戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「今日でレギオン編最終回!」

切歌「最後まで見て欲しいのデース!」

なのは「それではどうぞ!」←クリスの代わり


第191話 切り札

ゴジラ「グルルルルル……」

 

倒れたマザーレギオンを見てゴジラは警戒する。

 

その時、マザーレギオンの目が再び輝いて起き上がった。

 

青ではなく赤い目であった。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

起き上がったマザーレギオンは頭部の中心の口部分から無数の赤く輝いていて非常に細い触手で攻撃してきた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

赤く輝いていて非常に細い鞭はゴジラの左膝、両手の平、右胸部を易々と貫き、同時に熱を持っているのか体内の肉を焼き始めた。

 

マザーレギオンが繰り出した赤く輝いていて非常に細く熱を持っている触手―『赤熱鞭』、『レッドロッド』などと言われている最終武器『レギオン・ビュート』だ。

 

アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ゴモラ「ギイィィィィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

レギオン・ビュートに貫かれたゴジラを助けようとアンギラスたちが攻撃する。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

迫って来たアンギラスたちにマザーレギオンはゴジラからレギオン・ビュートを引き抜くとアンギラスたちに放った。

 

アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!?」

 

ゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

ゴモラ「ギイィィィィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

レギオン・ビュートにアンギラスたちは四肢を貫かれて倒れてしまった。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

だがその隙にゴジラが立ち上がってマザーレギオンに放射火炎を放った。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

放射火炎を受けながらもマザーレギオンは興奮状態で全くダメージを感じていないのかレギオン・ビュートをアンギラスたちから引き抜いてゴジラを再び貫いた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

再び体を貫かれてゴジラはダウンしてしまう。

 

 

 

「巨大レギオン、新たな触手でゴジラとアンギラスたちを攻撃中!」

 

「戦車隊、残弾無し!援護不能!」

 

坂東「触手?まだ武器を隠し持っていたのか…航空支援を急がせろ!」

 

マザーレギオンがレギオン・ビュートでゴジラたちを攻撃していると聞いて坂東は大野に言う。

 

大野「はい、航空支援を急がせます!」

 

 

 

響「ガウくん!!」

 

ゴジラがレギオン・ビュートに貫かれた時、ソルジャーレギオンたちを撃滅した響たちが到着して現状を見て言う。

 

切歌「なんですかあのうにょうちょは!?」

 

クリス「奥の手ってわけか!」

 

翼「ならば切り捨ててくれる!!」

 

そう言って翼はアームドギアである刀を大型化させて放つ斬撃『蒼ノ一閃』を繰り出した。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

蒼ノ一閃に気付いたマザーレギオンは新たにレギオン・ビュートを出して蒼ノ一閃を貫いた。

 

翼「なに!?」

 

斬撃である蒼ノ一閃を貫いたレギオン・ビュートに驚く。

 

クリス「これならどうだ!!」

 

今度はクリスが腰部から小型ミサイルを繰り出す技『MEGA DETH PARTY』を放ったがレギオン・ビュートにより切り刻まれ破壊されてしまった。

 

クリス「うそだろ!?」

 

MEGA DETH PARTYの小型ミサイルを易々と切り刻んだのを見て驚く。

 

サンジェルマン「ならば…」

 

カリオストロ「あーしたちの錬金術なら…」

 

プレラーティ「どうなワケダ!!」

 

サンジェルマンの光弾、カリオストロの火炎、プレラーティの激流がマザーレギオンに繰り出した。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

だがマザーレギオンはそれらもレギオン・ビュートで貫き、切り刻んで無力化する。

 

サンジェルマン「なんて奴…」

 

カリオストロ「シンフォギアだけじゃなくてあーしたちの錬金術まで…」

 

プレラーティ「史上最強の宇宙怪獣なワケダ…」

 

自慢の錬金術を無力化されてサンジェルマンたちは衝撃を受ける。

 

響「どうしたら…」

 

何とかしてゴジラを援護したいがレギオン・ビュートが健在では何をしても無力化されてしまう。

 

ゴジラ「グルルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

何かを意を決したゴジラは大きく鳴く。

 

すると夜空に光の輪がゴジラに集まっていく。

 

宇宙から見れば地球全体から光の輪がゴジラに集まっていた。

 

調「いったいガウくんは何を…?」

 

光の輪がゴジラに集まっていくのを見て首を傾げる面々。

 

カリオストロ「サンジェルマン、これって…」

 

サンジェルマン「えぇ。これはレイライン…それも地球の生命エネルギーそのもの」

 

プレラーティ「地球がゴジラに力を与えているというワケダ」

 

カリオストロ「でもそんなことしたら…」

 

サンジェルマン「そうね。でももはやこれしか方法はないのよ」

 

ゴジラに集まっていく光の輪―『地球の生命エネルギー』を見て言うサンジェルマンたち。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

光の輪が途切れるとゴジラの体が赤く光った。

 

熱がかなりあるのか肉体からは白い蒸気が上がっていた。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

熱に耐えかねてマザーレギオンはレギオン・ビュートをゴジラから引き抜いた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

マザーレギオンがレギオン・ビュートを引き抜いた瞬間、ゴジラの腹部が開くと巨大な赤い放射火炎―『ウルティメイト・インフィニット熱線』を発射された。

 

マザーレギオン「ギオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!?」

 

ウルティメイト・インフィニット熱線を喰らいマザーレギオンは跡形もなく爆発、残った肉体も程無く燃えて灰となって消滅した。

 

 

 

「巨大レギオン、消滅!ゴジラが勝ちました!!」

 

坂東「ゴジラが勝ったか!」

 

大野「よし!」

 

マザーレギオンが倒されゴジラが勝利した報告は直ぐに指揮所に知らされて坂東たちは喜びを爆発させていた。

 

 

 

マザーレギオンが消滅したのと同時に朝日が登り、辺りを明るく照らし始めた。

 

朝日肉体も照らされるゴジラに自衛隊の隊員たちは敬礼した。

 

マザーレギオンとの死闘を共に戦い抜いた戦友に捧げる敬礼であった。

 

ゴジラ「グルルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラもそれに答えるように雄叫びを上げると光輝いて姿を消したのだった。

 

こうしてマザーレギオンとソルジャーレギオンたちによる地球侵攻はそこに住む人類と怪獣たちにより失敗に終わった…。

 

だがゴジラがマザーレギオンに放ったウルティメイト・インフィニット熱線は諸刃の剣であったことを響たちはまだ知らない。




翼「次回はいったい何の話だ?」

なのは「まだ決まってないらしいからね」

マリア「なんで貴女がいるの!?管理局の白いあk…」

なのは「スターライトブレイカー!!」

翼「ま、マリアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?」

なのは「次回をお楽しみにね♪」

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