総数300&本編200話&本作の1周年記念の超長編!!
『ゴジラVSガメラ~邪神覚醒~』!!
2万字になってますがどうぞ!!
総数300&本編200話&1周年記念!ゴジラVSガメラ~邪神覚醒~
赤道上のとある島に緒川、エルフナインは来ていた。
緒川「暑いですね……」
汗を拭きながら緒川は呟く。
赤道上にある島なので例え日本がまだ冬になっていても暑いのだからしかたない。
ガイドに案内されて2人はとある集落に来た。
集落の中心には人々が集まっていた。
緒川「これっは…!?」
集まっていた集落の人々をガイドの人が退かしてくれて開けた場所からエルフナインたちが見たのはギャオスの幼体の死骸だった。
皮膚が全て燃えて一部が完全に焼け落ち、残った肉体ももはや腐った肉しかなかった。
腐った肉にハエが大量に集っていた。
「!!」
そこへ鍬を持った老婆が何か怒りの籠った声で走ってきてギャオスの死骸を殴り始めた。
「孫と息子を喰われたそうです」
激しく怒る老婆の事情をガイドは話すと老婆を止める。
止められた老婆は泣き崩れてしまった。
エルフナイン「これは…」
手袋を嵌めて死骸に触れてエルフナインは何かに気付いた。
緒川「エルフナインさん、この鳥型のって…」
エルフナイン「はい、ギャオスで間違いありません。しかし、何かが違う気がします…」
緒川「違うとはなにが?」
エルフナイン「それは調べてみないとわかりません…」
死骸を触りながらエルフナインはギャオスのことを気にする。
緒川「他にこの鳥を見たりしていませんか?」
緒川の質問をガイドが通訳すると村人たちはいっせいに上空を指さした。
エルフナイン「まさか…他にもギャオスが……」
ギャオスが他にもまだ存在しているとエルフナインは予感していた。
その頃沖ノ鳥島近海で深海探査機『かいこう』が投入されていた。
この辺りの近海で海底面が謎の隆起が観測されてその調査である。
「海底がこんな隆起の仕方します?」
かいこうからモニター室に送られた瓦屋根のように段々となっている海底の映像を見て言う。
「海底に近すぎるのかもな。少し感度を上げてくれ」
「はい」
指示を聞いてかいこうを操縦する調査員。
「これは…」
かいこうが感度を上げて映し出したのを見て調査員たちは驚く。
そこに映し出されたのは巨大な怪獣の死骸だった。
肉は無く、死んでかなりの時間が経っているのは映像越しにでも分かった。
だが調査員たちが驚いたのはそれだけではない。
怪獣の死骸は1匹だけでなく数十…いや、数百はあったのだ。
大小さまざまな大きさのある怪獣たちの死骸には共通点があった。
それは全ての怪獣たちの姿が
フィリピン海海上に日本国籍の輸送船『海竜丸』と海上保安庁巡視船『のじま』があった。
船長「辺りはどうだ?」
のじまの船長がレーダーを見ていた船員に聞く。
船員「今のところ異常はありません」
船長「そうか。それは結構なことだな」
船員「異常があったらフィリピン海は死の海と化してますよ」
船長「そうだな。あの海竜丸には広島・長崎の原爆100個分に相等するプルトニウムが積まれいるからな」
海竜丸には前大戦に使用された広島・長崎の原爆100個分に相等する『プルトニウム』が積まれているのだ。
船員「船長、哨戒機からこちらに向かってくる飛行物体があると報告が」
無線を担当していた船員が船長に言う。
船長「なに?数は?」
船員「哨戒機からの報告では数は3。速度は…マッハ4.2!」
船長「空自の戦闘機か?」
船員「そんな報告はありませんでしたが…」
そう話している時だった。
?「ギャアオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
船体の壁を越えて耳に突き刺さるような鳴き声が響いた。
船長「なんだ!?」
船員「船長、本艦の2時の方向からギャオス接近!!」
船長「ギャオスだと!?」
双眼鏡で外を見回していた船員の報告を聞いて驚いた船長は言われた方を見ると体色は赤く、頭はやや平たく幅広く、眼は目立たない姿をした巨大な鳥―『超遺伝子獣 ギャオス』が3体接近していた。
船長「あれがギャオスか!?海自に連絡し、艦をギャオスに向けろ!何としても海竜丸を守るんだ!!」
船員「こちら海上保安庁巡視船 のじま!現在輸送船 海竜丸と共にギャオスと遭遇!至急救援を!!」
ギャオスに艦を向けながら海自に連絡する。
ギャオス「ギャアオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
のじまと海竜丸を見たギャオスの1体が急降下して襲い掛かった。
のじまとギャオスが開戦しかけた、その時…
船員「船長、海底から何かが浮上してきます!!」
船長「なんだと!?」
そう聞いた瞬間、のじまの前に巨大な水柱が上がった。
船員「ゴジラか!?」
船長「いや…あれは…なんだ!?」
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
水柱からは現れたのはゴジラなどではなく体長60Mはある巨大な亀型の怪獣だった。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
亀型の怪獣は思いっきり息を吸うと口内が赤くなったかと思いきや巨大な火球を口から繰り出した。
ギャオス「ギャアオォォォォォォォォォォ………」
のじまに接近していたギャオスは火球に飲まれて蒸発しながら爆発した。
ギャオス「ギャアオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
ギャオス「ギャオアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
残った2体のギャオスは慌てて方向転換して逃げ始めた。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
逃げ始めたギャオスを見て亀型の怪獣の両腕が飛行機の翼のように変化したかと思いきや足元が噴射して追いかけた。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
その後、ギャオスより少し高い高度から2連続で火球を繰り出した。
ギャオス「ギャオアァァァァァ………」
ギャオス「ギャアァァオォォォ………」
火球は2体のギャオスを飲み、爆散させた。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ギャオスを全て倒した亀型の怪獣は勝利の雄叫びを上げるとそのまま飛び去ってしまった。
船長「な、なんだったんだ…あの怪獣は…」
飛び去ってしまった怪獣を見て騒然としていた。
ガウ「が~う~」
ベビーゴジラ「キュルルルルル~」
その日の夜、ガウとベビーゴジラはお風呂に入ってまったりしていた。
ベビーゴジラが怪獣島にある温泉をすっかり気に入って同じお湯であるお風呂も気に入ってしまっているのだ。
ベビーゴジラ「キュルルルルル~」
だいぶ暖まってベビーゴジラは湯船から出た。
ガウ「がう~」
ベビーゴジラが出てガウも出た。
お風呂から出たガウはベビーゴジラと自身の体を近くの篭に入れていたタオルで拭き始めた。
響「あ、ガウくんたち上がったんだ」
未来「気持ちよかった?」
ガウ「がう!」
ベビーゴジラ「キュルルルルル~!」
やって来た響と未来にガウとベビーゴジラは鳴く。
未来「良かった、ベビーがお風呂を気に入ったみたいで」
ベビーゴジラ「キュルルルルル~」
お風呂を気に入ったベビーゴジラに未来が言うとベビーゴジラは肯定するように鳴いた。
響「さぁ~って私たちも入ろう。未来」
未来「うん。あ、ガウくん、ベビー。冷凍庫にアイスがあるから食べていいよ」
ガウ「がうがう~♪」
ベビーゴジラ「キュルルルルル♪」
アイスがあると聞いてガウとベビーゴジラは嬉しそうに冷蔵庫のあるダイニングに向かった。
響「あ、私の分も残しといてねー!」
ガウ「がうー」
響に言われてガウが返事をした。
その時だ。
響の通信機が鳴り出した。
響「はい、響です」
弦十郎『夜中にすまない!福岡県博多区にギャオスが襲来した!!』
響「ギャオスが!?」
弦十郎『あぁ!至急ガウと合流してくれ!!』
響「分かりました。ガウくん!」
通信を切った響はガウを呼ぶ。
ガウ「がう?」
呼ばれたガウはアイス棒を食べながら来た。
響「ギャオスが出たって!師匠たちと合流するよ!」
ガウ「がう!がう、がうふ、がう。がうがう!」
ギャオスが現れたと聞いてガウは食べていたアイス棒を一気に食べると未来に棒を渡して響と外に出た。
未来「気をつけてね!」
外に出た響とガウに聞こえてないだろうがそう言う。
未来「あ、当たってる」
渡された棒を見て先に当たりと書かれた文字を見て未来は呟いた。
ギャオス『ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
夜中の博多の空を3体のギャオスが飛翔していた。
3体のギャオスが目指しているのは屋根が開いている野球場であった。
丁度、プロ野球のセ・パ交流戦の試合があり地元チームが勝利して開いていたのだ。
しかも花火を上げたために球場内は辺りより暗くなっていた。
ギャオス『ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
球場内に突入したギャオスたちは勝利して二次会をしていた応援団のファンたちを襲い始めた。
現れたギャオスに応援団のファンたちは二次会を中止して逃げ始める。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「助けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
逃げ遅れギャオスに食わえられた応援団のファンたちが悲鳴を上げたり助けを求めるが直ぐに噛み砕かれ、飲み込まれた。
?「………」
応援団のファンたちを食らうギャオスたちを見る少女がいた。
首からは赤い勾玉を下げていた。
ギャオス「クルルルル…ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
少女に気づいたギャオスの1体が襲いかかった。
襲ってくるギャオスに少女は微動だにしなかった。
その時だ。
クリス「殺らせるかよぉ!!」
ギャオスの頭上からガトリングガンを乱射しながらクリスが降りてきた。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
クリスに気付いたギャオスは少女を襲うのを中止して空へ逃れる。
ギャオス『ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
残り2体のギャオスも釣られて逃げていく。
3体のギャオスが球場から抜けた瞬間、蒼白い炎がギャオスの1体を飲み込んだ。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ………………」
蒼白い炎に飲み込まれたギャオスは空中で爆発した。
1体が爆発して残り2体のギャオスたちは散開する。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
蒼白い炎―『放射火炎』を放ったゴジラが博多湾から上陸して咆哮を上げる。
クリス「よし、後はガウに任せておけばいいな。おい、大丈夫…あれ?」
上陸したゴジラを見てクリスは少女の方を向くが少女の姿はどこにもなかった。
クリスの前から消えた少女は球場の屋根にいた。
?「ゴジラ…地球に仇なす…災厄…」
ゴジラを見て呟くと少女は勾玉を握る。
握られた勾玉は赤く輝き始めた。
ギャオス『ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!』
咆哮を上げるゴジラに残り2体のギャオスが超音波メスを発射した。
発射された超音波メスはゴジラの体に弾かれる。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
超音波メスを弾きゴジラは再び放射火炎を発射した。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ………………」
放射火炎を喰らい2体目のギャオスも空中で爆発する。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
最後に残ったギャオスは戦意喪失して逃げ始めた。
ゴジラ「グルルルルル……」
逃げ始めたギャオスにゴジラは追いかけ始める。
友里「出現したギャオス3体中2体をガウくんが撃波!残り1体を追撃中!!」
弦十郎「よし。響くんたちはどうなっている?」
藤尭「周辺避難地域は約9割です」
ゴジラがギャオスと戦っている間に響たち装者は避難誘導しているのだ。
弦十郎「流石に球場の方にギャオスが集中していたから避難は順調だな」
球場の方にギャオスが集中したお陰で避難は順調であった。
藤尭「ん?司令!」
弦十郎「どうした?」
藤尭「警戒中の海保より連絡!博多湾に向かっている巨大生物がいるとのことです!」
弦十郎「ゴジラの救援か?いや…ギャオス程度なら救援はいらないはず…いったい…」
接近している巨大生物を聞いて弦十郎は少し不自然がっていた。
これが新たな波乱の幕開けであった。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ギャオスを追っていたゴジラは空を飛ぶギャオスに放射火炎を発射していたが回避されていた。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
放射火炎を回避するギャオスはゴジラを挑発するように鳴く。
ゴジラ「グルルルルル……ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
挑発されてゴジラは放射火炎を乱射する。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
乱射される放射火炎をギャオスは余裕で回避する。
その時だ。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
自身でもギャオスでもない鳴き声が轟いた。
ゴジラ「!?」
鳴き声を聞いてゴジラは止まり振り向くと博多湾に水柱が上がると飛行機に似た形をした何かがジェット噴射して飛翔した。
藤尭「博多湾から巨大生物が浮上…いえ、空を飛んだ!?」
弦十郎「なんだとぉ!?」
巨大生物が博多湾から飛翔したと聞いて驚く。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
飛翔した何かにギャオスは向かっていく。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
飛翔した何かは口から火球を発射した。
ギャオス「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ………………」
火球に飲み込まれたギャオスは蒸発して爆発した。
?「グルルルルル……」
最後のギャオスを倒した何かはゴジラを見ると地上に向かっていく。
するとジェット噴射していた部分から火が消えて代わりに足が出て来て盛大に土柱を上げながら着地した。
着地した何かは皮膜のような部分を閉じるとその姿を現した。
巨大な亀の姿をした怪獣であった。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
姿を現した怪獣はいきなりギャオスを倒した火球を発射した。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
火球に対してゴジラは放射火炎を発射した。
火球と放射火炎が互いの中央でぶつかり合うと相殺された。
ゴジラ「グルルルルル……」
警戒するゴジラ。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
相殺されて起きた爆煙から怪獣は不意討ちで現れて肘辺りに付いたトゲをゴジラに突き立てた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
ギャオスの超音波メスを弾く肉体を貫かれゴジラは悲鳴を上げる。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
悲鳴を上げるゴジラに怪獣は至近距離から火球を発射した。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」
至近距離から火球を喰らいゴジラは吹き飛ばされてダウンしてしまう。
響「ガウくん!?」
ダウンしてしまったゴジラを助けようと響が向かう時だった。
勾玉を持ったあの少女が通せんぼした。
?「行ってはダメ!」
響「誰!?」
?「これは地球の意志が決めたこと。私たち人類は入ってはいけない」
切歌「何を言ってるデスか!?」
調「ここは危険ですから早く避難を…」
少女を避難させようとして調が触れようとした時だ。
調が少女の体をすり抜けた。
調「!?」
響「うそ!?」
切歌「デデデデ!?」
すり抜けた少女に驚く。
?「確かに伝えたよ……………」
少女はそう言うと姿が消えてしまった。
響「今の子って…」
消えた少女に驚きを隠せなかった。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
怪獣はダウンしているゴジラに火球を連射した。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
怪獣の火球連射攻撃にゴジラは手も足も出なかった。
ゴジラ「ガ…ガアァァァァァァァァ……………」
火球連射攻撃に晒されたゴジラはもはや動ける状態ではなかった。
?「グルルルルル……」
動ける状態ではなくなったゴジラを見て怪獣は接近して持ち上げた。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴジラを持ち上げて怪獣はジェット噴射した。
弦十郎「ガウをどこへ連れていく気だ!?」
ゴジラを持ち上げてジェット噴射した怪獣を見て言う。
藤尭「ガウくんを連れた怪獣は大気圏を突破、宇宙へ出ます!」
友里「宇宙ですって!?」
宇宙へゴジラを連れていく怪獣に驚く。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
宇宙に出た怪獣はゴジラを投げ飛ばした。
ゴジラ「………!?」
流石のゴジラでも宇宙では息が出来ず、動けなかった。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴジラを投げ飛ばした怪獣は口にエネルギーを溜めて特大の火球を発射した。
ゴジラ「!?」
特大の火球を喰らいゴジラは爆風で広大に広がる宇宙の彼方へ飛ばされてしまった。
?「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴジラが宇宙の彼方へ飛ばされてしまったのを確認した怪獣は方向を地球に戻してジェット噴射で地球へ降りていった。
藤尭「NASA宇宙ステーションより報告…ガウくんが…宇宙の彼方へ…飛ばされたそうです…」
弦十郎「なんということを…くそがっ!!」
NASAの情報を聞いて弦十郎は机を殴り破壊した。
夜空が赤く染め上がる町の中に勾玉を持った少女はいた。
?「これでいい…これが地球を苦しめた貴方に対する罰よ…ゴジラ」
宇宙の彼方へ飛ばされてしまったゴジラを思いながら勾玉を持った少女は呟くのだった。
ガウが謎の亀型の怪獣によって宇宙の彼方へ飛ばされしまって直ぐの時だった。
響「師匠!ガウくんはどこに連れてかれたんですか!?」
S.O.N.G.の本部にて響は弦十郎に聞いてきた。
弦十郎「それがNASAの宇宙ステーションからの報告によるとガウは宇宙の彼方へ飛ばされてしまったようだ」
響「宇宙の彼方!?」
クリス「あいつ、宇宙怪獣だったのかよ!?」
マリア「いくら火山の熱に耐えれるガウでも空気が無い宇宙じゃ…」
翼「何とか助け出せないのですか!?」
弦十郎「無理だ…怪獣の火球ですでにガウは外宇宙に投げ出されてしまっている」
調「そんな…」
切歌「じゃあ、ガウくんはもう地球に帰ってこれないわけデスか!?」
弦十郎「そうなる…」
ガウがもう地球に帰ってこれないと言う結論が出てしまった。
響「そんな…ガウくん…くっ!」
結論を聞いて響はどこかへ行こうとする。
クリス「どこに行く気だ!!」
響「私が宇宙に行ってガウくんを捜してくる!」
クリスに止められた響はそう答える。
クリス「バカ!んなこと出来るかよ!!」
滅茶苦茶なことを言い出す響にクリスは言う。
響「じゃあ、どうしたら良いの!?」
?「何もしないで」
声の方を見るといつの間にか入ったのか勾玉の少女がいた。
響「貴女はあの時の!!」
翼「いつの間に!?」
マリア「貴女、どうやって入ってきたの!?」
勾玉の少女に驚く。
浅黃「私は草薙 浅黄。私は伝えに来ただけ、この地球のことを…」
少女―『草薙 浅黄』は言う。
調「そう言えばあの時、地球の意志がどうとか」
切歌「確かに言ってたデス!」
浅黄の言葉を思い出す。
浅黄「ゴジラは地球に仇なす脅威…だから宇宙へ追放された」
クリス「はぁ!?何言ってんだよ!!」
翼「ガウが地球に仇なす脅威だと!?矛盾だ!」
マリア「そうよ、ガウはむしろ地球を守るために戦っていたのよ!!」
『ブラックホール第三惑星人』の『メカゴジラ』や『アダム・ヴァイスハウプト』の『パヴァリア光明結社』、『ノイズ怪獣』、『キングギドラ』、『シン・ゴジラ』など数々の怪獣を相手に地球を守るために命を賭けて戦ったのだ。
そんなガウが地球に仇なす脅威とは矛盾していた。
浅黄「今まではそうだったかもしれない。でもあの時、ゴジラの行動に地球生命は危機を感じた」
響「地球生命が危機を?」
浅黄「レギオンとの戦いの時、ゴジラは地球のマナを使いレギオンを倒した。でもそれは間違いでしかなかった」
切歌「どういうことデス?」
浅黄「マナは地球生命そのもの。マナによって誕生を抑制されていたギャオスたちが目を覚ました。前より協力になって」
弦十郎「確かにエルフナインくんが回収したギャオスの死骸を調べた結果従来のギャオスの強化体であると聞いたが…」
浅黄「だから地球はガメラにゴジラを宇宙へ追放することを命じた」
調「ガメラ?」
クリス「まさかあの亀型の怪獣か!」
ガウを宇宙へ拐い宇宙の彼方へ追放した怪獣を思い出す。
浅黄「ガメラ…それは地球の守護神。古代の人類が生み出した悪しき存在ギャオスに対抗するために地球が生み出した守護神」
響「じ、じゃあガウくんを宇宙に追放したのはその地球の意思ってこと!?」
浅黄「そうなります」
響「そんな…」
地球が生み出した『守護神 ガメラ』が地球の意志に従いガウを宇宙へ追放したことを浅黄から聞いて響はショックを受けて膝から崩れ落ちた。
浅黄「だから間違ってもゴジラを地球に戻そうなんて考えないで。これは地球があなた方に伝える警告です……」
地球の警告を響たちに伝えると浅黄は消えてしまった。
弦十郎「消えた!?」
消えた浅黄に周囲は驚いてしまっていた。
ガウが地球の生み出した守護神 ガメラにより宇宙へ飛ばされて数週間後、奈良県高市郡南明日香村にS.O.N.G.は来ていた。
辺りには自衛隊の指揮車や装甲車も来て辺りは物々しかった。
理由は南明日香村が巨大な何かに襲われ、村人が謎の不審死を遂げていたのだ。
切歌「およ~…すっかり滅茶苦茶になってるデス…」
荒らされ破壊されてしまっている家に入って切歌は言う。
切歌と調は自衛隊と共に村人の捜索。
残りは近くの森を捜索していた。
すると上からミイラのようになってしまっている女性らしき死体が落ちてきた。
切歌「デ、デデデデエェーーーーーーーーーーーーーース!!?」
落ちてきた死体に驚いて声を上げる切歌。
調「切ちゃん、大丈夫!?」
切歌の悲鳴を聞いて調が心配して来た。
切歌「し、調~」
アワアワと調に抱きついて切歌は死体の方を指差した。
調「あれって…」
死体を見て調は顔を背けてしまう。
この死体以外にもあちこちに死体があったからだ。
友里「切歌ちゃんたちから報告。最後の住人の死体を発見。他の死体と同じくミイラ化していたそうです」
弦十郎「そうか。これで村人全員死亡か…」
友里は明日香村の村人全員がミイラ化して死体になったという切歌たちの報告を伝えた。
友里「一夜にして村1つが全滅するなんて…」
弦十郎「ガウが宇宙の彼方へ飛ばされてしまって以来…情勢は不安定化しているな」
藤尭「地球の守護神…ガメラか…本当にガウくんは…」
弦十郎「分からんが我々に今できることは今起きている事件の捜査だけだ」
クリス『おっさん、大変だ!』
森を捜索していたクリスが慌てた声で通信をいれてきた。
弦十郎「どうしたんだ?」
クリス『か、怪獣が…怪獣が響を…』
?『ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!』
クリス『ぐあっ!?』
話している途中で何かの鳴き声と木々が薙ぎ倒される音と同時に通信が切れた。
弦十郎「クリスくん、応答するんだクリスくん!」
呼び掛けるか反応は無かった。
弦十郎「切歌くん、調くん!直ぐに森へ向かってくれ!」
調『何かあったんですか?』
弦十郎「分からんが嫌な予感がする!急いでくれ!!」
クリス「こんのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
クリスは頭部が光る単眼で、体色がオレンジで、両肩に触手、腕は鋭利な槍腕でありながら直立二足歩行と人間によく似た特徴の体を持った怪獣に向かって4連ガトリングガンを乱射する。
マリアと翼はすでにどこかへ吹き飛ばされてしまっていない。
響は…ここにいないのは確かである。
クリスの発砲するガトリングガンの弾丸は全て怪獣から外れてしまっていた。
クリス「くっそ!!」
全く攻撃が効かずクリスは毒づく。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
唸るように鳴くと怪獣は触手を一斉にクリスに向かって放った。
クリス「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
怪獣の攻撃を喰らいクリスは吹き飛ばされ、大木に叩きつけられた。
クリス「かはっ…こ、コイツ…」
少し吐血してクリスは怪獣を睨む。
調「クリス先輩!」
切歌「大丈夫デスか!」
クリスの後ろから調と切歌が来た。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
再び唸るように鳴く怪獣。
切歌「が、ガウくん並みにデカいデス!?」
調「うん、でも…やらないといけない!!」
鳴いてきた怪獣の大きさに驚くがアームドギアを構える。
クリス「攻撃するな!!」
切歌・調「「!?」」
アームドギアを構える切歌と調にクリスは言う。
切歌「ど、どうしてデスか!?」
調「あのままじゃ被害が…」
クリス「あの怪獣の中に…響が…響が取り込まれてるんだよ!!」
調「そんな!?」
切歌「なんデスとぉ~!?」
怪獣が響を取り込んでいると聞かされて2人は驚く。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
驚いている切歌と調に怪獣は触手の先を開いて球体からギャオスと似たレーザーを発射した。
切歌・調「「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
レーザーを喰らい切歌と調は吹き飛ばされてしまう。
クリス「お前ら!?」
吹き飛ばされた切歌と調を見て叫ぶクリス。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
邪魔者を倒した怪獣は触手を変化させて左右に2枚ずつの皮膜のような翼を広げた。
触手が変形した皮膜のような翼を広げて怪獣は飛翔した。
クリス「くそっ、待ちやが…あぐっ!」
飛翔した怪獣を追撃しようとするが痛みで追撃出来なかった。
クリス「響ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
クリスの声が森に虚しく響いただけであった。
響(あれ…?どこだろう…ここ……)
響が気が付くと知らない空間にいた。
響(確か私…皆と一緒に…怪事件のあった村に行って…)
空間にいた響は前のことを思い出していた。
南明日香村の近くにある山を翼、マリア、クリスと共に捜索をしていた時だった。
翼「やはりここにも生存者はいないようだな」
マリア「そうね。もう少し探索範囲を広げましょうか」
地図を広げて捜索範囲を見る2人。
クリスも地図を見ていると木にもたれ掛かっている響が目に入った。
クリス「おい、まだあのこと気にしてるのかよ?」
響「クリスちゃん…うん。ガウくんは必死になって地球を守ろうとしたのに1回の間違いで地球から追放されるなんて…」
クリス「いい加減にしとけよ。もうガウは本当に帰って来れねぇんだからよ」
響「分かってるけど!」
翼「そこまでにしておけ2人とも」
マリア「そうよ。ここで言い争っても仕方ないわよ」
言い争いになりかけた響とクリスを翼とマリアは止める。
するとガサガサと後ろから何かが近づいてきた。
『!?』
ギアを出して構える。
?「キルルルルル……」
草むらから現れたのは頭部には二つの黒い瞳は認められるが口は存在しない顔で体を覆う殻からは触手が何本か出ている3Mはある怪獣だった。
翼「なんだ、この怪獣は!?」
マリア「気を付けて普通の怪獣と違う気がするわ!」
怪獣に構える響たち。
?「キルルルルル……ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
構えた響たちを見て怪獣は唸るように鳴いた。
響「ガウ…くん…?」
怪獣が唸るように鳴くと響はそう呟いて近づいた。
クリス「お、おい!?」
翼「立花!?」
マリア「しっかりしなさい!!」
怪獣に近づこうとする響を止めようとする。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
響を止めようとした3人を怪獣は触手を伸ばして攻撃してきた。
攻撃してきた怪獣の触手を3人は後ろに跳んで回避する。
?「キルルルルル……」
3人が回避したのを確認した怪獣は触手で響を抱くようにして引き寄せた。
クリス「なんだよ、アイツ…!?」
後ろに跳んで着地したクリスは腐臭を感じて見ると村人と同じようにミイラ化した動物たちの死骸が1か所に集められていた。
翼「どうやら村を全滅させた下手人は奴のようだな」
マリア「早く立花 響を助けないと!」
響を抱き寄せる怪獣を見て3人はそれぞれのアームドギアを構える。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
3人がアームドギアを構えた瞬間、怪獣は唸り声を上げると姿を変えた。
頭部で光る単眼で、体色がオレンジで、両肩に触手、腕は鋭利な槍腕で脚は直立二足歩行を行うところが人間の特徴的な体を持ち、その体長はさっきの30倍、90M以上にはなっていた。
翼「立花を取り込んで巨大化しただと!?」
響を取り込んで姿よ大きさを変えた怪獣に驚く。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
唸るような声で雄たけびを上げる怪獣は触手を高速で動かして攻撃する。
翼「早い!?ぐあっ!!」
マリア「翼…きゃっ!!」
高速で攻撃してきた怪獣の触手に翼と翼を心配したマリアは吹き飛ばされてしまった。
クリス「先輩、マリア!?」
吹き飛ばされた翼とマリアを見て叫ぶクリス。
クリス「こんっの!!」
怪獣にアームドギアを変形させたガトリングガンを構え、発砲するクリス。
しかし怪獣には効かず、弦十郎たちと連絡を取るも怪獣の攻撃で倒れてしまい救援に駆け付けた切歌と調も倒されてしまった。
?「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
クリスたちを倒して怪獣は触手を変化させて左右に2枚ずつの皮膜のような翼を広げて飛翔したのだった。
響(あ…そうか…私…この子と一体に…もう…どうでもいいか……)
全てを思い出すも響は意識を手放してしまった。
S.O.N.G.と自衛隊の共同本部にて帰還したクリスたちから話を聞いていた。
怪獣の出現を聞いてモスラとヒオ、マナも来ていた。
弦十郎「そうか…響くんが怪獣に…」
ヒオ「皆さんからの話を聞く限り響さんを取り込んだのはイリスの可能性があります」
翼「イリス?」
マナ「イリスはギャオスの変異種で私たちコスモスからは邪神と呼ばれています」
切歌「じゃ、邪神デスか…」
ギャオスの変異種である『邪神 イリス』の名を聞いて少し嫌な予感がしていた。
マナ「イリスはギャオスの変異種でありながら周囲の生物から遺伝子を吸収して成長します」
友里「じゃあ、この村の住人を襲ったのって…」
藤尭「自分自身を成長するためか!?」
イリスが村を襲った理由を聞いて友里と藤尭は驚く。
マリア「でも何でそのイリスは立花 響を取り込んだの?」
ヒオ「恐らくイリスは更に自分自身を成長させようとして波長の合う者を取り込んだのではないかと」
弦十郎「つまり響くんはイリスの生体ユニットのような状態か」
響を取り込んだイリスの目的を聞いて弦十郎は憤りを感じていた。
クリス「早く響をたすけねぇと…」
弦十郎「あぁ、そうだ。だが今はその時間はない。すぐに移動だ」
マリア「移動?」
弦十郎「そうだ、響くんとイリスの捜索は後回しだ」
翼「叔父様、今なんと!?」
調「響さんの捜索を後回しってどういうこと!?」
弦十郎「昨日、ギャオスが東京・渋谷上空に出現した。さらにギャオスを追ってガメラも出現しギャオスを倒したが周囲の被害は甚大であったために政府はギャオス以上の脅威になるとしてガメラを第一級危険生物に認定した。俺たちS.O.N.G.は自衛隊と共にガメラを捜索、見つけ次第駆除せよのことだ」
マリア「そんな…」
響とイリスの捜索よりガメラの捜索が優先されると聞かされて言葉を失う。
ヒオ「イリスは私たちが捜してみます」
マナ「だから皆さんはガメラを捜してください」
ヒオとマナに言われてクリスたちは任せるしかなかった。
その日の夜、満月が照らす紀伊半島上空に2機の『制空戦闘機 F-15Jイーグル』が哨戒していた。
下は海のように曇が広がっていた。
その時だ、イーグル2機の後ろから巨大な影が浮上してきた。
南明日香村から響を取り込んだ邪神・イリスだ。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
イーグルを見たイリスは触手からギャオスと同じ超音波メスを放って攻撃する。
イリスに攻撃されたイーグル2機は曇の中に入って更に左右に動いて何とか回避するがイリスは触手を伸ばしながら自身の飛行速度を上げる。
最大速度がマッハ2.5のイーグルにイリスが接触しかけた時だった。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
イリスの真下から飛行形態のガメラが姿を現した。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
姿を現したガメラにイリスは回避する。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
回避するイリスにガメラは追いかける。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
追いかけてくるガメラにイリスは超音波メスを発射した。
発射された超音波メスにガメラは顔と手を引っ込めると円盤盧ように回転してダメージを軽減させる。
ダメージを軽減させたガメラはそのまま突進する。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!?」
ガメラに突進されてイリスは地上へ共に落ちていく。
だがそこへイーグル2機が基準装備である『JM61A1 20mmバルカン砲』でガメラを攻撃してきた。
現在ガメラはギャオス以上の脅威になり得るとして発見次第駆除と決められているために攻撃したのだ。
しかしガメラはイーグルの攻撃を意に返さずイリスと落ちていく。
20mmバルカン砲が効かないならと『短射程空対空ミサイル』を発射した。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!?」
ミサイルが効いてガメラは悲鳴を上げてイリスから離れる。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
自身に離れたガメラにイリスは超音波メスを発射して追撃する。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!?」
ミサイルに加えて超音波メスを喰らいガメラは緑の血を流しながら墜落する。
ガメラが墜落したのは京都であった。
幸いにして京都には台風が上陸しており自衛隊は来ていない。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
立ち上がり上空を警戒するガメラ。
すると4機のミサイルがガメラに向かってきていた。
クリスたちだ。
航空自衛隊の連絡を受けてガメラを倒すためにやって来たのだ。
クリス「いた!」
マリア「だいぶダメージがあるみたいね」
翼「手負いの相手をするのは気が引けるが防人として推して参る!」
それぞれのアームドギアを構えてガメラに向かっていく。
クリス「口火はアタシがぁ!!」
12機もの大型ミサイルを展開し発射する技―『MEGA DETH INFINITY』を発射した。
12機の大型ミサイルがガメラに容赦なく降り注ぐ。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ミサイルに対してガメラは火球―『プラズマ火球』を発射して破壊する。
破壊されたミサイルの破片が京都の美しい建物を破壊し、炎に落とした。
「「「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
プラズマ火球によって破壊されて起きた爆煙を突き抜けて翼たちが斬りかかる。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
斬りかかる翼たちにガメラは咆哮を上げて、衝撃波を放ち吹き飛ばした。
切歌「やっぱり一筋縄じゃいかないデス!」
調「それでもやるしかない!」
吹き飛ばされながらも民家の屋根に着地してアームドギアを構える。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
唸り声を上げながらイリスがゆっくりと雷雲から姿を現した。
その姿は神々しさを溢れ出していた。
弦十郎『全員、一旦退避だ!』
姿を現したイリスと同時に弦十郎が退却の指示を出してきた。
弦十郎の指示でクリスたちはガメラとイリスから距離を取る。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
互いに雄たけびを上げて威嚇する。
同時に台風が過ぎ去り雲1つない夜空になった。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
イリスに掴みかかるガメラ。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
掴みかかってくるガメラをイリスは易々と払い除ける。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
払い除けられたガメラはそれでも掴みかかろうとする。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
再度掴みかかって来たガメラにイリスは槍状になっている腕でガメラの腹部を甲羅ごと貫いた。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
腹部を貫かれたガメラは悲鳴を上げる。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
ガメラを貫いたイリスは押し込んでいく。
2体の怪獣は京都駅の壁をぶち抜いてホールに突入した。
京都駅の中に入ってイリスはガメラから腕を引き抜いた。
ガメラ「ガ…ガアァァァ……」
腹部を貫かれてガメラは仰向けに倒れる。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
ガメラを倒してイリスは雄たけびを上げる。
クリス「なんて奴だよ…」
ガメラを圧倒したイリスを見てクリスは言う。
クリス(
攻撃したいが下手をすれば響に影響が出るやもしれないから攻撃ができなかった。
クリス「こんな時にガウの奴がいてくれたら…」
ガウであったらどうにかしくれるかもしれないとクリスは呟く。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
クリス「んだよ…幻聴が聞こえてきやがったのか?」
どこからか聞こえてきたゴジラの声を幻聴と思うクリス。
その時だ。
夜空が明るくなった。
弦十郎「何がどうした!?」
現場が明るくなって驚く弦十郎。
藤尭「NASAからの報告によると巨大生命体が現場に向かって落下しているとのことです!!」
弦十郎「なんだとぉ!?」
翼「なんだ!?」
マリア「こんな時に何が起きてるの!?」
明るくなっている空を見て驚く。
調「あれ!」
調に言われて空を見ると燃え盛る火の玉が落下していた。
切歌「な、なんなんデスか!?」
落下してくる火の玉を見てさらに驚く。
火の玉は京都駅前に落下するとその正体を露わにした。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
雄たけびを上げて姿を現したのはゴジラだが容姿が変わっていた。
いつもより巨漢になって肩も幅広になり、腹部は緑色になっていて額には短いが角を持っていた。
クリス「ガウ…なのか?」
姿が違っているゴジラを見て警戒するクリス。
ゴジラ「グルルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
そんなクリスにゴジラはガウであるということを肯定するように鳴く。
クリス「帰って来たのか!!」
ガウだと分かってクリスは喜ぶ。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
ゴジラに気付いたイリスはガメラに背を向けてゴジラを威嚇する。
ゴジラ「グルルルルル…」
イリスに気付いたゴジラは睨んだ。
イリスから響の気配を感じていてイリスが何かしたのではないかと怒りを燃やしているのだ。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
イリスはゴジラに超音波メスを発射した。
ゴジラの肉体は超音波メスを弾き返した。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!?」
超音波メスを弾いたゴジラの肉体に驚いた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
驚いているイリスにゴジラは稲妻が加わった放射火炎を発射した。
稲妻が加わった放射火炎を喰らいイリスは一気に吹き飛ばされた。
マリア「す、凄い…」
翼「威力も上がっているだと!?」
イリスを吹き飛ばしたゴジラの放射火炎の威力に驚く。
エルフナイン『みんなさん!』
調「エルフナイン!」
エルフナイン『すみません、ギャオスの調査に時間が掛かりましたがガウくんの変化の方は解析が終わりました!』
翼「いったいガウの身に何が起きたんだ!?」
エルフナイン『ガウくんはガメラによって宇宙の彼方に飛ばされましたが宇宙にある放射線を吸収してパワーアップしたんです。それから自力で宇宙から帰還したんです』
調「宇宙から自力で帰還って…」
切歌「史上最強過ぎるデス…」
宇宙の放射線を吸収して自力で帰還してきたゴジラの凄さに調と切歌は驚きを飛び越して唖然としていた。
ガメラ「グ…グルルルルル……」
腹部を貫かれながらも生きているガメラは目を開けるとゴジラがいた。
ゴジラ「グルルルルル…」
倒れているガメラにゴジラは手を差し伸べた。
一時は自身を宇宙へ放り投げた相手でも同じ地球を守ろうとしたことはゴジラも気付いていたのだ。
ガメラ「グルルルルル…」
ゴジラの手を取ってガメラは立ち上がった。
浅黄「ゴジラとガメラが…分かり合った……」
いつの間にか現れた浅黄はゴジラの手を取って起き上がったガメラを見て呟いた。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
地球を守る二大地球怪獣が雄たけびを上げる。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
瓦礫を退かしてイリスは姿を現した。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
起き上がったイリスの胸部をゴジラが右腕で貫いた。
同時に何かを掴んだ。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
胸部を貫かれたイリスは触手を伸ばしてゴジラを攻撃する。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
触手で攻撃するイリスにガメラはプラズマ火球を発射して攻撃する。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
ガメラの攻撃にイリスは触手による攻撃を防がれる。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ガメラの援護を受けてゴジラはイリスから腕を引き抜いた。
ゴジラの引き抜かれた手にはイリスに取り込まれていた響がいた。
響「ん…あれ?…私……」
ゴジラ「グルルルルル…」
目を覚ました響を見てゴジラは喉を鳴らして響を呼ぶ。
響「ガ、ガウ…くん?」
姿が違うゴジラに響は目を丸くして聞いてきた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
響に聞かれてゴジラは肯定するように雄たけびを上げる。
響「良かった…良かったよ…ガウくん…生きててくれて……」
ゴジラが生きていて嬉しい響は泣いた。
友里「響ちゃんの生命反応を検知!無事です!!」
藤尭「生きていてくれたのか!」
弦十郎「響くんとガウ…両方とも生きていてくれていたか」
響とガウの両者が生きていることに弦十郎たちも確認していた。
ゴジラ「グルルルルル…」
救い出した響をゴジラは近くのビルに乗せた。
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
響をビルに乗せてゴジラはイリスの方を向いた。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」
響を失ったイリスは弱体化しているのか声に覇気が無かった。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
ガメラのプラズマ火球の120%の威力がある火球『ハイ・プラズマ』、ゴジラ…いや、宇宙の放射線を吸収してパワーアップしたゴジラ―『超ゴジラ』は稲妻の加わった放射火炎を発射した。
ガメラとゴジラの同時技がイリスの胸部の傷に叩き込まれた。
イリス「ウゥゥゥゥウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン………………」
胸部にゴジラとガメラの同時技を喰らいイリスは断末魔を上げ、二大怪獣の火炎の中に沈んで逝った。
放ち終わると超ゴジラはエネルギーが無くなったのか姿が元のゴジラに戻った。
ガメラ「ガアァァァァァァァァァァオォォォォォォォォォォォォォォン!!」
ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
イリスが火炎の中に沈んで逝きゴジラとガメラの二大地球怪獣が勝利の雄たけびを上げた。
ゴジラ「グルルルルル…」
ガメラ「グルルルルル…」
雄たけびを上げ終えるとゴジラとガメラは互いに互いを見ると頷いて同じ方向に歩き始めた。
藤尭「いったいガウくんとガメラはどこへ…」
同じ方向に移動し始めたゴジラとガメラに首を傾げる藤尭。
友里「司令!防衛庁より入電!米国大使館経由で数百頭のギャオスが日本に向かって進行中のことです!!」
弦十郎「まさかそれを迎撃するために!?」
ゴジラはともかく腹部を貫かれているガメラもギャオス迎撃に向かっていると悟り驚く。
八紘『弦、聞こえるか?』
驚いている弦十郎に兄であり、翼の父である『風鳴 八紘』が連絡を入れてきた。
弦十郎「八紘兄貴!」
八紘『弦、時間がないから伝えておく。防衛庁は第一級危険生物をガメラからギャオスに変更した。陸・海・空の自衛隊総力を持ってギャオス迎撃に当たる。S.O.N.G.には自衛隊と共同戦線の入ってもらいたい』
弦十郎「分かった。直ぐに合流する!」
防衛庁も命がけでイリスと戦ったガメラを認め共にギャオスと戦うことを決意したようで弦十郎は頷いた。
弦十郎『っと言う訳だ。響くんは少しきついかもしれないが今は少しでも戦力が欲しい所だ。行ってもらえるか?』
響「任せてくだい、師匠!ガウくんやガメラばかりに辛い思いはさせませんから!」
弦十郎『そうか。すでに迎えにクリスくんたちが向かっている。合流次第向かってくれ』
響「はい!」
弦十郎から要請を受けて響はそう言って通信を切った。
浅黄「もしかしたら…」
声に反応して振り向くと浅黄がいた。
浅黄「もしかしたら…ガメラはイリスと戦うためにゴジラを宇宙へ放り出したかもしれない」
響「だとしたら、私はなおさらガメラと戦わないと」
浅黄「え?」
響「私、イリスって怪獣に取り込まれた時思ってたんだ。ガメラを殺してって…でも最後の最後でガウくんはガメラと分かり合えた。私がキャロルちゃんやサンジェルマンさんたちにしたみたいに…」
敵でも話し合えば分かり合える、握った拳を開くことを恐れなと言うことを響は思い出していた。
浅黄「そう…貴女がいるならゴジラが人類の敵になることはない。私も信じてみる貴女とゴジラを………」
浅黄はそう言い残してまた姿が消えた。
響「また消えた…」
消えた浅黄の場所に1枚の写真があった。
その写真にはさっきまでいた浅黄がいて裏には取られた年号が書かれていた『1996年』…今から22年も前になる。
響「もしかしてあの子…ガメラが見せていた…」
さっきまで会っていた浅黄がガメラの見せていた幻だったのかもしれないと響は思うのだった。
その後ゴジラ、ガメラ、響たちシンフォギアと陸・海・空の自衛隊、さらにはゴジラ帰還を感じ取った多々良島およびその他の生息地を持っている地球怪獣たちの連合によりギャオスの強化体―『ギャオス・ハイパー』の大群は撃破された。
ギャオス・ハイパー撃破後、ガメラはどこかへ飛び去ってしまった。
また地球に危機が訪れれば再び姿を見せるだろう…その時はまた共に戦える時が来るであろう。
地球に住み、地球を守ろうとするのは人類だけではないのである。
本日は誠にありがとうございましたぁ!!
今日という日を迎えられたのは皆さんの応援があったおかげです!
本当にありがとうございました!!
ガウ「がうがう~♪」
ではまた本編でお会いしましょう!!