1 慌てて書いたためにいろいろと雑です
2 時間軸はレギオン編の前辺りです
3 それらがOKの方はどうぞ!
その日、ガウと未来は驚いていた。
いつもガウと未来の間に寝ているハズの響がおらず代わりに紫色の長い髪をして、少し耳が尖っており、剣を携えた見知らぬ少女がいた。
未来「だ、誰?」
ガウ「がう?」
見知らぬ少女がいることに2人は混乱していた。
?「ん…あれ?ここは…」
眼を覚ました少女は起き上がって辺りを見回した。
?「ここって現実の世界?でもボクは確か…」
ガウ「がう…」くんくん
?「うわ!?」
何か思い出していた少女の隣でガウが匂いを嗅いできたことに驚いて声を上げた。
?「これってまだALO内?」
ガウ「がう?」
よく分からない単語を言う少女にガウは首を傾げる。
未来「あ、あの…」
?「え!?」
未来に声を掛けられて少女は振り向く。
未来「ここに寝てた響って女の子知らない?」
響のことを聞く未来。
?「響?ううん。知らないけど…」
未来「そう。じゃあ、あなたは…」
ユウキ「ボク?ボクはユウキ。本名は紺野 木綿季だよ」
『ユウキ』、本名『紺野 木綿季』は未来に名前を聞かれて答えた。
ユウキをとりあえずS.N.O.G.の潜水艦に連れていき事情を聞いていた。
ユウキの話によるとユウキが本来いる世界ではユウキ自身は重い病で多くの仲間や接してきた人々に見守られて死んだハズだが気が付けば響の寝ていた場所で寝ていたらしい。
しかも今の彼女の姿は『VRMMO』のゲームの1つ『ALO』正式名称は『
クリス「ゲームの姿そのままで来たってことはアイツはどこに行ったんだ?」
翼「単純に言えばユウキとは逆にそのALOの世界にいるのではないか?」
マリア「単純に考えればね」
未来「それにしてもユウキは響と声がよく似てるね」
ガウ「がう」
ユウキ「そうなの?」
未来「うん。ガウくんが威嚇しないのも多分そうかもって」
ガウ「がう~!」
未来の推測にガウは頷く。
ユウキ「へぇ、頭良いんだ」
ガウの頭を撫でるユウキ。
ガウ「がうぅ~!」
撫でられてガウは嬉しそうに尻尾をブンブン振る。
切歌「本当に声が似てデス」
調「うん。ガウくんが威嚇しないのも納得する」
ユウキと響の声が似てることを話す。
ガウ「がう、がうがう~!」
ユウキ「え、ちょっ、ちょっと!?ど、どこ行くの~!?」
何か思い付いたのかガウはユウキを引っ張ってどこかへ連れていった。
翼「あそこか」
マリア「あそこね」
未来「あそこですね」
クリス「だな」
切歌「デス」
調「うん」
ガウがユウキを連れて行った場所に思い当たる節がある未来たち。
ガウに連れられてユウキが来た場所はリディアンの隣にある高台であった。
よく響と未来と来る場所でガウにとってはお気に入りの場所なのだ。
ガウ「がうがう~、がう~!」
ユウキ「この高台に何が…!」
ガウがユウキを連れてきたかった理由…それは海に沈んでいく夕陽を見せたかったのだ。
ユウキ「凄く綺麗だね…」
ガウ「がう」
ユウキの言葉にガウは頷く。
ユウキ「……あのね、ボクは会いたい人がいるんだ」
ガウ「がう?」
ユウキ「その人はアスナって人で優しくて…強くて…ボクが今まで出会ったプレイヤーの中で1番好きなんだ…って君にこんな話しても何にもなんなよね…」
『アスナ』というプレイヤーのことを思い出して語っていたユウキは涙を流していた。
ユウキ「あれ…なんでだろう…悲しくないのに…涙が…」
ガウ「がう~…がう」
涙を流しているユウキを見てガウは近寄ると涙を舐め始めた。
ユウキ「もしかして…元気付けてくれてる?」
ガウ「がう」
ユウキ「………ありがとう」
元気付けるガウにユウキは笑いながらそう言ったのだった。
その頃、響は…
アスナ「ユウキ~!」
響に抱きつくアスナ。
響「いや、あの、私は響ですけど!?」
アスナ「どんなに姿が違ってもユウキはユウキだよ~!」
リズ「あれ、止めなくていいの?」
シリカ「色々とアスナが壊れてますよ」
キリト「アスナが幸せそうだから良いんだ…ふっ…」(涙目)
シノン「何があったのよ…」
リーファ「お兄ちゃん…」