八紘「人生色々あるのだな」
弦十郎「すまん、兄貴…」
八紘「しかし凄いな。胸部打撲、肋骨・右腕・左足の骨を骨折、臓器の幾つかが損傷していたのに元気そうで何よりだ」
弦十郎「我ながらそう思う」
「「「「「…………」」」」」
その日マリア、クリス、翼、切歌、調の5人は廃工場…いや廃工場があった場所を見て目を覆いたくなっていた。
屋根は完全に破壊され、工場自体も空襲で破壊されたかのように崩壊していた。
まぁ、皆さんもお分かりだろうが…
少女に似た怪人が暴れていると聞いて駆け付けると廃工場は完全に破壊され、その場所に響とガウとウァラ、そして響の前に倒された3人女性たちを発見。
辛くも響を取り押さえてガウたちを保護したのだが…。
マリア「翼…」
翼「なんだ、マリア」
マリア「これって私たちの給料から引かれるの?」
翼「連帯責任だろうからな」
マリア「………頭が痛いわ」
頭を押さえてマリアは呟くのだった。
一方でS.O.N.G.では友里が響にボコボコにされた3人の女性たちから話を聞いていた。
リモーレ「私はリモーレ。ウァラの姉よ」
金髪のショートヘアーの女性―ウァラの姉『リモーレ』。
ジェラレ「リモーレの幼馴染のジェラレ。よろしくな」
銀髪でセミロングの女性―リモーレの幼馴染『ジェラレ』。
マルバ「ジェラレのい、妹のま、マルバです!あ、あの…よろしくお願いいたします!」
銀髪でボーイッシュの女性―ジェラレの妹『マルバ』はそれぞれ名乗った。
友里「それではお聞きしますが、貴女方はガウくんに何やら多方面から危うい行為をしかけたようですが?」
ジェラレ「あー…それアタシたちをボコボコにした娘に散々話したんよね~…」
リモーレ「私たちの種族はどういう訳かある日から女しか生まれなくなってね。それを打開するために結婚年齢に達した若い娘を秘術の転移魔法で異世界へ送って好きになった異性を連れ帰って
マルバ「で、でも…あ、あの恐い女の子にボコボコにされましたけど…そ、それに秘術用の素材やら必要な物を壊されちゃいました…」
ジェラレ「アレは酷かったよね~…」
いまだに響によるトラウマがあるようで3人はガタガタと震わせていた。
友里「な、なるほど…」
つまりウァラたちは異世界の住人で、種族の存続のために異世界へ若い娘を送り好きになった異性を連れ帰ろうとしていたのだ。
しかしガウがいないことに気付いた響によりボコボコにされた上に帰るために必要な素材なども破壊されてしまっていたのだ。
友里「それでその秘術に必要な素材はこちらの世界で手に入るんですか?」
マルバ「た、多分大丈夫だと…お、思います…」
友里「そうですか。ではこちらで集めさせていただきます。せめてものお詫びにですが」
リモーレ「分かった。こちらもそっちの仲間に迷惑をかけてしまったからな。謝罪と感謝をする」
ウァラ「ガウ…本当にごめん」
頭を下げてガウに謝罪するウァラ。
ガウ「がうー、がうがう~」
何事もなかったから大丈夫っと言うように鳴く。
ウァラ「でも私たちの種族の存続のためにガウの嫌がることしちゃったから…」
結構罪悪感があるようでウァラは言う。
ガウ「がーう」
そんなウァラの耳をガウは軽く噛み付いた。
ウァラ「ひゃう!?」
突然耳を噛まれてウァラは驚いて後ろに飛んで逃れた。
ガウ「がうー♪」
これでおあいこっと言うように鳴く。
ウァラ「……/////」
ガウの行動にウァラは頬を赤くして言うのだったが…。
ガウ「がう?」
ガウは鈍感なのかウァラが赤くなっていることを分かっていなかった。
これの後、ウァラたちは友里たちが集めた素材で何とか元の世界に帰れたが…これがまた新たな波乱を呼ぶのは誰もまだ知らない。
リモーレ「どうした?顔が赤いぞウァラ」
ウァラ「な、何でもない…」
リモーレ「そうか?」
ジェラレ「おやおや、ウァラちゃんに恋の春が来たのかな?」
ウァラ「そ、そんなんじゃ…ない…よ…」
マルバ「もしかしてガウって子となにかあったの?」
ウァラ「ち、違う!ぜ、全然そんなのじゃないから///////」
(((滅茶苦茶動揺してるし…)))