戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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未来「今日は番外編です」

切歌「それではどうぞでは!」


幕間短編9
番外編 ガウといろいろな人(グレ響編)


その日、陽だまりを失った響ことグレた響のいる世界に来た未来とガウ、ベビーゴジラ。

 

グレ響「で、なにこの状況?」

 

ガウ「がうぅ~♪」

 

ベビーゴジラ「キュルルルルル♪」

 

自身に甘えてくるガウとベビーゴジラにグレ響は戸惑っていた。

 

未来「ふふふ。ガウくんもベビーもすぐに懐いてくれて」

 

グレ響「懐くもなにも何でこんなに懐くわけ?」

 

未来「それはどんなにグレえても響は響だからじゃないのかな?ね、ガウくん、ベビー」

 

ガウ「がう~♪」

 

ベビーゴジラ「キュルルルルル♪」

 

未来の推測にガウとベビーゴジラは頷く。

 

未来「ほら、撫でてあげて」

 

グレ響「………」

 

未来に言われてグレ響はガウとベビーゴジラの頭を撫でる。

 

ガウ「がうぅぅ~♪」

 

ベビーゴジラ「キュルルルルル♪」

 

撫でられて嬉しそうに尻尾を振るガウとベビーゴジラ。

 

グレ響「そんなに気持ちいのかな?」

 

未来「喜んでるから多分そうだよ」

 

撫でられて喜んでいるガウとベビーゴジラに疑問を漏らすグレ響に未来は言う。

 

グレ響「この子の髪…触り心地が良い…」

 

未来「あ、やっぱり?私だけじゃなくて向こうの響や翼さんたちも気に入ってるんだ。ガウくんの髪質」

 

グレ響「向こうの私も気に入ってるんだ…」

 

向こうの自身も気に入っていると聞いてグレ響は再度撫で始める。

 

ベビーゴジラ「キュルルルルル…キュルルルルル!!」

 

ガウばかり撫でてないで自分も撫でてほしいとベビーゴジラは鳴く。

 

グレ響「わ、分かったからちょっと待って」

 

最速してくるベビーゴジラにグレ響はそう言って撫でる。

 

未来「ふふふ。ほらガウくん、ベビー。こっちにおいで」

 

未来に呼ばれてガウとベビーゴジラは未来に近寄る。

 

グレ響「こんな甘えん坊な怪獣がいるなんてね」

 

未来「怪獣っていうかベビーの場合は純粋な恐竜だけどね」

 

甘えるガウとベビーゴジラにグレ響に未来は補足を入れる。

 

グレ響「向こうの私はやっぱり私とは違うんだ」

 

未来「そんなことない!」

 

向こうの響が自分と違うと言うグレ響に未来は言う。

 

未来「どんなに境遇が違っても、どんなに住んでる世界が違っても響は響だよ」

 

ガウ「がうがうがう~!」

 

ベビーゴジラ「キュルルルルル、キュルルルルル!!」

 

未来の言葉に反応するようにガウとベビーゴジラは鳴く。

 

グレ響「未来…ガウ…ベビー…」

 

未来の言葉にグレ響は涙を流した。

 

ガウ「がう~…」

 

ベビーゴジラ「キュルルルルル…」

 

涙を流すグレ響にガウとベビーゴジラは拭うように舐め始めた。

 

グレ響「ありが…とう…」

 

ガウとベビーゴジラを抱きしめながら押し出すようにグレ響は言うのだった。




マリア「次回をお楽しみにね」

調「他のユーザーさんとのコラボはまだ時間がかかりますからお楽しみに」

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