未来「私たちも出番無いけどね」
切歌「それではどうぞデス!」
マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
足利市に出現したマザーレギオンは自衛隊の攻撃に晒されながらもその堅牢な体には効かず東京を目指していた。
2度に渡り巣別れの邪魔をされたマザーレギオンは必死であるのだ。
マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
自身の進路上に陣取っていた90式と74式、10式戦車の部隊にマザーレギオンはマイクロ波シェルを発射し、凪ぎ払った。
戦車部隊を凪ぎ払ったマザーレギオンは東京目指し前進する。
マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
腹部にあるオレンジ色に発光する器官『エッグチャンバー』から羽の生えたソルジャーレギオンたちを産み出して先行させた。
対巨大レギオン戦闘部隊・師団司令本部ではひっきりなしにマザーレギオンによる被害報告が上がっていた。
「戦車大隊、損耗率5割を突破しました!!」
坂東「くっ、航空支援はまだか!?」
戦車大隊の被害を聞いて悲痛な表情を浮かべる戦闘指揮所・師団長『坂東』陸将が防衛拠点・戦闘指揮所 第三部長 作戦運用担当『大野』一等陸佐に聞く。
大野「航空支援機はすでに発進したと聞いています」
「巨大レギオン、第一次防衛ラインを突破!同時に無数の翔レギオンを出現させています!」
坂東「第2と最終防衛ラインで対空迎撃させろ!」
「ダメです!翔レギオンの数が多過ぎて5匹に1匹は弾幕をすり抜けていきます!!」
坂東「S.O.N.G.は…シンフォギアはどうなっている!?」
「まだ出撃していないそうです!」
渡良瀬「いったい何をしているんだ…」
S.O.N.G.がいまだ出撃していないことに苛立つ。
マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
戦車大隊を撃破したマザーレギオンは第2防衛ラインに向かって東京へまっしぐらであった。
向かうところ敵無しであるマザーレギオンが第1防衛ラインを突破しかけた時だ。
アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
ファイヤーゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
ゴモラ「ギイィィィィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァ!!」
マザーレギオンの前の地面が吹き上がるように土柱が上がるとアンギラス、ファイヤーゴルザ、ゴモラの3体が出現した。
ゴジラが死んだ今、自分たちが代わりにこの宇宙から来た
マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
自身の進路の前に現れた
アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
ファイヤーゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
ゴモラ「ギイィィィィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァ!!」
マザーレギオンが雄叫びを上げるとアンギラスたちは一斉に向かっていく。
「巨大レギオンの前に怪獣の出現を確認!数3!!」
渡良瀬「地球怪獣たちが…立ち上がった…」
アンギラス、ファイヤーゴルザ、ゴモラの3体が出現した報告を聞いて渡良瀬は地球を守るためにマザーレギオンと戦うことを悟る。
渡良瀬「師団長、今すぐ怪獣たちの援護を要請します!!」
坂東「なぜ怪獣を援護する必要がある?」
渡良瀬「怪獣たちはゴジラの敵討ちと地球を守るために巨大レギオンと戦っているハズです!」
坂東「不確かな情報では援護するのは無理だ」
渡良瀬「そんな…」
アンギラスたちを援護するように進言するが聞き入れてもらえなかった。
渡良瀬「師団長!」
坂東「ダメだ!」
2度も進言するが聞き入れてもらえなかった。
次回
ゴジラの死に立ち直れない響。
仲間たちの声は響に届くのか?
そして響たちの前にあの人物たちが姿を現す!
?「貴女らしくないわよ、立花 響」