未来「それでは本編をどうぞ」
『昨夜未明に起きた謎の地球外生命体…レギオンと仮称された宇宙怪獣による地下鉄襲撃と巨大植物 草体から一夜開けて現場では自衛隊による復興作業が行われています』
『大勢/多数の意味から仮称されたレギオンたちの前に怪獣王 ゴジラは負傷。自衛隊にも多少の被害があった模様です』
『出現した巨大レギオンは航空自衛隊の戦闘機のミサイルにより津軽海峡の上空で撃墜されましたが巨大な羽のみが見つかっただけで本体は見つかっておりません』
笹川『ドライブヘッドにより建物の瓦礫に閉じ込められていた人々は無事に救出されました。しかし辺りにはまだ小型レギオンらしき反応があり、警戒が続けられています』
ソルジャーレギオンによる地下鉄襲撃とマザーレギオンの出現から翌日、日本だけでなく世界各国のメディアはこの話で持ちきりであった。
S.O.N.G.は日本領となった旧中国海軍が使用していた現海上自衛隊基地に駐屯していた。
弦十郎「みんなも知っている通り札幌に出現した怪獣だが…死骸は見つからず巨大な羽のみが見つかっている」
響「じゃあ、怪獣は…」
弦十郎「恐らくはまだ生きている可能性が高い」
クリス「くそっ…仕止めきれなかったのかよ…」
翼「分かってはいたがやはり奴に対抗出来るのはガウか我々だけという訳か…」
マザーレギオンが生きている可能性があると聞かされて全員が慌てることなく冷静さを保っていた。
マリア「それで今後の私たちはどう動けばいいの?」
弦十郎「今、緒川とエルフナインが北海道大学獣医学部に回収された小型レギオンの死骸の解剖に立ち会っている。何か分かり次第連絡が来る予定だ」
札幌以外にパチンコ店の看板に張り付いて死んだ羽の生えたソルジャーレギオンの死骸が運ばれた北海道大学医学部に緒川とエルフナインが向かっているのを言う。
未来「それにしても昨日はギリギリだったね」
響「うん。そうだね」
ガウ「がう~」
未来を始めに話したのは札幌に現れた草体こと『レギオンプラント』のことである。
レギオンプラントをあのまま放置していれば大爆発が起きると分かったのだ。
その威力は札幌市一帯が完全に消滅するほどの威力である。
もしガウがレギオンプラントを後回しにしていたら誰も助からなかったであろう。
その時、発令室に警報音が鳴り響いた。
友里「司令!本土から連絡、宮城県仙台市仙台駅前にレギオンの草体が出現したとの連絡がありました!」
弦十郎「なんだとぉ!?」
札幌市の次に仙台市にもレギオンプラントが現れた報告に驚く。
藤尭「宮城県警の報告によれば草体にはすでに花が咲いていて活動も活発化している模様です!!」
切歌「なんデスとぉ!?」
調「もう花が咲いているの!?」
クリス「いくらなんでも札幌の時より早すぎるだろ!?」
札幌と違いすでに花が咲き、活動が活発化しているのに驚く。
翼「まさか札幌より気候が温暖だから開花が早まっているのか!?」
札幌より気候が温暖である仙台ではレギオンプラントの開花と活発化が早まっていると言う。
ガウ「がうがう!?」
翼と同意見なのかガウも鳴いて言う。
藤尭「爆発の被害を避けるために霞目飛行場に市民を避難させるそうです!」
弦十郎「了解した!翼、マリアくん、クリスくん、調くん、切歌くん、ガウは草体のある仙台へ!響くんと未来くんは霞目飛行場で万が一のために行ってくれ!」
「「「「「「「はい!/デース!」」」」」」」
ガウ「がう!」
弦十郎の指示でそれぞれの持ち場に向かうのだった。
マリア「それで昨日のはいったい…?」
翼「前にあったXDのイベントを元にするらしいぞ」
クリス「先輩と同じ声の元皇女がでるのか?」
切歌「翼先輩がお姫様デスか!?」
調「切ちゃん、声が同じだけだから」