戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「今日は最弱無敗の神装機竜、後編だよー!」

ルクス「では本編を見てください」


GW特別回 最弱無敗の神装機竜 後編

ガウ「ガルルルルルル!!」

 

突然空から降ってきた2人の少年―ルクスと少女―リーズシャルテを威嚇するガウ。

 

いかなる理由があれ勝手に多々良島(テリトリー)に侵入したルクスとリーズシャルテの2人をガウは怪獣王として許すわけにはいかないのだ。

 

リーシャ「どうする、ルクス?アイツは殺る気だぞ」

 

ルクス「何か勘違いしてるような気がするんですけど…」

 

威嚇するガウにルクスとリーズシャルテは構える。

 

ベビーゴジラ「キュルルルルルルル!キュルルルルルルル!!」

 

一触即発の空気の中でベビーゴジラが止めるように割って入る。

 

ガウ「ガルルルルルル…がう!がうがう、がうがうがう!!」

 

温厚なガウでもこればっかりはベビーゴジラの願いでも聞き入れるわけにはいかないようで叱るように鳴く。

 

ベビーゴジラ「キュルルルルルルル…キュルルルルルルル!!」

 

引き下がろうとしないベビーゴジラ。

 

あまり戦いを好まないゴジラザウルスの純粋な遺伝子があるベビーゴジラは今起きてかけている戦いを防ぎたい一心であった。

 

ガウ「……がうぅ~」

 

ベビーゴジラより変化しているとは言えガウも元は同じゴジラザウルスである。

 

ベビーゴジラの渾身の訴えに遂に折れた。

 

ルクス「どうやら話がついたみたいですよ」

 

リーシャ「らしいな。全く、少し冷や汗を掻いたぞ」

 

ベビーゴジラとガウとの間で話がついたのを感じだルクスとリーズシャルテは構えを解いた。

 

ガウ「がうがうがう」

 

冷静になったガウはルクスとリーズシャルテに頭を下げる。

 

決まりごとを守るためとは言えベビーゴジラの前で危うく血を流すとこであったことを反省しているのだ。

 

ベビーゴジラは後々は自分の跡を継ぐかもしれない存在である。

 

だがまだ人間の大人ほどの大きさしかないベビーゴジラの前で血を流したくはなかったのだ。

 

ルクス「こっちこそごめん、君を踏んじゃって。僕はルクス、ルクス・アーカディア」

 

リーシャ「わたしはリーズシャルテ・アティスマータだ」

 

謝りながら名乗るルクスと少し上から目線のリーズシャルテ。

 

リーシャ「さて、ルクス。そろそろ行くぞ」

 

ルクス「はい。リーシャ様」

 

ベビーゴジラ「キュルルルルルルル!!」

 

その場を離れようとするルクスとリーズシャルテだがベビーゴジラがそれを阻んだ。

 

リーシャ「な、なんだ!?やっぱりやる気か!?」

 

行く手を阻んだベビーゴジラを警戒するリーズシャルテ。

 

ルクス「待ってください、リーシャさ…」

 

アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

ゾンネル「グルガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

異変に気付いたのかアンギラス、ゴルザ、ゾンネルの3体の怪獣が姿を現した。

 

リーシャ「な、なんだコイツら!?」

 

ルクス「終焉神獣(ラグナレク)!?」

 

アンギラスたちに驚くルクスとリーズシャルテ。

 

ルクスが言う『終焉神獣(ラグナレク)』とは遺跡(ルイン)の周辺にいる怪物―『幻神獣(アビス)』の中で超常の力を秘めていて、遺跡(ルイン)に対して必ず1匹計7匹は存在する。

 

因みに遺跡(ルイン)は世界に7つ発見された古代遺跡で、十数年前に装甲機竜(ドラグナイト)が発掘されたことで国力を左右する重要な存在となっている。

 

そして装甲機竜(ドラグナイト)とは数十年前に発見された古代兵器である。

 

本体と機攻殻剣(ソード・デバイス)で一対になっており、機攻殻剣のグリップのボタンを押して詠唱符(パスコード)を唱えることで対応する機竜を召喚できる。

 

装甲機竜(ドラグナイト)には汎用機と神装機竜と呼ばれるものがある。

 

中でも神装機竜は世界でそれぞれ1種しか存在しない希少種で、汎用機竜を遥かに凌ぐ性能と神装と呼ばれる特殊能力を持っている。

 

ルクスとリーズシャルテはそれぞれ神装機竜である『バハムート』と『ティアマト』を有している専用機持ちなのだ。

 

リーシャ「ルクス!」

 

ルクス「はい、リーシャ様!」

 

機攻殻剣(ソード・デバイス)を抜いてグリップのボタンを押す。

 

リーシャ「目覚めろ、開闢の祖。一個にて軍を成す神々の王竜よ、〈ティアマト〉!!」

 

ルクス「顕現せよ、神々の血肉を喰らいし暴竜。黒雲の天を断て、〈バハムート〉!!」

 

それぞれの神装機竜の詠唱符(パスコード)を唱えて召喚する2人。

 

ガウ「がうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

戦おうとしたルクスとリーズシャルテより先にガウは雄叫びを上げてゴジラになるとアンギラスたちを睨んだ。

 

アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!?」

 

ゴジラ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

ゾンネル「グルガオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!?」

 

現れた自分たちの主である怪獣王(ゴジラ)に驚く。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

雄叫びを上げるゴジラ。

 

その雄叫びを聞いてアンギラスたちは引き下がっていった。

 

ルクス「す、凄い…」

 

リーシャ「あの子供が終焉神獣(ラグナレク)みたいなのになったぞ…」

 

ゴジラになったガウに驚くリーズシャルテ。

 

ルクス「……僕たち、機竜を出した意味…ありませんでしたね」

 

リーシャ「なっ、それを言うなぁ!!」

 

神装機竜を出したのに活躍の場をゴジラに持っていかれたことをリーズシャルテは怒るのだった。

 

しばらくしてルクスとリーズシャルテの2人はガウの計らいで天然温泉を満喫している間に元の世界へ帰ったのだがそこはまた別のお話。




クリス「次回からは他ユーザーの人とのクロスオーバーだからな」

切歌「調ー!ブレフロ2、楽しいデスよ!」

調「うん。キョウリュウジャーのみんなも出てるからね」

マリア「そうね」

翼「では次回をお楽しみにな」

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