戦姫絶唱シンフォギア PROJECT G   作:ダラケー

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ちょーっと番外編です!

本編とはまだ繋がりませんのでご注意を!

しっかしこうも早く投稿しちゃうなんて…嫌な予感がする…ズズズ…←茶を飲む

サンジェルマン「出番はいつになる?」

そうですね~、まだ先ですかね~…ブーッ!?←茶を吹き出す

サンジェルマン「では本編をどうぞ」

げほっげほっ!?いきなり出て台詞強盗!?


幕間短編
番外編 奏でるその歌を(前編)


?「あれ~?おっかしいなぁ…ここどこだ?」

 

ある日の大戸島に一人の少女が迷子になっていた。

 

羽のような形をした赤い髪をした少女だ。

 

?「お父さんもお母さんも薫もどこ行ったんだ?」

 

辺りをキョロキョロしながら家族を捜す少女。

 

すると近くからチャポンという水の音が聞こえた。

 

?「なんだ?」

 

音の方に行くとそこには三方を山で囲まれた透き通るほど綺麗な水がある泉がある拓けた場所に出た。

 

?「ここは…」

 

泉の方へと1匹の魚が水中から飛び出してきた。

 

?「へぇ~、魚がいるのか…」

 

魚を見て泉を覗こうとさらに近付いた時、また魚が飛び出してたが直ぐに魚ではない何かが猛スピードで泉から飛び出してきた。

 

飛び出してきた何かは魚に食らい付くと地面に着地した。

 

着地したのは黒い髪に、日焼けした黒い肌、紅い目をして、背中から尾骨辺りから生えた尻尾の先まで段々と小さくなっているステゴサウルスに似た背鰭を持った全裸の少年だった。

 

?「な、なんだぁ!?」

 

?「がう!?」

 

少年を見て驚いて声を出した少女と少女の声に驚く少年は互いに見あった。

 

?「君、ここの子?」

 

驚いていた少女は直ぐに落ち着いて少年に話しかけた。

 

?「がう~…」

 

しかし少年は少女を警戒するように数歩後退りした。

 

奏「大丈夫、私は敵じゃないよ。私は奏、『天羽 奏』って言うんだ。君は?」

 

『天羽 奏』と名乗る少女は少年に名前を聞いた。

 

?「がうが…」

 

奏「がうが?『がうが』って言うのか?」

 

?「がう…」

 

奏に名前を確かめられる少年は首を横に振った。

 

奏「違うのか?」

 

?「がう」

 

奏「じゃあ、何て言うんだ?」

 

?「がうが…がう…」

 

奏(この子…もしかして言葉が喋れないのか?)

 

奏「悪かったよ。名前はもう聞かないでおくよ」

 

?「がうがう?」

 

本当?っと聞くように首を傾げる。

 

奏「本当だよ。私を信用しな」

 

少年の頭を撫でようと手を近付けながら少女は言う。

 

?「がう~!」

 

怖がるように少年は泉に逃げていった。

 

?「がう…」

 

顔半分だけ水面から出して奏を見る。

 

奏「悪かったよ。もうしないから」

 

奏がそう言うと少年は岸近くまで寄ってきた。

 

「奏~!どこにいるんだ~?」

 

「奏~!」

 

「お姉ちゃ~ん!」

 

近くから奏を呼ぶ声が聞こえてきた。

 

奏「お母さんたちだ!」

 

家族の声と分かると奏は嬉しそうに笑った。

 

?「がう?」

 

行っちゃうのと聞くように奏を見る。

 

奏「うん。でも暫くはここにいるからまた会いに来るよ」

 

?「がう!」

 

奏の言葉を聞いて少年は嬉しそうに頷いた。




はい、子供奏さん登場デース…って何だこの赤いの…ん!?

翼「か…かな…奏…」←うつ伏せなのに血が…

えー…では次回をお楽しみに…おーい、誰か救急車呼べぇ!!

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