未知なる味を求めて探求するび…
クリス「ってまたこのくだりか!!」
マリア「流石に三回連続は無理があるわね」
未来「それではどうぞ!」
怪獣島の騒動から数時間後、響はトリコたちをS.O.N.G.の本部である潜水艦に案内していた。
あの後、何とか一足即発の空気を無くしてトリコたちをヘリに乗せて怪獣島と人類の境界線の海域近くに停泊していたS.O.N.G.の本部である潜水艦に案内しているのだ。
因みにゴジラはスカルクローラーの死骸の処理とトリコたちと戦った怪獣たちの戦後処理のケアに向かっている。
弦十郎「お待ちしていました。国連直轄タスクフォースS.O.N.G.司令、風鳴 弦十郎です」
響とトリコたちが発令室に入ると弦十郎と他の装者、エルフナインが待っていた。
ティナ「国連直轄のタスクフォース?」
鈴「S.O.N.G.なんて組織聞いたことないし」
弦十郎「やはりか」
S.O.N.G.と聞いて首を傾げるティナと鈴の反応を見て弦十郎たちは何かを確信する。
小松「やはり?」
トリコ「アンタらは何か知ってんのか?」
何かを確信する弦十郎たちに小松とトリコは聞いてきた。
エルフナイン「落ち着いて聞いてください。ここは皆さんがいた世界とは全く別の世界です」
トリコたち(ゼブラを徐)『はあ!?』
クルッポ「クポーッ!?」
エルフナインの言葉にトリコたちは驚いて声を上げる。
小松「じょ、冗談…ですよね?」
ゼブラ「いや、どうやら冗談じゃないらしい。血圧や心拍数・声紋に乱れがねぇ。嘘はついちゃいねぇな」
冷静にゼブラは言う。
クリス「血圧に心拍数って」
翼「どれだけの地獄耳なんだ」
マリア「いや、あれを地獄耳で片付けない方がいいわよ」
ゼブラの『超聴覚』にクリスと翼、マリアは驚いていた。
サニー「じ、じゃあ
自分たちが戦っていたゴルザたちのことを言うサニー。
切歌「あれは猛獣じゃなくて怪獣デス」
猛獣だと言うサニーに切歌はそう言う。
ココ「怪獣ってあのテレビや映画で出てくるフィクションの生き物のことかい?」
調「はい、その怪獣です」
トリコ「通りで食っても不味かった訳だ」
響「怪獣食べたんですか!?」
怪獣を食べたと聞いて響は聞いてきた。
鈴「蛙みたいな鯨(?)のことだし」
マリア「ガマクジラのことね」
トリコたちが食った怪獣―蛙みたいな鯨じゃなくて鯨とガマガエルを合わせたような怪獣『汐吹き怪獣 ガマクジラ』のことだと察する。
ガウ「がうー」
そこへ怪獣島での仕事を終わらせてきたガウが入ってきた。
小松「な、何なんですか、この子!?」
入ってきたガウに小松は驚いていた。
クリス「なにって会ったことあるだろ?」
鈴「いやいやいや、尻尾と背鰭の生えた子供と知り合いじゃないし!」
翼「何を言っている?スカルクローラーに襲われた時にたまたま助けてくれただろ?」
ティナ「す、スカルクローラーってまさか私たちを襲ってたトカゲみたいなの?」
クルッポ「クポー?」
マリア「そうよ」
小松「ってことはあのおっきな怪獣がこの子供ぉー!?」
ゴジラが人間の姿をしていることに驚いて声を上げる。
ココ「どこかで見た電磁波かと思ったら…あの怪獣だったのか」
トリコ「俺も嗅いだことがある臭いだと思ったぜ」
調「電磁波とか臭いを覚えてるとか…」
切歌「何だかとっても凄い人たちなのデス」
ココの『超視覚』、トリコの『超嗅覚』に調と切歌は驚いていた。
未来「因みにこの姿での名前はガウくんですよ」
ガウ「がう~」
未来に紹介してもらってガウは鳴く。
弦十郎「ごほん、話がずれましたな。それであなた方はなぜあの島に?」
小松「実は僕たちIGOの依頼である食材を採りに来ていたんです」
響「あ、あいじーおー?」
ティナ「正式名称は『国際グルメ機構』。私たちの世界の猛獣の『捕獲レベル』を定めたり、食材の市場価格を決めるなど、世界の食材流通を適正にコントロールしている機関よ」
鈴「あ、捕獲レベルって言うのはねIGOが定めた猛獣の強さのこと。捕獲レベル1で猟銃を持ったプロの猟師10人がかりでやっと捕獲できるレベルのことだし」
小松「それを調査・捕獲する人のことを『美食屋』と呼ばれています。トリコさんたちはその中で最も強い『美食屋四天王』と呼ばれています」
未来「なんだか凄い話ですね」
翼「それであなた方がどのような食材を探しに?」
トリコ「この世の海の幸を蓄えているという伝説の魚。その名も『ウミサチヒコウオ』だ」
マリア「う、ウミサチヒコウオ?」
聞いたことのない名前に首を傾げる。
サニー「マグロやカジキ、鯨とかの高級魚をはじめ、サザエ、イクラ、イカやタコなどの全ての海の幸が味わえると言われている魚だ。別名、『海産王』と呼ばれている」
響「なんだか凄く美味しそうですね」
ガウ「がうがうー」
ココ「あぁ。だが実際に見た人は少ない」
切歌「なんでデスか?」
トリコ「捕獲レベルは強さの他にも発見の難しさから高いレベルを持ったのもいる。今回の
小松「なんとか見つけ出そうとしていたんですけど…」
鈴「足元が急に光って気が付いたらあの島にいたし」
ゼブラ「まぁ、かなりチョーシに乗っていた連中ばかりだったがな」
これまでの経緯を説明するトリコたち。
弦十郎「なるほど、事情は理解しました。幸いこちらはその手の事件は扱ったことがあるので元の世界におかえしできる手段を探してみます」
小松「本当ですか?」
弦十郎「任せてください。ですからあなた方は我々S.O.N.G.で保護させてもらいます」
トリコ「おう、助かるぜ」
こうしてトリコたちはしばらくこの世界にいることになるのだった。
響「それでは次回をお楽しみに~!」
調「因みに今日出たウミサチヒコウオは作者が昔、イラストがまだマシに書けた時代に投稿したオリジナルの
切歌「それと活動報告に新たな投稿があるデスから見てくださいデース」