戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「まさかふらわーのおばちゃんが出るなんて」

未来「ガウくんがいたらお好み焼きを頼みそうだね」

ガウ「がう~!」


第214話 狙い

響「ガウくんの熱線が効いてないなんて…」

 

ゴジラと取っ組み合いをしている廃棄物13号?を上空から見て呟く響。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

取っ組み合いをしているゴジラは力を込めて廃棄物13号?を持ち上げる。

 

頭から地面に叩き付ける気なのだ。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

行動を察したのか廃棄物13号?は触手を伸ばしてゴジラの動きを封じた。

 

ゴジラ「ゴガ…ガ…カッ………」

 

動きを封じられたゴジラは姿勢が苦しくなる。

 

廃棄物13号?「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

姿勢が苦しくなるゴジラに廃棄物13号?は更に触手を伸ばして背中に回すと触手の先から穴の空いた針が出ると突き刺した。

 

ゴジラ「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

背中に針を刺されゴジラは悲鳴を上げる。

 

ゴジラの最強の皮膚を貫く廃棄物13号?の針は何かをゴジラから吸収すると体がさらに巨大化、一気にゴジラと同じ大きさになった。

 

そんな中、特車二課第二小隊が到着した。

 

篠原「な、なんだあのデカさは!?」

 

後藤「あらー…なんか更にでっかくなっちゃったみたいだねー」

 

巨大化する廃棄物13号?を見て言う。

 

熊耳「とにかく1号機、2号機をデッキアップ!!」

 

熊耳の指示で泉の乗る1号機(アルフォンス)と太田の乗る2号機のキャリアがデッキアップする。

 

泉「ちょっ、ちょっと何なのよあの大きさ!?」

 

太田「話が違いすぎるぞ!!」

 

キャリアから降りて泉と太田は巨大化する廃棄物13号?を見て言う。

 

エルフナイン「ガウくんから吸収したのってもしかして…」

 

同行していたエルフナイン(ついでに弦十郎も同行してる)は廃棄物13号?がゴジラから吸収した何かをパソコンを開けて何かを調べる。

 

エルフナイン「間違いありません!あの怪物はオルガナイザーG1をガウくんから吸収しています!!」

 

後藤「なにそれ?」

 

エルフナイン「ガウくんの胎内にある自己再生能力を司る物質です。怪物はそれを吸収して完全な肉体を作り上げているんです!!」

 

弦十郎「なんて怪物だ」

 

ガウの胎内にある自己再生能力を司る物質―『オルガナイザーG1』を吸収して完全な肉体を作り上げようとする廃棄物13号こと『オルガ』を見て言う。

 

後藤「だそうだ。直ぐに援護に当たれ!」

 

篠原『了解。野明、第一小隊の報告だと奴には電撃が有効だそうだ。電磁警棒をフル活用し、ゴジラを援護しろ!』

 

篠原が第一小隊の情報を伝える。

 

泉「援護って言ったって…あんな大きいのに聞くのかな?」

 

太田「ごちゃごちゃ言ってないでやれば良いんだよ、やれば!!」

 

そう言って太田の2号機は右腕に装備されているシールドから電磁警棒を引き抜くとオルガの触手に叩き付ける。

 

オルガ「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

2号機の電磁警棒の電流にオルガは悲鳴を上げる。

 

泉「このっ!!」

 

太田に続くようにアルフォンスが電磁警棒でオルガを殴る。

 

オルガ「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

アルフォンスと2号機の電流攻撃にオルガは遂にゴジラを離した。

 

ゴジラ「グルルルルル…ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

オルガが離したのを感じてゴジラは投げ飛ばすのと同時に放射火炎を発射した。

 

オルガ「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

放射火炎を喰らいオルガの右肩が吹き飛んだ。

 

ゴジラ「グルルルルル……」

 

次の放射火炎を放とうとチャージするゴジラ。

 

オルガ「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

右肩を吹き飛ばされたオルガは痛みを感じていないのか左肩の大穴からレーザーを発射した。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

同時に放射火炎を発射した。

 

レーザーと放射火炎がぶつかり合う。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

オルガ「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

両者、発射するレーザーと放射火炎の威力をそれぞれ上げる。

 

威力が同じだったのかレーザーと放射火炎が相殺され爆発が起きた。

 

ゴジラ「ゴガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

オルガ「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴジラは荒川に、オルガは新木場の倉庫港へ相殺されて起きた爆発で吹き飛ばされた。

 

響「ガウくん!?」

 

クリス「くそっ、援護したいのに出来ないってのはシャクだぜ!!」

 

援護したがシンフォギアの攻撃で細胞を撒き散らしてオルガみたいな怪物を増やすわけにはいかないのだ。

 

オルガ「クワルルルルル……」

 

倉庫港に飛ばされたオルガの吹き飛ばされた右肩の肉体が再生した。

 

オルガ「クワルルルルル……」

 

肉体が再生してオルガは立ち上がると気配に気付いて警戒する。

 

アンギラス「ガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!」

 

ゴルザ「ゴルシュオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」

 

レッドキング「ピギャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ゴモラ「ギイィィィィィシャアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

オルガの前の地底からアンギラスを筆頭にゴルザ、レッドキング、ゴモラが姿を現した。

 

オルガ「クワガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

現れたアンギラスたちにオルガは雄叫びを上げて威嚇するのだった。




ふだんならミレニアンを出したかったが都合にオルガ&オリジナル話です!

そして廃棄物13号編(元ネタが気になる方は)は文庫本版『機動警察パトレイバー』4と5巻でチェック!

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