戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「今日でゲキレンジャー編、最終回!」

クリス「エピローグと合体してるから少し長いからな!」

切歌「それではどうぞデース!」


第199話 決戦、激気VS臨気

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

モリヤ「はっ!!」

 

アームドギアでモリヤに斬りかかるがモリヤは得意のリンギでビルの壁に立って回避する。

 

モリヤ「ここまで来られますかな?」

 

翼「くっ、例え足が着かなくとも!!」

 

モリヤに挑発されて翼はアームドギアを投擲した。

 

投擲した瞬間にアームドギアが巨大化した。

 

巨大化したアームドギアを敵に向かって蹴り貫く技『天ノ逆鱗』を繰り出した。

 

天ノ逆鱗はモリヤをビルの壁ごと破壊した。

 

翼「やったか?」

 

モリヤを倒したと翼は思った。

 

モリヤ「そんなものが効くと思ってましたかな?」

 

翼「なに!?」

 

モリヤ「喰らえ!臨獣ゲッコー拳リンギ乱れ手裏剣!!」

 

声に反応して振り向くとモリヤが武器である手裏剣―『乱れ手裏剣』を繰り出す。

 

翼「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

乱れ手裏剣を喰らい翼は突き落とされてしまった。

 

 

 

調「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ヘッドギアの左右のホルダーから小型の丸ノコを連続で放つ『α式・百輪廻』を繰り出す。

 

ガデム「臨獣センチピード拳リンギ百斬手!!」

 

高速百烈パンチこと『臨獣センチピード拳リンギ百斬手』を繰り出してα式・百輪廻を全て打ち砕いた。

 

調「うそっ!?」

 

α式・百輪廻を全て打ち砕いたガデムに驚く調。

 

ガデム「こんなものでもないわ!臨獣センチピード拳リンギ億万掌!!」

 

調「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

百斬手より多く繰り出す億万掌を繰り出して調を吹き飛ばした。

 

 

 

マリア「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

聖剣型のアームドギアでブラコを攻撃するがブラコは最低限の動きでマリアの攻撃をかわす。

 

ブラコ「ふん、その程度か?もっと楽しませてくれ」

 

マリア「だったら見せてあげる!アガートラームの力をっ!!」

 

ブラコに挑発されてアームドギアの短剣を蛇腹状に変化させての多角的な斬撃『EMPRESS†REBELLION』を繰り出した。

 

EMPRESS†REBELLIONがブラコを爆煙に包む。

 

マリア「やったの?」

 

ブラコ「ふん、やはりこの程度でしかなかったようだな」

 

爆煙から無傷のブラコが現れた。

 

マリア「そんな!?」

 

EMPRESS†REBELLIONが効かず無傷で現れたブラコに驚く。

 

ブラコ「喰らえ!臨獣スネーク拳リンギ大蛇砲!!」

 

妖蛇刀から放つ大蛇砲をマリアに放つブラコ。

 

マリア「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

大蛇砲を喰らいマリアは倒れている翼と調の近くまで吹き飛ばされてしまった。

 

マリア「な、なんて強さなの…」

 

翼「これが…臨獣拳…」

 

調「わ、私たちじゃ…歯が…立たない…」

 

臨獣拳の強さにマリアたちは大ダメージを受けて動けなかった。

 

ブラコ「これで止めだ!臨獣スネーク拳リンギ大蛇砲!!」

 

止めの大蛇砲を繰り出すブラコ。

 

その時だ。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ブラコ「なに!?うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

マリアたち接近していた大蛇砲の前に響がブーストドリルナックルで突っ込んできて大蛇砲を受け止めて弾くとブラコを殴り飛ばした。

 

響「マリアさん、翼さん、調ちゃん、お待たせ!」

 

「「「響さん!/立花!」」」

 

ブラコを殴り飛ばしてマリアたち3人の前に着地した響を見る。

 

モリヤ「ふん、あの小娘…懲りずにまた来たか。ならば俺がたっぷりといたぶって…」

 

切歌「そうは問屋が降ろさないのデース!!」

 

モリヤ「なに!?」

 

切歌「デース!!」

 

響を攻撃しようとしたモリヤの左側から切歌がブーストして鎌を振り下ろす。

 

モリヤ「うおっと!?」

 

モリヤは切歌に驚きながらも回避する。

 

回避された切歌だが窓の僅かな縁に手をやり方向をモリヤに戻して斬りかかる。

 

モリヤ「なんだと!?ぐあっ!?」

 

これにはモリヤは反応出来ずに一撃を喰らう。

 

一撃を喰らわせた切歌はまた窓の僅かな縁に手をやり方向をモリヤに戻して斬りかかるを繰り返し、縦横無尽にビルの壁を行き来してモリヤのリンギ―壁などを地面と同じように歩き回れる『臨獣ゲッコー拳リンギ微毛脚』を上回っていた。

 

モリヤ「バ、バカな!?俺と同じ場所に人間が居られるわけが…のあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

切歌の強烈な一撃を喰らいモリヤは吹き飛ばされてしまった。

 

ガデム「えぇい、あの2人は何をしてやがる!こうなれば俺が…」

 

クリス「お前の相手はアタシだ!」

 

ガデムが響と切歌に向かいかけた時、クリスが立ちはだかった。

 

ガデム「ほう、この俺に勝負を挑むとは命知らずがいたものだな」

 

クリス「ワリィが昨日までのアタシと一緒にすんじゃねーよ?」

 

ガデム「面白い…俺の拳とお前の銃、どちらが速いか…勝負だ!!」

 

両者が同時に構える。

 

風に煽られて枯れ葉が1枚地面に向かっていく。

 

枯れ葉が地面に落ちた瞬間だった。

 

クリス「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

 

ガデム「そりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃあぁ!!」

 

クリスはボウガン型にしたアームドギアで攻撃、ガデムは億万掌を繰り出してアームドギアから放たれる矢を破壊する。

 

両者互角に思われるが徐々にクリスの矢がガデムの億万掌をすり抜けて本体に当たっていく。

 

ガデム「ま、まさか俺の速さを越えて…うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

遂にクリスの速打ちに破れたガデムは吹き飛ばされブラコのモリヤの近くに叩きつけられた。

 

ブラコ「バ、バカな!?この俺たちが得意なリンギで破れただと!?」

 

モリヤ「んなバカなことがあってたまるか!!」

 

ガデム「だがいったいこれはどうなってやがる!?」

 

得意なリンギで破れたブラコたちは混乱する。

 

レツ「それは彼女たちが成長している証だ」

 

ブラコ「貴様らは!?」

 

モリヤ「ゲキレンジャー!!」

 

右側から現れたレツたちを見て叫ぶ。

 

ラン「クリスちゃんたちは激気の力を得て獣拳が使えるようになったわ!」

 

ジャン「修行の成果は出てるしな!」

 

ガデム「ぐっ、それでかぁ!!」

 

強くなった響たちが激気を習得したと聞き怒るガデム。

 

ジャン「響!一気に決めるぞ!!」

 

響「はい!」

 

「「「たぎれ、獣の力!ビースト・オン!!」」」

 

掛け声とともにグローブ型の変身アイテム―『ゲキチェンジャー』の右手甲のスイッチ部に触れゲキスーツを纏う3人。

 

ゲキレッド「身体にみなぎる無限の力!アンブレイカブル・ボディ!ゲキレッド!」

 

ゲキイエロー「日々是精進、心を磨く!オネスト・ハート!ゲキイエロー!」

 

ゲキブルー「技が彩る大輪の花、ファンタスティック・テクニック!ゲキブルー!」

 

ゲキレッド「燃え立つ激気は正義の証!」

 

「「「獣拳戦隊!ゲキレンジャー!!」」」

 

ブラコ「おのれ…あのお方の為にもここで死ぬわけにはいかぬ!」

 

「「「獣人邪身変!!」」」

 

ゲキレンジャーになって名乗った3人を見てブラコたちは怪人の姿になった。

 

それぞれ胸辺りにコブラ、ムカデ、ヤモリの顔が着いた姿をしていた。

 

ブラコ「行くぞぉ!!」

 

ブラコはゲキレンジャーに、ガデムとモリヤは響たちに向かっていく。

 

「「「ゲキバズーカ!!」」」

 

必殺技武器である『ゲキバズーカ』を出して激気を込める。

 

響「私たちは3人で!!」

 

クリス・切歌「「おう!/デース!」」

 

響と切歌が前に出てガデムとモリヤに向かって行き、クリスはある準備をする。

 

響「行くよ、切歌ちゃん!」

 

切歌「了解デース!」

 

同時にブーストしてガデムとモリヤに向かっていく。

 

4人がそれぞれと交差する。

 

ガデム「があっ!?」

 

モリヤ「うがっ!?」

 

ガデムとモリヤの体に火花が散る。

 

響・切歌「「今だよ!/デース!クリスちゃん!/先輩!」」

 

クリス「ナイス、タイミングだぁ!!」

 

響と切歌の合図でクリスはギア全体を固定砲台形式(ガトリング砲と小型ミサイルに加え、大型ミサイル4基を搭載)へと変形させ、広域砲撃を行う『MEGA DETH QUARTET』を繰り出した。

 

ガデム・モリヤ「「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

MEGA DETH QUARTETを喰らうガデムとモリヤ。

 

イエロー・ブルー「「激激砲!」」

 

レッド「豚の角煮~!!」

 

トリガーを引いて激激砲を発射する。

 

ブラコ「ぐがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?……も、申し訳…ありません…叉丹さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ガデム「大降魔に!!」

 

モリヤ「栄光あれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

MEGA DETH QUARTETと激激砲を喰らって誰かの事を言ってブラコたちは爆発した。

 

 

 

弦十郎「あなた方のお陰で助かりました」

 

臨獣拳を倒して響たちが会得した激獣拳でガウの毒素を抜いて回復させて数日、ジャンたちとの別れが来ていた。

 

ジャン「気にすんな!これが俺たちの使命だ!」

 

響「私たちも誰かを守るのが使命ですから!」

 

ラン「何かあったらまた来るからね!」

 

クリス「そん時はまた一緒に戦おうな」

 

レツ「その時はまた修行になるだろうけど」

 

切歌「あ、あの修行はあまりしたくないデス…」

 

別れのあいさつをそれぞれ交わしながら修行のことを思い出していた。

 

シャーフー「生活の中に修行ありということを忘れるなよ」

 

「「「はい!!」」」

 

シャーフーの言葉に響、クリス、切歌の3人は返事をする。

 

シャーフー「それではワシらは帰るとするかの」

 

シャーフーが言うと激気を貯めて球体状の光を出すと穴を開けた。

 

シャーフーが激気で作った異次元の穴だ。

 

シャーフー「さて、ジャン、ラン、レツ。帰るぞ、ワシらの本当の世界へな」

 

「「「おう!/はい!」」」

 

シャーフーが作った穴にジャンたちは続いて入っていった。

 

だがブラコたちが叫んでいた『叉丹』、『大降魔』の言葉が徐々にこの世界へ侵攻していることにまだ全員が気付いていなかった。

 

 

 

?「ほぅ、臨獣拳の3人を倒されたか」

 

とある場所に少年の姿をしてはいるが禍々しい闇を出している人物が臨獣拳の3人、ブラコ、ガデム、モリヤが倒されたことを聞いていた。

 

?「この世界だけでなく異世界から来る者たちにも警戒をせねばなりません」

 

ブラコたちが倒されたことを報告していた人物が言う。

 

ヤプール「そうだな。だが何が来ようとこのヤプールと超獣軍団がいる限り、我らの勝利に変わりはない!フハハハハハハハハハハハ!」

 

人物から出る禍々しい闇の正体―『異次元人 ヤプール』は自信たっぷりに笑っていた。

 

?「全てはヤプール様の為に…」

 

?(ふん、そうやって調子に乗っていろ。貴様はいずれ俺の真の計画の礎にしてやる…クククククク…)

 

ヤプールの姿に人物は心の中でそう思っていた。




響「次回から他のユーザーさんとのクロスオーバー編!」

ガウ「がうがう…」

響「ど、どうしたの?不貞腐れちゃって…」

未来「たぶん、今回あまり活躍出来なかったから不貞腐れてるのよ」

響「あぁ…そう言えば…」

ガウ「がう…」

響「だ、大丈夫だよ、次回からちゃんと出番があるから!」

ガウ「がーう…」

響「ダメだ…すっかり落ち込んでる…」

未来「じゃあ、仕方ないなね。次回をお楽しみに」

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