戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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第212話 上陸

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

荒川河口付近に出現した廃棄物13号?はパトロールしていた警官の銃撃をものともせずに上陸しようとしていた。

 

ラドン「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

上陸しようとした廃棄物13号?の真上からラドンが姿を現した。

 

ラドン「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!」

 

廃棄物13号?の真上に舞い降りたラドンは翼を羽ばたかせて爆風を起こした。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ラドンの起こす爆風に廃棄物13号?は持ち堪えようと踏ん張る。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

踏ん張る廃棄物13号?は爆風の影響が無い場所から触手を伸ばしてくる。

 

ラドン「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!?」

 

伸ばしてきた触手によって両翼を抑えられてしまう。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

廃棄物13号?はラドンを抑えて左肩に大穴からレーザーを発射する。

 

ラドン「ギャオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!?」

 

廃棄物13号?のレーザーによってラドンは吹き飛ばされてしまい、地面に叩き付けられる。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ラドンを吹き飛ばした廃棄物13号?は上陸する。

 

メルバ「ピリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

バードン「グルギュアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

上陸した廃棄物13号?の前にメルバとバードンが飛来する。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

飛来してきたラドンとバードンに廃棄物13号?は雄たけびを上げて威嚇する。

 

バードン「グルギュアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

メルバ「ピリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

威嚇されてバードンはボルヤニックファイヤを、メルバは目から光線を発射した。

 

バードンとメルバの攻撃に廃棄物13号?の姿が爆煙に消えた。

 

同時に特車二課第一小隊が到着した。

 

南雲「進化している可能性があると聞いてはいたがまさかここまで…一号機、二号機を直ぐにデッキアップ!急げ!!」

 

進化している廃棄物13号?を見て南雲は無線機を取り指示を出す。

 

南雲の指示を聞いてパイソン一号機と二号機をそれぞれ乗せたキャリアのデッキが上がる。

 

バードン「クアァァァァァ」

 

メルバ「ピュルルルル」

 

爆煙に消えた廃棄物13号?を警戒するメルバとバードン。

 

その時、爆煙を突き破って数十の触手が伸びて来た。

 

メルバ「ピリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

バードン「グルギュアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

伸びてきた触手から逃れようと飛翔するが触手の方が速く両翼と両足を絡め取られてしまった。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

爆煙が晴れると無傷の廃棄物13号?が姿を現した。

 

南雲「怪獣の攻撃をものともしていないのか!?一号機、二号機!援護してやれ!!」

 

五味丘『了解!』

 

結城『了解!』

 

メルバとバードンを抑え込む廃棄物13号?にパイソン2機が迫る。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

複眼で迫ってくる2機のパイソンを見て廃棄物13号?はさらに触手を出して近づけさせないようにする。

 

結城「くっ!」

 

触手に結城の乗るパイソン2号機は1歩下がる。

 

五味丘「怯むな、結城!」

 

五味丘の乗るパイソン1号機が左腕に装備された専用シールドで廃棄物13号?の触手を弾きつつ近付いていく。

 

五味丘「もらったぁ!!」

 

廃棄物13号?の本体まで行くと右手に持っていた電磁警棒を叩き込んだ。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

電磁警棒から流れる電流に廃棄物13号?は悲鳴を上げる。

 

五味丘「電流が弱点か。結城、電磁警棒をフル活用だ!奴は電流に弱い!!」

 

結城「分かりました!」

 

五味丘の情報を聞いて結城は電磁警棒で廃棄物13号?の触手を殴る。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

触手から伝わる電流に廃棄物13号?は怯み力が弱まる。

 

バードン「グルギュアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

メルバ「ピリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

廃棄物13号?の触手の力が弱まってバードンとメルバの2体は脱出する。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

脱出したバードンとメルバに廃棄物13号?は左肩の大穴からレーザーを発射しようとする。

 

五味丘「させるか!」

 

レーザーを発射しようとする廃棄物13号?に五味丘機が電磁警棒を叩き付ける。

 

結城「五味丘巡査部長!」

 

五味丘機に続き結城機も電磁警棒を叩き付ける。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

旧式でイングラムより遥かに劣るスペックでもパイソン2機による電磁警棒の電流攻撃に廃棄物13号?の体はあちこち焦げる。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァ………」

 

2機のパイソンによる電磁警棒の電流攻撃に晒された廃棄物13号?は崩れるように倒れた。

 

五味丘「や、やったか?」

 

倒れた廃棄物13号?を見て呟いた瞬間だった。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

倒れた廃棄物13号?は直ぐに起き上がると触手で結城機を殴り飛ばし、五味丘機の両腕を自身の両手で掴んだ。

 

五味丘「浅かったか…!?」

 

動きを封じられた五味丘が見たのは電磁警棒の電流で焦げた箇所が徐々に治り始め、僅か数秒で完治している廃棄物13号?の皮膚だった。

 

五味丘「ば、バカな!?」

 

僅か数秒で完治した廃棄物13号?の再生能力に驚く。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

雄叫びを上げて廃棄物13号?は両手に力を入れて五味丘機のパイソンの両腕を破壊した。

 

五味丘「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

両腕を破壊され倒れる五味丘機。

 

南雲「五味丘!」

 

倒れた五味丘機を見て叫ぶ南雲。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

倒れている五味丘機に廃棄物13号?は左肩の大穴を向けて至近距離からレーザーを発射しようとする。

 

南雲「五味丘、機体を棄てて脱出しろ!五味丘!!」

 

至近距離からレーザーを発射しようとする廃棄物13号?を見て南雲は言うが五味丘は動けなかった。

 

五味丘「さっきの衝撃で脱出装置が故障!リジェクト出来ません!」

 

南雲『なに!?何とか出来ないのか!?』

 

五味丘「すみません、隊長。自分はここまでのようです」

 

南雲『諦めるな五味丘!五味丘!!』

 

覚悟は出来ているのか五味丘は通信を切った。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

廃棄物13号?がレーザーを発射しかけたその時だ。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

上空からゴジラが落ちてきて廃棄物13号?の前に着地したのと同時に放射火炎を発射した。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

突然空から現れたゴジラに驚いた廃棄物13号?に放射火炎が直撃した。

 

放射火炎の直撃を喰らい廃棄物13号?は再び爆煙の中に消えたのだった。




クリス「今回は前書きがなかったな」

翼「なんでも作者が大ファンであった噺家の人が亡くなったそうだ」

マリア「今日(7/2)、知ったらしいからそうとうショックだったみたいね」

調「それだけ好きだったってことだね」

切歌「だから作者さんからこれが…」

ご冥福をお祈りします。

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