翼「だな。ならば我々の杞憂か」
赤城「慢心ダメ、絶対に!」
ユウコ「異世界、か……」
S.O.N.G.本部の潜水艦内の食堂にてユウコは1人コーヒーを飲んでいた。
あのあと響とガウに保護されて案内された本部で弦十郎たちにあの場所にいた理由を聞かれてユウコは自身の身に起きたことを話した。
自身も乗っていた恒星間移民船『アラトラム号』のこと、幼馴染であり先輩であり情愛を示した相手『ハルオ・サカキ』や多くの仲間たちと共に成し遂げようとしたこと、自分たちが相手をしている地球の支配者のこと、そして自分が死んでしまった理由と原因を。
だがそんな事実など無く、代わりにユウコが死して異世界…つまりこの世界に来たことが分かったのだ。
そこで弦十郎の計らいでユウコをエルフナインの助手としてS.O.N.G.に迎え入れたのだ。
理由は帰れば元の世界にいるユウコの死を知っている人々が混乱したり、最悪その世界の未来を変えてしまう恐れがあるために帰せないからだ。
ユウコ「ゴジラは人類の味方か…」
エルフナインの助手になることなってユウコがこの世界のことを学んだ。
人を炭素化させる怪異『ノイズ』、ノイズに対抗する唯一の手段で歌を力に変えて力を発揮する『シンフォギアシステム』、エルフナインが用いる『錬金術』、そしてこの世界で起きた様々な事件のことを。
だがそれらよりユウコが驚き興味を示したのがゴジラが人類の味方だと言うことだった。
ユウコが元々いた世界にも『ゴジラ』と呼ばれる生物はいる。
西暦1999年以降、地球に出現するようになった全ての怪獣達の頂点に君臨する超進化生命体…『破壊の王 ゴジラ』。
全てを破壊し、奪う災厄…。
人類がどんな手段を用いても倒すことは叶わず地球から他の惑星へ避難することになった。
ハルオらと共に再び地球に降り立ち、ゴジラを倒した…だが倒したゴジラは人類を地球から追い出したのではなかった。
それが現れた時…どれだけ絶望したか…。
だがこの世界は逆にゴジラが人類と共に地球を守っている。
いやゴジラだけではない、人類に多大な被害を出させた怪獣たちも人類と共に地球を守っているのだ。
しかもこの世界のゴジラは植物ではなく太古の昔に絶滅した恐竜の生き残りが核実験の影響で変異した者であり、さらに人間になって生活を送っている。
ユウコ(先輩たちが知ったらどうしたかな…)
多くの人間が最愛の人をゴジラや怪獣たちに奪われている。
ユウコの幼馴染のハルオもその1人だった。
ゴジラを憎み必ず倒すと言っていたハルオがこの世界のゴジラを知ればどんなことを思ったのだろうかと。
ガウ「がう~…」
などと考えているとフラフラな足取りで疲れきった顔をしたガウがやって来た。
響たちとシュミレーション訓練していたが途中でOTONAな弦十郎が乱入してコテンパンにいなされた挙げ句、気功でぶっ飛ばされたのだ。
そのあとに装者たちが総出で弦十郎に挑んでいるがガウはこれ以上やられたら確実に死ぬと判断して逃げ出してきたのだ。
ガウ「がう~…」
疲れきったガウは歩くのが嫌になり椅子に飛び乗って体を丸めて眠りだした、ユウコの隣に。
ユウコ「………」
自身の隣に眠りだしたガウを見てユウコは未だに信じられなかった。
背鰭と尻尾があること以外、なんら人間と変わらない容姿をしているガウがゴジラになることに。
ユウコ「先輩がこの子を見たらどんな反応するかな」
絶対に驚き、困惑するだろう…そう結論付けたユウコはガウを無意識の内に撫でていた。
ガウ「………」
片やガウは急に撫でられてビックリしていたがユウコだと分かるなり気づかないフリかつ寝たフリをしていた。
どうもユウコからは悲しい感じを感じ取っていたのだ。
それも後悔・悲しみ・絶望…(あれ?前に似た感情を持った怪人かなんかいたような…ま、いっか)。
とにかくガウはユウコのことは陰ながらではあるが気にしていたのだ。
それに何よりユウコからはさっき上げた3つの他に大切な人を失った感情を感じられていた。
ガウも大切な家族を失っている。
だが今はガウにも新しい家族や友人が出来ている…ユウコもそうなって欲しいと願っているのだ。
響「なに、あの人…なんでガウを撫でてるの?ねぇ、なんで?」
クリス「おい、暴走しかけてるぞ!?」
翼「早く小日向を!」
調「そ、それが…」
切歌「なんか「カブト狩りじゃあぁぁぁぁ!!」とか言ってどっか行っちゃったデス!」
マリア「なら作者は!?」
クリス「作者なら人気ユーチューバーの人の握手会に行ってるぞ!」
翼「将棋で言うまさに「詰み」!!」
マリア「うまい!」
クリス「言ってる場合か!!」
響「うがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」←暴走モード
『ほぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
S.O.N.G.、壊滅。
完
クリス「終わるか、バカ!!」