切歌「それではどうぞでは!」
番外編 ガウといろいろな人(グレ響編)
その日、陽だまりを失った響ことグレた響のいる世界に来た未来とガウ、ベビーゴジラ。
グレ響「で、なにこの状況?」
ガウ「がうぅ~♪」
ベビーゴジラ「キュルルルルル♪」
自身に甘えてくるガウとベビーゴジラにグレ響は戸惑っていた。
未来「ふふふ。ガウくんもベビーもすぐに懐いてくれて」
グレ響「懐くもなにも何でこんなに懐くわけ?」
未来「それはどんなにグレえても響は響だからじゃないのかな?ね、ガウくん、ベビー」
ガウ「がう~♪」
ベビーゴジラ「キュルルルルル♪」
未来の推測にガウとベビーゴジラは頷く。
未来「ほら、撫でてあげて」
グレ響「………」
未来に言われてグレ響はガウとベビーゴジラの頭を撫でる。
ガウ「がうぅぅ~♪」
ベビーゴジラ「キュルルルルル♪」
撫でられて嬉しそうに尻尾を振るガウとベビーゴジラ。
グレ響「そんなに気持ちいのかな?」
未来「喜んでるから多分そうだよ」
撫でられて喜んでいるガウとベビーゴジラに疑問を漏らすグレ響に未来は言う。
グレ響「この子の髪…触り心地が良い…」
未来「あ、やっぱり?私だけじゃなくて向こうの響や翼さんたちも気に入ってるんだ。ガウくんの髪質」
グレ響「向こうの私も気に入ってるんだ…」
向こうの自身も気に入っていると聞いてグレ響は再度撫で始める。
ベビーゴジラ「キュルルルルル…キュルルルルル!!」
ガウばかり撫でてないで自分も撫でてほしいとベビーゴジラは鳴く。
グレ響「わ、分かったからちょっと待って」
最速してくるベビーゴジラにグレ響はそう言って撫でる。
未来「ふふふ。ほらガウくん、ベビー。こっちにおいで」
未来に呼ばれてガウとベビーゴジラは未来に近寄る。
グレ響「こんな甘えん坊な怪獣がいるなんてね」
未来「怪獣っていうかベビーの場合は純粋な恐竜だけどね」
甘えるガウとベビーゴジラにグレ響に未来は補足を入れる。
グレ響「向こうの私はやっぱり私とは違うんだ」
未来「そんなことない!」
向こうの響が自分と違うと言うグレ響に未来は言う。
未来「どんなに境遇が違っても、どんなに住んでる世界が違っても響は響だよ」
ガウ「がうがうがう~!」
ベビーゴジラ「キュルルルルル、キュルルルルル!!」
未来の言葉に反応するようにガウとベビーゴジラは鳴く。
グレ響「未来…ガウ…ベビー…」
未来の言葉にグレ響は涙を流した。
ガウ「がう~…」
ベビーゴジラ「キュルルルルル…」
涙を流すグレ響にガウとベビーゴジラは拭うように舐め始めた。
グレ響「ありが…とう…」
ガウとベビーゴジラを抱きしめながら押し出すようにグレ響は言うのだった。
マリア「次回をお楽しみにね」
調「他のユーザーさんとのコラボはまだ時間がかかりますからお楽しみに」