翼「それとガイガンも入っていたな」
クリス「っていうかそんな温泉あるのかよ?」
ガウ「がうがう?がうがうがうがう」
訳:ラドンの温泉?あるし実在するよ
未来「言ってること分かんないけど、実在するみたいね」
クリス「まじかよ」
弦十郎「危ないところを助けていただき感謝します」
ジャンボキング、バキシム、ドラゴリーの3体の超獣とスペースノイズの戦闘後、ウルトラセブンの変身者―異世界の防衛組織『帝国華撃団』の元総司令『米田 一基』とウルトラマンタロウの変身者―帝国華撃団・花組『大神 一郎』にお礼を言っていた。
米田「なぁに、お互い様よ。こっちも危ないとこを助けてもらったからな」
米田はそう言うのはガウと響がギャラルホルンで並行世界に向かった時にセブンに変身していた米田の危機を助けたのだ。
翼「それでお二人はなぜこちらの世界に?」
大神「それは君たちが帰ったあとヤプールが現れてね…」
大神が話す。
並行世界(大神たちの世界)に現れた異変の原因『フィーネ』を倒したあと、真宮寺 直哉の肉体をヤプールが奪いこの世界に飛来していることを。
マリア「ヤプール…まさか並行世界をまたに掛けて野望を広げていたなんて…」
響「……ところで…ヤプールって誰でしたっけ?」
響の一言に全員がずっこけた。
クリス「なんで忘れてるんだよ!!」
調「何度か戦闘しましたよね!?」
響「いやー、むしろ超獣の方が覚えられてますよ」
切歌「超獣の方を覚えてて
未来「もう、響ったら」
ガウ「がう~…」
響のど忘れに全員はいつもの日常のようにツッコミを入れていた。
米田「いつもこんなのか?」
弦十郎「お恥ずかしながら…」
響たちのいつもの日常に米田と大神は唖然としていた。
緒川「司令、先ほど回収された超獣の死体なんですが…」
回収された超獣―バキシムの死体は今は自衛隊の研究施設にあるのだ。
弦十郎「何かあったのか?」
緒川「それがいまだ腐敗が始まらないそうです」
弦十郎「なんだと?」
緒川の報告に弦十郎は少し顔が険しくなった。
弦十郎(超獣…確か宇宙怪獣と地球生物を合成した生物兵器…いくらなんでも腐敗しないのは不思議だ…)
弦十郎「とりあえず警戒を厳重にするように伝えてくれ」
緒川「分かりました」
その日の夜、一角超獣 バキシムの死体が格納されている陸上自衛隊の研究施設。
首と胴体を斬られたバキシムの死体はいまだに腐敗は始まっていなかった。
夜中であるために誰もいなかった。
そんな中でバキシムの消えていた目が光りだした。
バキシムの目が光ると胴体が起き上がり、首がふわりと起き上がって胴体と合体した。
バキシム「グワワワワアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
合体するとバキシムが完全に復活を果たした。
「なんだ!?」
「ち、超獣が復活している!?」
鳴き声を聞いて駆けつけた自衛隊員は復活したバキシムに驚いていた。
「すぐにS.O.N.G.に連絡を…」
バキシム「グワワワワアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
S.O.N.G.に連絡を入れようとした時、バキシムは鼻先からミサイルを発射して内部から施設を破壊し始めた。
バキシム「グワワワワアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
内部から施設を破壊し始めたバキシムは壁を破壊して外へ出た。
バキシム「グワワワワアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
外へ出たバキシムは火炎放射を放って周囲の施設を破壊し始めた。
ヤプール「ふふふ…バキシムの再生機能が発動しよったか」
復活して破壊活動を再開するバキシムを見るヤプール。
すると仮面の人物が現れた。
?「ヤプール様」
ヤプール「どうした?」
?「別個体のバキシムの改造、完了しました」
ヤプール「そうか…ならばゴジラとシンフォギア、セブンとタロウが現れたら我が直々に指揮を取ってくれるわ」
?「はっ!」
?(ふっ、いい気でいられるのも今の内だ。ククククク……)
心の中で仮面の人物はヤプールを一瞥していた。
バキシム「グワワワワアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
バキシムが破壊活動を続けるバキシム。
するとバキシムの足元が突然、盛り上がった。
バキシム「グワワワワアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!?」
盛り上がった地面に足を取られバキシムは転倒した。
アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」
バキシムを転倒させた地面からアンキロサウルスに似た怪獣『暴龍 アンギラス』が出現した。
切歌「倒したのに蘇ったデス!?」
調「超獣って凄い…」
切歌「それになんか嫌な予感がするデス!」
調「うん、それは次回を楽しみにしていないとね」
切歌「デース!!」