獣拳に相反する二つの流派あり。
一つ、正義の獣拳、『激獣拳 ビーストアーツ』!
一つ、邪悪な獣拳、『臨獣拳 アクガタ』!
戦う宿命の拳士たちは日々、高みを目指して学び、変わる!!
第194話 臨獣拳使い
その日、町に怪人たちが突如として出現した。
茶色の服を着用し、目元を黒い布で覆った怪人たちはキョンシーのようにぴょんぴょん跳ねながら近付いて拳法に似た動きから拳や蹴りを繰り出して人々を襲っていた。
響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
人々を襲う怪人たちにギアを纏った響がブーストしてきて怪人たちを吹き飛ばした。
クリス「持ってけ全部だ!!」
クリスがガトリングガンに変化させたアームドギアで怪人たちを撃ち抜く。
切歌「デエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェス!!」
切歌が大鎌にしたアームドギアで切り裂く。
クリス「ったく、何なんだよコイツら!?」
切歌「キョンシーみたいなのが沢山いるデス!」
響「でも大したことないから一気に…」
?「そうはいかんぞ!!」
クリス「なに!?」
?「そりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ、そりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クリス「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
突如現れたキョンシーに似た怪人とは白いマフラーをした別の怪人が現れて百連パンチの如くの連続パンチをクリスに喰らわせて吹き飛ばした。
切歌「クリス先ぱ…」
?「他人を心配している場合ですか?」
切歌「!?」
?「せいやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
切歌「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
切歌には緑のマフラーをした怪人が蹴りを叩き込んで吹き飛ばした。
響「切歌ちゃん、クリスちゃ…!?」
2人を心配して叫ぶ響だが気配を感じて攻撃しようとする。
?「遅い!!」
響「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
響が攻撃する前に青いマフラーをした怪人が2本の半月刀で斬りつけた。
クリス「な、なんだ?」
自分たちを攻撃した怪人たちを見るクリス。
中国系の赤い服を着用し、黒い布を外して顔を晒して、青いマフラーがコブラ、緑のマフラーがヤモリ、白いマフラーがムカデの象を額に着けていた。
響「あ、あなたたちは…いったい…」
ブラコ「俺はブラコ。臨獣殿の1人、臨獣スネーク拳のブラコだ」
カデム「同じく臨獣センチピード拳のカデムだ!」
モリヤ「同じく臨獣ゲッコー拳のモリヤ!」
青いマフラーでコブラの象を額に着けている怪人―『臨獣スネーク拳のブラコ』。
白いマフラーでムカデの象を額に着けている怪人―『臨獣センチピード拳のカデム』。
緑のマフラーでヤモリの象を額に着けている怪人―『臨獣ゲッコー拳のモリヤ』はそれぞれ名乗るのだった。
響「では次回をお楽しみに~!」
ガウ「がうがうがう~!」