闘の経験から周りにいる怪獣たちとは格・実力が明らかに違うのを感じていた。
それでも逃げるわけには行かない。
自分が逃げたら後ろのベースゾーンが蹂躙され、仲間たちが殺されてしまう。
ミリンダは主砲のトリガーを引いた。
ベイビーマグナムの主砲から下位安定式プラズマ砲が放たれる。
ゴジラ「グルルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
放たれた下位安定式プラズマ砲をゴジラはわざと受け止めて見せた。
ミリンダ「しゅほうをわざとうけとめた!?」
下位安定式プラズマ砲をわざと受け止めたゴジラにミリンダは驚く。
爆煙が収まると無傷のゴジラが姿を見せる。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ミリンダ「!?」
お返しとばかりにゴジラは放射火炎を放った。
総重量20万tを有するベイビーマグナムの機体が放射火炎に押し返されてしまった。
静電気式推進システムと地表との隙間に高出力のレーザーを放ち空気を加熱・膨張させるレーザー推進による加速機構を備えたベイビーマグナムだがゴジラの放射火炎の放つ速度が速すぎて避けきれなかったのだ。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
放射火炎で押し返したベイビーマグナムにゴジラは尻尾攻撃で叩き込んで吹き飛ばした。
ミリンダ「くっ、この!」
吹き飛ばされながらもミリンダはベイビーマグナムのバランスを整えて下位安定式プラズマ砲を発射する。
しかしゴジラの肉体には傷1つ付けられなかった。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
下位安定式プラズマ砲が効かないと分かったゴジラは放射火炎を叩き込む。
ミリンダ「きゃっ!!」
放射火炎をくらいベイビーマグナムの機体の一部が溶け始めた。
ミリンダ「うっ、プラズマほうがきかないなら…」
下位安定式プラズマ砲がゴジラに効かないならとミリンダはベイビーマグナムの主砲の弾種を変えた。
ミリンダ「これなら…どう!」
トリガーを引くミリンダ。
ベイビーマグナムの主砲から放たれたのは下位安定式プラズマ砲ではなく実弾―『レールガン』だ。
レールガンの弾丸がゴジラの頭部に命中した。
爆煙がゴジラの頭部を包む。
ミリンダ「や、やった…?」
ゴジラを倒したかとミリンダが思ったその時だった。
爆煙を突き破って蒼白い火炎―放射火炎がベイビーマグナムを強襲した。
ミリンダ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
放射火炎の強襲を受けてベイビーマグナムのコックピットが大きく揺れる。
コックピット内には損傷した箇所の警報が鳴り響いていた。
ミリンダ「うぅ…」
何とかベイビーマグナムを動かそうとするミリンダだがベイビーマグナムの推進システムがやられたのか動けなかった。
ゴジラ「グルルルルル……」
動かなくなったベイビーマグナムにゴジラは接近する。
ミリンダは近付いてくるゴジラを見てここまでかと思ったその時だ。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
突如、ゴジラの足元が爆発したのだ。
ミリンダ「いまのは…」
突然起きた爆発にミリンダは辺りをサーチする。
すると2人の兵士の姿を捉えた。
ミリンダ「クエンサー、ヘイヴィア!」
2人の兵士―クエンサーとヘイヴィアを見てミリンダは感激していた。
幾度となくクエンサーに(オマケでヘイヴィアは違うが一応)危機を救われて好意を抱いているのだが当の本人であるクエンサーはその辺りは鈍いのか全く気付いていないのだ。
ヘイヴィア「おい、誰がオマケだ!!」
クエンサー「なに言ってるんだ?ヘイヴィア」
どこかへツッコミを入れるヘイヴィアにクエンサーは言う。
ヘイヴィア「気にすんな、こっちの話だ。にしても何なんだよアイツは!?お姫様の攻撃が全然効いてねーじゃねぇか!」
下位安定式プラズマ砲とレールガンの実弾が効かないゴジラを見て言うヘイヴィア。
クエンサー「だな。もしかしたら奴が怪物たちの王様かもな」
ヘイヴィア「チッ、お姫様を先に潰してベースゾーンを破壊するつもりかよ!」
クエンサー「それより早く移動するぞ、奴らがオレたちに気付く前に移動しないと…」
ゴジラたちがキョロキョロと辺りを見回している隙に移動しようとする2人、その時だ。
バードン「グルギュワアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
バードンが2人に気付いて上空から攻めてきた。
クエンサー・ヘイヴィア「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」
攻めてきたバードンに気付いて2人は悲鳴を上げるのだった。
響「はい?ガウくんがいなくなった?」
未来「みたい」
響「なんでまた?」
未来「多分これが原因かな」
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響「あ…あー…なるほど…」
未来「ガウくんも一応、恐竜だから…」
響「あちゃ~」