戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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響「いやー、まさか翼さんが北極にいるなんてねぇ」

奏「せめて北海道にしてくれたら楽なんだけどな~」

マリア「いえ、夏だから沖縄かハワイのリーゾトを満喫したいわ」

響・奏「「それだ!!」」

翼「だから早く助けに来くれ!!」


第231話 取り返す!

ダークキバ「ぐっ…」

 

未来にダークネスヘルクラッシュを繰り出していたダークキバだったが間に割って入ってきたアークの拳に防がれてしまっていた。

 

アーク「はっ!!」

 

アークの拳がダークキバの拳を弾き飛ばしてダークキバを吹き飛ばした。

 

アーク「大丈夫か?」

 

未来「はい。ありがとうございます」

 

アーク「いいって。それより…」

 

吹き飛ばされた先にダークキバがムクリと起き上がっていた。

 

響「未来、高宮さん!」

 

ヨロヨロとらなっていたが響が合流してきた。

 

アーク「そっちも無事だったみたいだね」

 

響「はい。それであれは…」

 

アーク「アイツは仮面ライダーダークキバ。悪のライダー、ダークライダーの1人だ」

 

未来「どうしてそんなのが?」

 

アーク「あの子から出てる触手…アレはワルプルギスが使っていたモノでそこから使い魔を生み出すことが出来るんだ」

 

響「つまりあのダークライダーは…」

 

未来「ワルプルギスゴーストが生み出した使い魔ってことですか?」

 

アーク「そうだ」

 

ダークキバがワルプルギスゴーストが生み出した使い魔と聞かされる響と未来。

 

ダークキバ「ふっ」

 

自身の正体を知った響たちを見てダークキバはガウから出ているワルプルギスゴーストの触手を2本、引き千切った。

 

千切れた触手から新たな人型の使い魔が現れた。

 

ネガ電王「ククククク」

 

片方はアーマーは紫で頭部の紫の複眼と触角が2つに割れた桃を模している仮面ライダー―『仮面ライダーネガ電王』。

 

レイ「ふふふふふ」

 

もう片方は基本カラーは白で、外見はイエティをモチーフとしている仮面ライダー―『仮面ライダーレイ』である。

 

どちらもワルプルギスゴーストの触手から生まれたので使い魔である。

 

アーク「ちっ、また増えたか!」

 

新たに現れた2人のダークライダーを見てアークは舌打ちした。

 

アークキバット「使い魔に触手を切らせて手駒を増やすなんてね~」

 

ダークキバの行動にアークキバットは陽気に言う。

 

響「これじゃあ、ガウくんに近づけられない。それに…」

 

ガウに近づけられないことに響は言いながら未来を見た。

 

未来のリンカーの効果時間を気にしているのだ。

 

ダークキバ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

ネガ電王「そらあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

レイ「せいやあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

使い魔であるダークライダー3人が響たちに向かっていく。

 

アーク「2人はワルプルギスゴーストを!ダークライダー3人は俺が抑える!!」

 

アークは2Mの体を使いダークライダー3人を抑え込む。

 

響「すいません!」

 

未来「ありがとうございます!」

 

その間に響と未来が通ってガウ…いや、ワルプルギスゴーストの方へ向かっていく。

 

ガウ(ワルプルギスゴースト)「ガルルルルルル!!」

 

近付いてくる2人に触手を放つ。

 

未来「はあぁっ!!」

 

放たれた触手に未来は扇を展開してシールドを張り防いだ。

 

響「どりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

未来のシールドで触手を防いでもらい響がブーストして突っ込んで行く。

 

響「ガウくんを返してぇー!!」

 

ガウ(ワルプルギスゴースト)「!!?」

 

響の右ストレートがガウの頬を捉えて吹き飛ばしたのだった。




調「響さんたちだけで大丈夫かな?」

切歌「デース」

クリス「アイツらなら大丈夫だよ」

調「いえ、そこじゃなくて」

クリス「じゃあ、何だよ?」

切歌「響さんたちのことだから暑くて翼さんの救出をガウくんに丸投げしてどこかのリーゾト地に行ってる気がするデース」

クリス「何の心配だ!?」

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