戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「気合いで暑さを乗り切ろーう!」

クリス「お前だけだよ…それ……」

切歌「デース……」


第221話 邂逅

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

響のドリルナックルがK4地区の一般人を襲っている怪人の1体―緑色のゴテゴテとした装甲が特徴『ワーム(蛹体)』の腹部辺りに決まり殴り飛ばした。

 

ワーム「キシャアァァァァァァァァァァァァァ…………」

 

殴り飛ばされたワーム(蛹体)はビルの壁に叩きつけられて爆発、緑の爆炎を上げた。

 

響「邪魔…するなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

最早、グレ響の状態になっている響は雄叫びを上げる。

 

未来「全く、響ったら…」

 

そんな響を見て未来は呆れていた。

 

ワーム「ガルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

響に呆れている未来の後ろから別個体のワーム(蛹体)が襲いかかってきた。

 

未来「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

振り向いて扇状のアームドギアから閃光状のビームを展開する『閃光』を発射して襲いかかってきたワーム(蛹体)を貫いた。

 

クリス「オラオラオラァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

クリスのガトリングガンがワーム(蛹体)と共にK4地区の一般人を襲っていた怪人―外観の大きな特徴がステンドグラスに似た体組織をした怪人『ファンガイア』の1体で蜘蛛に似た外見をした『スパイダーファンガイア』を蜂の巣にする。

 

スパイダーファンガイア「ちゅ…チュ~リッヒヒヒヒ…ガ…ガーリックククク………」

 

蜂の巣にされたスパイダーファンガイアは何故か右手にネズミの、左手にアヒルのパペット人形を出してそう言ってガラスが砕けるようにバラバラになった。

 

翼「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

翼は空間から大量の剣を具現化し、上空から落下させ広範囲を攻撃する―『千ノ落涙』を繰り出してワーム(蛹体)とファンガイアと共にK4地区の一般人を襲っていた地球上の生物に似た特徴を持つ超越生命体―『アンノウン』こと『ロード怪人』たち(豹に似た姿の超越生命体で首に巻いた長いマフラーが特徴の『ジャガーロード』、サソリに似た超越生命体―『スコーピオンロード』、バッファローの超越生命体―『バッファローロード』など)を倒していく。

 

マリア「やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

マリアはアームドギアの短剣を蛇腹状に変化させての多角的な斬撃―『EMPRESS†REBELLION』を繰り出して頭部だけが骨とムカデをイメージした仮面の形状で黒いスーツを着込んだ怪人―ワーム(蛹体)、ファンガイア、ロード怪人たちとK4地区の一般人を襲っていた怪人『ドーパント』の一種『マスカレイド・ドーパント』を凪ぎ払う。

 

切歌・調「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

切歌と調は同時に技を繰り出した。

 

調はヘッドギアの左右のホルダーから小型の丸ノコを連続で放つ『α式・百輪廻』を。

 

切歌は肩アーマーからのバーニア噴射を行いながら、コマの様に高速回転してアームドギアで敵を切り裂く広範囲攻撃『災輪・TぃN渦ぁBェル(さいりん・ティンカーベル)』をそれぞれ繰り出して死んだ人間が覚醒し蘇ることで生まれる人類の進化形態の怪人―ワーム(蛹体)、ファンガイア、ロード怪人、ドーパントと共にK4地区の一般人を襲っていた怪人『オルフェノク』が変身した全身グレーの体色の仮面の戦士『ライオトルーパー』たちを切り刻んだ。

 

クリス「大したことねーな、コイツら!」

 

ワーム(蛹体)、ファンガイア、ロード怪人、ドーパント、ライオトルーパーたちが簡単に倒せるのでクリスは言う。

 

翼「あぁ、だがこの数は…」

 

マリア「えぇ、正直いつまで持つか分からないわね」

 

湧水のように現れるワーム(蛹体)、ファンガイア、ロード怪人、ドーパント、ライオトルーパーたちにマリアたちはいつまで持つか分からなかった。

 

ワーム(蛹体)「ガルガアァァァァァァァァァァァァァァァァァ………………」

 

響と未来と戦っていたワーム(蛹体)の1体の体が発熱するように赤くなったかと思いきや肉体が溶けて新たな姿になった。

 

フィロキセラワーム「ヴァルガルルルルルルルルルル!!」

 

胸のドクロマークや眼鏡のような顔立ちをしたブドウにつく害虫、ブドウネアブラムシに似た怪人―ワーム(蛹体)が成虫に変態した『フィロキセラワーム』だ。

 

フィロキセラワーム「ヴァルガルルルルルルルルルル!!」

 

変態を終えたフィロキセラワームは掻き消えた。

 

未来「え?」

 

響「消えた?…うわっ!!」

 

フィロキセラワームを捜していると響が吹き飛ばされてしまった。

 

未来「響!?きゃっ!!」

 

吹き飛ばされた響に驚いていると未来までもが吹き飛ばされてしまった。

 

フィロキセラワーム「ヴァルルルルルルルルルルル!!」

 

響と未来が吹き飛ばされたのと同時にフィロキセラワームが姿を現した。

 

さっきのは変態し、成虫となったワームが使用することが出来る超スピード能力『クロックアップ』だ。

 

それにより超高速攻撃をしていたのだ。

 

翼「立花、小日向!」

 

フィロキセラワームのクロックアップの攻撃で吹き飛ばされた響と未来を見て叫んでいるとモチーフはクジラで女性的な姿をしている背の羽はより大型化して貴族、様式、美意識のような風格、そして複眼を持っている怪人―ロード怪人の最高位の存在『エルロード』の1体『水のエル』がクジラの尾びれのような槍―『怨嗟のドゥ・サンガ』で攻撃した。

 

翼「くっ!!」

 

怨嗟のドゥ・サンガを回避する。

 

水のエル「ゼリャアッ!!」

 

自身の武器である怨嗟のドゥ・サンガの攻撃を回避した翼に対して水のエルは角度を変えた。

 

翼「なっ……うわっ!」

 

角度を変えて攻めてきた怨嗟のドゥ・サンガに反応出来ずに喰らって地面に叩き付けられてしまった。

 

翼「この…がはっ!!」

 

地面に叩き付けられた翼は立ち上がろうとするが水のエルによって押さえつけられてしまった。

 

フィロキセラワーム「ヴァルガルルルルルルルルル!!」

 

再びクロックアップするフィロキセラワーム。

 

響「また消えた…」

 

未来「今度はどこから…」

 

背中合わせでフィロキセラワームに構える響と未来。

 

だがクロックアップしているフィロキセラワームには関係なかった。

 

未来に未来に狙いを定め、一気に接近するフィロキセラワーム。

 

その時だった。

 

コーカサス「ライダーパンチ!!」

 

RIDER PUNCH!!

 

未来に接近していたフィロキセラワームの真横から仮面ライダーコーカサスが現れて両拳に黄色のエネルギーを纏い二回連続のパンチを放つ『ライダーパンチ』を繰り出した。

 

フィロキセラワーム「ヴァルガアァァァァァァァァァァァァァ……………」

 

コーカサスのライダーパンチを喰らいフィロキセラワームは爆散した。

 

響「ふえ?」

 

未来「今度は何?」

 

自分たちの目の前で倒されたフィロキセラワームとコーカサスを見て驚く。

 

コーカサス「ここからは私たちが相手だ」

 

二刀の小太刀をワーム(蛹体)に構えながらコーカサスは言うのだった。




未来「それでは次回をお楽しみに」

マリア「次回を見ないとお仕置きよ!」

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