戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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クリス「この話もこれを含めてあと3話か…」

調「そう言えば…なんで今回のイベント、翼さんが参加しないんだろう?」

クリス「あん?どういうことだ?」

調「だって翼さん、ドラゴン退治したことあるよ…可変型のロボットに乗って」

クリス「いや、それ…先輩と同じ声のキャラだろ?」

調「え?でもあるよ…」

エルフナイン「翼さん!クリスさんと調さんの援護用に開発した…対ドラゴン用可変型ロボット『ヴィルキス』です!!」

翼「うむ…なかなかしっくりくるな」

クリス「いや、ダメだろ!しっくりしたりしたら!?」

翼「これなら雪音たちの援護に向かえる!!」

クリス「だからダメだろ!?」


第169話 旅は道連れ世は情け ~巨大怪物戦10~

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

ゴジラとベイビーマグナムにブリッツブロッツは光弾を発射して攻撃する。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

傷を負っていながらもゴジラは放射火炎を発射する。

 

ブリッツブロッツは放たれた放射火炎を胸の赤い十字架の模様を展開、赤い結晶を出して吸収した。

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

吸収した放射火炎を倍以上威力を上げて跳ね返した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

倍以上威力を上げて跳ね返された放射火炎を喰らってゴジラは吹き飛ばされた。

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

吹き飛ばしたゴジラにゆっくりと接近するブリッツブロッツ。

 

ゴジラにゆっくりと接近するブリッツブロッツの足元が爆発した。

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!?」

 

突然爆発した足元にブリッツブロッツは一瞬だけ怯んだ。

 

ブリッツブロッツ「クルルルルル……」

 

足元が爆発して一瞬だけ怯んだブリッツブロッツは直ぐに辺りをキョロキョロする。

 

キョロキョロしていると今度は後ろ側の足元が爆発した。

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

2度目の爆発にブリッツブロッツはキレたのか辺りに光弾を乱射する。

 

クエンサー「よし、だいぶ混乱しているな」

 

少し離れた場所で片手には信管を着けた粘土のようなもの―グラム単位の製造単価はプラチナよりも高いプラスチック爆弾『ハンドアックス』、もう片手には双眼鏡でブリッツブロッツの様子を確認するクエンサー。

 

ヘイヴィア「ったく、異世界に来てまで最前線で命はらなきゃならねーんだよ!」

 

クエンサー「愚痴ってないで早くミサイル射てよ!お姫様とゴジラが殺られたら俺たちも終わりだぞ!!」

 

愚痴るヘイヴィアにクエンサーは言う。

 

ヘイヴィア「コイツ(携帯用ミサイル)がどれだけ効くやら知らねーが、分かってるよナイト様!!」

 

目の部分と思われる赤い部分に照準を合わせ、ミサイルを発射する。

 

発射されたミサイルはドンピシャでブリッツブロッツの目の部分と思われる赤い部分に命中した。

 

ヘイヴィア「どうだこんちくしょう!片目潰してやったぜ!」

 

ミサイルが命中して喜ぶヘイヴィア。

 

クエンサー「今の内に…」

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

移動しようとしたクエンサーとヘイヴィアを見つけたブリッツブロッツは光弾を発射した。

 

クエンサー・ヘイヴィア「「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

光弾が直撃ではないが近くで着弾して衝撃波で2人は吹き飛ばされてしまった。

 

ヘイヴィア「くそ…オブジェクト以上に危険過ぎるだろ…」

 

体に着いた泥や木屑を退かしながらヘイヴィアは立ち上がる。

 

ヘイヴィア「おいクエンサー、生きてるかぁ!まさか勝手にくたばってねぇだろうな!?」

 

クエンサー「ぷはっ!生きてるよ!!」

 

叫ぶヘイヴィアの後ろの土の山からクエンサーが這い出てきて言う。

 

ヘイヴィア「そいつは良かったぜ。だが何だよアイツ!?片目潰してやったのに正確に打ち返して来たぞ!?」

 

クエンサー「片目だけでもこうも正確に打ち返すなんてどんな動体視力をしてるんだよ!?」

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

そうこう話しているとブリッツブロッツはクエンサーとヘイヴィアに狙いを定める。

 

クエンサー「ま、まずい!?」

 

ヘイヴィア「野郎、今度は当てる気だぞ!早く離れろ!!」

 

当てる気で狙いを定めるブリッツブロッツにクエンサーとヘイヴィアは急いでその場から離れようと走り出した。

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」

 

だがクエンサーとヘイヴィアが離れるのを分かっていたブリッツブロッツは少し先に狙いを変えた。

 

放って着弾までの距離を逆算して2人に直撃する位置を割り出したのだ。

 

ブリッツブロッツが光弾を放とうとしたその時、後ろから2本の大型ミサイルが命中した。

 

ブリッツブロッツ「クエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!?」

 

大型ミサイルを喰らってブリッツブロッツは倒れた。

 

ヘイヴィア「い、今のは!?」

 

クエンサー「ヘイヴィア、あれ!」

 

大型ミサイルに驚くヘイヴィアにクエンサーが空の一角を指差した。

 

そこにはもはやお馴染みになったロケットに乗り、ギアを纏った響たちシンフォギア装者たちがいた。

 

クエンサー「あ、あれがシンフォギア…」

 

ヘイヴィア「ロケットに乗って来るって…アイツらオブジェクト並にヤベーだろ…」

 

ロケットに乗って来た響たちを見てヘイヴィアは呟くのだった。




アンジュ「ねぇ、ヒルダ。アタシの機体知らない?」

ヒルダ「アタシが知るわけないだろ!」

アンジュ「おっかしいなぁ…ヤマトに置いてきたかな?」

ヒルダ「いや、置いてきたなら気付くだろ…」

アンジュ「しょうがない、新しい力でいくか」

ヒルダ「そのペンダントは?」

アンジュ「歌を聞かせたらパラメイルより凄い力が発揮できるのよ。なんか知らないけどアタシにしか反応しないけど」

ヒルダ「それ声が似てるキャラの!どこから持ってきた!?」

アンジュ「拾った」

ヒルダ「んな貴重品落とした奴は間抜けすぎるだろ!?」

アンジュ「知らないわよ。じゃ、行ってくるわ」

ヒルダ「いや、それ返してこぉい!!」

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