戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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ガウ「がうがうー!がう!」

リル「かうかうー!かうかう!」

響「ごめん、なに言ってるか全然分からないよ!」


第225話 引き上げる

アークとガウの拳がぶつかり合って起こった爆発からアークが降りてきた。

 

アーク「っ!?」

 

地面に着地するなりアークは膝を着いてしまう。

 

アークキバット「大丈夫か~?」

 

アーク「あぁ、俺の頑丈さは知ってるだろ?だがアイツには効いてるハズだろ」

 

自身の必殺技がガウに効いているだろうと思うアーク。

 

しかしアークの予測を裏切るように無傷のガウが降りてきた。

 

アーク「マジかよ…」

 

アークキバット「無傷とかどんだけだよ~」

 

必殺技を喰らって無傷のガウを見てアークは驚いていた。

 

響「ガ、ガウくん!」

 

ガウ「グルルルルル……」

 

響に呼ばれてガウは響の方を向いた。

 

響「どうしちゃったの、ガウくん…なんでこんなことするの!?」

 

ガウ「グルルルルル!!」

 

響の声は聞こえているハズなのにガウは爪を伸ばして響に襲い掛かった。

 

響「!?」

 

ガウに攻撃出来ない響。

 

未来「響ぃ!!」

 

ガウの爪が響に当たりかけた時、未来が間に入ってきて扇状のアームドギアを展開してシールドを張る。

 

未来のシールドがガウの爪を防ぐ。

 

ガウ「ガルルルルルル!!」

 

爪の先に力を集中させて未来のシールドを突き破ろうとする。

 

ガウの爪に未来の張っているシールドにヒビが入り始めた。

 

アーク「まずい!!」

 

未来の張っているシールドにヒビが入り始めたのを見てアークはガウを止めようと向かう。

 

サバト「ガオリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

アーク「こいつは!?」

 

向かっていくアークの前にシャンデリアのような機械仕掛けの城塞のような姿、複数のレリーフのような顔が彫刻が施された美しくも不気味な形状、長く突き出た首の先には獣の骸骨のような形の顔の姿をしている怪物―複数の死んだファンガイアのライフエナジーが融合した巨大リビングデッド『サバト』が立ち塞がった。

 

アーク「邪魔すんなよな!!」

 

立ち塞がったサバトにアークは向かっていく。

 

響「未来!」

 

未来「大丈夫、響はそのままでいて!」

 

心配する響に未来はそう言ってガウの爪を防ぐ。

 

ガウ「!!」

 

なかなかシールドを突破出来ないガウだったが何かを聞き取り後ろへ飛んで未来から離れた。

 

ガウが飛んだ先にはアークと戦っているのとは別個体のサバトがおり、その上に乗った。

 

サバト「ガオリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

ガウが乗ったのを感じたサバトは上昇していき怪人たちが出てきた穴へ引き上げていく。

 

生き残ったファンガイア、ロード怪人、ワーム、ライオトルーパー、ドーパントたちも引き上げていく。

 

サバト「ガオリャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

アークと戦っていたサバトも引き上げていく。

 

コーカサス「引き上げた?」

 

G4「何があったんだ?」

 

引き上げていくファンガイア、ロード怪人、ワーム、ライオトルーパー、ドーパントたちを見て言う。

 

エターナル「引き上げたのはいいが…また面倒なことになったな」

 

エターナルに言われて見ると翼たちが警戒していた。

 

翼「共闘してくれたところすまないが一緒に来てくれるとたすかるのだが」

 

クリス「抵抗とかしないでくれよ?」

 

それぞれのアームドギアを構えながら言う。

 

オーガ「あー…君たちとは戦う気がないから大人しくついていくよ」

 

マリア「助かるわ」

 

マリアたちは警戒しながらもオーガたちの言葉を信用するのだった。




ケロロ「ゲーロゲロ!この辺りの後書きは我輩たちが占拠したであります!」

ガウ「がう?が~う」ガブリンチョ

ケロロ「ゲエェェェェロォォォォォォォォォォォォ!!?腕を噛まれでありまーす!!」

ギロロ「自業自得だ」

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