第219話 新たな前触れ
ガウ「くあぁ~…」
リル「くあぁ~…」
2人同時に欠伸をするガウとリル。
いつもの朝で響と未来たちと朝食を食べて片付けをして学校に行く2人を見送ったあとである。
この所出動が無いのでのんびりとしているのだ。
ガウ「がう…」
早めの昼寝に洒落込もうと体を丸めるガウ。
リル「かう~!」
しかしリルは遊んでほしいのか体を丸めたガウをさする。
ガウ「がう~」
やることないしまぁ、いいかなと思ったのかガウは起き上がる。
ガウ「がう、がう?」
訳:それで、なにして遊ぶ?
リル「かう…かうかう!」
訳:うんっと…ママとおねーちゃんの真似!
ガウ「がうがう」
訳:それ以外で
リル「かう?」
訳:なんで?
ガウ「がう」
訳:リルにはまだ早いから
リルが言うママとおねーちゃんの真似とは夜中に響と未来がやってることでそれを察したガウは言う。
ガウ「がうがう…がう?」
訳:何か他の…あれ?
他の遊びをするように言いかけたガウだがリルは眠ってしまっていた。
ガウ「がう~…がう…が…う…………」
訳:もう~…遊んでって言っといて…まっ…たく…………
呆れてしまっていたガウだったが自身もパタリと横になって眠ってしまった。
ガウとリルの2人が眠ってしまったのを確認したかのように1人の人物が窓をすり抜けるように入ってきた。
?「…………」
眠っているガウとリルの2人を見下ろす人物は2人を抱えると再び窓をすり抜けて外に出ると魔方陣を展開するとその中へ入っていった。
ガウとリルを抱えた人物が入ると魔方陣は揺らめくように消えてしまった。
?「チッ、遅かったか」
人物とは入れ替わりに5人の人物たちが現れて内目付きの悪い青年が言う。
?「野郎…いったい何を考えてやがる?」
黒短髪が特徴の青年がガウとリルを拐った人物のことを言う。
?「分かりませんね。しかしこれ以上ここいるのはまずいのでは?」
茶髪ポニーテールの青年が言う。
?「確かにな、面倒になる前に早く行こうぜ」
面倒くさがるように言う青年。
?「うん、早く離れよっか」
5人の中で年長者らしき青年が呟く。
5人は全員の意見が一致したのを聞いてその場を離れた。
その日の夕方、響と未来が帰宅した。
響「ただいま~…あれ?ガウくん、リルくん。いないの?」
未来「いつもなら飛び付いて来るのにね」
いつもならドアの鍵が開く音がしただけて飛び付いてくるガウとリルが来ないのを不審がる。
響「ガウく~ん、リルく~ん!」
2人の名前を呼びながら響は靴を脱ぐ。
しかし2人は来なかった。
未来「呼んでも来ないなんて。もしかしたら寝てるのかもよ」
靴を脱ぎながら未来は呟く。
響「でも何だか様子が変だよ」
嫌な予感がする…響の第六感がそう告げていた。
第六感に従い響はリビングに向かっていく。
未来「もう、響ったらガウくんとリルくんのことになるとすぐにムキになるんだから」
少し呆れた口調で未来もリビングに向かっていく。
未来「響ー、ガウくんたちはやっぱり寝てた?」
響「…………ない」
未来「え?」
響「2人とも…いなくなっちゃってる!!」
未来「えぇ!?」
響の言葉を聞いて未来は驚いて声を上げるのだった。
作者「暑い日が続きますが次回をお楽しみに!」